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都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」の記事に想う
都会の生活に疲れた人々が辿り着く「ある村」という記事がありました。
私はこのこの試みを否定するつもりはありませんが、何事も理想どおりには運ばないことが多いものです。
「都会の生きづらさ」が田舎に行けばすべて解消されるわけではないからです。
物理的には田舎の方が景色を見ただけでも開放感や自然から得られる利点はたくさんあるのですが、こと人間関係になるとそんなに簡単なものではありません。
都会では雑踏に紛れ込めた人が、田舎ではむき出しになります。
場合によっては過干渉されることもあります。
景色や自然の環境に憧れて移住しても、人間関係に疲れて都会に舞い戻る人も少なくありません。
住む土地はその人への影響力は大きいのですが、最終的には「その人そのもの」がどこまで柔軟性のある人間になれるかだと思うのです。
そうでないと、住む所を変えただけでは「逃げ」になってしまうからです。
都会の空気が合わなくて地方暮らしの方が合う人もいますが、どんな生き方がしたいか明確なビジョンを持っていないと、都会との落差でまた田舎から「逃げ」になってしまう人もいます。
私は今、埼玉に住んで忙しい東京の空気を感じ、京都にも部屋を借りて、悠久の時の流れの片鱗を感じながら暮らしています。
北海道の田舎に育った者として、都会の良さと田舎の良さのどちらも好きですが、最後は「目が輝く自分でいられる人になる」ことが大事だと思っています。
住む場所は二の次っていう感じですね。

(カレーうどん 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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【サイト内の記事】
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・中川善博厳選!おすすめ器具と食材
自分はそのままがいいのか? 変えた方がいいのか?
自分を変えることって本当に難しいのです。
ありのままの自分でいいじゃないか、あえて変えなくてもそのままの自分でいいじゃないかという意見もありますが、それでは成長しませんよね。
黙っていても人は楽な方へ楽な方へ流れる生き物です。
そこに棹をさして、自分を高める方向にもって行くのが「生きる」ということだと私は思っています。
なぜそんなことをするのかというと、「類は友を呼ぶ」からです。
この「類は友を呼ぶ」って引き寄せの法則そのものですよね。
マクロビオティックでは陰陽エネルギーで物事を考えますから、その人の陰陽に釣り合った人が周りにいるわけです。
波動に置き換えて考えても同じですね。
自分の人生を大切に考えているなら、成長しようと思う人のそばにいたいなと私は思います。
そのためには、まず自分が成長しようと思わなければね。
不満をいうより自分を高めること。
でも、強情な人はなかなか自分を変えられません。
自分が正しいと思いこんでいる時も同じです。
しかし、自分の思い込みって案外当てになりません。
第三者が言ってくれることの方が客観的で正しいことが多いです。
ですから、信頼出来る第三者の言ってくれたことには、素直に従うのが一番自分を高める近道です。
でも、この素直さを持ち合わせていない人がこれまた多いんですよね。
何かと理由をつけて従えないことを正当化しようとします。
そもそも「自分は普通だ」と思っている人がほとんどですから。
私が接して来た人たちでデキる人は、なるほどと思ったらすぐ取り入れて行動に移しています。
その早さには鮮やかさが伴うくらいです。
そういう人のそばにいると実に気持ちがいいですね。
そんな気持ちのいい人に、あなたもなってみませんか?

(桂剥きされた大根 剥いた人:京料理人中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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出来なかったことが出来るようになる喜び
体験に無駄なものは一つもありません。
時間の浪費と思われることも、メチャクチャなことも、間違っていることも、すべては経験になってその人の肥やしになってくれます。
期間内に目標に到達出来ないことも、その時は敗北感に包まれるでしょうが、時間をおいてから同じことをすると、「あれ? 前とは違う!」と思える結果になることがあります。
その結果は、諦めなければという条件付きです。
そうでないと、敗北感のまま終わってしまいます。
たとえばむそう塾の「満足コース」は、かつて出来なかったことを出来るようになりたいと思って集まってくれた人たちです。
その中には過去に「じっくりコース」で思うように出来なくて泣いていた人もいます。
しかし、今月の練習を見ていると、かつて泣いていたことは克服できる力がついているではありませんか。
また、同じ満足コースで、「秘伝コース」を終えてもなお自分を高めたくて学んでいる人がいます。
この人もまた、今月の練習でとても良い結果を出しました。
きっと今は練習が楽しいことでしょう。
また、再度満足コースを受講してくれている人もいます。
去年は思うように結果が出せなくて泣いていたこともあるのですが、今年は新たな気持ちで取り組んでくれました。
彼女もまた今は練習が楽しくて、幸せコースの人の桂剥き投稿と一緒に学んでいます。
* * *
本来、出来るようになることは楽しいのです。
幼児が新しいことをして目が輝いているのは、出来るようになった喜びでもあります。
(親の目には多くの場合イタズラと写ってしまいますが。)
ですから、本能として「出来ないことが出来るようになるのは快感」なのです。
今、桂剥き投稿で脱落しかかっている人は、そのまま投稿を止めてしまうのではなく、出来ないことが出来るようになった何かを思い出してください。
その「出来る」というのは僅かなことでもいいのです。
一気に劇的に出来るようになるのではなく、ほんの少しの変化の積み重ねでいいのです。
中川さんから合格がもらえないとダメなんだ〜って落ち込むのではなく、過去の自分より成長していればよいのです。
ぜひ自己ベストで最後の投稿日を迎えてください。
この時期になると、断食をして最後の投稿に臨んだ先輩の舞ちゃんを思い出しますが、未だに彼女を超える人が登場しません。
最後は自分との戦いです。
精神面との戦いです。
達成感で最後を終えましょう。

