まだ暑い日が続いているのですが、もうすぐ「中秋の名月」ですね。
今年の中秋の名月は9月13日で、満月は14日だそうです。
昨日は「重陽の節句」で、お弁当投稿でも菊の花を使ったものがありました。
さすが季節を意識してお料理をすることが身についているむそう塾生らしいなあと、嬉しかったです。
重陽の節句といえば菊なので、季節的には旧暦の9月9日(2019年は10月7日)の方がピッタリします。
でも、今は新暦で世の中が進んでいるので、行事も新暦の9月9日で行うところが多いですね。
たとえば京都の貴船神社で行われる「菊花神事」も9月9日開催でした。
・菊花神事【貴船神社】
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旧暦とのズレがあるとはいえ、やはり京都は季節の移り変わりの行事をとても大切にしているなあといつも感心します。
いえ、本来は日本中がそうだったのに、だんだんその意識が薄れてしまったのですね。
京都には日本人として知っておきたいことが、たくさん残っているなあと思う日々です。
* * *
そういえば、今では京都のミシュラン三つ星に選ばれているお店の主が、金沢で7年間修業して自信満々で京都のお店に足を踏み入れて、大きな衝撃を受けたということです。
「今まで培ってきたものがものの見事にひっくり返された」というほどの衝撃だったそうです。
そこから彼は相当勉強したようで、京都のお料理や文化の凄さを身を以て体験されたわけです。
中川さんと7年ほど前にこのお店に伺ったことがありますが、中川さんがその腕を認めていました。
しかし、京都生まれの京都育ちの中川さんにとっては当たり前のことでも、このお店の主にとっては大変な勉強が必要だったことでしょう。
そういえば、その時のお料理に「梶の葉」が使われていました。
葉をフタの代わりにする「葉蓋」(はぶた)ですね。
お茶やお花をされていない人でも、こうして日常的に季節を身近に感じられるところが、京料理の良いところだと私は思っています。
一つひとつのお料理に意味があるといいますか、奥深さがあるといいますか、なんだか食べるだけではもったいない世界があるのです。
* * *
そんな奥深い京料理とマクロビオティックの陰陽を融合したのが、むそう塾でお伝えしているお料理の数々です。
塾生さんが季節を意識したお料理を作りながら、身も心も自然界と一体となって暮らして行けたら、健康に一歩も二歩も近づきますし、陰陽を理解してくださったら、もっと自然体で暮らして行けます。
情報だけ多くて迷ってばかりの人も、陰陽の視点で考えると答えに自信が持てるようになります。
この混沌とした時代に、自分の目指す方向に自信が持てるのは素晴らしいことだと思います。
下の写真は瓢亭さんのお料理に添えられていた葛の葉について、中川さんが塾生さんに説明をしているところです。
習い事は「誰から習うか」というのがとても大事です。
むそう塾で習ったことを、あなたの自信に変えて、素敵な人生を歩んでください。
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