マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

2018年12月31日おせち投稿のまとめ

2018年12月31日24時で、2018年のおせち投稿は締め切られました。
全員で23名の塾生さんが投稿してくださいました。
まずは皆さんにご苦労さまと申し上げたいです。

全部の投稿は「おせち投稿2018-2019」からご覧ください。
Twitterでは「むそうおせち2018」からもご覧いただけます。

お一人お一人の投稿文を読ませていただくと、どんな姿勢でこのおせちに向き合っているのか、よく伝わってきます。
中には涙が溢れて来る文章もありました。
子育て中の夜泣きで、著しく体力が消耗している人もいたからです。
以下、何名かを抜粋で。

【舞さん】
今年はよっぽどやめたほうがいいのでは、少しでも休んだほうが、睡眠を確保した方がいいのでは、と思っていたのですが、
どんな規模、どんな出来でも、続けることで保たれるなにかがある、と思い直しました。
今はこうして続けられるものがあって、
作りたいものがあって救われた気持ちです。

【きよさん】
人生初おせちです。
どうなることかと思いましたが、楽しみで、教わっていない料理もいくつか入れてしまいました。盛り込みは楽しくて時間を忘れました。
包丁研ぎ、桂剥き、出汁巻き卵、盛込み、繰り返し練習してきたことが全て入っていると思い、色々な場面が感慨深く思い出されました。
改善点はたくさんありますが、ひとまず、この約1年の結果が形になり、嬉しく思っています。
幸せコースに通ってたったの半年です。2019年をこんなおせちで迎えられるとは、私も含め誰も予想していませんでした。

【さなえさん】
風邪を引いてしまいもう無理なんじゃないかと諦めかけましたが、なんとか初めてのおせちが作れてホッとしました。
おせちは遠い先と思い込んでいたのですが、お弁当投稿のご指導のおかげで挑戦することができました。
今年はとても充実した一年を過ごすことができて嬉しかったです。

【好さん】
去年のおせち料理はただただ必死でしたが、(今年は今年の反省点もありましたが)少し落ち着いてお料理できたところに自分の成長を感じれることができ嬉しかったです。特に黒豆は陰陽を肌で感じるお料理でした。
おせち料理は幸せコースがからの集大成だなあとひしひしと感じます。一品、一品キレがあるお料理で最後の盛込み、撮影まで気がぬけませんでした。作っている際にプロの技を感じ、震えました。

【さえさん】
先月からイマイチ体調が悪かったので諦めの気持ちがあったのですが、そのまま年を越したら後悔する、やろう!と決心したら、体調も上向きました。
心次第なんですね。
最後に気持ち良く一年を終えられることに感謝しながら作りました。

*   *   *

おせち投稿をされた皆さんが全員頑張ってくださったのですが、お弁当投稿との関連や、どのコースに通われている人が投稿してくださったのかを知るために、下記にまとめてみました。(敬称略)

       【2018年おせち投稿 マクロビオティック京料理教室 むそう塾】

その中でお二人のかたが目立ちます。
18番の“きよ”さんは、まだ幸せコースに在籍中で、むそう塾に通いはじめてたったの7か月です。
それから、6番の“さなえ”さんは、上級幸せコースに在籍中です。
このお二人に共通しているのは、共にお弁当投稿をされていて、しかも100日間連続投稿を達成されたことです。
こういうところで、100日間の頑張りが効いてくるようですね。

きよさんは、12月に習ったばかりの出汁巻玉子を毎日練習して、やっとおせちに入れました。
本当によく頑張りました。
多くの塾生さんが後に続いてほしいです。
技術は後に残りますから、練習のし甲斐があります。

さあ、あなたもお弁当投稿でおせちの基本を身につけましょう。
相当実力がつきますよ。

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 1件のコメント

明けまして おめでとう ございます

(ねじり梅 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

皆様

明けまして おめでとう ございます

新しい年が幸多き年になりますように

健康の要は腸にあり

マクロ美風

 
 
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内海聡医師の記事より 「健康でないことこそが人間として当然である」

私の父も母も95歳で亡くなりましたが、生前に健康の話をしていたとき、「この歳になったら、あっちこっち痛いところはあるけど、歳をとるってそんなものさ」と軽い返事が返って来た記憶があります。
痛みと一緒に暮らす感じで、最後に癌になっても騒ぐことなく、なんだか静かに去って行った感じがします。

私はありがたいことに20代で野口整体に出会ったので、体の不都合に対する自分の立ち位置が定まっていて、ずっとそのままのスタイルを50年近く続けてきました。
そのスタイルは、とても心穏やかで、自然とともに生きている実感を味わえるものでした。

たまたまFacebookに、そんな私の気持ちとピッタリする記事がありましたので、ご紹介させていただきます。

*   *   *

内海聡医師の記事より

健康でないことこそが人間として当然である
 
人間は常に不調を感じ、愚痴をこぼし、その不調と付き合いながら自然に生き死んでいくものである。
今の時代は毒だらけの時代でもあり、こんな時代と世界の中でいつも好調であれば、そっちの方が頭も体もおかしいのだと考えられるかどうかが重要だ。
セラピストなどでもとにかく症状を消してあげたいという人が多いが、そんな発想は医学者がやっている対症療法となにか違いがあるだろうか?
 
