「ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室」という本があるそうです。
次の記事を読んでいると、むそう塾でもよく見られる光景だなあという感じがしました。
「こじらせ料理女子」の共感続々 人生が前向きになる奇跡の料理教室
>「料理は義務的でめんどくさい、でも外食やコンビニで買うと自分はだめだなと思ってしまって。料理をこじらせていたんです。
こういう人は結構多いですね。
むそう塾にも似たような方が来られます。
今まで何十年もお料理にそんな気持ちを抱いていたなんて、可哀想だなぁと心から思います。
お料理は本来楽しいことだし、創造的だし、何より物事の原点に触れることができて、人生観や価値観がしっかりしてくる素敵な分野です。
でも、時間を費やしたのに出来上がったお料理は美味しくなくて、それがイヤでだんだんお料理を作らなくなる人が多くなるわけです。
しかし、まずくなるには、ちゃんと原因があるので、その原因を解決してあげれば誰でも美味しいお料理が作れるようになるわけです。
>「主婦で毎日料理を作っているけど、2歳の息子は食べてくれないし、何がおいしいのかワケ分からなくて迷って砂をつかむような思いでした。この本が、自分の感覚を信じていい、って気付かせてくれました。楽しいと私が思えたら、家族も楽しく食べるようになってきたんです」
うんうんと深くうなずいてしまいます。
むそう塾に来られた時に「子供がご飯を食べてくれない」と嘆いていたお母さんが、その後習ったお料理を作るようになったところ、すごい勢いでご飯を食べてくれるようになったという報告を受けるからです。
美味しい時にはお子さんの食べるスピードは早いんですよね(^^)
そして、大人も口数が少なくなります(笑)
ですから、お料理をこじらせてしまった人は、さっさと習った方が良いと思います。
苦手なことは自分一人では解決する気力も方法もなかなか出てこないからです。
* * *
では、美味しいお料理を作れるようになるための最大のヒントをご紹介しましょう。
それは、まず美味しいものを食べることです。
食べたことがないものは作れないから。
食べていないと最終的に目指す味が分かりません。
ですから、どんな有名な人が書いた本でも、そこから味を知ることはできません。
DVDでも動画でも同じですね。
味も香りも温度も全部を肌や五感で感じ取ってこその学びですから、直接お料理を味わえない環境で学んだ内容は、「教えた人の味に似たようなもの止まり」です。
勇気を出して一歩踏み出せば、上でご紹介したお料理教室の生徒さんのように、人生が前向きになるだけでなく、人生が激変することでしょう。
お料理は毎日口にするものですし、一生食べ続けるものですから、それほど大きな影響を与えるものなのです。
5月からはむそう塾の新学期が始まります。
今年度はどんなドラマが待っているでしょうか。
今から楽しみです。
(玄米ちらし寿司 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
今月の上級幸せコースはちらし寿司を作ります。
むそう塾はマクロビオティック京料理教室ですから、玄米ご飯ですし飯を作ります。
でもね、これが白米より美味しい仕上がりになるんですよ(゚д゚)!
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