こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

「〜したつもり」はしていないと同じ 変化するためには度胸と大胆さが必要

よく「私は変わりたい」とか、「ここを変えたい」とかおっしゃる人が多いのですが、そういう場合はとにかく大胆に動くことが必要です。
少し変えたぐらいでは目に見える結果は出せません。

また、「〜したつもり」という人も多いのですが、それは自己満足に終わっていて結果に結びついていません。
ドーンと度胸を出して、大きな一歩を踏み出す必要があります。
つまり大胆な動きを伴わないと結果は変わらないということですね。

もし信頼できる第三者がそばにいるのなら、その第三者の意見を信じて丸ごとぶつかることです。
それなくして、自分のエリア(常識)の中だけで変えようと思っても、なかなか結果は出せません。
なぜなら、自分の常識の域を出られないからです。

私もそうでしたが、自分の常識なんてちっぽけなものです。
ですから、自分の殻を破りながら生きるのが人生だと思うのです。
そうやっていつも新しい自分を生きるところに、人生の醍醐味があるのではないでしょうか。

自分の殻を破ってくれそうな人がそばにいたら、ラッキー!と思って、その人に全幅の信頼を寄せて懐に飛び込んでみましょう。
要はその人を信じられるか否かに尽きると思います。

 
 

(鯵の握り寿司 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

美味しそうなお寿司ですね。
でも、これを素人さんでも作れるようになるんですよ。
「作れるようになる=変わる」。
変わるってなんて素敵なことでしょうか!

 
 

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カテゴリー: こころ・想い | コメントする

今月の髪の色 毎月新しい髪の色を楽しんでいます

今年の2月から色々な髪の色を楽しんでいる私ですが、だんだん私なりのカラーを見つけつつあります。
染めたときと日数の経過での色落ちと、元々残っている色がどのように反応するかで微妙に仕上がりの色が変わるので、そこが難しいところなのですが、それはそれで楽しいです。

今月はこんな色にしてみました。
残っていた色が紫系だったので、それにイエローとピンクを足してみました。

 
 

 
 

70歳にしては派手すぎる服なのですが、明るい色を着ていると楽しいので、迷いなくこんな色を着ています。
7月には71歳になるのですが、年齢を重ねるとどんどん自由になって、生きるのが愉しいです。
生きるということは、精神的に自由になることなんだなぁと思ったりもします。

そうそう、マクロビオティックの目的も「自由な人生を送るため」ですから、これでいいのかなと思っています。
それにしてもマクロビオティックは私に色々なことを教えてくれました。

色の陰陽は、本当にそのとおりに私の精神面に影響します。
2月に染めた色、4月に染めた色、そして今月に染めた色、それぞれに私の気持ちの変化を観察していると、ますます陰陽の視点が楽しくなるのでした。

髪を染める行為が白髪を隠すのではなく、新しい気持ちを生み出す行為となって、何だかエネルギーを感じるから不思議です。

 
 
カテゴリー: からだ, こころ・想い | 10件のコメント

マクロビオティック初心者が犯しがちなこと 誰にでも心当たりがあるはず

今年も幸せコースの「読書感想文」の提出が始まりました。
すでにトップバッターで京子さんが見事な感想文を提出してくれました。
さすがに幸せコースを再受講されるだけあって、深く陰陽を理解されていますし、昨年受けた「無双原理&盛付コース」で練習した視点が、実際に活かされた考え方が出来ていて素晴らしかったです。

今朝は、Yさんから素晴らしい感想文が届きました。
ご主人やご両親のことを陰陽で観察して、その特徴を表にまとめて添付してくれました。
陰陽で身近な人を観察することは、とても勉強になったと思います。

優秀なYさんなのですが、一つだけ惜しいところがありました。
それは、ご主人様やご両親様にお食事の偏りを指摘してしまうことです。
言いたいお気持ちはとてもよく分かるのですが、それはYさんが言わない方がよいのです。

マクロビオティックを実践して体調が良くなってくると、身近な人に言いたくなるお気持ちは大変良く理解できるのですが、相手がその話に関心がない時には、さっさと引っ込めましょう。

誰しもそうですが、ご自分の食べているものについて、外野からあれこれ言われたらいやなのです。
それは夫婦であっても、両親であっても、あまり言わないほうが良いです。
人には人の好みがあるし、その好みは長い間の食習慣から来ているし、もっと言えば「体が欲しているもの」だからです。

