「バイ貝とポルチーニのペペロンチーノ」蕪とイカスミのソースかけが絶品!

昨日京都のアルポルトさんでいただいた「バイ貝とポルチーニのペペロンチーノ 蕪とイカスミのソースかけ」が絶品でした。
まだメニューには載っていないのですが、試作も済んでいるというのでこっそり頂いてしまいました(^^)
普通ならお皿に盛るところを、お箸党の私と中川さんのためにシェフが丼に入れてくださいました。
この丼を見ると、あのシャラン産鴨のスープパスタを想い出します。
イカスミのコクがいかにも晩秋も過ぎて立冬の季節感を漂わせてくれます。
蕪を使ってあるところもなかなか心憎いです。
来週からメニューにお目見えするそうなので、ぜひ召し上がってみることをお奨めします。

 
 

「バイ貝とポルチーニのペペロンチーノ」蕪とイカスミのソースかけ アルポルト京都店

 
 

(バイ貝とポルチーニのペペロンチーノ 蕪とイカスミのソースかけ 料理:アルポルトカフェ京都高島屋店

 
 

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新しいお味噌の鉄火味噌が出来上がりました

先日の鉄火味噌講座では初めて鉄火味噌づくりに挑戦して、その大変さにビックリした人も多いことでしょう。
しかし、刻みの大切さや刻むスピードも物凄く重要であることを知って、とても勉強になったはずです。
この鉄火味噌講座を受講して、グンと刻みの実力が上がった人もいます。
あえて難しいことに挑むと、何が大切なのかを知ることが出来て、易しいことばかり練習しているよりも一気にポイントがつかめて良いと思います。

さて、今回は新しいお味噌を使った鉄火味噌が出来上がりました。
もちろん、厳選に厳選を重ねたうえでのお味噌です。
しっかり効いてくれるように3年味噌を使っていますが、とても良い香りがして食欲をそそります。
中川式鉄火味噌ならではのまろやかな美味しさは、体調がいまいちの時の救世主になります。
私も夫も大好きな鉄火味噌です。

ご希望の方はセット数を明記してマクロ美風までメールをお寄せください。
むそう塾生に限りお譲り出来ます。
小さな小さな小瓶に入って2個で1セットです。
ただし、子象さんのお手間代を頂戴させていただきます。
金額はメールでお知らせします。

 
 

中川式鉄火味噌 むそう塾

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:子象さん マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

鉄火味噌の上に載っている玄米は、鉄火味噌の粒子の細かさを比較するためです。

 
 

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自信のない人はお料理をしましょう

自分に自信が持てない人って多いですね。
誰でも挫折に挫折を繰り返せば自信もなくなって来るでしょうが、大きな挫折もしていないのに自信がない人が多いように感じます。
それはすでに学校教育から始まっているのでしょう。
幼稚園に入る頃からすでに競争社会にさらされ、すべてを数値で比較されたら、ごく一部の人を除いて大なり小なり自信は縮小していくのは容易に想像出来ます。

人には色々なタイプがいるので、学校での勉強が肌に合う人もいれば合わない人もいます。
勉強が好きで面白いと思えばもっと進んで行けば良いし、どうも勉強が苦手という人は自分に合ったものを見つければ良いのです。
どうも神様は脳みそをみんなに等しく同質のものをくださったのではなく、気まぐれな与え方をされたようです(笑)
そのために同じ人間でもばらつきがあって、それがまた個性にもなるのでしょう。
ま、脳みそって人の顔と同じようにそれぞれが異なるってことですね。

勉強が好きな人は今の社会構造だと早くに自分の能力を確認できるのですが、そうでない人は自分の能力探しに時間がとられる場合があります。
実はこの能力って案外日々の生活で確認できるのですが、多くの人がとても大きな能力を求めすぎて苦しくなっているように思います。
結論からいえば人間すべてが同じである必要はなく、理想形は雑木林です。
つまり、色々あった方が全体の調和が取れるのです。
雑なんて言葉を使わずに、調和林と呼んでほしいくらいです。

ということで、今の自分に自信が持てない人は、お料理をしましょう。
まずはご飯を炊くことから。
次はお味噌汁を覚えましょう。
できればお出汁の取り方も知ってほしいな。
これだけで住む世界が変わるほど自信が芽生えて来ます。

なぜなら、お米もお味噌も大地に根を張って生きて来た食材ですから、それを扱ったり体に取り込むことによって、自分の中に少しずつ根っこが出来てくるのです。
その根っこ(陽性)が少しずつ増えることによって、いつかしら自信が持てるようになって行きます。
それがマクロビオティックでいうところの、食べ物の陰陽で精神面まで変わって行くことの表れですね。

お味噌には体内の解毒作用があるうえに、大切なミネラルが含まれています。
お米は白米でも良いのですが、玄米ならミネラルやビタミンも豊富でもっと効果的です。
そして、玄米に含まれる繊維質は腸内細菌の毎日の餌となって、腸内の環境を理想的な状態に近づけてくれるため、腸とつながっている脳の働きまでが影響を受けて、前向きな発想が出来るように変化していくのです。

