気になっている洗剤「ウタマロ」

ひょんなことから知った洗剤「ウタマロ」。
関西のスーパーでは普通に置いてある商品だそうですが、私は見たことがありません。
もしかしたら小さい時に見たことがあるのかもしれませんが・・・、憶えていません。
私は台所用が気になりますが、泥んこ汚れが多いお宅は石鹸が気になることでしょうね。
関西在住のむそう塾生はたくさんいらっしゃるので、すでに愛用者なのかしら?
(呑気なのは私だけ?)

あれ? 調べてみたら全国展開してた(汗)
店舗一覧

 
 

ウタマロの公式サイトより)

 
 

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中川式出汁巻き玉子のデモ(麗可さんの動画付)

 
 

(スタッフの出汁巻き玉子デモ マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

幸せコースの出汁巻き投稿月間が終わりました。
まだまだ出汁巻き練習はスタートしたばかりで、本当の練習はこれからです。
中川さんや麗可さんの動画を見て、あんなふうに巻けないと落ち込んでいらっしゃいますか?
それは当たり前です。難しいんですから。
ですから、習って1ヵ月くらいで同じように巻けると思う方が無理なのですが、それでも今年の幸せコースの皆さんはとても上達しました。
だって、上級返しは出来るし、BOに進めるし、今までで一番上手な人たちが多かったです。

「でも〜」と思っていらっしゃる方は、これからコツコツと練習を続けてください。
ここで終わると、必ず「巻けない人」に戻ります。
でも、毎日1本でも巻いていると、完全に忘れることは防げます。
桂剥きと同様に、自分の体に覚えさせてしまうまでは、地道な練習あるのみです。
そんな人が1名でも2名でもいてくれたら、とても嬉しいのですがどうなりますことやら。
中川さんが言ってましたよ。
「何年もかかって巻けるようになるんだよ」って。

火曜日の授業後にスタッフの麗可さんが新しいフライパンでデモをしてくれましたので、その動画をご紹介しましょう。
巻き始める時の卵液の状態や、お箸の入れ方、油の敷き方やスピードなど、すべてにおいて参考になることが盛り沢山だと思います。

 
 

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玄米とフィチン酸(IP6)情報の今昔

当たり前のことですが、時代は次々と変わって行きますね。
社会のあり方や、機械の開発や、様々な研究結果が時代の変化に影響するのは当然ですが、過去には悪いといわれたものが今では良いといわれたり、またその逆もあったりするので、何か一つを盲信してしまうのは危険を伴うこともあります。
ですから、私たちはいつも直感や自分の体の反応を細かく観察する癖をつけ、あくまでも自分の全神経で判断出来るようにしておかなければ、不本意な人生を送ることにもなりかねません。

昔、私がマクロビオティックを知った頃は、玄米に含まれるフィチン酸は体に良くないというのが主流でした。
あちこちでそれとは異なる見解もあったのですが、なかなか主流になるまでには行かず、密かに「そんなに悪いとは思えないよね」という感じだったのと、身近には良いことの方が多い印象でいたのでした。
そして、玄米に反対する人たちの格好の標的にされていたのがこのフィチン酸でもありました。

しかし、2000年9月に発行されている下の本には、次のようなことが書かれています。


天然抗ガン物質  IP6の驚異 講談社)

 
 

ー引用はじめー
フィチン酸は、自然界のほとんどの穀類、木の実、豆類、油を絞る種などに含まれています。含有量は、1パーセントから5パーセントくらいです。フィチン酸は、活性酸素阻害作用を有するほか、細胞をさまざまな有害な反応から守る働きをします。
ー中略ー
グラーフ博士は、食物繊維の効果に関する研究について論じています。
その研究によると、フィンランドの人々の食事習慣は、より穀物を中心とした食事となっています。したがって、より多くのフィチン酸を摂取していますが、これに対してデンマークの人々は食物繊維の摂取総量がフィンランドの人々の倍であるにもかかわらず、食事中のフィチン酸の摂取量は少ないのです。そして驚いたことに、フィンランドの人々の大腸がん発生率は、デンマークの人々に比べ半分です。
ー引用おわりー
※「イノシトール六リン酸」=「IP6」=「フィチン酸」

つまり、フィンランドの人々はフィチン酸を多く摂取しているので、ガンの発生率が少ないとグラーフ博士は考えたわけです。
これは、博士が「健康に有益なのは食物繊維とフィチン酸のどちらだろう」という設問からの研究だったわけですが、日本ではそんなに知れ渡ったわけではありません。
しかし、日本では次のような調査が進んでいて、ついに次のような記事が新聞に載ったわけです。

