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大森英櫻先生と素麺
先日、あまり暑かったので、夕食は素麺にしました。
マクロビを知る前の素麺のつゆは、「昆布と鰹節」で、しっかり「追い鰹」も
していました。
ところが、マクロビでは鰹節を使わないので、習い始めの頃「昆布と椎茸」
で麺つゆを作ったことがあります。
すると、家族から「香りがど?も・幸せ感がない・ちょっと寂しい」などと、
評判が良くありませんでした。
私は、「昔母がつくってくれた味だなぁ」と思ったのですが・・・。
その後、いろいろな味に挑戦しましたが、結局、「昆布と鰹節」に落ち着き
ました。
リマ・クッキングスクールで、先生に個人的に教えていただいた作り方も
あったのですが、それも不評だったので、家族の希望を優先したわけです。
そんな背景があるので、素麺を一口食べたとたん、息子は、
「あ?、オイシイ!。やっぱり素麺は鰹節だよね!」
と喜んで食べていました。
◇ ◇ ◇
大森先生は、骨折される日の朝、素麺をお腹いっぱい召し上がったそう
ですが、先生はどんな味がお好きだったのかしら?
よく、お蕎麦のたれについては、
「柿の甘みでもイヤだから、そんな時はお醤油で食べちゃうんだ。」
と仰っていました。
これからは、「素麺」を食べるたびに大森先生のことを思い出すでしょう。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
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温泉の効用あれこれ
アトピーと温泉療法では、温泉で我が子のアトピーが治ったことを
書きました。
では、その温泉に関してのお話を。
日本ではどこに行っても温泉があって、身近な存在ですが、泉質を
選ぼうとするとちょっと大変です。
しかし、湯治には泉質が大きく影響するので、慎重に選ばなければ
なりません。
温泉博士の書いた本なども調べましたが、全国にはそういった本にも
載っていない、本当の「秘湯」があって、案外そちらの方が効いたり
するものです。
私が行った温泉もそんな「秘湯中の秘湯」で、どこにも載っていません。
地元の人しか知らないのです。
ところが、その温泉に行ってみると、九州や四国からアトピーを治す
ために先客がいたので、ビックリ。
でも、よく話を聞いてみると、口コミの口コミでした。
その温泉の泉質は、「アルカリ性単純硫黄泉:PH10.0」で、PHの値が
とても高いのが特徴です。
さてその温泉は、前述したとおり古く・汚く・ひどい所なのですが、女将
さんの話がそのマイナス面をカバーして、3週間耐えられたと言うのが
真実です。
その女将さんはかつて、都会で働いていたのですが、病気で足の切断
を宣告され、手術日も決まっていたけれど、どうしても諦めきれず、
親戚を頼って北海道の温泉にきたそうです。
車椅子が必要だったので、3人がかりで病院から連れ出してもらい、
3人に支えられながら温泉に入ったそうです。
そうすること3ヵ月、体に変化が現われはじめ、1年後には自力で
少し歩けるようになったと言うのです。
ちょうどその頃、その温泉の経営者が高齢を理由に閉館しようとして
いたのですが、女将さんはその温泉から離れたくなくて、夫とともに
その温泉の経営を引き継いだそうです。
それが、この温泉なのです。
そんな話を聞かなければ、病人だったなんて想像できないほど、ピン
ピンしている女将さんですが・・・。
3週間も滞在していると、病気が治った多くの実例を、宿泊者本人の
口から教えてもらえます。
こんなお婆ちゃんもいました。
4人姉妹で毎月1週間湯治に来るそうですが、84歳の長女は白内障
だったけれど、温泉のお湯で一日に何回も眼を洗ったら、白内障が
治ったそうです。
◇ ◇ ◇
湯治を終えて温泉を出発するとき、女将さんとご主人に涙のご挨拶を
しました。
そして、埼玉の家に到着すると時を同じくして、温泉のお湯がポリタンク
で届きました。
「家でも体に温泉のお湯をつけると、体が温泉のお湯を覚えているから、
治りが早くなるよ」
と女将さんが送ってくれたのでした。
また涙。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー
2件のコメント
子育てにおける3本の柱
私は独身時代に野口整体を知ったので、妊娠が判った時から野口式で
出産・育児に臨むべくスタートしたのですが、世間の常識と反対のところも
あって、まわりの人には不思議がられました。
しかし、野口整体の考え方は理解できたので、「わが道を行く」感じで、
ある意味孤独な子育てをしていました。
白米・白砂糖・牛乳・肉などを是とする現在の社会において、玄米のよさを
