時間は後悔のためにあるのではない

Kさんは軽い障害のあるお子さんをお持ちです。
予定日より40日早くお子さんを産んでしまったことが障害の原因と考え、ご自分を責めていらっしゃいます。
最近またそのことで気持ちが沈み、ご主人と喧嘩をしてしまいました。
Kさんから私へのメールは、ご主人とのことについてですが、その原因はお子さんのことがベースにあると思います。
私からKさんへのお返事は次のとおりです。
                *    *    *    *
Kさん
 
こんにちは。
お返事が遅くなってすみません。
 
ご自分を受け入れましょう。
喜んで受け入れましょう。
お子さんは不幸ではありませんよ。
そして、Kさんは何も悪くありませんよ。
 
状況からお察しするに、マクロビオティックでいうところの陰性が多かったためですね。
お母様もお子さんも。


妊娠中はもとより、妊娠前も陰性のものが多かったものと想像します。
Kさんは体質的にものすごく陽性があるし、成育歴に相当のストレス(=陽性)があるので、その反動として陰性のものを求めていたものと思います。


しかし、だからと言ってご自分を責めないでください。
Kさんを責めることは何もありません。
Kさんにはお子さんが必要だったのです。
ご自分を見つめるためにお子さんを神様が遣わして下さったんですね。
 
だったら、メソメソしてご自分を見つめないで後悔ばかりするのは、お子さんにも神様にも申し訳ないことだと思いませんか?
 
Kさんがお子さんのことで苦しむということは、お子さんを一人前の人間として認めていないことになります。
お洗濯物を取り込んでくれたり、ご飯の用意をしてくれたりするお子さんは、立派な人間ではないでしょうか?


五体満足であれば心が腐っていても人間ですか?
心がきれいでも体に不自由なところがあれば、人間ではないのですか?
社会とのコミュニケーションが取りにくければ、それだけで人間では
ないのですか?
偏差値が高くなければ、人間ではないのですか?
 
そのままの、今のままのお子さんを受け入れてあげないと、お子さんはあまりにも可哀想ではないでしょうか?
と同時に、Kさんも、今のままのご自分を受け入れるべきです。


過去に遡っていたずらに時間を浪費するのではなく、将来に向けて建設的なことに時間は使うべきだと思います。
今のお嬢さんに出来ること、今のKさんに出来ること。
それらの「出来ること」に時間を使って、思い出づくりをいっぱいなさることが一番大切なように思います。


長生きできることが偉いのでもなく、五体満足が偉いのでもありません。
意味があって産まれてきたその命を、十二分に受け止めてあげることが一番偉いのではないでしょうか。


きっとKさんのどこかに、お子さんを否定するお気持ちがあるのですね。
だからこそ、そのように産んでしまったと思ってご自分を責めるのです。
ご自分を責めてはいけません。
責めても何も生まれません。


時間は後悔のためにあるのではありません。
夢を叶えるためにあるのです。


どうか、前向きに物事を捉えてください。
そして笑顔を見せてください。
Kさんの笑顔は素敵ですよ。


マクロ美風

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コメント

  1. kk より:

    私は、子供3人のうち上2人が発達しょうがいです。
    9歳と6歳ですが、受け止められるようになったのはつい最近です。今まで、一人で悩んだり、自分が悪いと思ったり、誰にも相談できずに苦しかった。自分自身も、発達障がいの特徴を持っていて、でもずっと気付かなくて、それはそれは大変な思いを小さい時からしてきました。自分を受け入れられずに、自分が悪いから、と思ってきました。今は、いい先生にめぐり合い、私が悪かったんじゃない、このままで大丈夫なんだ、と思えるようになってきました。
    子ども達も、小さいうちに、発達障がいと分かって、良かったと思う。気付かずに大きくなって、それこそ
    心が苦しくぐちゃぐちゃで辛い思いを抱えたままだと、本人は死ぬほど辛い。それが分かるから。なかなか受け入れられないのは、自然な事、誰でも通る道ではないかと私は思います。日々過ごしていく中で、自然と受け止めていけるようになると思います。あせらずに、心配や不安があるのなら、自分の心を受け止めてもらえるような場所を探すのもいいと思います。

  2. マクロ美風 より:

    kkさん、おはようございます。
    貴重な体験をお寄せくださいまして、ありがとうございました。
    それにしても、良い先生に巡り合えて良かったですね。
    kkさんのこれからが、幸せで満たされますように。

  3. グリーン より:

      こんばんは。質問させていただきます。上記内容を読んだだけで質問するのは申し訳ありませんが、、、母体の体質が陰性であると障害をもつ可能性があるという意味でしょうか?
     もしくは陰性のものを取りすぎると、、といういみでしょうか??

  4. マクロ美風 より:

    グリーンさん、おはようございます。
    障害に関してははっきりとした医学的根拠がないものが多いですね。
    しかし、マクロビオティックでは発生学的にとらえて、妊娠中の生活や食べ物の陰陽からある程度経験的に推測することがあります。

    この記事のKさんは何度もお会いしてお話をお聞きしていますし、妊娠中のご様子もお伺いしています。
    ですから陰性云々という表現をさせていただきました。
    しかし、ご質問のように、陰性ということだけを取り上げて胎児への影響を結論づけてしまうことは危険です。
    同じ食べ物を食べても、体への影響の仕方は千差万別です。
    ですから、陰性の件に関しては、妊娠中に陰性の食べ物が多すぎるとあまり良くないという程度にご理解ください。
    子供を産む時も含めて、妊娠中はちょっと陽性に振っている方がいい結果が多いようです。

    なお、一度もお目にかかっていないままお答えすることはとても危険なので、一般論としてのお答えになりますことをお許しくださいませ。

  5. グリーン より:

     美風さま、ありがとうございました。確かに人それぞれもとの体質が違うのでなんとも言えませんよね。
    ありがとうございました。

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