マクロビオティック京料理教室 むそう塾」カテゴリーアーカイブ

祝!鱧修業200本目(むそう塾生 麗可さんの動画付)

むそう塾生の麗可さんが、鱧の骨切り練習が200本目に達しました。
コツコツと練習を続けながらこの日を迎えたことを、ご本人はもちろんですが、中川さんも私も、感慨深い気持ちで迎えました。
楽しいから練習したい。
ただそれだけで迎えた200本目でした。

今月の7日には、秘伝コースの塾生さんを対象にした「鱧の骨切り特訓講座」が開催されますが、それまでの予習としても参考になりますので、動画などをアップしておきます。
では、麗可さんから中川さんに宛てたメールをご紹介しましょう。

*   *   *

中川さん
こんばんは。

今日は鱧修業の日でした。
7本おろして、200本目に到達しました。

【おろした動画】

【骨切り動画】

最初は少し力みましたが、途中から脱力して速く深く骨切りできたと思います。
思い切り良すぎて何箇所か皮下まで切れてしまいました。

400g前半の鱧ですが、7本おろして全て4分以内でおろせました
ご指導、よろしくお願いいたします。

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

*   *   *

おやじより

200本達成おめでとう。
通過点であるとはいうものの商売ものでもないのに200本以上を重ねて練習するのはたいしたもんです。
最初に「やめとけ」と言うたのですが食い下がってきたあなたのほうが正しかったということです。
そこいらへんの料理屋や魚屋よりも速く綺麗で私の命題「丁寧に速く」を実践できています。
300本目のイメージは私にはもうできています。
あとはじわじわ伝えて行きましょうか。

 
 
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2.5人の子供を育てながら休まずに頑張った桂剥き投稿

毎年桂剥き投稿にはドラマがあります。
心打つことが多くて、投稿文を読みながら涙することもあります。
今年も“ぽん”さんの最終投稿文に泣けました。
投稿文をご紹介します。

<ぽんさんの最終投稿文>

中川さん、こんにちは。
107−2 ◯◯◯です。

初めて日中に包丁を持った練習をして、
服も気分もいつもと違って新鮮でした。
縦線が目立ちでシートはブツブツと切れていますが、
薄く剥こうとする中で少しずつですが長く剥けるようになってきました。
集中して集中して剥くつもりが
一瞬の緩みで悪い癖が出て命取りになってしまう桂剝きは、
精神力が問われるものだと心底よくわかりました。

この期に及んで逆パイロンを作ってしまっていて
原因もわかるのですが、
頑固で直せない自分がもどかしいです。
でも桂剝きが楽しくなってきました。
砥ぎも固定観念を取り払うのが非常に難しく、
残り数日というところでようやく感覚を掴みはじめたような気がしますが、
包丁砥ぎ自体は何故か大好きです。

この1ヶ月、家族の生活にだけは影響を与えるまいと
家事はいつも以上にきちんとこなすし、皆が寝入ってから練習をしていましたが、
上手くいかない苛立ちや焦りで家族に辛く当たってしまっていました。
子育てはかなり温存気味で色んな事を我慢させてしまったと思います。
夫は本当にそっとそっとしておいてくれました。
今日下の娘は私の日中の練習のため一時保育に行ってくれました。
この1ヶ月間の家族の協力を決して忘れず
美味しい料理ができるようになるために、
一生懸命むそう塾について行こうと思います。

中川さんと美風さんには色んな思いがあり過ぎて言葉にできないのですが、
1ヶ月間本当にありがとうございました。
最後のウール玉を盛った時には色々と込み上げてきて涙が出ました。
1ヶ月間ずっとご指導いただいて、ようやくスタート地点に立てた気持ちです。
盛りだくさんの課題を一つ一つ乗り越えて行けるよう、練習を続けたいと思います。
明日はボロボロの包丁を持って京都に伺います。

ご指導よろしくお願い致します。

107−2 桂剝き投稿27

*   *   *

ぽんちゃん、桂剥き投稿お疲れさまでした。
ついに、ついに、終わってしまいましたね。
中川さんがブログの記事に書かれているように、二人の小さなお子さんを育てながら、なおかつ妊娠中のあなたは、時間的にかなり厳しい環境のように思いました。
でも、一日も休まず、見事な投稿をされましたね。

玄米投稿の時に感じたのですが、あなたには問題解決能力があるので、うまくご自分の時間管理をされて、この投稿期間を乗り越えられるかもしれないと思っていました。
結果は、まさにそのとおりになってお見事としか言いようがありません。

課題は解っているのに、それを克服できない悔しさが桂剥きにはあったと思いますが、そういうレベルのものだからこそ、これから何年かかっても挑戦する楽しみもあります。
満足コースの人たちが、一生懸命桂剥きに向き合っているお気持ちを、あなたならお分かりになることでしょう。

最後に、Twitterのアイコンを拝借しておきます。
大根を抱えている姿がなんとも可愛らしいです。
一家揃って心を一つにして乗り越えた1か月間でしたね。
ご主人様やお子さん達に、私からもお礼を言わせてください。
ありがとうございました。

明日、笑顔でお会いしましょう!

