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ほんまもんを伝えるむそう塾

今は色々な健康法が飛び交って、もう一体全体何がなんだか分からなくなっている人も多いと思います。
本屋さんに行っても、ネットでも、次々と洪水のように情報が流れてきます。
そして何かに手を出してみると、そこは詐欺同然だったり、かえって健康を悪化させたりしてしまう人も多いですね。
資格ビジネスに踊らされてかなりのお金をつぎ込んでしまう人もいます。
ネットの時代にあっては、サイトの作り方次第で実態とはかけ離れた印象のサイトにすることは朝飯前なのですが、そういうサイトって何となく臭ってきますよね。怪しいなって。

ところで、むそう塾ではむそう塾としてのサイトがあって、その中に私のブログ中川さんのブログが入れ子式で入っています。
ですから、毎日その3本を更新して、さらにFacebookとTwitterも更新しているわけです。
最近ではSNSとしてFacebookで情報発信されている方も多いのですが、私はやはりブログのオープン性がいいなと思っています。
Facebookは人を中心にして広がって行きますが、ブログは一貫した検索が出来るので書庫代わりになります。
先日中川さんがブログで一気に466件のコメントのお返事をしていましたが、ブログならそれを月間アーカイブから順に追うことも出来ます。

Twitterは気軽に冗談を言ったり、一斉に情報発信をしたり、とにかく速さが利点です。
むそう塾では塾生さんにTwitterデビューしていただいて、連絡網として使っています。
オープンになるところが性格的に嫌だと仰る方もいますが、オープンだからこそ得られる情報もあるので、便利なところは享受されたらいいなと思います。
離れていてもいつもむそう塾とつながっていられて、タイムリーに指導や連絡を受け取れることは、どれだけ多くのチャンスを自分のものに出来るか分かりません。
チャンスは待っているものではなく、自らつかみとるものです。

私はmixi時代も経験しましたが、あれはあれでコミュニティを作って盛り上がった時期がありました。
これからもどんどんネットでの情報のあり方は変わるでしょうが、実社会と同じく善も悪も存在して、その中で淘汰されて行くのだと思います。
ただ一つ気になるのは、Facebookなどに見られるように、良い面しか投稿しないケースが多いので、それと自分の現実を比較して必要以上に落ち込んでしまう人がいることです。
まわりがとても眩しく見えて、自分に自信をなくしてしまう若者がいるのは、ネットに依存していると起こり得る現象です。
そんなにみんながみんな輝いた毎日ばかりではありません。
人生ってもっと泥臭くて、美しくないことも、上手く行かないこともいっぱいあります。

ですから、どうぞネットの情報を取捨選択できる眼力を養いましょう。
ネット上に溢れているのは、そんなに重要ではないことだったり、関心を引くためのものだったりして、真実はネット上には登場しないことが多々あります。
むしろこちらの方が多いかもしれないくらいです。
ですから、本当に必要な情報は自分の足でその目で探して確認することが大切だと思います。
最終的には自分の直感が判断することでしょう。

テレビでCM慣れした現代人には難しいのかもしれませんが、本当に良いものには原価がかかるので、そんなに宣伝費は使えません。
むしろ宣伝されないところにポツンと本物があったりします。
表向きは華々しくないけれど、そこから悪い氣を感じなければ大抵はOKです。
そして本物の感動があること。
真実は人の心を打ちます。

*   *   *

むそう塾の愛クラス受講者でこのような人がいました。
過去記事を全部読んで「ここは大丈夫だと思った」と。
嬉しかったです。今まで頑張ってきたことがすべて報われた思いがして、泣けるほど嬉しかったです。
勇気百倍でした。

今年もご縁のあった方々に、地道にマクロビオティックの良さと間違ってほしくないところをしっかりお伝えするべく、様々な講座を開催して行きます。
そして、マクロビオティックの全体を俯瞰して見る目は、生き方として限りない希望を与えてくれますし、どん底から立ち上がる勇気ももらえます。
狭い視野に陥ってせっかくの人生をつまらないものにするのではなく、自分の可能性を試す生き方が出来るように、お料理や考え方を通じて、お若い方にもエールを送る塾であり続けます。