体がその食べ物を欲するには理由があるのです。
ですから、たとえば甘いものだけやめさせても、甘いものを食べたくなるカラクリが解けていないと、相手はとてもつらいし、感情的にも忠告してくれた人を拒否したくなるのです。

相手のために良かれと思って言ったことが、実は相手にはとても迷惑なことだったというケースです。
夫婦といえども異なった環境で育っているし、体質(陰陽)も違うのだから、食べ物のことであまり口出しするのは得策ではありません。
それは相手のテリトリーを犯すことにもつながります。

ですから、体に良いものを美味しく作って、それを召し上がってもらえるように自分の腕を鍛える方が効果的です。
しかし多くの人は口で言ってしまうのです。
その方が簡単ですからね(笑)

*   *   *

マクロビオティックを知ると、すぐその良さを誰かに言ってしまう人が多いです。
その結果「怪しい宗教に洗脳されている」と思われて、悲しい思いをする人がどんなに沢山いることか。
マクロビオティック初心者にこういうことが多いです。

でも、陰陽のことが理解出来るようになってくると、「人それぞれ」なのだと思えるようになって、押し付けるような言い方は間違っていたと反省します。
押し付けをそのまま続けていると、将来親子の断絶とか、離婚とか、深刻な事態に発展しかねません。
それほど深いことなのです。

ですから、まずは自分で良いと思ったことは自分で実践して、効果を確認することです。
その繰り返しをしているうちに、外から見てもはっきりと判る変化を感じてもらえます。
その時点で相手がその変化の理由を訊ねてきたら、その時に初めて陰陽の話をしてあげると説得力が増します。

他人の心を動かすためには、知識の受け売りでは駄目なのです。
相手の細胞に染み入るような細かさまで咀嚼できた時に初めて、説得力をもつのです。

他人の習慣や考え方を変えるというのは、不可能を可能に変えるほど難しいものですが、ラッキーなことにすぐ受け入れてくれる人もいます。
そんな時には本当に感謝して、強力な援軍を得た思いで楽しく実践しましょう。

陰陽の話を受け入れるということは、それまで受けた教育での価値観を変えることになるので、価値観に多様性がないとなかなか受け入れてもらえません。
単に食べ物の話だけではない、奥の深い内容なので、受けとめ方は人によって変わることを覚悟しておきましょう。

でもね、美味しいものだったら、案外すんなり受け入れてくれるのです(^^)v
そして、本当に美味しいものや美しいものは陰陽バランスが取れていたりします。
そこを突破口にした方が、相手に伝わりやすいことを経験上書き添えておきますね。

 
 

(京都 瓢亭別館の朝)

 
 

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カテゴリー: 幸せコース感想文, からだ, こころ・想い, マクロ美風の体験的マクロビオティック | 2件のコメント

50の手習いだった私のパソコン歴 新しい人生に踏み出しましょ

息子が小学4年生の時、授業参観で先生がパソコンを使って授業をした。
(後で知ったのだが、その先生は相当パソコンが好きだったらしい。)

その授業を見て、私もパソコンが使えるようになりたいと思った。
そしてすぐパソコン教室に通い始めて、私用のパソコンも買った。
私が50歳の時だった。

パソコン教室は60人くらいがひしめき合って練習していた。
検定を受ける若い人たちがほとんどなので、私は圏外だけどマイペースに学んでいた。
仕事もあったので、1週間に2回通った。

何十台も並ぶパソコンから出る電磁波の影響だと思うが、吐き気はするし(事実自宅に帰ると吐いていた)、視力はどんどん悪くなるし、体への影響が大きかったけれど楽しかったから続けた。

でも、コンピュータの構造そのものも知りたかったなあ。
組み立てるパーツがデパートに売っていて、心が踊ったものだ。

最初は家計簿を楽しくつけたり、PTAの役員会の資料を作っていたけど、そのうちにブログを始めた。
これが楽しくて楽しくて、すっかり寝不足の日々になってしまって、今も寝不足の日々が続いている。

もう少しで71歳になろうとする私だけど、パソコンを始めて本当に良かったと思っている。
若い時に習ったタイプライターとは違って、パソコンでインターネットにつながると世界が際限なく広がるから。

途中からiPhoneが2台加わって、電磁波まみれの生活だけど、楽しいことを優先している。
電磁波防止グッズを使いながら(笑)