<日本経済新聞2010年11月12日の記事>
白米のご飯を1日3杯食べる女性は、糖尿病になるリスクが1杯程度の人の1.48倍に高まるとする疫学調査の結果を、国立がん研究センターなどが12日発表した。
1990~93年に全国9市町村に住んでいた45~74歳の男女約6万人について、食事や運動などの生活習慣についてアンケートに答えてもらい、5年間追跡調査。成果は米医学誌に掲載した。
5年間で糖尿病になったのは男性652人、女性478人。白米のご飯を1日4杯食べる人は、同1.65倍糖尿病になりやすかった。ただ、男性にはこうした傾向はみられなかった。
また1日1時間以上運動をする女性では、白米の量と発症リスクの間に関連はなかった。
白米のご飯を食べると食後に血糖値が上昇しやすく、玄米と比べて食物繊維やミネラルも少ないため、糖尿病になりやすいとみられる。同様の結果は海外ではこれまでもあったが、国内では初めてという。

*   *   *

こんなふうにフィチン酸は今では体に悪いどころか、サプリメントにして発売するところまで出てきました。
確かにガンになった人が玄米を食べて治ったり、上の記事のように糖尿病が改善している例は、マクロビオティックの指導者たちがたくさん経験したことですし、実際にマクロビオティックではない指導方法でも玄米の効果は経験済みのことです。
そして徐々に時代は白米より玄米の方が病気の改善に効果的ではないかと思われるようになってきました。

しかし、世はまさにエビデンス時代のため、本にして理解を求める必要があったのでしょう。
こんな本まで出版されています。
これは昨年の2月に出版されたものですが、マクロビオティックをしている者にはあまりにも当たり前の内容なので、特別にご紹介してはいませんでした。
しかし、そろそろこの本を出典にして記事を書いても良い時代になって来たような感じがしますので、下記にご紹介しておきます。
玄米のことを詳しくお知りになりたい方には良い本だと思います。


医師たちが認めた「玄米」のエビデンス キラジェンヌ)


医師たちが認めた「玄米」のエビデンス キラジェンヌ)

 
 

*   *   *

昨日玄米をすすめる歯医者さんと話をしていたら、「糖尿病を治すために新しい試みを考えているんだ」とおっしゃるので、私も遅まきながら糖尿病の人のお食事に力を入れてみようかなと思って、この記事を書いた次第です。
ご家庭に糖尿病の人を抱えている人はきっと多いはずですし、病院では今はもうお手上げ状態なのが現実ですが、マクロビオティックの視点からではまだまだすることがあります。
お食事の改善は糖尿病の人の大事なところですが、まずは主食だけでも玄米に置き換えてみましょう。
そこから陰陽バランスを考えたお食事を進めて行けば、確実に体は変化してきます。

糖尿病の改善だけでなく、がん予防にもなったら嬉しいですよね。
それが難しいことではなく、日々のお食事を美味しく改善することから始めれば良いのですから、取り組みやすいと思います。
むそう塾では美味しい玄米ご飯をお伝えし続けて9年半経ちました。
その間に病気治しを目的としたわけではないのに、結果として病気が改善された例がいくつもあります。
それは食べ物の持つ力のおかげだと思っています。
間違っていなかったと結果が教えてくれる心強さ。
そんなことをこれからも大事にして行きます。

それは、人生をより良く生きるためには、まず土台である心身の健康を実現する必要があるからです。
でも、むそう塾は玄米オンリーではなく、白米の良さや白米の楽しみ方も併せてお伝えしていますから、体調によっては白米をいただくこともアドバイスすることがあります。
まずは美味しく、そして笑顔で食べられる環境が大事だと考えるからです。
そして最後は「何を食べても平気な体」になることを目指しましょう。

 
 

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むそう塾の天ぷらの授業から(水分の解説動画付)

 
 

(海老の天ぷら 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

幸せコースの今月の授業は「天ぷら」と「揚げ出し豆腐」でした。
お料理としてはポピュラーなものですが、美味しく揚げるには数々のコツがあります。
中川式と呼ばれる揚げ方は、実にロジカルで陰陽的でカリカリサクッとしているのはもちろん、たくさん食べても胃もたれや胸焼けとは無縁です。
その理由は「薄衣」にあります。
衣が薄いので揚がった天ぷらに油がたくさん残らないからですね。
たとえば三度豆を揚げたときの衣はこんな感じです。
中の三度豆を抜くと、レースのようなケースが残ります。

 
 

次の動画では、天ぷらにおける水の説明をしています。
とても大事な部分なので、しっかりと理解しましょう。
「天ぷらとは水の料理である」という意味を。

 
 

