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33キロまで痩せてフラフラだった私(女子大学生の体験記)
むそう塾生のAさんからメールが届きました。
Aさんは現在大学生ですが、途中でむそう塾の愛クラスを受講して、玄米ご飯を炊けるようになりました。
食べ方の詳しい指導は、コース受講生でないためしていませんが、大事なところはその都度メールでお返事をしていました。
彼女なりに咀嚼して、今はこの段階に至ったようです。
<Aさんからのメール>
2017年5月◯日、わたしは20歳になりました。
そしてようやく、7年間の食への偏見を治し食事を楽しもうと固く決意しました。
これまでの“食”への向き合い方を振り返り、手放すきっかけにしようと思います。
<幼少期>
わたしは小さい頃食わず嫌いで好き嫌いが激しく、当時特に好きで記憶しているものはトマト・タマネギ・ゆで卵・鰹・サツマイモです。塩が大好きで、ゆで卵やサツマイモの天ぷらにたくさんつけて食べていました。
<小学校低学年~中学年>
嫌いなものが減り、何でも食べるようになりました。家では祖母や母が作ってくれた料理を、お腹がいっぱいになるまで食べていました。完食すると「すごい!」と褒めてもらえたのが嬉しかったです。トンカツ1枚も、ファミレスのピザ1枚も食べきっていました。パンもお菓子も好きでした。身長はぐんぐん成長しました。周りの子はまだ身長が低く細身だったことに比べて、わたしは身長が高く少し太っていました。小学4年生のときに、友達だった子から見た目のことで何回か悪口を言われてから、少しずつ体形を気にするようになりました。
<小学校高学年~中学生>
体育で逆立ちの補助をしてもらった時に「脚が重い」、偶然服のボタンがとれてしまった時に「太っているから」と男子から言われたこと、ファッションに興味を持ち出しモデルさんや周りの細い子をうらやましく思ったことなどから、小学6年生の冬にカロリー制限のダイエットを始めました。何も知識がなく、とりあえずカロリーを抑えれば痩せると考えていたため、まず間食と夜食をやめ、サラダにはノンオイルドレッシング、油は拭き取る、量を減らす、ケーキは朝食に食べる…といったことを実践しました。寝る前に空腹になったように記憶しています。体重は徐々に落ち、3か月で2キロ減りました。
春休みのある日、わたしは“食べて痩せる!”という内容の本を見つけ購入しました。色々な食材や調味料、栄養のこと…未知の世界にとてもわくわくしました。それから少しずつ、栄養バランスを考えて食事するようになりました。苦手だった煮物もおいしいと感じるようになりました。一方、「小麦製品は体を冷やし、代謝を悪くする」「添加物は体に悪い」「乳製品は日本人に合っていない」から「控えるように」と書いてあったにも関わらず、わたしはそういった食品を食べることに不安を覚え、避けるようになりました。特に、小麦粉製品に対してはかなりの拒否反応を示しました。大好きだった麺類も、お菓子も、パンも、家族で外食をしたり誕生日でケーキを買ったりしない限り、食べなくなりました。「これは体に悪い」という思いが常に片隅に居座ったまま、食べていました。
その思いはどんどん強まっていきました。給食ではパンやシチュー、揚げ物は必ず残しました。メニューによっては、ほんの少しの具だけしか食べない時もありました。痩せたいという気持ちもあったため、ご飯を減らすようにもなりました。お肉やお魚、卵、大豆製品といったタンパク質豊富なものや野菜は好んで食べました。家族には本に書いてあることを話し、玄米を炊いてもらったり、油をオリーブオイルに変えてもらったりしましたが、小麦粉のことや電子レンジのことは対立しました。母とは何回も口論になりました。
体調面に関しては、良いことがありました。花粉症の症状が軽くなりましたし、風邪をひきにくくなり、熱が出ることはありませんでした。しかし、中学校入学時から急な環境の変化やダイエットの影響で生理が止まってそのまま、幼いころからあった便秘も続いていました。産婦人科で治療し一度薬で生理が来ましたが、部活や塾で時間が取れず、また自然に生理が来てほしいという思いがあったため病院に行かなくなりました。
<高校生>
給食からお弁当になり、母が毎日作ってくれました。冷凍食品はなく、夕食のおかずやわたしの好きなものをつめてくれました。朝、昼、夜とちゃんと3食食べていましたが、高校2年生の秋ごろから朝食に固形物を食べなくなりました。朝はあまり食べないほうがいいという情報をすでに知っていたので控えてはいましたが、母に反対されると思いやっていませんでした。しかしある本で、朝食に黒糖入りの生姜紅茶かニンジンリンゴジュースがいいと書いてあるのを読んでやってみることにしました。母には反対されましたが、わたしが「生理や便秘が治るかも」と言って聞きませんでした。少食についても書かれてあったため、時々昼食を抜く断食をしました。