 
 

 
 

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カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 2件のコメント

左利きなのに右手で桂剥きをする塾生さん

むそう塾の秘伝コースに“好(このみ)”さんという人がいます。
いつも素敵なお弁当を作って、100点を叩き出す人なのですが、実は彼女は左利きです。
でも、秘伝コースに進んでから、やはり左利きでは出来ることに限界があると感じて、今月から右手で桂剥きをしています。
きっと怖いと思います。
でも、彼女は頑張っています。

 
 

 
 

(桂剥きをする塾生さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

大根よりもっと硬い南瓜にも挑戦しています。

 
 

秘伝コースは、頑張れば頑張るほど、どんどん高いレベルのことまで学べるようになっています。
京料理人中川善博が、出し惜しみなく彼のすべてを伝えようとしていますから、塾生さんは貪欲に吸収してほしいと思います。

1期生の秘伝コース修了生にも、左利きなのに右手で桂剥きに挑戦された人がいます。
頑張り屋さんですね。

 
 
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | 4件のコメント

出来なかったことが出来るようになる喜び

体験に無駄なものは一つもありません。
時間の浪費と思われることも、メチャクチャなことも、間違っていることも、すべては経験になってその人の肥やしになってくれます。

期間内に目標に到達出来ないことも、その時は敗北感に包まれるでしょうが、時間をおいてから同じことをすると、「あれ? 前とは違う!」と思える結果になることがあります。
その結果は、諦めなければという条件付きです。
そうでないと、敗北感のまま終わってしまいます。

たとえばむそう塾の「満足コース」は、かつて出来なかったことを出来るようになりたいと思って集まってくれた人たちです。
その中には過去に「じっくりコース」で思うように出来なくて泣いていた人もいます。
しかし、今月の練習を見ていると、かつて泣いていたことは克服できる力がついているではありませんか。

また、同じ満足コースで、「秘伝コース」を終えてもなお自分を高めたくて学んでいる人がいます。
この人もまた、今月の練習でとても良い結果を出しました。
きっと今は練習が楽しいことでしょう。

また、再度満足コースを受講してくれている人もいます。
去年は思うように結果が出せなくて泣いていたこともあるのですが、今年は新たな気持ちで取り組んでくれました。
彼女もまた今は練習が楽しくて、幸せコースの人の桂剥き投稿と一緒に学んでいます。

*   *   *

本来、出来るようになることは楽しいのです。
幼児が新しいことをして目が輝いているのは、出来るようになった喜びでもあります。
(親の目には多くの場合イタズラと写ってしまいますが。)
ですから、本能として「出来ないことが出来るようになるのは快感」なのです。

今、桂剥き投稿で脱落しかかっている人は、そのまま投稿を止めてしまうのではなく、出来ないことが出来るようになった何かを思い出してください。
その「出来る」というのは僅かなことでもいいのです。
一気に劇的に出来るようになるのではなく、ほんの少しの変化の積み重ねでいいのです。

中川さんから合格がもらえないとダメなんだ〜って落ち込むのではなく、過去の自分より成長していればよいのです。
ぜひ自己ベストで最後の投稿日を迎えてください。

この時期になると、断食をして最後の投稿に臨んだ先輩の舞ちゃんを思い出しますが、未だに彼女を超える人が登場しません。
最後は自分との戦いです。
精神面との戦いです。
達成感で最後を終えましょう。

 
 

 
 

(桂剥きをする京料理人中川善博の手 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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桂剥き投稿の終わり方

2017年度の桂剥き投稿は、ついに最終週に入りました。
この桂剥き投稿には、毎年ドラマがあります。
先輩たちも、あの熱かった投稿期間を思い出しながら、我がことのようにブログを読んでいます。
中川さんはまともに睡眠時間も取らずに、真剣に(本当に真剣に)桂剥き投稿者にアドバイスをしております。
私は毎年ここで中川さんの凄さを実感するとともに、そんな貴重な時間なのに、投稿される人が案外呑気なのが気になっています。

桂剥きは終わりのないほど高度な技術ですが、その剥き方はいたって簡単なのです。
ただ、剥こうとする人が、どこまで自分の現実を知り、その現実と向き合うことができるかどうかが大問題なのです。

誤解を恐れずに言えば、素直に他者の意見を聞ける人は上達が早いです。
反対に我が強い人は、極めて苦戦します。
自分の癖を直せないまま月日が過ぎてしまうからです。

生きていく上で、人はそれぞれの癖を持っていても許されますし、それがまた個性でもありますが、その範囲にとどまっていると、その殻の中だけで人生を送ることになりますね。
でも、その殻を破ってみると、もっと素敵な人生が待っているとしたら、あなたはそれでもその殻の中に閉じこもりますか?

単に桂剥きというだけでなく、あなたの人生の将来像がうっすら見え隠れするこの機会に、あと僅かな期間でも諦めずに挑戦されることをおすすめします。
終わりよければすべてよしという言葉がありますが、物事は終わり方が本当に大事です。
人生だって終わり方が大事です。

自分に負けるのではなく、以前の自分より一歩でも二歩でも前進して、この投稿期間を終わりにしましょう。
終わり方はその人の心がすべて投影されています。

 
 

<2017年度桂剥き投稿締め切り時間>
【土曜クラス】2017年6月30日(金)21:00
【日曜クラス】2017年7月1日(土)21:00
【火曜クラス】2017年7月3日(月)21:00

 
 

 
 

(桂剥きをする京料理人中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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