もちろん、高齢化社会を生きる人たちのために、少しでもご自分で健康を管理できるお手伝いが出来たらいいなと思っています。
そのためにはやはり、家族という最小単位の充実があってこそなのだと考えています。
地味だけど、目立たないけど、ほんまもんを伝えるむそう塾。
今年も多くの人たちとのご縁を大切に紡いで行きます。

 
 

結び紅白 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(結び紅白 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

玄米の炊き方講座は1月31日(日)に開催されます。

 
 
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お料理に興味がなかったのにお料理上手になった例

おせち マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品

 
 

おせち マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品2

 
 

(おせち マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 kamomeさん

元旦にむそう塾生のkamomeさんがこのおせちを持ってご実家に帰ったところ、お母様が「どうしてこんな料理好きの息子に育ったんだろう?」と不思議がっておられたとか。
「昔は何もしなかったからなー」とはkamomeさんの弁。
それからの展開が参考になるのでご覧くださいませ。(1月1日のTwitterより)

中川善博
「それはひとえにべっぴんの嫁さんもろうたからじゃのぅ。」
kamome
「そ、そうかも知れませんσ(^_^;)」
麗可
「私も昔は全然お料理しなかったので、母に驚かれてます(笑)」
kamome
「へえ、麗可さんもそうだったんですか〜。」
麗可
「そうなの。テニスばっかりして、お料理には全く興味なかったのでしたw」
kamome
「お互い良かったですよね。シミジミ…」
麗可
「本当に、良かったです(^_-)」

マクロ美風
「ということは、いつお料理に興味が湧くか分からないから、今お料理をしない人にも希望が持てますね。」
kamome
「そうですね、誰でもきっかけさえあればできるようになるのかなと。」
マクロ美風
「なるほどね。そのきっかけと美味しさが決め手ですね。これから続く人に希望の持てる会話をありがとうございました。」
kamome
「むそう塾で教わるお料理の美味しさは大きなモチベーションになりますね。」
マクロ美風
「ありがとうございます。中川さんのお陰です。」
kamome
「はい、本当にありがたいです。」

マクロ美風
「ということは、いつお料理に興味が湧くか分からないから、今お料理をしない人にも希望が持てますね。」
麗可
「はい、希望が持てると思います。昔の友達にあんたがこんなに料理に熱中するなんてと驚かれてます(笑)」
マクロ美風
「そうなんだ〜(笑) じゃ、期待しちゃおう!」
麗可
「はい。感動する位美味しいお料理を食べると、作りたくなりますヽ(^。^)ノ」
マクロ美風
「それで麗可ちゃんはスイッチが入っちゃったのね(^^)」
麗可
「はい(o^^o)」

とまあこんな感じで、お料理に興味のなかった人でも、ひょんなことからお料理をするようになった人はたくさんいると思います。
きっかけは褒められたとか、美味しかったとか、色々あると思いますが、人それぞれのお料理をするようになったきっかけを知れたらいいなあって思います。
ご遠慮なくコメントくださいね。

おせち マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品1

 
 

お料理に興味がなかったのにお料理上手になった例3

 
 

(おせち マクロビオティック京料理教室 むそう塾 塾生作品 麗可さん

kamomeさんも麗可さんもむそう塾のOBENTERS仲間で、毎朝お弁当作りを頑張っています。
こちらの「きょうのお弁当100点」でも常連さんになるほど上達しました。
おせちはその集大成になりましたね。

 
 
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おせち料理のこぼれ話 鶉丸

むそう塾のおせちの写真がすでに公開されていますが、この中で下の方になって見えないものがあります。
「鶉丸旨煮」(うずらがんうまに)ですが、最初は「鳥丸」となっていて、後で鶉丸に変更されました。
それは、鶉が入手できるかどうか判らなかったからです。(急におせちを作ることになったので)
でも、無事に鶉を購入できる目処がついて、鶉丸を味わうことが出来ました。
出来上がりはこんな感じです。

鶉丸旨煮 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(鶉丸旨煮 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

こんなふうにミートミンサーを設置して、
ミートミンサー マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

ハンドルをクルクル回すと鶉がミンチされて出てきます。
ミートミンサー 鶉丸 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