食べるものに関しては、特に大豆製品を食べるようになりました。納豆、豆乳、大豆水煮、豆腐が大好きで毎日のように食べました。甘いものも好きで、黒糖や蜂蜜は体に良いと思って紅茶や豆乳にたくさん入れていました。小麦粉への拒絶反応はますます強くなり、夕食では揚げ物の衣もケーキのスポンジも捨てるようになりました。いつしか、食べ物を口に入れ飲み込まずに捨てるという“チューイング”をするようにもなりました。その行為をしたのは主にケーキでした。ケーキは自分の分があったため残すことができず、そのまま捨てると見つかってしまうからです。「味を楽しむことができて、しかもお腹にたまらない。なんていい方法なのだろう!結局体から排出されるのだから、飲み込んでも飲み込まなくても一緒。『作ったものを美味しいと思ってほしい』という、作った人の思いはちゃんと感じている」と思っていました。
この時には、痩せたいという気持ちはほとんどありませんでした。体に良いものと悪いものを自分が得た情報で判断し、食べていました。食べていいと思えるものはもちろん「美味しい」と思っていましたが、それ以上に安心感があり、いくらでも食べていました。
<大学生>
一人暮らしを始め、食べるものも自由になりました。調味料にこだわり、醤油は小麦を使用していないものを使いました。「少食は体に良いから、空腹にならないと嫌だから」と、昼食はほんの少しの野菜か高野豆腐1つと小さなおにぎりだけ、あるいは乳児用の野菜ジュースだけ、部活がある日の夕食は納豆だけ、豆乳と味噌汁だけなどしか食べませんでした。食費のこともとても気にしていました。時々断食もしました。
5月に健康診断をした時点で、2か月ほどで体重が5㎏ほど落ちていましたが、初めて40㎏をきったのが嬉しくて、あまり気にしませんでした。朝の起床や自転車で坂道を上ることがつらく感じる時もありましたが、起こす人がいなくなったから、夜更かししているから、運動しなくなったから、と食事に原因があるとは考えませんでした。
夏休みに実家に帰省した時「痩せた!」と家族から驚かれました。3か月ぶりに体重を量ってみると、なんと33kgでした。信じられませんでした。もっと体重を増やさなければという思いよりも、たくさん食べても罪悪感を持たなくていいという思いや、色々な人に気にかけてもらえることが嬉しいという思いのほうが強かったです。そして、「こんなに体重が減っても普通に生きていられる」と、焦りをあまり感じていませんでした。
そんな中、わたしはマクロビオティックについて書かれた本に出会いました。以前から、肉や魚、卵などの動物性食品はあまり食べないほうが体にいいと何かの本で読んだことがあったため、実際はどうなのだろうと疑問に思っていました。その本には、「肉や卵は食べるな!」という勢いで動物性食品のことが書かれており、菜食が良いことや陰性なものは食べないほうがいいことなどが書かれてありました。再びわたしは、便秘や無月経、冷え性が改善するかもしれないと期待して、夏休みが明けて一人暮らしを再開してから、少しずつ菜食にしていきました。もともと豆が好きでしたし、大豆食品でいわゆるもどき料理を作ることも楽しくて、苦痛ではありませんでした。菜食は体にいい、スポーツ選手にも菜食で活躍している人がいる。そういう情報はネットにいくつもありましたが、一方でタンパク質やその他の栄養のことを考えるとどうしても本当に菜食でいいのか?肉や魚や卵を食べてはいけないのか?と疑問に思うようになり、毎日のようにネットで調べていました。
菜食が良い?動物性食品を食べてもいい?何を食べたらいいのかわからない!と混乱して、誰かに相談したくてたまりませんでした。そんな時美風さんのブログに出会い、お問い合わせフォームがあるのを見つけ、藁にも縋る思いで美風さんに助けを求めました。10月30日のことでした。今までの食生活、自分の思い、悩み…思いつく限り細かく書きました。的確なアドバイスをいただきたかったから、というのはもちろんですが、今まで親にも友達にも誰にも言えなかった食に対する悩みを初めて聞いていただけることがただ嬉しくて、希望を感じながら相談メールを書きました。翌日、美風さんからお返事をいただきました。ようやく、自分の体が健康ではないことを自覚して焦りを感じました。その日から菜食をやめ、最初は抵抗感があったものの、毎日魚を食べるようになりました。肉や卵にはまだ抵抗感があって食べませんでした。今年は食べられないと思っていた大好きな秋刀魚を旬の時期に食べることができて嬉しかったことを、今でもよく覚えています。数日後、菜食を始めた頃から発症した足のむくみが少しずつ治っていきました。
