マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

出汁巻き玉子 京料理人中川善博が教えるコツのコツ 動画あり

「マクロビオティック京料理教室 むそう塾」の「幸せコース」では、ただいま「出汁巻き玉子」の特訓中です。
1か月間にわたって出汁巻き玉子の練習動画を投稿するのです。
「ひぇ〜!」と思われるかもしれませんが、これがとても力がつくのです。

練習中の動画をプロに観てもらうことで、1人で黙々と練習するよりはるかに短時間で上達します。
1人では判らない自分の動作に対して、次々と改善点が指摘されるのですが、これがとても効果的なのです。
自分の癖を直しさえすれば、確実に上達しますので、あとは練習あるのみです。

まずは芯作りですね。
芯をきちんと作れるようにならないまま先に進んでも、結局あとで壁にぶつかり、また芯作りに戻って来ることになってしまいます。
ここで忍耐強く芯を作れるようになると、その後の上達が早くなりますよ。

 
 

昨年の記事ですが、これから練習が進んで行くと、必ず理解すべき内容が書かれていますので、ぜひお読みください。
出汁巻き玉子の動画から、ぜひ参考にしてほしい動画を2本 2021.9.14

特につむぎさんに対する中川さんのお話の内容は、しっかり頭に入れてほしい大事な大事なポイントです。
すでにボーに進まれている人もおられますので、コンロの違いによるフライパン温度の説明を参考になさってください。
ものすごく重要な指導です。
こちらにもリンクしておきましょう。

 
 

【マクロビオティック料理教室 出汁巻き玉子の授業風景 つむぎさん】2015.9.7

 
 
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秘伝コースの課外授業 瓢亭さんでのお料理より

今日は「秘伝コース」の課外授業の日でした。
予報ではお食事が終了した頃から雨とのことで、100%の確率だったのに、一日中雨は降らず教室まで歩いて帰れるお天気になりました。

中川さんの方ですでに記事がアップされていますが、私も少し撮影したので、一日の様子を残しておきたいと思います。(iPhone撮影ですが)

 
 

「瓢亭」さんに着きました。
いつ雨が降り出すかわからない空です。
奥で仲居さんが待っていてくださるので、歩きながら大急ぎで撮影です。

 
 

私の大好きな苔の道が続きます。
今年は雨が多いので、苔がとても生き生きしていました。

 
 

鯉が泳いでいます。

 
 

お部屋に入りました。

 
 

こういう昔の仕事がいいですねぇ。

 
 

時間前に全員が揃って、仲居さんがお飲み物のオーダーを取ってくださいます。

 
 

お飲み物が出てくるまで、しばしお話を。

 
 

さあ、乾杯しましょう!
女将さんのお顔も見えます。

 
 

【先付】茄子トマト 塩水雲丹 ずんだ 芽紫蘇
【三宝】鮎うるか焼き 小芋きぬかつぎ 枝豆
【飲み物】私は「瓢亭さんの自家製梅酒ロック」

 
 

【向付】明石鯛へぎ造り 花穂紫蘇 菊花 山葵 土佐醤油 トマト醤油

 
 

これを中川さんが写すとこんなに美しくなります。(iPhone撮影です)
写真をAirdropで中川さんから全員がもらって、その美しさに驚き、急に写真の撮り方練習が始まりました。
お皿の角度や位置に注意。

 
 

【煮物椀】丸玉豆腐 すすき三度豆 焼き粟麩 白髪葱 露生姜

 
 

【八寸】瓢亭玉子 かます寿司 はじかみ 甘海老香酒漬け水母はららご 鱧柚子味噌田楽 焼栗蜜煮 揚げ銀杏

 
 

【焼物】子持ち鮎塩焼き 酢蓮根 蓼酢

 
 

これも中川さんが写すとこんなに美しいのです。(iPhone撮影です)
みんなで撮影練習をしました。

 
 

【炊合せ】冬瓜 鱧 松茸 ふり柚子

 
 

【赤出汁】豆腐 刻み茗荷
【御飯】枝豆ご飯
【香の物】長茄子ぬか漬け 紫漬け じゃこえのき

 
 

中川さんの手。

 
 

【水物】桃コンポート 梨ジュレ シャインマスカット 玉子アイス

 
 

【お菓子】お品書きにはありません

 
 

これも中川さんが撮影すると、ググーンと立体感が!

 
 

【お薄】お品書きにはありません

 
 

こんなに沢山のお料理が胃袋の中へ。

 
 

記念撮影のために並んでいる途中。(全員ではありません)

 
 

教室に戻って、器のお勉強をしているところ。

 
 

外は少し蒸し暑い日でしたが、瓢亭さんの中はとても心地よく室温調節がされていて、最後まで気持ちよくお勉強させていただきました。
むそう塾にはないものを学ばせていただいて、大変貴重な経験になったことでしょう。

毎年、この日を境に塾生さんの本気度が増すのを実感するのですが、今年もすでに嬉しいご報告をいただいています。
外を知るって大事ですね。

瓢亭さん、大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いいたします。

 
 
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中川さんの「塩むすび」が最高に美味しかった!

