甘いもの。
人はなぜこれほどに甘いものを好むのか?
そんなことを思いながら断糖生活を続けていた過去の私。
しかし、体重は落ちても、睡眠時間が減っても、元気よく活動できても、体にも気持ちにもやわらかさが減った感じがしました。
そんな私は当時、「原理主義者」と呼ばれていました(笑)
ですから、大好きだったお寿司は、もう一生食べないと思っていたものです。
ところが、マクロビオティック指導者に「偏りはよくないよ」と諭され、それからお寿司やお酒を口にすることがありました。
そうすると面白いもので、考え方も変化してくるのです。
まさに「食べたもののようになる」ですよね。
今ではマクロビオティックだけでなく、健康を意識する人たちの間でも白砂糖のマイナス面が取り上げられています。
では、そういう人は絶対に白砂糖をお料理に使わないのでしょうか?
お菓子も白砂糖を使ったものは口にしないと、徹底しているかもしれません。
もしかすると、白砂糖は使わないけど、他の甘味料は使っているかもしれません。
あるいは、いっさい甘味のあるお料理は作らない人がいるかもしれません。
それも自由です。
でも、もしかしたら、人間関係がぎくしゃくしていませんか?
ご家族の間で文句を言われたりしませんか?
今の私はね、もちろん甘いものを積極的に摂るわけではないけれど、必要なときにはきちんと取る(お料理で甘味料が必要な場面がある)、というふうに落ち着いています。
これが一番自然で、体調に悪影響しない摂り方だと思っています。
昨日、白砂糖についてご質問があったので、今の私の考えを書いてみました。
なお、このブログでも過去にこういう記事があります。
ご参考になることがあれば幸いです。
・マクロビオティックに想う(3)塩分と甘いものの関係 2007.3.1
・太りやすいタイプ 2012.5.24
・マクロビオティックでは白砂糖を避ければ良いと思っていませんか? 2015.2.4
・白砂糖より甜菜糖の方が本当に体に良いのか? 2016.8.18
(新蓮根と茗荷の甘酢漬け 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
この甘酢には白砂糖を使ってあります。
甜菜糖では蓮根がベージュに仕上がるからです。
でも、これをバクバク食べるわけではないし、甘酢をゴクゴク飲むわけでもありません。
いくつかあるおかずの一つとして、味の変化を楽しむためのものです。
これもあなたは避けますか?
じゃあ、お菓子は絶対食べませんね?
そんなことを自分に問いながら、もっとおおらかな食生活が送れたら、ご自分もご家族も楽しいかもしれません。
すべては陰陽バランスで決めればよいのです。
体が教えてくれます。