そして12月10日、愛クラスを受講しました。心もお腹も幸せで満たされて、充実した1日はこれまでにありませんでした。玄米ご飯を炊いて食べるようになってから、体が元気になっていくのを感じました。体育の授業でも少しずつ走ることが楽になり、当時入っていた吹奏楽部での演奏も良くなってきて、自信がついていきました。食の力を強く実感する毎日でした。元気になりたい、冷え性も無月経も便秘も治したいという思いだけでなく、みんなと食事を楽しみたいという思いも強くなっていきました。「何を食べるかではなく、どんな気持ちで食べるかのほうが大事」と、美風さんからメッセージをいただきました。
しかし、わたしは拒食脳を手放すことができませんでした。年末に帰省した時、小麦粉に加え砂糖まで拒むようになったわたしに、母はわたしの体を強くゆすり、涙を流しながら大きな声で気持ちを吐き出しました。今までこんなにも母を苦しめていたのだと知り、申し訳なさでいっぱいになりました。「普通の食事でいい」「何を食べてもいい」と母にも美風さんにも言われました。それでも「小麦粉や砂糖などは害があるから食べない」という考えを変えることができず、「何を食べてもいいってどういうこと?」と思っていました。
GW中に帰省した時も、まだ続いていました。母ともまた喧嘩してしまい、一緒にいることも顔を合わせることも気まずくなってしまいました。再び美風さんに相談してそのお返事をいただいてから、今までの美風さんとのメールのやり取りやブログ記事をもう一度読み返しました。美風さんは何度も同じようなメッセージを、わたしに伝えてくださっていました。それなのに、わたしは全く分かっていなかったのです。そして「変わりたい、みんなと楽しく食事をしたい」という12月の自分の思いも忘れていたことに気が付き、年末からの自分勝手な行動が美風さんや母、家族にどれだけ失礼だったのかを強く思い知り、反省しました。「体に負担がかかるものを食べたからといって、死ぬわけではない」「食べた後にどう対応するかで変わる」「”何を食べるかではなく、どんな気持ちで食べるかのほうが大事”」と、ようやく心から思えるようになりました。母にもそのことを伝え、夏に帰省した時は美味しいものを食べよう、夕食を一緒に作ろうと約束しました。
今は肉も魚も卵も抵抗感なくいただいています。しかし、「体に悪い」と食べようとしなかったもの(特に小麦粉、砂糖、乳製品、添加物が入ったもの)を普段口にすることはないため、まだ正直それらを目の前にして恐怖心を抱かずに食べられるか、不安に思います。しかし、それよりも「”美味しい”をみんなと共有して一緒に食事を楽しみたい」という思いを強く持って、洗脳から脱出していきます。
最近は低血圧のわりに朝の目覚めはよく、急に立ち上がっても立ち眩みは起きません。体重も少しずつ増えてきました。階段を上るのも早歩きをするのも楽になりました。元気でいられることに喜びを感じる毎日です。
わたしには、一つ絶対に叶えたい夢があります。それは『お母さんになる』ことです。中学生から止まったままの生理を復活させ、赤ちゃんが授かる体を作るためにも、これからもしっかり食べて元気に活動し、あらゆるものに感謝しながら笑顔で過ごしていこうと思います。
あの日本を読んでいなかったら、わたしは“普通の女の子”として何でも食べていたことでしょう。母が深く悩むこともなかったでしょう。しかし、本を読んだことで食に対して興味を持ち、多くのことを知ることができました。むそう塾という素敵なお料理教室と、中川さんや美風さん、多くのむそう塾生さんと出会うことができました。だから決してこの過去を無かったことにせず、ちゃんと受け入れてこれからも生きていこうと思います。命を救ってくださり、変わるきっかけをくださったむそう塾に、心から感謝申し上げます。
* * *
<マクロ美風より>
メールをありがとうございました。
いつもあなたのことは気になっていますが、まずはお母様との和解が一番と考えていたので、余計なことは口出ししないようにしていました。
あなたの文章を読んで一番大事なことを書いておきますので、今後の参考になさってください。
>今は肉も魚も卵も抵抗感なくいただいています。しかし、「体に悪い」と食べようとしなかったもの(特に小麦粉、砂糖、乳製品、添加物が入ったもの)を普段口にすることはないため、まだ正直それらを目の前にして恐怖心を抱かずに食べられるか、不安に思います。
小麦粉、砂糖、乳製品、添加物が入ったものに恐怖心を抱かれるようですが、今のあなたはむしろそれらがなくてもお元気に行動出来ているなら、それで良いのではないでしょうか?