私自身について考えてもいつも体の不調は感じているものなのだ。
何かあればここが痛い、何かあればここが変、何かあれば寝れなかったり途中で起きる、そんなことは日常的なことだ。
現代の忙しい社会において、理想的な健康体などというものはどこにもあるはずはない。
現代の人々は、「健康じゃなくても、生きてればいいや」とはとても思えないのである。
「常に何の不調もない状態が健康」という考え方自体が、「彼ら」に洗脳されているということに気づかない。
それが医療化を生み医原病を生み、さらなる不健康をもたらす。
 
つまり、その症状はあなたのセンサーそのものであり、生きている証明であり、なければいけないものなのだ。
 
たとえばあなたが下痢をしたとしよう。
その時に多くの一般人は下痢を何とかしたい、止めたいと考える。
しかしその下痢はばい菌を外に押し出すための防御反応であり、それを止めると病状は長引いたり悪化したりするのだ。
そうではなくその症状は必然であり、その症状を大事にしながら脱水やミネラル不足や体力低下に気を付けて、下痢が自然に収まるのを待つことが、実際は最も人体の治癒にとって有効なのだ。
 
もちろんここでも全ての代替治療を根こそぎ否定する気はない。
西洋医学でさえ救急医学や産婦人科学の一部などには大いなる価値がある。
しかしどんな治療であってもこの考え方は非常に重要なのである。
その症状を安易に治そうと思うからこそ医学の奴隷になる。
健康と名ばかりの「症状がない状態」を追い求めるからこそ、いろいろな商法が生まれ詐欺も発生する。
本来、治療の目的は病院を卒業することにあり、その不調が自然であると悟ることにこそあるのだ。

*   *   *

この記事の文中に、「症状がない状態」を追い求める というのがあります。
ここですね。
何も症状がないことを健康だと思っている人が多いのですが、体は日々色々な反応をしながら修復をしているので、それを待ってあげる気持ちがあると、精神面が落ち着きますね。
父と母は難しいことを考えていたわけではなく、少しぐらいの症状は健康の範疇に入れていたのだと思います。

いたずらにいじくらないで、そっとそのまま待つ。
なんだか子育てに似ているなあと思いました。

 
 

(柚子の飾り切り 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, からだ, こころ・想い | コメントする

今年の授業が全部終わりました 懐かしい塾生さんたちに会える嬉しさ

今日は今年最後の授業日でした。
最後の講座は単発講座で、「サンドイッチ講座 第2弾」でした。
受講してくださった方は8名。
お久しぶりの方も多くて、とても嬉しかったです。

特に「幸せコース」1期生の皆さんが4名もいらして、今もむそう塾を忘れずに、こうして遠くから足を運んでくださることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
何年もむそう塾に通ってくださる方、新しい講座は必ず受講してくださる方、そういう人たちでむそう塾は成り立っているのですが、そこには「信頼関係」があって、これがかけがえのない財産です。

また、「秘伝コース」修了者も4名いらして、その向学心も嬉しかったです。
きっとお家で上手に再現してくださることでしょう。
単発講座に時々お顔を見せてくださる塾生さんもいらして、そういう方から近況を聞かせてもらうのも楽しみです。

そういえば、10年近く前にお母様が乳癌になられたと相談してくださった塾生さんがいらしたのですが、そのことをお伺いしてみたら、今もお元気でお暮らしとのことで、すごく嬉しかったです。
西洋医療も取り入れつつ、玄米ご飯をお子さんに教えてもらって炊いておられるそうです。
素敵な流れですね。
玄米炊飯を教えてあげたお子さんにもお母様にも感謝です。

むそう塾でお伝えしたお料理で、習ったご本人様はもちろんのこと、ご家族様も健康になってくださったら、これほど嬉しいことはありません。
「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」としての責任を果たせたような気がします。
お料理を作ってくださった皆様、ありがとうございます。

それでは、皆様、佳いお年を!

 
 

(サンドイッチ講座 第2弾を受講された皆様 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, マクロビオティックが楽しい♪, からだ, こころ・想い | 6件のコメント

プロからお料理を習えるのは稀有なこと ましてや完全フォロー体制なんて!

