子育て・野口整体・アトピー」カテゴリーアーカイブ

「つらい不妊治療をやめたい=回答者・高橋源一郎」さんの記事から

よく「子供を育てる」といいますが、子供を産んだことのある人なら誰しも「子供から教えられる」経験をされていると思います。
「子供は親の写し鏡」とはよく言ったもので、子供の状態は親の状態そのものでもあるわけです。
小さな乳飲み子でさえ、親の精神的不安をキャッチしてしまうほど子供は敏感ですね。
思うように口がきけないからこそ、体中の細胞を全部耳にして、口にして訴えているのだと思います。

そういう子供と接していると、確かに大人はもう一度子供目線で物事を見たり考えたりするようになって、親自身が生き直しを出来るところが子育ての醍醐味のように思います。
なぜなら、子供の純粋さは、大人の手垢で汚れた常識や論理など、あっさりと見破って、容赦なく体当たりで主張してくるので、それに応えようとすると、親自身がもう一度無垢な思考まで戻る必要があって、そのことがとても意義のあることだからです。

子供がいたらそういうチャンスがありますが、子供がいなくてもとても尊敬できる人格者は世の中にゴロゴロいらっしゃるわけで、私はいつもそのことを素敵だなと思っていました。
そのことをとても上手く表現して回答されている文章に出会いました。

必要なのは、「子ども」ではなく、「子ども」の役割をしてくれる「鏡」なのかもしれません。

*   *   *

【つらい不妊治療をやめたい=回答者・高橋源一郎】2017.7.24の毎日新聞より転載

 毎日が楽しく仲が良い夫婦です。ただ子どもができず不妊治療で意見の違いが出ています。夫は結婚前から子どもが欲しく、子ども=幸せという考えです。私は授かりもので、人の手を加えてまでは欲しくないし、不妊治療で精神がおかしくなりそうです。大好きな夫を父親にしてあげたいですが、心と体が拒否します。もうつらい不妊治療をやめて、二人で穏やかに暮らしたい。離婚しかないのでしょうか。(32歳・女性)

 
 

                       (回答者の高橋源一郎さん)

いま、わたしの手元には中学1年と小学校6年の子どもがいます。振り返れば、彼らのおかげで、わたしたち夫婦は生きてこられたように思います。

 子どもは、親にとって「鏡」のような存在です。幼いときには、わたしたち自身の子どもの頃を思い出させ、また、あるときには、わたし自身の親を思い出させてくれました。成長する毎(ごと)に、わたしもまた、そのように成長してきたし、成長し続けるためにはどうすればいいか考えました。そして、いまでは、こう考えています。子どもは親を成長させるためにやって来たのであり、子どもこそ、わたしの親なのではないかと。

 わたしにとって、子どもは生きてゆくために必要な存在でした。けれど、そんな存在は子どもだけではありません。

 知人夫婦には子どもがいませんが、わたしの知る限り、ほんとうに充実した生活を送っています。それは、互いが互いの「鏡」になり、お互いを成長させてゆくために必須の存在になっているからだと思います。必要なのは、「子ども」ではなく、「子ども」の役割をしてくれる「鏡」なのかもしれません。

 相談者ご夫婦は、お互いを見つめ合う必要があるように思います。「子ども」は素晴らしい存在ですが、夫婦にとってもっとも大切なのは、目の前の相手ではないでしょうか。相談者の思いを真っ直(す)ぐ夫に伝えることからすべては始まると思います。(作家)

 
 
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輝けるあなたになるために「成長」を意識してみましょう

7月5日、塾生の舞ちゃんが赤ちゃんを連れてサンドイッチ講座を受けに来てくれました。
まだ1か月ちょっとなので、授乳を頻繁にしなければなりません。
でも、講座のデモは見なければいけないし・・・。
座って授乳を優先しようとした舞ちゃんに、私は立って授乳することを勧めました。
「え? 立って?」と目を丸くしていた舞ちゃんですが、忙しい時には立って授乳することだってあります。

ということで、初めての挑戦です。
ようちゃんはちゃんとママにしがみついています(笑)
子供の生命力は凄いから、口はきけなくてもおっぱいは離しません(^^)

 
 

 
 

(授乳中の母子 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

ママがサンドイッチの実習をしていたら、ようちゃんが泣きました。
甘えて泣いているのが泣き声で伝わって来ます。
子育てベテランの中川さんもそれを見抜いて、ようちゃんのそばに行って氣を送っています。
氣はかけるけど抱き上げない。
これですね。
育児には「氣をかける」というのが大事です。

 
 

 
 

*   *   *

子供はどんどん成長しながら、「昨日はできなかったことが、今日は出来るようになる」ことを繰り返して行きます。
人生で一番成長する時ですね。

でも、大人になってしまったらどうでしょう?
成長とは無縁の生活で、むしろ退化の方向に進んでいる人もいることでしょうね。
仮にそんなときでも、人間は「成長したい」本能を持っているものです。
そしてその本能が開花しているときって、素晴らしく輝いています。