無理に食べようとしなくても、食べたいと思える時が来たら召し上がればよいし、今は食べたくないのなら、食べなくてもいいだけではないでしょうかね。
将来お子さんを産める体になりたいのなら、小麦粉、砂糖、乳製品、添加物が入ったものは摂っていない方がむしろ都合が良かったりします。
問題は、病的なまでにそれらを避けようとして、人間関係にヒビが入ってしまうことです。
今の時点で何事も完璧にしようとするのではなく、自然にあなたの体が変化してきたら、頭ではなく体が食べ物を選んでくれるようになりますから、その時の体の声に任せればよいですね。
人の体も心も変わります。
それは生きているからです。
変わるということは陰陽に変化が起きるということでもあります。
ですから、その陰陽の変化に寄り添いながら生きることを説いているのがマクロビオティックの考え方です。
宇宙という環境の中で、あなたは刻々と変化しているのですから、現時点ですべてを決めつけようとせず、もっとおおらかに物事に接するようにしましょう。
人間の細胞はすぐ変われるものと、年数が必要なものがあります。
その変化を楽しみに待ちながら、悔いのない人生を送ってください。
マクロビオティックではなく、ミクロビオティックにならないようにね(^_-)-☆
(出汁巻き玉子 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
+ – + – + – + – + – + – +
【ご案内】
・これから開催予定の講座案内 最新版
・中川式糠床受付方法のご連絡(2017年度の場合)
・中川式糠漬け(じゃい安)のご注文案内
・中川式鉄火味噌のご注文方法
【サイト内の記事】
・マクロビオティックの盲点
・塾生のきょうの100点お弁当
・陰陽を感じる日々の暮らし
・中川善博から娘へのお弁当
・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 食べたもののようになる, 体験談
11件のコメント
「弾力」 マクロビオティックの観点から
幸せコースの授業が始まると、お料理のことだけでなく、私は塾生さんの健康面にも気を配ります。
なぜなら、むそう塾はマクロビオティックの料理教室だからです。
桂むきをしていても、包丁とぎをしていても、その人が常々口にしているものが見えてきます。
そして精神状態もビシビシと伝わって来ます。
見かけは体力があるように見えても、実際は見掛け倒しの人もいるし、華奢な体でも結構踏ん張りがきく人もいます。
その違いは、心身に弾力があるかないかですね。
体の弾力・心の弾力・考え方の弾力…。
今は実に折れやすい人が多く、弾力とは対極の人が増えて来ました。
解決能力が低いというか、知恵が乏しいというか、これは体験の少なさから来ることではあるのですが、あまりにも生活力がない人が多いですね。
ですから、むそう塾でお料理を通じて、少しずつ自信をつけてもらって、体験を増やして、生活の知恵の貯金をしてほしいなと思っています。
* * *
ところで、この「弾力」は陰陽バランスがうまく取れていないと、理想的な弾力にはなりません。
お母さんのお腹の中で心臓が動き始め、一生休むことなく動いているのも陰陽の働きです。
緊張のあとに、甘いものや珈琲やお酒をほしくなるのも陰陽の働きです。
塩味の強いものを食べた後にお水がほしかったり、甘いものがほしくなるのも陰陽の働きです。
体には恒常性があるため、私達が意識していなくても自然に陰陽バランスをとって、体調を一定にするよう調節してくれているのですが、あまりにも私達が偏った食べ方をしていると、調節しきれなくなってしまいます。
そして、ついには体調不良になってしまいます。
我流でマクロビオティックをした人には、偏ってしまった人が結構多くて、塩分の摂りすぎ、穀物の摂りすぎ、粉物の摂りすぎ、マクロビオティック甘味料の摂りすぎなどがあります。
反対に、塩分の足りない人や穀物の足りない人、それから水分の足りない人もいます。
これらの人は、どのルートでマクロビオティックを知ったかが重要な分かれ目になります。
* * *
もしマクロビオティックをまったく知らない人の場合は、多くの場合がお菓子の食べ過ぎ傾向にあります。
主食が少なくてお菓子が多い生活では、遅かれ早かれ健康を害します。
乳製品と砂糖を控えるだけでも、嘘のように体調が変わるのですが、習慣や癖を変えるのはなかなか出来ないんですよね。
でも、出来ないことではありません。
「弾力」のある心身のために、あなたの食べ物を変えてみると、体はちゃんと応えてくれます。
なぜなら、心身はあなたが食べたもので出来ているからです。
(しっかり毒消しした烏賊料理 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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「マクロビオティックの陰陽がわかる」感想文(10) 陰陽の交通整理をしよう
「マクロビオティックの陰陽がわかる感想文」も10回目になりました。
まだ2名の方が未提出ですが、厳密にはもう締切日を過ぎているので、この辺でおしまいにしようかと思います。
幸せコースは3クラスで24名の方が学んでくださっているのですが、それぞれに温度差があるのは当然であり、目的もバラバラです。
これこそが陰陽であって、感想文の提出一つとっても、こちら側も学びがあります。
それらを踏まえたうえで、その人にとってピッタリの陰陽バランスを調整できるようにアドバイスをさせていただこうと思っています。
今回は93-4の“えれこ”さんの感想文をご紹介します。
