きょうは東京で「マクロビオティックの陰陽で考える食べ方生き方講座」があります。
私がマクロビオティックを始めた頃とは違って、最近はマクロビオティックによる弊害と思われる考え方をしている人や、体調不良の人が増えてきているように感じます。
現にむそう塾にはそういう人たちが毎月の愛クラスに来られるし、メールでのお問い合わせも多くあります。
そこで、そんな方たちにブログではなく実際にお会いして、今困っておられることを一緒に考える会をしたいと思ってこの講座を企画しました。
結論的にいうなら、マクロビオティックをきちんとご理解してくだされば済むことなのですが、本を頼りに孤独な勉強をしていたり、陰陽をきちんと把握できていないと、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
それがマクロビオティックの危ないところかと思います。
ちなみに桜沢先生の本には、どこにも動物性を絶対食べてはダメだとは書いていないのですが、全体の表現からは動物性をとても敵対視しているように受け取られる表現が多々あります。
そうすると、本を読めば読むほど「動物性は絶対食べてはいけない」と思い込んでしまうようになる人がいます。
あるいは、そのように教えるマクロビオティックの講師がいたり、そのような視点で構成されているマクロビオティック関連の本も多数(というかほとんど)あります。
それらがひとり歩きして、本来のマクロビオティックの良さがどこかに追いやられてしまい、むしろ避けてほしい宗教だと思われていたりします。
とあるサイトによれば、彼氏が彼女にハマってほしくないものの一つがマクロビオティックだという表現もあるくらいで、マクロビオティックの考え方はとても誤解されています。
一番バランスを主張しているはずのマクロビオティックが、そんなに極端に偏って受け止められてしまうことを、私はとても残念に思います。
きょうの講座には40名のお申し込みがありました。
当初は30名のつもりだったのですが、ご希望者が溢れてしまったので、席を増やして開催することにしています。
5時間ぶっ通しでひたすら皆さんのご質問にお答えしていく講座なので、どうぞ疑問点を解消すべく、どんどんご質問なさってください。
中には自分と同じ疑問をどなたかが質問してくれる場面もあることでしょう。
この公開講座の良いところは、他の人の質問からも学びが得られる点です。
限られた時間ではありますが、健康を目指す食べ方と、健康を土台にした生き方を一緒に考えてみたいと思います。
本来のマクロビオティックが正しく伝わりますように。
(秩父高原牧場のポピー)