育児中であっても、お仕事で忙しい人でも、自分を成長させることを意識していると、疲れることが減ります。
意識の陰陽バランスに陽性さが増すからですね。

そういえば、かつて“きんさんぎんさん”という双子の高齢者がいて話題になりましたが、多くの人からサインを求められて字を書いているうちに、その字が上手になって来たそうです。
つまり、100歳をすぎてもなお成長し続けたわけですね。

それほど反復の力は大きいです。
ですから、成長のために反復は必須ですね。
成長のために、あなたのできる反復はありますか?
そういうものを持っている人は、ぜひ続けてみましょう。
輝けるあなたになるために。

 
 

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子育てに完璧主義は不要です パパも協力してね

子育てのことで悩む人はとても多いですね。
何を隠そう、この私も39歳で息子を産んだとき、何も分からなくて判断に困ったものです。
そんな時に頼りにしていたのは、野口整体と本でした。
独身時代から本部道場に通ったり、友人も指導室を開いたり、野口晴哉氏の本を全部読んで、将来子供が出来たらこの方法で子供を育てようと思っていたので、あとは実践するのみでした。

しかし、いざ子供が産まれて、整体どおりに泣かせないようにしていたら、家事が滞ってしまいます(泣)
息子は2,560gで産まれたので、直接母乳を飲めず、搾乳してから飲ませていましたので、手で搾乳する時間も余分でした。
3,000gになったら吸う力もついてきたので、やっと搾乳から解放されましたが、それと同時に皮膚が怪しげな状態になってきて、重度のアトピーの始まりでした。

アトピーでの苦労話は他にも記事がありますので、ここでは触れませんが、子供を10人育てるぐらい精神的に苦労したのは事実です。
何事も初めてなので、年齢が39歳であっても知らないものは知らないのです。

*   *   *

妊娠中に息子のお布団を頼みに街の寝具屋さんに行ったときのこと。
そこの奥さんは店番をしながら4人の子供を育てたそうですが、最初の子供の時には要領が分からなくて、授乳の時間もなかなか取れず苦労したそうです。
寝返りが打てるようになったら、天井から吊るした紐に哺乳瓶を結び、自分で飲めるようにしてみたり、直接授乳できないのがつらかったとのこと。

そこまでは行かなくても、商売をしている人や忙しい人は、子供を泣かせないで育児するのはとても大変です。
子供が泣く原因は、お腹が空いているかオムツが汚れているか、痛みや不安があるときが多いので、お母さんが不安になっていると、そのまま子供を不安にさせます。
この時からもう子育ての極意は始まっているんですね。
「氣はかけても手はかけない」

原初体験として、赤ちゃんが泣いて求めても親がそれに応えないことを繰り返すと、やがて子供は無気力になって求めようとしなくなるという考え方がありますが、ちょっとだけ泣かせてしまったからといって、すぐ無気力になるわけではありません。

私の身の回りで、ピーピー泣いて育てられても立派な大人になっている人がゴロゴロいます。
昔から「子供は泣くのが商売」なんていうお年寄りもいたりして呑気なものです。
泣きながら呼吸器が発達するのだという意見もあったりして、子供が泣くのは当たり前という感じですね。

私も野口整体の影響で、極力泣かせないように育てましたが、人手がない中での実践は大変な面もありました。
お弟子さんがたくさんいて、その中で子育てをした野口昭子さんは、お弟子さんが勉強と称して子守りをしていたのですから、新米ママさんが一人ぽっちでそれと同じ子育てを目指さなくてもよいと私は思います。

育児書どおりに子育てが出来ないのは世の常ですが、それでも理想の子育てをしようとするあまり、母親がヘトヘトになったり、ノイローゼになったりするのなら、そのとおりにしない方がよいのです。

手間のかかるお料理は出来ないにしても、そこそこ日常のお食事の用意くらいは出来るようにならないと、母親自身の健康と母乳の質に影響が出ます。
質の悪い母乳で赤ちゃんはご機嫌にはなりませんので、まずは母親が気持ちよく暮らせるように妥協も考えましょう。
夫婦も子育てもそこそこの妥協が必要ですからね。

*   *   *

マクロビオティックの本を読んで、あれダメこれダメと排除食を実行して、精神的にヘトヘトになっている人がいるのですが、子育てもこれと似たところがあって、理想を貫こうと思って精神的に疲れ果てている人がいます。
完璧主義的傾向のある人に多いですね。

もし今、子育てに疲れている人がいたら、理想を求めるより、目の前の現実を直視されたらいいと思います。
泣き止まない我が子を抱いて、一晩中外を歩いていた私の経験は、人手があればしなくて良いものだったでしょう。
でも今の時代は核家族で家も狭くて、子育てにはとても不利な状況です。

赤ちゃんだけでなく、母親だって泣きたいのです。
ですから、世のご主人様たちは、そんな母親の気持ちを察して、この時期を一緒に過ごしてあげてほしいと思います。
自分の趣味に時間を使ったり、同僚と飲みに行くのではなく、せめて早めに帰宅してあげてほしいです。