多岐にわたってご自分の感想を盛り込んであり、ご主人様と陰陽を一緒に考えている姿が微笑ましくていいなぁと感じましたので、抜粋ではなく全文を掲載させていただきます。
(一部改行などの手直しあり)
私がマクロビオティックに興味を持ったきっかけは、子どもの頃からのアトピー体質のため健康情報を色々集めていたからです。
それまでは一般的なお料理教室に通って自分なりに料理をしていました。
2014年の春頃、スーパーで購入した鶏の手羽元を食べていた時に周りに分厚くついた肉に対して骨が細くて少し力を入れるとポロポロと崩れていくことに気が付きました。調理してあるとはいえ、不自然さや気持ち悪さを感じ食事を中断してインターネットで食肉がどのようにして作られているのかを調べ始めました。
サイト「菜食のススメ」に行き着き、家畜動物達のあまりの惨状にショックを受けると同時に自分が感じた違和感は本物だったのだと確信しました。
元々肉や魚を食べる事に罪悪感や一種の気持ち悪さがあったため、その日から動物性食品を買わない生活が始まりました。
ビーガン料理の作り方は図書館で借りた色々なマクロビの本やインターネットを参考にもどき料理を沢山作りました。菜食のお料理は生々しさがなくて工作感覚で楽しく作っていました。
そんな生活を1ヶ月ほどしていると、家の近くで新しくマクロビの教室が始まりました。
これは今の生活を後押ししてくれていると感じて通い始めました。
私がお世話になったA先生はKIJの卒業生で、福岡や海外でもマクロビの勉強をされていた方でした。A先生はお料理を伝えたい訳ではなく、軽やかに生きていくためのマクロビを伝えたいといつも仰っていました。お手当ドリンクを飲み続けてはいけないことも、動物性を食べる時の毒消しのこともしっかり教えてくださいました。2016年の春まで、約2年間お世話になりました。
妊娠中に梅醤番茶を飲み続けていたのは、妊婦だから貧血に良い梅醤番茶を普通より沢山摂る必要があると勝手に解釈してしまったからです。
2015年の夏に娘を妊娠していることがわかるまでほぼビーガンの生活をしました。約1年程の期間でした。その間の身体の変化は、便秘がなくなり、花粉症がなくなり、経血がサラサラで臭いがなくなりました。主人は80キロ近くから65キロほどまで痩せました。(身長170cm)
良いことばかりだと思っていた菜食生活でしたが、妊娠してからお肉が食べたくなった事とこれから産まれてくる子供を菜食で育てる事は無理があると感じた為、ゆるく動物性を食べる生活に切り替えました。
マクロビのレストランも食べ歩いてみましたが、どの地域でも同じようなメニューと同じような味で飽きてしまったのもあります。
植物性のお菓子に至っては、「身体にやさしい」とよく書いてありますが実際に食べてみた負担は普通のお菓子よりも大きいように感じてどんどん疑問が湧いてきました。陰陽の考え方は面白いけれど、植物性のみにこだわるのはやめようと思いました。
普段の食事を考える中で、電子レンジや化学調味料でいっぱいの「普通のご飯」には戻れないのでどのように食べていけば良いのか混乱していました。出産も刻一刻と迫って焦っていました。
そんな中2016年1月に第93回目愛クラスでむそう塾のお世話になりました。
2冊の課題図書は、陰陽に振り回されている自分の人生を生きやすくするにはどうしたら良いのかヒントを貰う気持ちで読みました。どちらもわかりやすく大切な事が沢山書いてあると思いました。
ほとんどの内容ははすでにA先生から2年間かけて教わった事がある内容でした。当時とは受け取り方が違いとても新鮮な気持ちで読み進めていきました。奥が深くてまだピンとこない箇所も沢山ありました。知っている事と理解している事は全く違うので、これから幸せコースで学んで行く中で自分の中に落とし込める部分をしっかり増やして行きたいです。
特に印象に残った部分について感想を書いていきたいと思います。
* * *
「指定本」
46ページからの陰陽の見方の5つのポイントはこれから陰陽で物事を見るときに忘れてはいけない大切なポイントだと思いました。しかしこの部分が一番自分の中で落とし込めていないと感じます。
頭の中が混乱した時は5つのポイントに帰って来ようと思います。
100ページの「なぜ年をとると一日が早いのか?」での時間(陽性)と空間(陰性)の関係がとても興味深かったです。
玄米炊飯の時にお米を洗う時と◯◯の時は特に自分の氣が入りやすいと感じています。どちらもお米に集中しているかどうかで体感時間が全く違います。考え事をしていたり、気が散っている状態ではあっという間に時間が過ぎて行きます。そんな時は炊きあがりも美味しくならないので、いつも良い緊張感があります。
普段の生活でも目的もなく漠然と過ごしているとあっという間に一日が終わってしまいます。自分の人生をより良くするためには周りの状況に気を取られすぎるととても損をしてしまうと気が付きました。
主人が糠漬けの覚え書きを見て、仕事の資料と勘違いをしました。めっき液も層が分かれていてエアレーションを行うそうです。玄米を炊いている時も私が◯◯をしているのを見て、めっき液も◯◯数が決まっていると興味深そうに話してくれました。
その会話の中で、めっきの腐食テスト時にオーブンで焼いて極限まで酸化させると何故か紫色になるという話になりました。初めは陽性にしているのにどうして紫になるんだろう?と思いましたが、定理11のように陽が極まって陰になったのかもしれないと気が付いて陰陽の面白さを体感しました。
家事アドバイス講座の時にも本物に囲まれた生活を意識するとめっきは本物でもあるし、偽物でもあって面白いという話を夫婦で話していました。
これから陰陽研究会監修の「魔法のメガネ」を読もうと思っています。普段の暮らしの中で陰陽で物を見ていく練習をしていきます。