*   *   *

今日から新しい塾生さんを迎える。
中にはパソコンやiPhoneが苦手な人もいらっしゃる。
私の昔と同じだから、そのお気持ちはすごくよく理解できる。

そんな人にお伝えしたい。
使わなかったから知らないだけ。
楽しく感じたらしめたもの。
あとはむそう塾がバックアップするので、安心して挑戦してほしい。

今頑張ったら、その後の人生が大きく変わるから、へこたれないでついて来てほしい。
これからの時代、最低限必要なことなので、一緒に頑張って出来るようになってほしい。

恥ずかしいとか、迷惑をかけるとか、とにかく遠慮しないでほしい。
出来ないことが出来るようになるためにむそう塾に通うのだから。

さあ、一緒に新しい人生に踏み出しましょ。

 
 

(京都 琵琶湖疏水 広道橋より東山を望む)

 
 
カテゴリー: こころ・想い | 7件のコメント

一大事だからこそお料理を作る塾生さんたち

急に命にかかわるような事故や、肉親の急な死、あるいは親しい人の死など、人生を揺るがすような出来事があると、動揺してオロオロしてしまうでしょう。
最近、そのような体験をされた塾生さんたちからいただいたメールに心を打たれました。

【Aさん】
普通に日常生活を送ろう!と。
昨日はうどん出汁できつねうどんを、本日は玄米ご飯も美味しく炊けました。
お料理に助けられています。
むそう塾で教えて頂けたことに感謝。
長くかかりそうですが乗り切ります。

【Bさん】
母の訃報を聞いた直後も私は家を空けるため、家族に食事の用意をしていました。
そして、このGW中、いつにも増して、ずっと料理していました。
料理をすることで気が紛れました。
不謹慎かもしれませんが、私は自分が死ぬ直前まで料理をしていたいと思いました。
そう出来たのも、そう思えたのも、むそう塾のおかげです。
ありがとうございます。

【Cさん】
我ながら、頑張って動けたのは、玄米ご飯を食べていたからと実感しながら、今夜帰宅しました。
玄米ご飯食べたーいと、主人と話してました。
愛クラスを受講してから、玄米ご飯が我が家の食事の中心なのだと、実感。
連休はじめに参鶏湯風スープを作り置きしていて、よかったです。
玄米餅をいれて、美味しく飲み干しました。

*   *   *

精神的に極限状態に置かれると、そのときは食事が喉を通らないでしょうが、命がある限り、ずっとそのままでいられるわけではありませんね。
そんな場面を想いながら、中川さんがBさんに宛てたお返事は男らしい内容でした。

結婚式でも葬式でも誕生日でもすべて食事があるでしょう? 作り続けることは「生命」を確認する作業なのです。 ご苦労さま

急にお母様を亡くしたBさんは、お弁当投稿をしばらくお休みしますと、私にメールをくれました。
ショックも大きいだろうから、それもやむを得ないなと私は思いました。
でも、Bさんは翌朝には頑張ってお弁当投稿をされました。
その内容はこちらの記事から。

この記事のコメントでBさんは次のように書いておられます。
一晩寝て起きて台所に立ちながら、やっぱり今まで通りの日常を過ごしていこうと思いました。
お弁当を作って、中川さんにみて頂き、他の方の投稿に刺激を受ける日々。
それを積み重ねていこうと思いました。

この文章を読んで私は胸がいっぱいになりました。
皆さんがつらい気持ちを抱えながらも台所に立って、お料理を頑張っています。
そして気持ちをそれ以上落ち込ませることなく、日常に戻せるように頑張っておられます。

このような気持ちになれるのは、お料理を作る行為には癒やし効果があるからですね。
ドーンと落ち込んでしまうのではなく、お料理を作ることによってショックを最小限に出来ていることに感動します。

むそう塾でお伝えしているお料理が、このような場面でお役に立てていることに、私の方が感動をいただきました。
お料理を作ってくださっている多くの塾生さんには、こちらからありがとうという気持ちでいっぱいです。

なお、私の母は95歳で亡くなるまで、ずっとお料理を作り続けていました。
晩年は漬物の重石が持てないと言って、工夫をしながら漬物を漬けたり、保存食づくりも続けていました。
ボケることもなく。
そんな母のように私も生きたいと思うのでした。

 
 
カテゴリー: マクロビオティックの指導現場からシリーズ, こころ・想い | 2件のコメント