先日、「自由人コース2」の授業で、初めて中川さんの「塩むすび」をいただきました。

実は私。「おむすびで何が一番好き?」と聞かれたら、迷わず「塩むすび」なのです。
その次が「塩鮭」、次に「梅干」の順。

ですから、塩むすびが登場した時には大喜び!
(´~`)モグモグ
「ん!」
「美味しい!」

なんとも言えない絶妙な塩加減です。
しかもまろやか。

後で作り方を知って納得でした。
塩むすびのためのご飯の炊き方だったのです。

私の人生で間違いなく一番美味しい「塩むすび」でした。
食べ終えるのが惜しくなるほど、本当に美味しかったのです。

中川さんによると、本当は海苔がなくてもいいのですが、手で持つときに指にご飯粒がくっつかないように、そして、この後連続でいただくお菓子の陰性とバランスを取るために海苔を巻いたそうです。

 
 

(塩むすび 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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マクロビオティックの陰陽を参考にして免疫力を高めましょう

マクロビオティックは「食べ方」だと思われていることが多いのですが、私はむしろ精神面での影響の方が大きかったです。
マクロビオティックの一部分である、極端な食べ方が取り上げられて、それが独り歩きしてしまった結果が現在の姿でもあります。

でも、本来のマクロビオティックは、未来を切り拓いていくエネルギーをも生み出せる、「考え方」でした。
「食べ方」は、よりよい生き方をするために、まずは健康になることを目指したものであり、提唱された当時にはとても合っていたようです。

しかし、時代が進んで、人々が常に口にするものは大きく変わって来ました。
食料が豊富にあっても、不健康な人は増え続けています。
これは明らかに「選び方」と「暮らし方」に問題があるわけです。

私たちの意識が、少しだけでも東洋的な面に関心をもって、「陰」と「陽」の考え方を知ったなら、今後の人生が大きく変わってくるでしょう。

マクロビオティックは東洋的な考え方をベースにしているので、免疫力がものをいう今の時代にはぴったりです。
「陰」と「陽」の視点では、ストレスは間違いなく免疫力を下げます。
何を食べるかも大事ですが、ストレスを限りなく減らすことの方が免疫力のためには重要なことです。
ここを意識して暮らすだけでも、あなたの人生は変わりますよ。

 
 


(京都 東山の空 2022.9.4)

 
 

気持ちはいつも晴れやかに。
きょうも穏やかな一日となりますように。

 
 
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マクロビオティックの陰陽で夜間の頻尿改善を考えてみよう

「マクロビオティックで頻尿になった人 塩分のとりすぎが問題」の記事では、マクロビオティックで陽性にしすぎて頻尿になったAさんのことを書いた。

マクロビオティックで陰性と判断された人は、陽性の食材や陽性の料理方法にする人が多い。
しかし、それを続けて調子がよくなったら、そのあたりから中庸の食事にする必要がある。
中庸の食事とは、陰性にも陽性にも偏らない食材や料理方法のことをいう。

たとえば陰性だった人でも、陰性な食材をことごとく排除するのではなく、料理方法を中庸にして食べればよいのだ。
中庸にするには、調味料や熱や時間で調整する。

 
 

さて、頻尿のことだが、マクロビオティックではトイレの回数が多い場合は陰性と判断する。
しかし、夜間にトイレに起きるのは陽性と判断する。
人間は寝ている時間帯はトイレに行かなくてもよいのが普通であって、その間に起きるというのは、それだけ膀胱がかたくなって、しっかり尿を溜めるだけの柔軟性がないからである。

ということでAさんは、膀胱がかたくなっている状態なので、一定期間塩分を抜くお食事をするのがいい。
つまり陰性なお食事にするのだが、改善が見られたらそこから先は中庸にする。
この見極めが大事である。
ただし、塩分抜きの食事は危険なので長期間続けないこと。

 
 

なお、Aさんは玄米を召し上がっているそうだが、体調が落ち着くまでは白米の方がよいと思う。
何しろ精神面への影響が大きくて、お通じが形にならないほど腸が弱っているからだ。
そんなに胃腸が弱っていたら、考え方も積極的なことは考えられない。
事実Aさんは「今の世界から消えてしまいたい」とメールに書かれていた。

マクロビオティックの良いところは、たとえ肉体が病気に侵されていたとしても、精神面は元気でいられる考え方なのだが、そこが全然機能していないようだった。

Aさんは長年介護をしていた身内を失って、燃え尽き症候群状態なのだが、ここを脱するためにも心身をやわらかくする陰性が必要だ。
そして、ある程度やわらかくなったら質の良い動物性も摂って、これからはご自分のための人生を歩まれることを願っている。

 
 

(万願寺唐辛子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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