こころ・想い」カテゴリーアーカイブ

女性の生き方 男性の生き方 男女の話し方と陰陽

今はジェンダーフリーとか、ジェンダーレスとか言われる時代になった。
男女が自由になるのは私も賛成だが、みんながみんな無理してまで背伸びしなくてもよいと思っている。
なぜなら、男女はほとんどの場合、肉体的にも精神的にも差があって当然だから。

女性でも男性的に生きたい人はそうすればよいし、男性でも女性的に生きたい人はそれを実現すればいいと思っている。
それぞれの才能を伸ばしたらよいし、夢があるなら追い求めたらよいと思う。
性差による妨げはどんどんなくせばよい。

しかし、肉体的あるいは精神的にそれが負担になるような人は、無理しない方がよいと思う。
「今はそういう流れだから」なんていうことで、自分の生き方を複雑にする必要はない。
あくまでも自分が心地よい生き方を選べばよい。

 
 

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私は常々自分のことを「陰性だなあ」と思うことがある。
それは、周りに陽性の人がいるからだ(笑)
話し方といい、考え方といい、やはり陰陽差を日々実感する。

男性は往々にして考えに強さがつきまとう。(陽性)
女性はその反対で弱さがつきまとう。(陰性)
だが例外ももちろんある。
男性以上に強い女性も結構いる。(陽性)

その特徴がピッタリの場面では、それが心地よいし活きる。
しかし、受け手が女性か男性かで差が出る。
だから話し方は大事だ。

注意すべきは陽性の人の場合だ。
声が大きくて話し方が早いと、どうしても強さが出るから、きつい物言いに聞こえてしまうことがある。

だから、案外陰性の人の話し方が、やさしくて安心できたりするのだ。
人はゆっくり話してくれた方が、受け入れやすい面があるからだね。
胸襟を開いてくれるのはこちらの話し方だ。
さらに、ゆっくりした話し方は、癒やしにもつながるので、陰性さんはプラス面も多い。

 
 

男女が人生を充実して生きるために、陰陽視点も意識できたら素敵だなと思う。

 
 

(雷干しのための胡瓜 料理:京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

人生はこんなふうにスパイラルなんだよね。

 
 
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感謝に置き換えることは逃げ? 

きのう「感謝の力は限りなく大きい マクロ美風の日々より」という記事を書いた

以前 夫と話したとき 「感謝は ある意味逃げでもある」というような話が出た

そうかもしれない
懸念の問題があるときには
問題を根本的に解決しないで 逃げているのかもしれない

 
 

では すべての問題を根本的に解決すればいいのだろうか?
解決したとみえる状態は 誰にも満足のいくものなのだろうか?

誰かはスッキリしても 誰かが不満なら それは解決とはいえない

 
 

今ある状態が少々不満であっても
感謝の気持ちを増やしていったら
不満が不満でなくなっていく

誰かを傷つけるより
凪の自分でいたい
そんなふうに思う人はいるだろう

 
 

世の中には本当に困難な問題がある
誰かが亡くなるまで待たなければ 解決しない問題もある

そんなつらいときは 
少しでも楽になるために
感謝の視点もいいと思うのだ

 
 

 
 

きょうも青い空を眺められた
感謝

 
 
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感謝の力は限りなく大きい マクロ美風の日々より

「美風さんはどうしてそんなに元気なの?」と質問されることがよくある
以前の私は「好きなことしかしないから」と答えていた

 
 

ところが 歳とともに強くなったものがある

感謝

この二文字の力は限りなく大きい

 
 

生かされていることへの感謝をはじめとして
すべてに感謝できる自分がいる

感謝という視点に立てば
すべてのこだわりがなくなる

若いときより今の方が
感謝の力を実感している毎日だ

 
 

 
 

晴れたお天気にも感謝

 
 
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指先の指紋を意識すると心地よくなる 脱力こそが快感への道 

現代人は力んでいる人が多いですね
それは社会全体の影響だと思うのです

どっちを向いても完璧を求められるような社会
真面目な人ほど疲れてしまう社会

それは
頭ばっかり使っているからですね

 
 

20代のある日 友人とコップを曇らせる練習をしていました
方法は簡単 コップに2本の指を差し入れて そこに気を送るのです

その練習が気に入った友人は 自宅でもせっせと繰り返していました
小さいときからずーっと成績優秀で歩んできた友人ですが
とても冷え性で 真夏でも冷たい手をしていたのです

