今こそ旧暦を意識する暮らし方を

日毎に錦繍そのものになる京都ですが、先程まで降っていたスコールのような雨がピタッと止みました。
これで雨が止んでくれるといいのですが、お天気予報では夕方まで降り続くような感じですね。
また暗い雲が移動して来ましたから、この記事を書いている間に降り出すのでしょうか?
でも、南西の方向には青空が広がって来ましたよ。

今年は秋に暖かい日が続いたため、京都の紅葉は今ひとつでした。
しかし、12月に入ってグンと冷え込むと、思い出したかのようにあちこちで赤や黄色が増えてきて、少し遅れた紅葉が楽しめました。
朝晩の気温が10℃を下回るようにならないと、燃えるような紅にならないそうで、自然というのは本当に正直なものだなと思います。

ところで、もうカレンダーは買いましたか?
最近は様々なカレンダーが登場していますが、ぜひ旧暦カレンダーもお買い求めください。
できれば二十四節気(15日単位)や七十二候(5日単位)が盛り込まれているカレンダーがおすすめです。
太陽暦(グレゴリオ暦)だけで物事を考える現代人でも、この旧暦(太陰太陽暦)を意識して生活をすると、心身が楽になったり、体調が良くなったりします。

マクロビオティックで陰陽を意識した生活をする人は、この旧暦に毎日を重ねてみてください。
食べ物の旬や年中行事の意味がよく分かるようになります。
農業や漁業のように、自然相手のお仕事ではこの旧暦が欠かせません。
コンクリートに囲まれてグレゴリオ暦(新暦)一辺倒では、体調が悪くなるのも当然です。

そんな日々にもう一つの視点、「旧暦を意識する暮らし」を取り入れてみましょう。
人間の体には小宇宙がいっぱいあるのですから、それらを元気にするには、大元の宇宙の営みを知るところから始めるのが最も近道になります。
過去にこんな記事も書いています。
「お正月と旧暦の話」2006.1.1

 
 

百合根蕎麦 京都 松葉

 
 

(百合根蕎麦 松葉  京都駅店にて)

春には蛤蕎麦、夏には鱧蕎麦、秋には松茸蕎麦、冬には百合根蕎麦。
こうして旬を大事にする文化が京都には脈々と受け継がれていて素晴らしいと思います。

経済一辺倒(陽性)に走って来た日本は、2000年頃から文化(陰性)を大事にして国の発展を考えなければいけない時代なのですが、国のトップはそのことが分かっていません。
政治にもマクロビオティックの陰陽を当てはめて考えたら、進むべき道ははっきりしているのですがね。

 
 

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むそう塾生のお弁当はこんなに美しい! 仲間が凄い!

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 むそうべんとう100点

 
 

(マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品100点お弁当の一部 2015.12.10)

Googleで「むそうべんとう 100点」と入力して画像検索をすると、上のような景色になる。
見ただけで塾生の誰のお弁当だとすぐ判るから面白い。
みんなが頑張ってお料理を作って、こうしてお弁当にまとめて指導を仰ぐ仲間たちの存在は励みにもなるし、目標にもなる。
凄いね、むそう塾生って。

 
 

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中川式糠床のやわらかさ(動画付)

中川式糠床 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式糠床 マクロビオティック京料理教室  むそう塾 2015.12.7)

中川式糠床の今の状態はこんな感じです。
塾生さんのお食事のために、胡瓜や茄子やお大根などを取り出してそのままの状態です。
取り出したあとには少し汁が溜まっていますが、中川さんの糠床には桿菌がいっぱいいるから大丈夫なのです。
よく、汁が溜まると抜くように書いてある本もありますが、糠床の汁は美味しさそのものなのですから、抜いてしまうのはもったいないですよね。
それをうまくキープして旨味に変えているのが中川式の凄いところです。

夜の撮影なので暗くて申し訳ないのですが、混ぜるとこんなにフワフワしています。
色ももっと黄色みがかって綺麗です。
やわらかさを知っていただくための動画です。
中川式糠床をキープされている方はご参考になさって、ぜひ美味しい糠漬けで新年を迎えましょう。

[youtube width=”880″ height=”560″]

この糠床で漬けられた糠漬けがこちらの写真です。
美味しかったのはいうまでもありません。

中川式糠漬け マクロビオティック京料理教室  むそう塾

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

※関連記事
中川式糠床を激混ぜするスピード(動画付)

 
 

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むそう塾スタイルが徐々に実現しつつあります

むそう塾では、習ったお料理の復習投稿というのがあります。
これはとても中川さんの手を煩わせ、時間のかかる作業なのですが、教えたお料理が盛り付けも含めてきちんと伝わっているかどうかを確認する手段として、実際には大変ですがあえてその方法を採用しています。
ですから、中川さんのブログはその投稿で次々と記事が更新されていきます。
(カテゴリーは今日の復習
その写真は投稿した人だけでなく、一般の人を含めて勉強になる内容ばかりです。
むそう塾生なら宝の山になるのがこれらの記事です。

私の方ではこれらの投稿を共有するため、中川さんからメールを転送してもらってそのお料理の背景を把握するようにしています。
そうして初めて塾生さんの心のフォローまで出来るようになるからです。
塾生さんが精神的に落ち込んでいる時も、体調が悪い時も、私はいつも塾生さんのことを思いながらお料理の結果を見ています。
すると、精神面や体調とお料理の出来映えは完全にリンクしていることが判ります。
その人の心のありようが、ちゃーんとお料理に反映するのです。