育児は男性が想像する以上に母親には負担になります。
産後の体も労ってあげてほしいですし、母乳の元になる良質の血液も作るためにも、しっかりしたお食事を摂ってほしいです。
そのためにご主人様が買い物をしてくれるだけでも大助かりです。

出産前と出産後の妻に同じことを求めないで、男性も父親として変化しましょう。
子供に接しながら、新たなエネルギーも子供からもらえるのですから。

 
 

 
 

(舞ちゃん、完璧でなくていいんだよ〜。のーちゃん、ありがとう。)

 
 

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産まれて1週間経ちました

むそう塾生の舞ちゃんの赤ちゃんが産まれてから1週間が経って、写真と動画を送ってくれました。
私が一人で見ているのは勿体ないので、記事にしますね。
舞ちゃんは産後3日目あたりから涙もろくなって、マタニティブルーそのもののに陥っています。
私も経験しましたが、あれは困りますよね。
急激なホルモン変化に体がついていけないのですが、そんな時に支えてくれる仲間がいると嬉しいですよね。

舞ちゃんにはお母さんがいないので、肉親に産後の生活を甘えることはできません。
ですから、今は精神的にも不安定になると思いますので、むそう塾の先輩ママたちが応援してあげてくれると嬉しいです。

 
 

1週間でキリッとしてきました。
なかなかハンサムで、女の子にモテそうですねぇ。
口元が舞ちゃん似かな?

 
 

福耳ではありませんでした、と書いてあったのですが、福耳を持っていながらひどい人生を送っている人は結構いるので、これはあまり気にしない方がいいですよ。
なかなか強情なお耳をされていますので、むしろこちらの方が楽しみかな
(笑)
男の子だから良いのではないでしょうか。

 
 

手足の指が長いそうです。
舞ちゃんの背が高いので、当然かなと思います。(ご主人様の身長は知らないので。)
あ! ということは、この指で桂むきをしたら、ママ譲りの素晴らしい桂むきができるのでは?
パパも手先を使うお仕事だから、器用かもしれないね。

 
 

昨日の朝のようちゃんです。

 
 

舞ちゃんのお父さんも孫に会いに来てくれました。
メロメロだったようですよ。
嬉しかったでしょうねぇ。

 
 

ところで、こんな動画もあります。
お目々がパッチリ開いて来ました。

カテゴリー: 子育て・野口整体・アトピー | 5件のコメント

今年のむそう塾は出産ラッシュ

不妊治療を中止してむそう塾に来られたかた、不妊に悩んでむそう塾に来られたかた、生理が止まってむそう塾に来られたかた、色々な人が妊娠してくれました。
しかし、最近は男性側に問題があって妊娠しないケースもあり、女性側が健康なご夫婦でであるがゆえに複雑な思いがします。
だんだん環境は精子異常が稀ではない時代になるのでしょうか。

ところで、むそう塾では先日、先月産まれたばかりの赤ちゃんを抱いて、東京から授業を受けにいらしてくれました。
まだ1か月経っていません。
月日が満ちて産まれたお子さんですが、ちょうど先日産まれた舞ちゃんのお子さんと1gしか違わない体重だったそうで、お産が楽だったようです。

 
 

 
 

スヤスヤと眠る赤ちゃんは、そこにいてくれるだけで心が洗われますね。
完全に純粋なるものの存在。
赤ちゃんを見るたびに背筋が伸びる思いがします。
次世代のためにしっかりしなくちゃと。

この後、幸せコースに通いながら途中でご出産予定の方が2名おられます。
7月と9月。
これからもそんな人が出てきてくれるかな?
何だか今年のむそう塾は出産ラッシュのようです。

 
 

 
 

おっぱいを飲んでご機嫌な赤ちゃん。
この赤ちゃんはちゃんと陽性が入っていますね。
髪の毛にもそれが表れています。

これから赤ちゃんをとお考えのかたは、男女ともに妊娠前から食べ物を厳選しておきましょう。
親として子供にしてあげられること。
それは妊娠前のお食事がスタートです。
受精したらもう神の世界ですからね。
人間は手も足も出せません。

次に出来ることは、ママの食べ物を質の良いものにしておくことです。
妊娠から授乳期を経て、2年近くは赤ちゃんはお母さんの食べ物がダイレクトに影響するからです。
赤ちゃんはお母さんの食べたもので出来上がった血液を頼りに、この期間を生き抜くわけですから、お母さんは責任重大です。

過去に、妊娠中にマクロビオティックに出会って、動物性排除の一辺倒で、体調が悪くなっている人が来られました。
すぐにお味噌汁を改善してもらったところ、嘘のように体調がよくなりました。
適切な陰陽バランスが取れていなければ、必ず体調不良になりますので、そんな時には動物性の陽性を補うのもよし、鉄火味噌の陽性を補うのもよし。
それぞれの体調全般を考えて対応しなければ、どんどん体調が悪化します。
妊娠中にはお母さんのエゴではなく、赤ちゃんのことを考えてお食事を選びましょう。
お味噌汁の出汁を変えることは即効性があります。

 
 

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