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「週1断食で万病が治る」(週1日、2食抜くだけ!)
私が医師の三浦直樹先生に初めてお会いしたのは、2006年の2月でした。
その後同年10月に、当時「自然医食デザイン」としての新事務所がオープンし、翌年には東京での講演があったり、その後も個人的に大阪や東京でお食事をしたりして交流を深めておりました。
待ち合わせの時にはいつも本を読んでいらっしゃる姿が目に焼き付いております。
現在は「みうらクリニック」のお仕事のみならず、講演・執筆と大忙しの三浦先生ですが、昨年の11月に大阪の某講演会で久しぶりにお目にかかることが出来て、とても嬉しかったです。
その三浦先生がこの度本を出版されました。
「週1断食で万病が治る」(週1日、2食抜くだけ!)というタイトルですが、断食指導のご経験が豊富な三浦先生だけあって、具体的な経験内容がとても参考になる内容です。
先生は西洋医学のように薬だけに頼るのではなく、食事とストレスケアを重要視した統合医療を実践されて成果を上げておられます。
もちろん、マクロビオティックの食事法も取り入れていらっしゃるので、大いに参考になること間違いなしです。
ところで、私は1日1〜2食が多く、たまに都合で3食食べることがありますが、そんな時には次の食事を抜きます。
そのくらいが私の胃腸や動きにはちょうど良いのです。
しかし体調の個人差やお仕事の種類があるので、3食食べるのがちょうど良い人もおられますが、往々にして今は食べ過ぎの人が多く、食べ過ぎによる不調がかなりの部分を占めているのは確かです。
むそう塾でもつい食べ過ぎてしまう塾生さんがいます(あれれ)。
そんな人はこの本を参考にして、週に1日1〜2食を抜く練習をされてはいかがでしょうか。
大いに変化を感じるはずです。
食べ過ぎると眠くなるのは誰しも経験するところですが、そんな人は血も汚れやすいので、意識的に断食を取り入れてお掃除をしておくことをおすすめします。
お部屋も体もお掃除が必要なことでは同じです。
(週1断食で満病が治る 三浦直樹著 マキノ出版)
なお、売れ行き好調のため、3月18日(金)の朝日新聞に広告が載るそうですが、北海道・九州地方は3月19日(土)に載るそうです。
「桜沢如一のコトバに学ぶ 人生を変える70のヒント」
私が九州の波多野毅さん(以下タオさん)と初めてお会いしたのは2006年6月18日(日)でした。
久留米の「「紅い櫨の庵」さんで開催された「九州マクロビ的お集まり」が最初で、その後2006年10月14.15.16日に熊本のTAO塾を訪問しました。
この時にはタオさんに大変お世話になって、産山村にも行かせてもらいました。
当時は「マクロビ井戸端会議」というのを全国で開催していて、2006年も忙しかったのですが、4か月の間に2度も波多野さんにお会いしているのは、それだけ私に陽性のパワーを必要としていたということなのでしょう。
「波多野毅さんのこと(タオさん)」という記事にも書きましたが、タオさんの魅力は何と言ってもその笑顔にあると思います。
彼の笑顔を見たら誰でもホッと心を許してしまう危険性があります(笑)
笑顔のとおり、タオさんは繊細で深い洞察力があって温かい人です。
私がタオさんの何に惹かれるかというと、「考え方」です。
その考え方はまさに自由人であり、タオさんご自身が「自遊人」という言葉を使われているように、桜沢如一氏の「遊ばざるもの食うべからず」を実行されているからです。
そんなタオさんが、日本CI協会発行の月刊誌「Macrobiotique」に連載されていた「東洋医学の哲学 桜沢如一のコトバに学ぶ」が、この度単行本になって発売されました。
私は「月刊マクロビオティック」に掲載されていた頃から拝読していたのですが、タオさんの解説文がこれまた素晴らしくて毎月楽しみにしていました。
桜沢先生の古い時代背景と激しさを、タオさんの知的で温かな文章が包み込んでくれて、読後感を穏やかな気持ちにさせてくれたものです。
(桜沢如一のコトバに学ぶ 波多野毅著 発行所:タオ・コミニュケーションズ)
この本はとても読みやすい構成になっていますので、たまにはネットから離れて活字の世界から刺激を受けてくださったら嬉しいなと思います。
【販売元】
一般社団法人 TAO塾
TEL/FAX:0967-46-3913
E-mail:info@taocomm.net
むそう塾はマクロビオティックの料理教室ですが、お料理だけでなくマクロビオティックの哲学を大切に伝えています。
そもそも教室名を「むそう塾」としたのは「無双原理」からいただいたのですから。
今はマクロビオティックが教条的で宗教的な食事法だと思っている人も多いのですが、実は人の心を自由にしてくれて、生き方に活力を注いでくれるものなのです。
そこを伝えることがむそう塾の柱になっています。
マクロビオティックを誤解されている人に是非とも読んでいただきたい良書です。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 本の紹介
2件のコメント
高血圧を自力で下げる新常識 安保名誉教授の誌上講演
むそう塾生の年齢層は20代から70代と幅広いのですが、中にはご自身が、あるいはご家族が高血圧という方がおられます。
そんな時には個別に高血圧の解釈から始まって対処方法をご説明していますが、お薬をやめてからかえって体調不良が改善されたと喜ばれています。
こういうことは、マクロビオティックの陰陽で考えてもとても分かりやすい事例なのですが、一般的に西洋医療に頼りっきりの人は不安でならないようです。
まだまだ日本人のほとんどは、自分の体なのにお医者さん任せの人がゴロゴロですからね。
でも、人間はそんなに頼りない身体ではないのです。
かつて私は「人の身体は常に正しくはたらく」という伊藤慶二先生の言葉をご紹介しましたが、それと同じことを安保先生もおっしゃっています。
マクロビオティックの考え方は、体の声に耳を傾けながらいかに生きるべきかを伝えていますが、安保先生の講演の最後の言葉も同じ視点の内容でした。