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ダイエットの低年齢化とマクロビオティックの誤解の現実

ダイエットの低年齢化については問題点が多々あるのですが、成長期には思考方法もまだ十分ではないので、後々尾を引く人もいらっしゃるようです。
その中のお一人Aさんも今、まさに尾を引いているのです。
人間って自分を変えるのは本当に大変なものですが、Aさんにはぜひ頑張って変わってほしいなと思います。
そうでないと、マクロビオティックに出会っていながら、本当の良さを味わえないことになるからです。
では、Aさんのメールを見てみましょう。

 
 

<Aさんからのメール>  抜粋

4日から、一人暮らしが再スタートしました。
お野菜は通販ではなく、野菜直売所やスーパーで買うことにしてます。

先日、お豆腐が安かったので買って食べたところ美味しくて、
再び小さなお豆腐の9パックセットを購入して、1つずつ3日連続で食べていました。
帰省中に動物性食材(特にお魚)をたくさん食べていたので、
5日から7日までの3日間、野菜とお豆腐か納豆、鰹節を少しいただく程度にしていました。
まだ冬休みで課題もあったので、しばらく部屋にこもる生活だったこともあり、
孤独感や無気力感がありました。
スマホやパソコンを意味もなく使用して、インスタグラムやネットサーフィンもしました。
食後は物足りないような感じがして、ナッツや芋などをほおばってしまいました。

今日の夕食には、食べきってしまったので玄米ご飯を炊いて食べ、お魚もいただきました。
お豆腐は今日いただきませんでした。
食後の物足りなさ、孤独感や無気力感がなく驚いています。
これは陰陽の力なのでしょうか。

体重はまだ34kg、体も貧相なままですが、
これといって息苦しさや動悸など「死にそう…!」ということもないので、
ついお魚やお肉や卵が数日なくても、玄米とお野菜の味噌汁があれば大丈夫かな、
体に負担もないようだしいいかな、と思ってしまいます。
しかし、やはり毎日動物性食品を食べたほうが良いのでしょうか。

まだまだ未熟者で申し訳ありません。
マクロビオティックをまだちゃんと理解できなくて…歯がゆい思いです。
よろしくお願いします。

*   *   *

<マクロ美風より>

文面からは、5〜7日の3日間は主食が白米だったのか、玄米だったのか分かりませんが、ここで問題なのはお豆腐です。
Aさんには召し上がってほしくない食べ物です。
マクロビオティックをする人の多くが大豆製品を摂りすぎる傾向にありますが、中でもお豆腐は陰性タイプの人にはおすすめしません。
Aさんがお豆腐をどのようにして召し上がったのか分かりませんが、せっかく陽性を取り入れてほしい時にお豆腐を9パック購入されたということに驚きました。
頭のどこかにお豆腐はヘルシーだという考えが居座っているのかもしれませんね。

私はマクロビオティックを知ってから5年間はお豆腐を一切口にしませんでした。
夏でも冷奴を食べませんでした。
私は陰性タイプだと思ったからです。
今ではたま〜にお味噌汁に入れますけどね。
でも、お豆腐は厳選します。
陽性な人ならこんなに気にしなくても大丈夫なのですが・・・。

>これといって息苦しさや動悸など「死にそう…!」ということもないので、

ああ、こんなことを基準に食べ物を決めないでください。
あなたはまだ34kgなのですから、まずは太ることを目指しましょう。
そして、止まっている生理を再開させることを目標にしなければなりません。
それから、朝もちゃんと起きられないのですから、そこも改善しなければなりません。
毎日動物性食品を摂るのが良いのかどうかは、体の反応をみて決めてくださいねと申し上げているのですが、ついつい動物性を避ける気持ちが働くようです。

一度マクロビオティックを動物性排除の視点でインプットしてしまうと、なかなかそこから脱出できない精神状態をよく物語っています。
動物性を排除しても、それに代わる陽性料理がないとAさんはまだまだ陰陽バランスが取れないので、お料理全体で陰陽を考えてほしいなと思います。
たとえ白米を食べていても、陰陽バランスが取れていれば良いのだし、玄米を食べていても陰陽バランスが取れていなければ偏りが生じることを知ってほしいです。

マクロビオティックとは人生を愉しく生きるための考え方なのですが、こうして排除の理論だけがクローズアップされて年若き人を洗脳してしまう誠に厄介なものとして広まってしまいました。
Aさんが早くそのことから脱出できて、本来の健康な大人になれるよう頑張ってほしいと思います。

 
 

 
 

(マクロビオティック京料理教室 むそう塾生 好さん作のお弁当 陰陽バランスが取れた良いお弁当です)

 
 

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