* * *
「推薦本」
私が一番大切だと思ったのは24ページの食べ物の陰陽表の中の両端の部分でした。極陽性に「あたたかい心で作られた食品、まごころを込めて作られた食品」と極陰性に「怒りながらや不機嫌な気持ちで作られた食品」と書かれています。自分の体験からも強く納得できました。
子供の頃、実家では誕生日はちらし寿司と決まっていました。幸せで印象に残っている年は母がニコニコしていて自分の為に作ってくれた事が伝わってきて思い出すと心が暖かくなります。同じちらし寿司でも、仕方がなくやっつけで作ってもらった年のことを思い出すと今でも悲しい気持ちが蘇ってきます。
行列のできる飲食店に行くと、しばしば客を捌くだけの全く氣の込もっていない食事が出る事があります。そんな時は夫婦で「無を食べてるみたい。」と心がスカスカになっていくのを感じます。どんなに良い材料で美味しい味付けでも満たされる事はありません。
第107回目の愛クラスの日に中川さんの福ZENを戴いた日は、満たされた感覚が家に帰ってからもずっと続いてもう一生甘いものやパンを食べなくても生きていけるんじゃないかな?と感じた事を思い出します。
食べる時間はあっという間ですが、食事は心身の芯まで影響を及ぼすのだと感じています。
私自身もOBENTERS™の投稿を通じて自分の氣がどれだけ料理に影響を与えるのか痛感しています。「気持ちを込める」事が大切なのは理解してもどうやって良いのか中々わかりませんでした。
5月20日の投稿では楽しい気持ちで家族の事を想いながら玄米を炊飯しましたが、途中で横もれがありました。そのタイミングで娘が起きて火加減の調整をするか娘の所に駆けつけるのかの選択に迫られました。駆けつけるのが遅いと主人の睡眠を邪魔してしまうし、お鍋の中をイメージすると大丈夫だと感じて、横もれしたまま炊飯を続けました。
白米の準備もしていましたが美味しかったのでドキドキしながらその玄米御飯で投稿しました。中川さんからのご指導では「あなたは自分では気付いてないかもしれませんが、ご飯の炊きあがりがすごく進化しています。イラ感ゴワ感なくくどいもっちり感もなくふうわり炊けているじゃありませんか。素晴らしい。」と言っていただきました。データに囚われていたら失敗したご飯になっていたと思います。料理は頭ではなくて感じる事だという大切な体験が出来た日になりました。
私は気持ちに波があって良い時と悪い時を行ったり来たりしながら今までの人生を生きて来ました。今は玄米御飯が自分の状態を教えてくれます。まだ玄米炊飯を再開して1ヶ月程ですが落ち込む時がすでに数回ありました。そんな時も自分の状態に気がつけるのでどん底に落ちる前に立ち直るのが速くなって来たと感じています。
余談ですが、最近松下幸之助の奥さんの著書を読みました。お料理に関する箇所で鮮度の良いものを食べる事、天然の物を選ぶ事、盛り付けを整える事、鱧の骨切りの事まで書いてありました。むそう塾で大切にされている事ばかりで驚きました。
幸せコースの第1回目から生活を朝型に切り替えました。私は朝の爽やかな空気が大好きです。今まで自分の時間を作るために深夜を使っていましたが、朝活動する方が私には向いているようです。子育てに追われて余裕がなかった生活に少しだけゆとりが出て来ました。
これから安定した気持ちで玄米を炊き続ける事が出来るか、お料理と向き合う事が出来るかどうかが私の課題です。
先日は落ち込みそうになった絶妙なタイミングで麗可ちゃんがメッセージをくれました。本当に有り難かったです。今までは自分だけでどうにかしようと足掻いていましたが、今は中川さん、美風さん、麗可ちゃんが力をくださっている事を強く感じます。
主人も応援してくれています。パソコンの場所も譲ってもらいました。後は私がどれだけ頑張れるかにかかっています。
幸せコースを通じて本当の幸せを掴み取りたいと思っています。これからもご指導どうぞよろしくお願い致します。
* * *
<マクロ美風より>
まず最初に、あなたの頭の中には色んな情報が入っていますから、それらを交通整理することから始めましょう。
幸いにあなたは、持ち前の陽性さに救われて、マクロビオティックで体調を崩すことはありませんでしたが、確固たる裏付けがあって進んで来たわけではないので、これからは一つひとつを丁寧に陰陽で判断して行きましょう。
その振り分け基準は、あなたのご主人様が案外陰陽的に良い感覚を持っておられるので、大いに話し合うのが勉強になっていいですね。
中川さんは、玄米炊飯にしても糠漬けにしても、とてもロジカルに説明していますから、案外男性の理解者が多いのです。
きっとご主人様もそのお一人になっていただけると思います。
ご夫婦で陰陽のお話が出来るのは幸せですね。
きっとご主人様のお仕事にも参考になることがあると思いますので、仲良く話し合ってみてください。
話すことによってあなたの知識も深まりますから。
ところで、あなたは馬力はあるので勢い良くスタートするのですが、まだ馬力任せなので途中で失速することがあります。
それは陰陽調整ができていないからであって、全体を見渡して「今」の力配分が出来るようになると、もっと暮らしやすくなります。
たとえばこの感想文ですが、改行がとても少なくて読みにくい書き方でした。
それは「想いを吐き出す」排毒状態になっているので、改行をして読みやすくするという「全体」を見ることが出来ていないからですね。
こういうことは暮らしぶりにも出てきますので、一呼吸置くことを意識するようにしてみましょう。
グンと風通しが良くなって、人間関係もスムーズになりますよ。
本当に強い人は、攻めるばかりではなく、じっと待てる人だったりします。
これこそ陰陽のお手本だと思いませんか?