ご参考になると思いますので引用しておきます。
<安保名誉教授の誌上講演より>
私たちの体は、実に精妙にできており、間違いを犯しません。しかし、私たちはしばしば間違った生き方を選んでしまうため、病気になってしまいます。
病気をよくするためには、これまでの人生で、どれほど体に無理をかけてきたかを見直す必要があります。病気を「治す」ことは、すなわち、生き方そのものを「直す」ことでもあるのです。
(自律神経を整えて血圧を下げる! 安保名誉教授の誌上講演より)
(高血圧を自力で下げる新常識 マキノ出版)
「いのちのエール」田口ランディ著 佐藤初女さんと糠漬け
(いのちのエール 田口ランディ著)
(いのちのエール 田口ランディ著)
田口ランディさんが書かれた「いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ」という本が素敵です。
この中に次のような文章があります。
P179
できるとか、できないとかではなく、そう「する」と決めて、「する」だけのこと。できる、できないは頭が決めること。
できても、できなくても、まったく問題ではない。
いま「する」こと。
つまり、行動力の問題ですね。
多くの人は先に「出来るか出来ないか」ということを考え、「失敗したらどうしよう」と思って、行動に移せないことがいっぱいあると思います。
そして、その消極的な考えが次の不安を生んで、もうどうしてよいのか分からなくなってしまいます。
それは行動しないから湧いてくる不安なんですよね。
ですから私はとにかく行動することをおすすめするのです。
そこがあらゆることの突破口になります。
* * *
ところで、この本の中に糠漬けのことが出てきます。
後ろから6行の文章が佐藤初女さんの言葉ですが、これは糠床のことをよく観察しておられるからこそ出てくる言葉ですね。
糠床の中に宇宙を感じ、人間の生き方を投影し、あるがままでいいのだと思わせてくれる深さがあります。
中川式糠床を維持している皆さんも、糠床に宇宙を感じるようになったら、俄然糠床が美味しくなるはずです。
菌のコントロールが上手くなるからです。
ところで、過去に佐藤初女さんのことに触れた記事があります。
お料理を大切にされながら、凛とした生き方をされているので、ファンも多いのですが、改めて初女さんの生き方を参考にされるといいなと思います。
きっとご自分の中に目指すべき方向が見えて来ると思います。
正食はイヤ! マクロビオティックをやりたいの! 2007.10.27
お料理以前(3)お料理は心で作るもの 2008.11.28
カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い, 本の紹介
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対人関係で悩んだらマクロビオティックの陰陽で考えてみましょう
私ね、いつも思うんです。
人間って細かいことにとらわれすぎている人と、全然細かいことを気にしない人の両極端が多いなって。
むそう塾で多くの塾生さんを見ていると、実に私が勉強になります。
学ばせてもらっています、というのが正直なところです。
人間には能力の差や、器用さ不器用さ、そして性格の違いなどがありますが、それらはマイナス要因ではなく、単なる個性にすぎないと思うのです。
問題はその個性を自分がどのくらい知っていて、それを意識した生き方をしているかどうかというところにあります。
みんな自分は「まとも」だと思って生きているのですが、第三者から見たら必ず気になるところがあるものです。
自分がよりよく生きるためには、その第三者の視点を反映した生き方が必要ですね。
しかし、我の強い人はなかなかそれが出来なくて、自分の気の済むように生きてしまって対人関係がうまくいかない人が多いですね。
でも、ほんのちょっとだけ意識してそれを直そうとするだけで、自分自身がすごく生きやすくなることが多いです。
それはなぜだと思いますか?
それを難しい言葉で説明する人もいるでしょうが、私はマクロビオティックの陰陽で考えます。
自分が何かを直そうとすると、その時自分の陰陽に変化が起きます。
そうすると、自分のまわりにもその波動は伝わりますし、当然のことながら自分にもその結果が返って来ます。
大人より子供はその変化を敏感に感じ取りますので、結果は子供の変化として自分で確認することができたりします。
ですから、不満を並べ立てる暇があったら、まずは自分の陰陽を変えてみることが先だと思うわけです。
陰陽というのは絶対的なものではなく相対的なものなので、対人関係はまさに陰陽を縦横無尽に駆使することによって快適になるのです。
もし今、あなたが対人関係にお悩みなら、ぜひマクロビオティックの考え方を知って、陰陽の視点を加えてみてください。
マクロビオティックとは玄米ご飯を食べる食事法だとか、お肉やお魚や乳製品を避ける食べ方だと思っておられる方には目からウロコかもしれません。
誤解を恐れずに極端な言い方をすれば、私たちは何を食べてもいいのです。
それは人間の体は正しい方向に修正されるようにできているからです。
でも、あまり度がすぎると修正しきれなくなるだけの話です。
そのことを知っていれば、食べ物だけで何とかしようとしたり、マクロビオティックを盲信することもなくなるかと思います。
何を考えるか? 何を実行するか? これが大事ですね。
過去に何度もご紹介しましたが、「マクロビオティックの陰陽がわかる本」には食べ方のことは一切出てきません。
この本は「陰陽はやさしくておもしろい!」「陰陽を人生に活かさないなんてもったいない!」という気持ちを伝えたい想いで制作された本だからです。
この本がきっかけで、あなたの人生に軸ができ、土台ができることを願ってやみません。
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, 本の紹介
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