庖丁研ぎと桂剥きの極意


きのうは「庖丁研ぎと切り方講座(桂剥き投稿付)」を開催しました。
お一人の方が欠席されましたが、みんなで和気あいあいと楽しく終えました。
指を切る人が多くてビックリでしたが。。。
すでに第1号の桂剥き投稿が始まりました。
これから1ヵ月間、また桂剥き投稿が中川さんのブログを賑やかにしてくれます。
その熱気のさなか、また3月の桂剥き投稿が追いかけて来ます。
ということで、4月24日まで桂剥き投稿が続くことになります。
合計23人のどんなドラマが展開するのでしょうか?
写真のHさんはひどいアトピーでした。
でも今はこうして首筋も綺麗になって、手もケアを怠るほど良くなって来ました。
そのHさんは包丁研ぎも桂剥きもすごく心配しながら参加されたのですが、いざ講座が始まってみると、あれよあれよという間に庖丁は最高の状態に研ぎ上げ、桂剥きもご覧のように上手に剥けるようになりました。
ここでもあの素直さが功を奏したのは言うまでもありませんが、何より良かったのは、緊張していても力まないところでした。
Hさんには不思議な脱力感があって、それが庖丁研ぎの力加減にぴったりだったと思われます。
庖丁研ぎも桂剥きも見えないものを見ることが最大のポイントです。
見えるものしか見ない人には庖丁研ぎも桂剥きも苦手だと思います。
心の目で見る。
だから、砥石も庖丁も大根も実は見ていないのです。
もちろん刃物を扱っていますから、いい加減な気持ちでは怪我をします。
でも、刃物は硬いですから硬い気持ちでは上手く反応してくれないのですね。
この辺が陰陽だなぁとつくづく感じます。
硬いものを扱う時ほど、良い陰性さが必要なのだと痛感した一日でもありました。
氣をうまく使いこなせない人は次のことを頭に入れてみてください。
目で見るとそこに氣は集中します。
つまり氣が集中するということは、見たところに力が加わることになります。
ですから、見つめてはいけないのです。
力が入っているなぁというのは、目を見ていると判ります。
肩の形は結果として判るのであって、その前に目で判ります。
目で見ていた人はたいてい肩が凝ります。
もしあなたにそんな兆候があったら、心の目で見てください。
え? 心の目で見られない?
それは不感症かも知れません。
感じれば良いのです。
頭のてっぺん辺りで何やら反応しませんか?
手先を使えば頭で反応するのはお分かりですよね?
見る世界から感じる世界へ。
これが研ぎ方剥き方の極意のように思います。

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コメント

  1. いしはら より:

    おはようございます。

    おっしゃる通り目で追ってしまうと先の進まなく上手く剥けません。
    左手も頭で思うだけでは動いてくれないのです。バラバラになっている動作がきっと一体化する事を信じて練習に励みます。

    美風さんのスムーズな裏方のおかげで気持ちよく受講できました。ありがとうございました。

  2. おはる より:

    美風さん、おはようございます。
    あの空間で包丁と向き合っていると、
    美風さん、中川さん、みなさんの真摯で優しい氣に包まれて、
    できなかったことも、自然にできてたみたいです。
    いつでも、どこでも、あの場の氣を心にして、
    家でもできるように、練習します。
    ありがとうございました。
    嬉しかったです。

  3. 夏目 より:

    美風さん、こんにちは。
    本当に、目でばかり見ていて、心で見ていませんでした。
    心で見るってどんなことなんだろう?って思うと
    隣で、スイスイ包丁を研ぎ、スルスル~と桂剥きをしていたおはるちゃんの事が目に浮かびます。
    そして、中川さんのすごい各自の癖を見抜いた個別へのアドバイスや教え方には、
    もう、感動するばかり。感動していないで、ちゃんと出来るように意識改革してみます。
    昨日は本当にありがとうございました。

  4. マクロ美風 より:

    いしはらさん、こんにちは。

    先日はお疲れさまでした。
    最初から「お!」という感じで剥けていましたね。
    きょうの桂剥きも素晴らしい投稿でした。
    1ヵ月後が楽しみです♪
    頑張ってください。

  5. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんにちは。

    いや~、実に素晴らしいことが起きましたね~。
    おはるさんの奇跡といっては失礼ですが、まったく予想をしていなかったことが起きて、ただただ嬉しかったです。
    と同時にいっぱい教えられました。
    ありがとうございます。

  6. マクロ美風 より:

    夏目さん、こんにちは。

    夏目さんの横でおはるさんは難なく庖丁を研ぎ上げ、桂剥きも順調でしたね。
    例の面圧は夏目さんもお持ち帰りされたので、ピピっと反応するまでやり遂げてください。
    応援していますよ~。

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