初めてミートミンサーを見る塾生さんも多く、ビックリしていましたが、家庭用はこんなにお手頃なお値段です。
鶏肉の旨煮も美味しくて、お弁当のおかずに重宝されますが、鶉というところが珍しくて勉強になったことでしょう。
その他に作ったけれど入りきらなかったお料理もありました。
今年の年末はいったいどんなおせちになることでしょうか?
(え? もう作りたくない? 中川さんが大変だものねぇ 笑)

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中川式おせち料理の技術力に唸った日

昨日は秘伝コースに通われている塾生さんも、まだ幸せコースの塾生さんも、皆さんがそれぞれに頑張っておせちの投稿をしてくださいました。
投稿してくださった人数は27名でした。
むそう塾でいつも中川さんから習っていたお料理、それに何品かのお料理を加えるともうおせちが出来上がるわけですが、問題は詰め方です。
この詰め方は毎朝のお弁当投稿で指導されていますので、お弁当投稿をしている人たちは慌てなかったようですね。
さすがです。

ところで、皆さんからのご感想を読ませていただくと、おせち料理を作っている時に走馬灯のように色々なことが想い出されたと書かれているものが多かったです。
そうなんです。こうして1年間をおせち料理を作りながら振り返り、そして心の整理をして新しい年を迎える覚悟のようなものが出来上がっていくんですよね。
コトコトと煮ている時に、湯気を見ながら気持ちは穏やかになっていきます。
実際はメニューの多さに大忙しなのですが、それでも心は案外と落ち着くのがおせち料理作りかと思います。

中川さんから教えてもらったお料理は美味しいものばかりなので、作り甲斐もありますし、実際に食べていただいて絶賛された人も多いことでしょう。
すでに来年の予約を受けて帰宅された塾生さんもいらっしゃるようです。
あの美味しさなら当然だろうなあと納得する私です。

ところで、今回は37種類のおせち料理が発表されたのですが、全部詰めるには重箱が小さかったので、実際には36種類を詰めてあります。
写真の下の方に埋もれていて見えなかったものもあるのですが、美味しさとともに技術力が問われるのがこの「日の丸独活」でした。
感動で鳥肌がたった塾生さんもいらしたのではないかと思います。
出来上がった時に歓声が上がっていましたから。

 
 

日の丸独活 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(日の丸独活 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

ここでも桂剥きの技術がついてまわる何とも難易度の高いお料理でした。
こんなお料理も出来るようになるために、中川さんは桂剥きを最初にきちんと教えようとされていたんだなあと思って、その技術力に唸ってしまいました。
もし塾生さんのおせちにこの日の丸独活が詰めてあったら、「よく頑張ったね」と思いながら、その頑張りを称えてあげてください。

舞ちゃんがこちらで皆さんのおせちをまとめてくれています。
亀甲が入っていて?と思われる方がいらっしゃると思いますが、約束事として八角形と六角形(亀甲)では、お料理や器の向きのとらえ方が異なることを忘れていた人がいたために、中川さんからTweetされたものでした。
亀甲の方が安定感に欠けるような気がして間違えてしまうのでしょうか?
ちなみに八角形の場合は次のようになります。

 
 

マクロビオティック京料理教室 むそう塾 お皿の向き

 
 

(八角形のお皿の向き)

幸せコースの盛り付けの授業でも解説していますし、毎朝のお弁当投稿でも指摘されているのですが、それでもうっかり間違ってしまうものなのでしょうね。
これが現実なので、これを踏まえてまたコツコツとアドバイスして行きたいと思っています。
とにもかくにも、頑張っておせちを作られた皆様、お疲れ様でした。
そして、こうしながら確実に美味しく、正しく、自信の持てるおせち料理が作れるようになって行きますので、今年の年末にはより進化したおせちを作りましょう。
さらに、新しい塾生さんのおせちデビューも楽しみにしています。

 
 

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秘伝コースのおせち授業が終わりました

秘伝コースの二日間の授業が終わりました。
この日のために中川さんもスタッフの麗可ちゃんも全力で取り組んでくれました。
最初は塾生さんからおせちの盛り込みを教えてほしいという希望がありました。
それに対して中川さんのお返事は、「そんなの毎朝のOBENTERS(お弁当投稿のこと)で教えてるじゃないか」というものでした。
「でも、でも、おせちになると何をどうやって詰めたらいいのか分からなくなってしまうんです」という塾生さん。
そこであれこれ話し合って、では、おせちの盛り込み方を教えようということになったのです。

