家事アドバイス講座の記事をお読みになって、そこに書かれてあることを断片的に取り入れていらっしゃる方が結構多いような感じがします。
そのようなメールもたくさんいただきます。
そこでそのことがとても気になるので、このような記事を書かせていただくことにしました。
この家事アドバイスはある意味でオーダーメイドです。
その方の陰陽と、お住まいの陰陽を考えて、最善と思われる方法をアドバイスしています。
ですから、単純に真似をして、ここに書いてあることを都合の良い部分だけ取り入れても、最大限の効果を得られるとは限りません。
今日の記事は椅子の選び方ですが、これほど個人差のあるものはありません。
お住まいの雰囲気、広さ、材質、デザイン、大きさ、座る人の個体差などが全部うまく合致して初めて、疲れにくく心地良い家具になるからです。
たとえば外国の輸入家具で素敵なデザインにつられて購入すると、自宅で座った時にあれ?という感じになったりします。
それは靴を履く文化と靴を履かない文化の違い、それから身長の違い、天井高の違いなどが影響するからです。
先日、家事アドバイスの段階で、ダイニングセットを購入される必要性のある人がいましたので、私が一緒に家具選びをしました。
その方は陰性タイプでしたから、陽性の仕立てにしたダイニングセットを選んであげました。
しかし、しっかりリラックス出来るように、重要な点は陰性の仕立てにしてあります。
家具にも陰陽があるんですよ。
面白いでしょ?
* * *
これからダイニングセットを買い替える方もいらっしゃるでしょう。
あるいはこちらの記事とコメントを読んで、椅子やテーブルの脚を切ることを考える人もいるでしょう。
そのような人のために重要点だけを記します。
ただしこれは一般論であって、オーダーメイドではありませんので念のため。
<椅子の選び方>
・ 椅子の座面の高さは、高い方が緊張して低い方がリラックス出来る。
・ 勉強 /仕事 → 食事 → 休養の順で低くする。
・ 家具売り場で試し座りをする時には靴を脱ぐ。(自宅では靴を履かないから)
・ 出来れば自宅で履くスリッパを持参して、細かい感覚を試す。
・ 太ももの後ろ側が椅子の座面にたくさん触れるほど疲れにくい。(座面の奥行きの問題)
・ 背もたれの角度が鈍角になるほどリラックス度が強い。
・ 座面・背もたれの幅が広いほどリラックス度が増す。
・ 背もたれの高さが高くなるほど圧迫感が出るので、狭い部屋では選ばない方が賢明。
・ 布より皮の方が耐久性がある。
・ ベンチ椅子は家庭では選ばない方が良い。
・ テーブルの脚の切断は依頼出来るが、椅子の脚の切断は形状によっては難しい。
・ 出来上がった家具をあとから切断すると、家具のデザイン(美しさ)が崩れるので、できればしない方が良い。(デザインによっては強度にも影響する)
・ 膝下の長さで椅子の高さを決めるとピッタリの椅子になる。(決してマクロ美風の使用している椅子の寸法がベストだと思わないように)
※ マクロ美風の使用している椅子の寸法はこちらの記事のIsさんへの追記のコメント中にあり。
ざっと、こんな感じでしょうか?
これ以上詳しくは直接お伝えしないと誤解を招きますので、この辺でご容赦を。
このような点を注意してもう一度家具を見直してみると、あれあれ?というところがあるかも知れませんね。
そこを改善すると、もっと氣の流れるあなたになれると思いますよ。
なお、家具は多くない方が良いです。
最低限の家具で密度濃く生きる。
これがマクロ美風流です。