むそう塾の秘伝コースは、技術的に高度なお料理が登場します。
今月のお料理がまさにその代表格でした。
本来はとても難しい技術を、なんとかして素人にも出来るように、何度も工夫して編み出されたのが授業でお伝えした方法です。
秘伝コースを始めると決めたときから、今月のお料理は真っ先に伝えておきたい技術だったそうです。
しっかり復習して、その技術を受け継いでいただけたら嬉しいです。
【実山椒の佃煮】
私はそばで見ていて、なんて陰陽に則っているのだろうか!と心から感心したものです。
秘伝コースレベルになると、陰陽の使い方も納得できると思うのですが、「実山椒の佃煮」がまさに陰陽料理でした。
あんなに美味しくて食べやすい「実山椒の佃煮」は食べたことがありません。
陰陽とはこうして素材の味を変えて行くものなのだと、心底納得出来るとともに、桜沢先生に召し上がってもらいたい気持ちにかられます。
今、桜沢先生が中川さんのお料理を召し上がったら、なんておっしゃるでしょうか?
きっと膝を叩いて喜んでくださるに違いありません。
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【百合根饅頭銀餡掛山葵載】
5ミリの厚さに銀餡をかけるのがコツ。
(料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
今の時代は裏ごしの理論を知らない人が多いです。
このお料理の裏ごしは、素材の柔らかさ加減はもちろんのこと、スピード勝負でもあります。
2つの素材を合わせるので、温度も大事ですし、裏ごしにする順番も大事です。
授業ではここの認識がきちんとできていない人がいましたので、しっかり確認して復習をしてください。

百合根饅頭の揚げ温度が低いと、表面に膜が出来ずに油が中に入り込んでしまいます。
揚げ物の温度管理は徹底しましょう。
綺麗な百合根饅頭ですね。
この表面のなめらかな美しさは、裏ごしの時の温度がものを言いますので、裏ごし技術が重要です。

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【穴子の飯蒸し】
穴子の処理の仕方や、含め煮の仕方、白蒸しの方法まで、どれも高度な内容でした。
なるほどなあという工夫が随所にあって、陰陽を駆使する京料理人として、中川さんに改めて惚れ直した塾生さんもおられたことでしょう。

(料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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【むそう塾の料理技術】
外でお食事をすると、中川さんの料理技術の凄さをひしひしと感じます。
それを塾生さんが作れるようになってくれたら、ご家族様がどれほど笑顔になってくださることか。
それを可能にするべく、むそう塾は日夜を問わず365日フォローし続けています。
どのコースであっても、それはまったく同じです。
これからむそう塾に通われる方は、ぜひ貪欲にそのフォロー態勢を活かして、しっかりと技術をお持ち帰りください。
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