しかし、そのおせちというのが大問題で、結局は実際にお料理を作ってから盛り込むということになりました。
皆さんもご存知のように、おせちというのは全種類を作るには何日もかかるものですが、まさか3日間ほど泊まり込みでお料理を作ってもらうわけにも行きません。
ということで、中川さんが全品の一部を事前に仕込んでおいて、当日の朝から残りのお料理を作り続けて、それを盛り込むことになりました。
9時集合9時半お料理開始です。

9時半から16時半まで7時間もお料理をし続け、冷ましてから一気に詰めて行くのですが、そのすべてが手速くて見惚れる動きでした。
お料理を始めてしまえば、毎日おせちを作っているかのような手慣れた作り方をしているのですが、実は材料の準備段階から相当中川さんはいつもと違う神経の使いようでした。
何しろ37種類のお料理の食材の手配と購入の大変さは、実際に作ったことのある人でなければ理解しにくいかもしれません。

暮れのお店が混むときに、たくさんの買い物をしてお料理をするのは、本当に一大仕事ですが、作り終えた時の達成感はなんとも言えないものがあります。
毎日作り続けたお料理とは別に、1年間の締めくくりとして作るお料理には、特別の感謝と新しい年への期待感を込めて、心が整理されて行きます。
大変ではあるけれど、おせち料理にはそんなスケールの大きな心の躍動感が伴います。

ところで、中川さんにおせちの授業が始まる前に「大変なことをお願いしてすみません。相当な負担でしょう?」と話したところ、「いえ、楽勝です!」というお返事が帰ってきました。
一瞬強がりかなと思ったのですが、「萬亀楼時代には毎年1000個のおせちを作っていましたし、自分のお店でも毎年100個のおせちを作っていましたから、こんな数は楽勝なんです。」とのこと。
ああ、そうだった。野暮なことを口にしてしまったと思ったのでした。

毎年の1000個のおせち経験とともに、そのお味と注意点もしっかり秘伝コースの人たちにお伝えしました。
あとは皆さんが作る番です。
習ってみてお分かりのように、毎朝のOBENTERSで指導されている内容がそのまま量が増えただけでしたね。
(逆に考えると、OBENTERSって何て質の高いことを教えてもらっているのでしょう!)
「詰めるってあんなに!」というビックリな場面がありましたが、「重詰め」ってそういうことだったのかとはっきり理解できましたね。
あとは皆さんの31日のお写真を楽しみにお待ちしています。

なお、おせちの写真は12月31日にブログに掲載します。
秘伝コースの方には、12月21日にメールで写真をお送りします。

*   *   *

朝から一気にお料理に突入して、いつお食事が出来るかわからないこの日のために、スタッフの麗可ちゃんは2日間とも全員のために次のようなお料理を用意してくれました。
ご自分の判断で作ってきてくれたのです。
他にお魚屋さんから受け取った荷物もあるというのに、大阪からいっぱい荷物を抱えて通ってくれました。
麗可ちゃんの好意に甘えていただいたお稲荷さんとサンドイッチは、お世辞抜きで本当に美味しかったです。
麗可ちゃん、ありがとうございました。
(なお、麗可ちゃんは2日間で3時間くらいしか寝ていません。)

 
 

海老フライサンドイッチ マクロビオティック京料理教室 むそう塾 

 
 

(海老フライサンドイッチ マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品 麗可さん)

玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾1

 
 

(玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品 麗可さん)

玉子サンドイッチ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(玉子サンドイッチ マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品 麗可さん)

玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾2

 
 

(玄米稲荷寿司 マクロビオティック京料理教室  むそう塾 塾生作品 麗可さん)

みんなで頑張った2日間は、今年最後のコース授業でした。
あとは23日の愛クラス(単発講座)を残すのみです。
むそう塾の原点である玄米の炊き方で今年の授業を終えるのは、いかにもむそう塾らしい終わり方ですね。
最後まで心を込めて、皆さんの健康に貢献出来る授業をしたいと思います。

 
 
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