指先に気を送り続けていた友人は
冬が来ても手袋がいらないほど「あたたかい手」になりました

お料理が苦手だった彼女に
私は昆布と鰹節で出汁をとる方法を教えました
お味噌汁がすごく美味しくなったと大喜びしてくれました

彼女は自然に「感じる生き方」が出来るようになって
体調がものすごく良くなりました

 
 

まずは指先
指紋の部分を敏感にしましょう
片方の指紋の部分で
反対の腕や体を撫でてみましょう

心地よくて ほんわかした感じになるでしょう?
何も感じなかったら力の入れすぎです
肌に触れるか触れないかの距離でも感じる人がいます

あ この心地よさはセックスの快感にも通じます

いかに脱力できるか
これは楽しいことにつながる道なので
ぜひ 感じてみてほしいなあ

 
 

 
 

桃に触れる感じで
そ〜っと
そ〜っと

 
 
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お酒は悪? 「マクロビオティックの陰陽がわかる本」の感想文より

「マクロビオティックの陰陽がわかる本」を読まれた塾生さんから感想文が届きました。
とても大事なところを読み取ってくださって、ギュッと凝縮した内容の感想文でした。
こういうのを「陽性な文章」といいます。
この文章を見て、「ああ、やはりこの人は陽性だな」と判断するわけです。

それは書いた人の肉体の陰陽ではなく、精神面の陰陽を判断しています。
陰陽を考えるときには、必ず心身両面から考えるようにしないと、正しい見方はできません。
では、塾生さんの感想文を掲載させていただいて、一緒に考えてみましょう。

 
 

<塾生さんの感想文より> 抜粋

この本を読んで、今後気をつけようと思ったのは、51頁の『陰陽を善悪と捉えないようにする』です。
そう思ったのにも関わらず、食事日記記録期間中、お酒を数日間我慢してみるという行動に出てしまいました。お酒を悪と捉えていたからです。案の定、便秘にはなるし、仕事中はなんだか覇気が無いし、夕食が楽しくないし。あ、そうか、日中かなり陽性になっているわたしは、夜の白ワインでゆるんでバランスを取っていたのかな、と考えました。陰陽を善悪で捉えない、肝に銘じます。

 
 

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この塾生さんをAさんとしましょう。
素晴らしいですねぇ。
Aさんはマクロビオティックの肝心なところを、すでに把握されています。
(私がマクロビオティックを知ったときにこのような本があったら、回り道をしなくても済んだのに……)

そうなんです。陰陽は善悪ではないのです。
でも、文字からして、ついつい陽性がよいと思ってしまうんですよね。
これは私たちに刷り込まれた善悪論が根強いからですね。
この善悪論から逃れない限り、戦争もなくなりません。

マクロビオティックはあくまで対象物を比較しながら、『中庸』の状態に近づけることを目的とします。
しかし、この中庸は『ここ』というように1点に絞られるのでもなく、固定されているのでもなく、『中庸ゾーン』を漂っているような感じです。
ここを目指して、日々陰陽をコントロールするのが具体的方法であり、楽しさでもあります。

 
 

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次はアルコールに関して。
誰しも仕事中は陽性になるものですが、Aさんは特に陽性を求められる働き方のようです。
神経を集中する度合いが強い、責任ある立場にある、失敗は許されないなどが陽性になる原因と判断できます。

ですから、帰宅して夕ご飯の時間になると、アルコールの陰性で陽性から解放されたくなるわけですね。
そしてAさんは「白ワイン」がお好きなようです。
アルコールの陰陽というのがありまして、ワインは最も陰性であり、白ワインは赤ワインより陰性です。
その極陰性でAさんの精神面はバランスが取れるようなので、相当陽性になっていますね。

こういう場合は、口から入る物で陰陽バランスを取ろうとするのではなく、人間に癒やしてもらうのが一番いいですね。
しかし、賢いAさんを癒せるだけの人がそばにいないのかもしれません。
陰陽バランスでいくと、Aさんより陽性の男性に出会えるといいのですが……

ちなみに、Aさんの肉体はそんなに強い陽性ではありません。
ですから、お酒の力を借りなくても便秘が解消して、昼間も今以上にパワフルに動ける体になることを目指しましょう。
さあ、これからこの心身をどのようにコントロールしていかれるでしょうか?
今後の変化が楽しみでもあります。

なお、過去記事に次のようなものがあります。
陰陽の考え方の参考になってくれたら嬉しいです。

お酒と陰陽(マクロ美風の体験的マクロビオティック) 2016.1.19

 
 

(マクロビオティックの陰陽がわかる本 日本CI協会)

 
 
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