マクロビオティックの大家である大森英櫻先生から、親子でマクロビオティック教わった知人がいます。
私が先日
歯の記事を書いたところ、その方から、歯の矯正に関するご自身の体験を記事用の文章にしてお寄せいただきました。
皆さんのご参考になればと思い、ご紹介させていただきます。
まずは通常の矯正で使用するブラケットを使う前に、床矯正専用の装置を使用して、歯の位置を外側へ押し広げる形で矯正治療を行います。
私はこの専用装置を上顎、下顎共に6ヶ月ほど使用しました。
この間に歯を移動するスペースを確保することは出来、より矯正しやすくなったのですが、歯間が広くなったので、食べ物が歯間に挟まりやすくなったことには参りましたが。
そしてこの間、食べる時は装置を外して食べるので、噛み合わせの変化も実感できましたが、より奥歯で力を入れられるようになってきました。
私自身、ここまではまあ順調に来たと思うのですが、今は一つの転換点で、最近、下の歯だけ通常のブラケットで歯並びを矯正する方向へ転換したところ、その後、しばらくは痛みがひどくて大変でした。
1週間くらいでその痛みは治まったのですが、今度は噛む力が低下したので、ゆっくり、より多い回数じっくり噛んで食べるしかない状態になっているところです。
そこで初めて噛む力についてのありがたみを知ったわけですが、そんな毎日を過ごしていると、大森英櫻先生が生前仰っていた一言一言を思い出します。
色々と仰っていましたが、「いざという時に噛む力の有無が生死に大きく影響する、私は総入れ歯だからゆっくりしか噛めないんだよ」という言葉について、今頃このような状態になって、「なるほど、生きる力、日ごろの活力等とは、噛む力と比例しているのか」と実感している毎日です。
また、歯を抜かずに治療を行うことも床矯正を支持する一因になりました。
なぜなら以前、他の矯正歯科へ行った時、「親不知(親しらず)を一本抜く」と言われ、矯正治療を躊躇していたからです。
さて最後に?床矯正について、主に利用しているのは、やはり子供さんの歯の矯正のようですが、その目的は、ただ矯正で並び替えるのではなく?食べ物を噛まなくなって退化し、小さくなった現代人の顎を正常な大きさに整えることも目的のひとつになっていると私は認識しています。
詳しいことは私の駄文だけで判断するのではなく、床矯正のHPを見られることで理解を深めることをお勧めします。
以上、私の現状、及び床矯正の一部について、書かせていただきました。
* * * *
以上、Gentarohさんの文章でした。
Gentarohさん、体験談をお寄せいただいて、ありがとうございました。
なお、マクロビオティックでは(いや、そうでなくても)、噛むことの大切さはどなたも強調されますが、では、その「歯」についての記事はというと、あまり多くないように思います。
これから、その大切な「歯」について、私の時間が許す限り取り組んでいきたいと思います。
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