マクロビオティックでは陰陽で物事を判断しますが、その陰陽をコントロールして、精神面も強くなってくれたら、混沌とした今の時代を生き抜くために頼りになる心のより処となります。
お料理をとおして精神面が強くなる生き方。
そんな生き方を「むそう塾スタイル」として京都から発信しています。

むそう塾スタイルの目指すところ。
それは難しいことではなく、美味しいお料理を作って笑顔になっていただくことです。
笑顔になれた瞬間は、その人の全細胞が活気を増します。
そして、その状態を少しでも多く持続してほしいと願っています。
そのことによって、その人と周りの人に幸せな時間が流れるからです。
自分の周りが幸せであること。
それが自分も幸せであるための条件になります。

マクロビオティックの料理教室ではありますが、驚くほど美味しいお料理の数々で体力もついて、精神面もグングン変化して来る塾生さんが着実に増えて来ました。
自信のなかった人に自信がついて来るようになるのは、人生を左右するほどの出来事です。
いつも心に羅針盤をもって生きられるのは、限りなく安心で穏やかな気持ちになれますね。
お料理は食べるだけでなく、作れるようになると、そんな力も持っているんですよ。

今、自分に自信を持てない人は、騙されたと思ってお料理を始めてみませんか?
知らず知らずのうちに新しい自分を発見して、徐々に前向きな人になって行くことでしょう。
中川善博とマクロ美風がそのお手伝いをします。

※関連記事
自信のない人はお料理をしましょう

 
 

乱切り マクロビオティック京料理教室  むそう塾

 
 

(人参の乱切りを教えているところ マクロビオティック京料理教室  むそう塾)

案外と「乱切り」が出来ない人が多いのです。
そんな人にも一から手取り足取り基本を丁寧にお教えしています。

 
 

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お料理を通じて中心軸が出来ましたね。もう大丈夫!

中川式あんかけうどん マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式あんかけうどん マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品

塾生さんの復習メールからは、その人の生き方の姿勢がうかがえるものですが、塾生の菜花さんはとても真面目に復習に取り組んでいらっしゃいます。
一つひとつ良く考えながら復習をされ、またブログの記事なども調べて、ご自分で問題解決をしようとする姿勢があります。
お料理の随所で出てくるなぜそうするのかという疑問。
その疑問をご自分の復習を通じて解決につながっているところが偉いなと思いました。
そして、ご家族様の食べ方を観察されていて、「これでいいんだ」と思えるところまでたどり着きました。
良かったです。これを伝えたかったのです。
もう菜花さんは大丈夫ですね。
しっかりとした中心軸が出来ました。

菜花さん、それでいいんですよ。
あなたは最も大切なことに気づきましたね。
多くを語らなくとも、毎日のお弁当と食事で中川さんに教えて頂いたお料理を完全コピーで作っていれば、お家の中によいエネルギー(氣)が確実にうまれ、その事に家族みんなが気づける日が来ると信じています。
しっかりと確実に私の伝えたいことを受け取ってくださいました。
ありがとうございます。
多くの人の励みになりますので、記事にさせていただきました。

<菜花さんからのメール>

中川さん

こんばんは。
餡かけうどんの復習を致しました。
ご指導を、よろしくお願い致します。

元々、揚げ物があまり得意でなく、特に蓮根饅頭はベチャッとなってしまう傾向がありましたが、その理由を中川さんが教えて下さり、油温が上がってから食材を入れるよう意識したら、小さなお鍋(野田琺瑯の片手鍋に油を半分位)でも、外はカリッ、中はふわっが作る毎に実現してきました。
今日も、カリッ、ふわっで嬉しかったです。

また、蓮根チップスは、最初は焦げ色が強くなったり、予想より小さくなったりしたので、中川さんのデモをよく思い出してイメージしたり、過去のblogを参考にさせて頂き、作る毎に感覚を掴んできました。
今日は、今までで一番綺麗に揚がりました。
そして、小さなもの、薄いものを揚げる練習は、他の揚げ物への苦手意識も小さくしてくれました。先日の車麩カツは、今までより綺麗に揚がったように感じます。
練習は、すべてのお料理の練習に繋がることを、改めて感じました。

また、最初はお教室と違う計量スプーンを使っていましたが、餡の感じが中川さんと少し違うように感じたので、同じものを購入したところ、中川さんの餡に近づいてきたように思います。同じ道具を使うことも大切だと気付きました。

主人と娘の食べっぷりを見て、このお饂飩が大好きだとわかります。二人とも猛烈な勢いで食べ、お出汁を最後まで飲み干し、満足気な顔をしています。
私も、大好きです。三食のどこで食べても美味しく、身体も心もポカポカになります。そして、夕食で頂くと、翌朝は早朝にパチッと目が覚め、シャキッと動けます。
自分の顔より大きなお椀を小さな手で持ち、最後のお出汁まで食べきる娘を見ると、このお饂飩を食べていれば大丈夫!という気持ちになります。(これは、中川さんに教えて頂くお料理すべてに言えます。)

これは、まだ私の中での確信なのですが、多くを語らなくとも、毎日のお弁当と食事で中川さんに教えて頂いたお料理を完全コピーで作っていれば、お家の中によいエネルギー(氣)が確実にうまれ、その事に家族みんなが気づける日が来ると信じています。
頑張ります!

菜花

※菜花さんの関連記事
マクロビオティックの陰陽を実践するとお料理が美味しくなります

 
 

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