(桂剥きをする京料理人中川善博の手 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い
11件のコメント
桂剥き投稿の終わり方
2017年度の桂剥き投稿は、ついに最終週に入りました。
この桂剥き投稿には、毎年ドラマがあります。
先輩たちも、あの熱かった投稿期間を思い出しながら、我がことのようにブログを読んでいます。
中川さんはまともに睡眠時間も取らずに、真剣に(本当に真剣に)桂剥き投稿者にアドバイスをしております。
私は毎年ここで中川さんの凄さを実感するとともに、そんな貴重な時間なのに、投稿される人が案外呑気なのが気になっています。
桂剥きは終わりのないほど高度な技術ですが、その剥き方はいたって簡単なのです。
ただ、剥こうとする人が、どこまで自分の現実を知り、その現実と向き合うことができるかどうかが大問題なのです。
誤解を恐れずに言えば、素直に他者の意見を聞ける人は上達が早いです。
反対に我が強い人は、極めて苦戦します。
自分の癖を直せないまま月日が過ぎてしまうからです。
生きていく上で、人はそれぞれの癖を持っていても許されますし、それがまた個性でもありますが、その範囲にとどまっていると、その殻の中だけで人生を送ることになりますね。
でも、その殻を破ってみると、もっと素敵な人生が待っているとしたら、あなたはそれでもその殻の中に閉じこもりますか?
単に桂剥きというだけでなく、あなたの人生の将来像がうっすら見え隠れするこの機会に、あと僅かな期間でも諦めずに挑戦されることをおすすめします。
終わりよければすべてよしという言葉がありますが、物事は終わり方が本当に大事です。
人生だって終わり方が大事です。
自分に負けるのではなく、以前の自分より一歩でも二歩でも前進して、この投稿期間を終わりにしましょう。
終わり方はその人の心がすべて投影されています。
<2017年度桂剥き投稿締め切り時間>
【土曜クラス】2017年6月30日(金)21:00
【日曜クラス】2017年7月1日(土)21:00
【火曜クラス】2017年7月3日(月)21:00

(桂剥きをする京料理人中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
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カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾, こころ・想い
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肚が据わっている人がほんまもん 信じられるものがありますか?
仕事のできる人を見ていると、決断力があって判断が早いですね。
判断をするのは瞬時であって、ダラダラとそのことに時間をつかいません。
つまり悩む時間がほとんどないのです。
なぜ悩まないか?
それは、失敗しても自分で責任を取る覚悟が出来ているからです。
反対に、なぜ悩むかを考えればお分かりのように、「失敗したらどうしよう」とか、「裏切られたらどうしよう」とか、責任とは無関係のところでウロウロしています。
そして、そのことに時間がどんどん奪われています。
いざとなったら責任を取る覚悟。
肚のすわった人が少ない時代になりました。
政治家もしかりです。
* * *
肚というのは人間の重心ですから、肚が据わっている人は安定していますが、腹が据わっていない人は姿勢も心も不安定です。
特に腹が立ったり、不安に思っている時には重心が上に上がっていますから、一層心身ともに不安定になってしまいます。
マクロビオティックの考え方では、それを陰陽で説明しますが、肚が据わっているのは重心が下にあって陽性の状態、肚が据わっていない時には重心が上にあって陰性の状態と判断します。
もしあなたが今陰性な状態なら、信じられるものを見つけましょう。
人でもいいし、行動でもいいから、信じるに値する確かなものに気持ちを注いでみましょう。
そうすると、不思議なことに重心が下がってきます。
(でも、ニセ宗教には飛びつかないでください。)
冒頭の仕事ができる人というのは、案外自分を信じているのかもしれません。

(さくらんぼ:紅手まり)
自然食品店から届いた今年最後のさくらんぼ。
市販のものより味が濃厚で素晴らしい出来上がりだった。
さくらんぼは果物でも陽性な部類なのだが、この品種は絶妙な陰陽バランスだった。
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