これらの効果は自分でお料理をすると一層その力を増します。
なぜなら、お料理をする過程そのものが癒やしの力を持っているので、精神的にも穏やかさを増してくるからです。
自信のない人でも、美味しく炊き上がった玄米ご飯や、お味噌汁の良い香りに包まれたら、自然に幸せ感や感謝の気持ちが増えて、マイナスな考え方は減ってきます。

先日、私の息子も玄米の炊き方を学びに京都まで来ました。
それから何度も炊いて、一昨日は小豆入り玄米ご飯を炊いたそうです。
習ったとおりの炊き方で、指示どおりの圧も保てて美味しそうに炊き上がっています。
写真は炊きたての玄米ご飯をジャーに移したところです。
きっと彼の心の中は、少しずつ変化していることでしょう。
今度はモバ味噌講座で気軽なお味噌汁を習いにまた京都まで来ます。
こうして20代の若者が玄米ご飯やお味噌汁と仲良しになってくれたらいいな。

 
 

小豆入り玄米ご飯 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(小豆入り玄米ご飯 料理:むそう塾生 竜さん)

ただいま「第92回玄米の炊き方秘伝(愛クラス)」の受付中です。

 
 

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有難いと心から思えてこその幸せ

どんなに頑張ってもなかなか思うようにいかない人生の人がいます。
平和だった暮らしが一瞬にして奪われる時もあります。
そんな時には周りの人が羨ましく思えたり、将来に限りない不安を感じて、毎日硬直した精神状態になってしまう人がいます。

でもね、起きてしまったことは過去のことなのです。
過去にとらわれて今が硬直しているのはもったいないですね。
ぜひ視点を変えましょう。
たったそれだけで人生は180度変えることが可能です。

では、どんな視点なのか?
今、生きている幸せ。
今、ご飯が食べられる幸せ。
今、住むところがある幸せ。



こんなふうに考えたら、次々と幸せが生まれて来ます。
最低限、生きているだけでも有難いことなのです。
その上にご飯が食べられたら、最高に幸せなのです。
この二つを忘れたら不満・不安製造機になってしまいます。

先日ご相談された人は、息子や夫が徴兵されて死んでしまうのではないかとか、災害で家族が奪われるのではないかとか、毎日不安でたまらないということでした。
トラウマがあるせいでもあるのですが、だからこそ、不安なことにフォーカスするのではなく、まずは上に挙げた3つだけでもフォーカスして気持ちの転換をはかってほしいです。
それができたら、頭上の重い雲に光が射しこむような気がするはずです。

今まで不調だったことは、その考え方に問題があったわけなので、それを改めれば良い方向に行くと思いませんか?
今まで当たり前と思っていたことが、実はとても有難いことなのだと思えればもう大丈夫なのですが、なかなか人間は強欲なのでその有難いことを忘れてしまうんですよね。
難儀があるからこそ有難いが生まれることを今一度心に留めなければ、生きる原点を間違えてしまいます。

失えば得られるものがあります。
失うことにビクビクしないで、今感謝出来ることを探しましょう。
感謝にフォーカスした思考パターンは幸せを呼び寄せます。

 
 

京都 南禅寺

 
 

(京都 南禅寺にて)

写真は南禅寺を流れる琵琶湖疎水の水です。
水は流れてこそ清くなります。
人の心も同じ。
停滞した心は幸せにつながりません。

 
 

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「デルス・ウザーラ Derus Uzala」

先日、昔観た映画のことを考えていました。
横浜に住んでいた頃だから、もう40年ほど前の映画なのですが、マクロビオティックを知ってから暮らし方や生き方における要所々々で、この映画のことが繰り返し思い出されるのです。
当時は色々な映画を観たり音楽を聴いたりしながら、自分の将来に夢を膨らませていた時でした。
今思うと、あの頃にマクロビオティックを知っていたら、もっと違う選択をしていただろうし、悩みもうんと減って解決も早かっただろうなと断言できます。

 
 

デルス・ウザーラ

 
 

当時つき合っていた彼とこの映画を観てから、事あるごとに「デルス」という言葉が口に出ました。
デルスならこんな時どんな方法を考えるのだろうか?とか、デルスならどんな決断をしたのだろうか?とか想像しながら、日々を暮らしていました。

ある日、新宿の伊勢丹でふっとショーウィンドウに目をやると、フワフワとした襟元のロングベストがとてもお洒落で、彼と一目惚れして買いました。
それからそのロングベストを着るたびに、『デルス〜』と呼ばれるようになったりして、ちょっとしたデルスブームでした。

しかし、現実のところは、文明の恩恵にどっぷりつかっていて、この映画の奥深いところを上っ面でしか考えていなかったように思います。
でも、年齢を重ねるというのはありがたいことで、辛酸をなめながらも少しずつ思うことが増え、物事の奥がちょっとずつ見えて来ました。
今はマクロビオティックの考え方とリンクさせながら考えられるので、もっともっと深いところでビシビシ感じます。

もう一度観たい映画です。

 
 

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