これからはそんなことも意識して暮らしてみましょう。
1年後、2年後、どんなあなたになっているか、とても楽しみにしています。
すでに今は、もう最初の愛クラスでお会いしたあなたではなくなっていますよ。
進化しています。
これから毎月マル秘特訓が始まります(笑)
お楽しみに♪
他の塾生さんの感想文は「幸せコース感想文」からどうぞ。
(京都 瓢亭)
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「マクロビオティックの陰陽がわかる」感想文(9) 人は食べたもののようになる
感想文の続きです。
まずは98-4のコタリンさんです。
>〝身土不二“”一物全体“はわかりやすいけれど
>〝陰陽“はよくわからず、意識してきませんでした。
>〝陰陽〝相反すもの、プラスとマイナス、
>“食べ物”や体質の陰陽判断に使うもの、という感じでとらえていました。
>なので、美風さんがブログで“陰陽で考えてみればわかりますね”と書かれていても
>なんのことだかまるで分らない状態。“まあ、分からなくても現状の生活には困らないし。まっいいっか”と
>お気楽な考えでした。
コタリンさんらしさを表した文章で、微笑んでしまいます(^^)
そうなんです。
“まあ、分からなくても現状の生活には困らないし。まっいいっか”でもいいのです。
そして、ほとんどの人がマクロビオティックや陰陽のことなど知らずに生きているし、素敵な人生も楽しい生活もしているのです。
だから、別に陰陽なんて知らなくてもいいのですが、あなたは病気でご主人様を亡くされ、ご自分も大病をされ、お子さんの健康を心配されてむそう塾に来られました。
ですから、なるべく病気にならないように普段から気をつけておくことは知っていても損ではないと思うのです。
その第一歩で割と効果的なのがマクロビオティックの食事法です。
これから少しでも陰陽をお食事に反映して、肉体や精神面も病気に遠い暮らし方が出来るといいですね。
>“腰紐”の話も興味深いものでした。幼少期、家に出入りしていたお米屋さんや酒屋さんが前掛けをかけておへその下で結んでいたのもすべて意味のあることだったのでね。むそう塾がエプロンをしてひもを腰で結ばない理由はここにあるのでしょうか?
むそう塾のサロンエプロンは、丹田を意識した暮らし方をするためにデザインしました。
重心を上に上げないようにするためです。
こんなふうに具体的なことで陰陽を確認出来るよう、カリキュラムを編成してありますので、これからグイグイ食らいついて来てください。
* * *
次は82-2の“もも”さんです。
一部を抜粋させていただきます。
ももさんのように、男性と同じ働き方をされている女性って多いですよね。
深夜残業も含めて、女性の体を無視した働き方は、本当の男女平等ではありません。
でも、そんな時代だからこそ、陰陽を踏まえて自分と自分をとりまく環境とのバランスをうまく保って、病気をしないように生きる術が必要だと思います。
そのためにマクロビオティックの陰陽は大いに頼もしい味方になってくれます。
「人は食べたもののようになる」というのは、疑いのない真実です。
そしてまた、環境の影響も受けるのです。
ですから、食べ物と環境を改善しながら生きることは、生き方を創造することになります。
どんな人生にしたいか?
どんな生き方をしたいか?
では、どんな物を食べたらいいのか?
そんなふうに逆算しながら、今口に運ぶものを決めるのもマクロビオティックの考え方です。
自分の将来像を描きながらお食事や働き方を調整するって、何とも楽しいことだと思いませんか?
これからあなたが、心からの笑顔で日々が送れるようサポートしていきますので、一緒に頑張りましょう。
他の塾生さんの感想文は「幸せコース感想文」からどうぞ。
(南瓜のケン 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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「マクロビオティックの陰陽がわかる」感想文(8) 陰陽の存在に気づく
マクロビオティックの陰陽って、最初は本を読んで半信半疑になるところから始まると思うのですが、それは義務教育で習ってこなかったからですね。
でも、陰陽というのは、習うとか習わなかったとかいうこととは無関係に、この世の中に厳として存在しているものなのです。
ただそのことに今まで気づいていなかっただけです。
ですから、そのことに気づけた今は、日々の暮らしや行動を陰陽の視点から洗い直してみたら良いのです。
そうすると、面白いように自分のことが分かるようになります。
そして副産物として、他人のことも分かるようになります。
それが生きやすさや、新たな展開につながって行きますので、そんなことを考えただけでもワクワクすることでしょう。
では、塾生さんから寄せられた感想文をご紹介しましょう。
まずは、104-4のkanamiさんからの感想文です。
kanamiさんはお仕事が忙しくて、お食事にかける時間よりも睡眠を優先する暮らし方をされていたそうです。
そうなりますよね。そして、そういう人が今はとても多いです。
でも、これから幸せコースで美味しいお料理を習うと、ちょこっと作ろうかなという気持ちが芽生えてくると思いますので、徐々に変化されることでしょう。
そのくらい美味しいものの力は凄いのです。
>この陰陽の法則を理解・活用することで、後回しにしがちであった自身の心身の調和が図れ、自身が安定することで初めて他者も大切にでき、人生をより豊かで充実したものにできるのではないかと考えています。