昨日、これから塾生さんになってくださる人とお電話で話をしていて思いました。
やっぱりむそう塾が目指していたことは間違いではなかったと。

電話の主は60代の女性(Aさんとします)ですが、「プロから直接お料理を教えてもらえるなんて、こんなこと普通ではないことなので、一から教わりたいです。でも、ついて行けるかしら?」とおっしゃいます。

同感です。
誰しも思われることでしょう。
でも、大丈夫ですよ。
むそう塾は素人さんにお料理を教える教室ですから、素人さんが出来るように考え抜いた方法でお教えします。

そして、プロというのは味で妥協をしませんから、絶対美味しい味を伝えようとします。
そのために必要なことは、完全に真似ていただくことです。
真似上手な人は上達が早いです。

*   *   *

ところで、むそう塾は「こんなのがあったらいいなあ」という私の願望から始まりました。
一つは、マクロビオティックの排他的お食事のせいで、体調不良になったり、人間関係がギクシャクした人たちに、「目指している方向が違うよ〜」と伝える「場」がほしかったことです。

もう一つは、マクロビオティックを知っている人も知らない人も、みんなで「美味しいね♪」といって、一つのテーブルを囲めるお料理をお伝えすることでした。

そこで、美味しさでは定評のあった、京都の中川善博さんに一緒にお料理教室をしてほしいとお願いしたのでした。
中川さんの経歴からいって、間違いなく美味しいお料理が教えられると思ったし、この味とマクロビオティックの陰陽を融合させれば、絶対に健康に貢献できると思ったからです。

*   *   *

それから丸10年。
本当にそのようになりました。
色々な病気を抱えた人もむそう塾に来られ、お薬なしでお元気になって行く姿を見ていると、食べ物の力を改めて感じます。

むそう塾を始めた当初は、完全ベジだったのですが、いわゆる陰性体質の人が多く来られて、このままではいけないと思い、途中から動物性のお料理も加えるようにしました。
ところが、これが予想以上に喜ばれて、ご家族様の期待が高まりました。

というのも、動物性を取り入れた方が体調が良くなる人がとても多かったからです。
それで、鰹節と昆布で一番だしを教えたり、お魚料理を教えたりしながら、塾生さんの体調を観察してきました。

今ではお肉を使ったお料理も、毒消しの方法とともにお伝えしていますが、この方法で誰も体調が悪くなることはありません。
つまり、外食でお肉を食べたときのような「重さ」が体に残らないのです。
これはやはり、マクロビオティックの陰陽を踏まえた料理方法が功を奏しているのだと思います。

*   *   *

来年からは、むそう塾で初めてのコースである「幸せコース」が11年目に入ります。
この幸せコースには、冒頭のAさんのように子育てを終えた年齢の方が増えて来ました。
娘さんが幸せコースに来られて、良かったからといってお母様も通ってくださったり、その逆もあります。
母娘二代でそれぞれのコースに、同時期に通ってくださるケースもあります。

こうして、社会経験の豊富な年齢の方からご支持をいただけるのは、このうえなく嬉しく、この10年間の歩みに間違いがなかったと思えるのです。
マクロビオティックの考え方を基本に据えながら、柔軟に個人の体調に即して対応してきたことが、一つの結果につながって嬉しく思います。

*   *   *

お料理を教えるというのは、ただでさえ準備が大変なのですが、むそう塾の場合は「完全フォロー体制」なので、これに底なしに時間を奪われます。
4〜5時間の睡眠を確保するのがやっと、というくらい時間を費やしてこのフォローができています。
ですから、他のお料理教室では、絶対こんな大変なことはしたくないと思います。

でも、プロとして中川さんは、自分の教えたお料理が間違って伝わることを良しとしないために、このように時間を割いてフォローしているわけです。
なぜなら、間違えたお料理は美味しくないし、健康にも貢献できないものに変質してしまうからです。
それは陰陽がズレてしまうからですね。

料理を教えた本人からフォローをする。
責任感の塊のような中川さんらしいやり方だと思います。

*   *   *

今では「幸せコース」「上級幸せコース」「満足コース」「秘伝コース」「無双原理&盛付コース」と5コースになり、60名近くの塾生さんが北海道や九州からも日帰りで通ってくださいます。
東京からも多くの方が来られていて、本当にありがたいことです。
来年度もすでに53席が埋まっていて、これから5月の新学期までに確実に増えて行くことでしょう。

中川さんは私の想像どおり、物凄く頑張ってくださいました。
その頑張りは期待どおりでもあり、それ以上でもあり、そのエネルギーには圧倒されます。
(実はそこに惚れ込んだのですが^^)
特に毎日の「お弁当投稿」に費やすエネルギーは、塾生さんへの愛情なしでは考えられない内容です。
本当に中川さんの愛情の深さを実感する場面です。

中川さんは、今年の6月に還暦を迎え、私は10年前が還暦だったことを忘れて突っ走って来ました。
途中から麗可ちゃんというスタッフにも助けられて、より内容の濃い授業が展開できていることを、ありがたく思っています。
麗可ちゃんも50歳とは思えないパワーで頑張ってくれています。

みんなで力を合わせて、これからも素敵な仕事が出来るように頑張りますので、ご縁のあったむそう塾生の皆様、一緒に人生を軽やかに生き抜きましょう。
京都にはたくさんの良い氣が溢れていますので、あなたの命を毎月京都でリフレッシュしてあげてください。
そして、京都からのお帰りは笑顔と軽い足取りで♪♪

 
 

(日月椀 上級幸せコースのお雑煮の授業で使います マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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