はい、そのとおりです。
まずは自分の心身が安定していること。
ここが大切です。
そのための具体的方法の第一歩が、陰陽バランスを考えた食べ方なのです。
これからは、何かを口にされるときに、いつも陰陽を考えながら召し上がっていると、だんだん体の方が変化してきますので、そうなると面白くなってくるはずです。
その次に、精神面の変化に気づくでしょう。
* * *
次は104-3の“かとり”さんです。
指定本と推薦本の2冊をお読みになってのご感想です。
>実際最初に読んだ感想は、なるほどとは思うものの
>そこまで新しい考え方ではないと感じました。
>それに近い考え方が自分の中にあったのかもしれません。
>ただ、それを実践してはいなかったので、身の回りの
>出来事を陰陽で考えたりすることは楽しく、
>また陰陽そのものに善悪はないという考え方に
>宇宙の大らかさを感じていました。
>調理は「知恵を使って宇宙の理に叶うように陰陽をすべてに調和させる」
>ことであると読んだことをきっかけに、物の見方と合わせて
>新しい対処の仕方を身に付け始めたと考えています。
知っていることと、実際にそれを使ってみることでは、世界がまるで変わって来ますので、ぜひこれから実際に活用してみてください。
マクロビオティックの考え方は実学なので、知識として頭の隅っこに鎮座させても効果は薄いのです。
まずは日々の食べ物から陰陽を意識して、次に体の陰陽的反応を確認して、それから精神面の陰陽がどうなったかまで確認するようにすると、俄然マクロビオティックの考え方が生活に活きてきますよ。
それができるようになると、人生そのものが変化してくるようになります。
楽しみですね。
* * *
次は108-1の“みら”さんです。
>8年ほど前のマクロビオティックとの出会いは久司酵素で、体質を
>酵素だけでなく食事も変えていきましたが、こういう食べ物は良い、こういう食べ物は良くないと頭で捉えて、だんだん凝り固まった考えになり、体で感じることは二の次になっていきました。
>むそう塾のブログに出会わなければ、恐らく逆に体調を崩していたと思います。
きわどいところでむそう塾にご縁がつながってホッとしました。
愛クラス以降の変化は、陽性の力が目に見えるほど効果を発揮していますね。
クシ酵素時代の陰性な体に、これからは中庸と陽性を上手に取り入れてあげましょう。
そうすると、面白いように心身が変化してきますよ。
これから幸せコースで具体的な陰陽をお伝えして行きますので、まずは食べ方から陰陽を意識していきましょう。
そうこうするうちに、肉体面や精神面での変化も実感できて、ますます日々の生活が充実してくるようになりますよ。
あなたが素晴らしいなぁと思ったのは、ちゃんと「無双原理の12定理」に当てはめて、身の回りのことを考えていらっしゃることです。
12定理は分かりにくいものも含まれますが、理解出来るところから活用されると陰陽が早く身につきます。
これからが楽しみですね。
* * *
次は107-4の“みそっ娘”さんです。
彼女は推薦本も読んで2回目の感想文提出になります。
>「もし私たちの心身が不健康であったり不幸ばかりが続くならば、それも自然の成す技であり、成るべくして成った因果応報であると受け止めるべき」とか
「私たち一人一人が神と直結しているのであり細胞の一つ一つに宿っていることを認識することが大切」といった言葉は、学校や社会で慣れ親しんできた「科学的」な感覚だと「怪しい」と思いたくなるけれど、日常的な経験や実感に基づいて定理や法則をなぞっていくと、どうにも否定のしようがない真実だなと感じました。
>「調和」という言葉が非常に多く出てきていました。そしてその言葉が今の自分にじんじん沁みました。私は身近な家族に対して、真逆の態度を取ってきたからです。
母と衝突しては、声を荒げたりふてくされたり沈み込んだり。子供と一緒にいても、気持ちを自分の興味や欲望にばかり向けてしまい、後になってぐずる息子に手を焼いたり。
本を読んでからは、玄米ごはんの穏やかさにより意識を向け、気持ちがざわついたときは心の中で「調和、調和…」と唱えながら日々を過ごしています。外から見たら1ミリにも満たないような変化かもしれませんが、それでも確実に何かが変わっていくような気がしています。
きちんと本を読んで、ご自分の生活に落とし込もうとされているのが伝わって来ます。
あなたは「外から見たら1ミリにも満たないような変化かもしれませんが」と書かれていますが、私には大きな変化と写っていますよ。
必ず今の心の変化が実を結ぶ時が来ます。
案外早いのがお子さんの変化になるかもしれません。
子供は敏感に氣の違いを感じ取りますのでね。
あなたは家業として「見えない世界」を相手にしていますので、陰陽の考え方はスッと入って行くと思います。
そして、それを本当に咀嚼できたら、もっと素晴らしい商品が出来上がることでしょう。
そのくらいあなたは陰陽を活かせる立場におられますので、ぜひマクロビオティックを最大限に活用されて、プライベートもお仕事も充実した人生になさってください。
今後のあなたの変化を大いに期待しています。
他の塾生さんの感想文は「幸せコース感想文」からどうぞ。
(南瓜の桂むき 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
+ – + – + – + – + – + – +
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