信じて黙々とマクロビオティックを実践している姿と似ています。
ただし、最近のマクロビオティックより前の、マイナーな時代を指しますが。
子供を育てるにあたって、親は子供に何を教えなければいけないか。
この答えを、独身時代に書き抜いて手帳にはさんでおきました。
毎年手帳が新しくなっても、その紙ははさまれ続け、今も目の前にあります。
そして、子育てで悩んだり、迷ったりした時には、その紙を開いて自分の
子育て方針を再確認して、仕切りなおしをしていました。
その紙には次のように書いてあります。
「小学生の時 : 世の中には楽しいこととそうでないことがある」
「中学生の時 : 大事なこととくだらないことがある」
「高校生の時 : 自分に出来ることと出来ないことがある」
◇ ◇ ◇
以前、何かの本で読んだのですが、「子供は笑ったときに成長する」
そうなので、子供が笑顔でいられるように心がけました。
「笑う」ことは大人にとっても大切なので、当たり前といえば当たり前
なのですが、実際に育児をしていると、これとは反対になりがちです。
眠っている時が一番カワイイ、なんてことになるのですから。
でも、「笑ったときに成長する」と意識していれば、いざという時、
心のブレーキになっていいですよ。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー
4件のコメント
マクロビオティック・マクロ美風
マクロビ・パパの奮闘記の「マクロビオティック・自分流」に刺激されて、
「マクロビオティック・マクロ美風」と名づけてみました。
私は、マクロビオティックを実践するにあたり、○○派・□□流などと
こだわる必要は、まったくないと思います。
マクロビオティックの歴史はともかく、何事も時代とともに変わっていく
ものだし、変われるだけの弾力性も必要だと思います。
純粋にいえば、大森先生は桜沢先生の弟子ではなかったけれど、
桜沢先生も、久司先生も、大森先生も、最終的な目標は「世界平和」
だったはずです。
三人が「玄米を食べる」ことと、「宇宙の法則にしたがって生きる」ことを
共有して、「家庭の平和 → 世界の平和」を目指して活動した事実に
意味があると思うのです。
あとは、実践しながら自分の頭で考え、工夫しながら、「自分にとって
心地よい、マクロビオティック」をつくり出せばいいのではないでしょうか。
そうでないと、「頭でたべる」弊害がでてくるからです。
大事なのは、「体の声を聞いて食べる」ことであり、その結果精神も
穏やかになって、自分も・家庭も・社会も・世界も中庸になることです。
○○派・□□流にこだわるということは、一方を排斥することであり、
そのこと自体すでに中庸ではありません。
もっとマクロな目で、マクロビオティックを考えてみてはいかがでしょう。
「頂上を目指すルートが何通りかあって、自分の好きなルートを選ぶ」
くらいの感覚でいいと思います。
楽しく・生き生きと・自由に人生を送るのが、マクロビオティックの本領
なのですから。
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪
3件のコメント
アトピーの究極的改善法の補足
アトピーの究極的改善法の文中、私のアトピーを治すために両親が
費やしたお金として、
「あなたには家を一軒建てられるほど、お金がかかったわ」
という私の母の言葉があります。
正確を期するために補足します。
現在は、「家を一軒建てる」といっても、いろいろな受け止め方が
あるでしょうが、ポイントは土地です。
私の実家は北海道で酪農をしているため、家を建てる土地に関して、
出費はゼロです。建物だけの金額です。
首都圏で「家一軒」といえば、何千万?1億円以上をイメージする
でしょうが、北海道の片田舎では事情が違いますので、誤解なきよう
お願いいたします。
それにしても、家を建てるには相当なお金が必要です。
なぜ、そんなにお金がかかったかというと、主に薬代だそうです。
当時は、アトピーという病名がなくて、「湿疹」と診断されたのですが、
どんな薬をつけても、飲んでも治らなかったそうです。
(それはそうでしょうね、今だってそうなんだもの。)
いつも新しい薬の実験台になっていたんでしょうね。
その極めつけが「ペニシリン」の注射です。
日本に入ってきたばかりで、高かったらしいですよ。
相当打ったらしいです。
注射がイヤで泣く私のご機嫌をとろうと思ったのでしょうか、いつも
薬の空き箱をもらって帰りました。
もの心ついた時の記憶では、薬の空き箱をいっぱい部屋に並べて、
積み木のようにして遊んでいました。
薬をつけるために、髪の毛を切られて坊主頭だったので、写真は
いつも帽子をかぶった姿です。
それでも薬では治らず、最後は温泉に何ヵ月も入って治った
のですが、その費用も相当なものだったろうと思います。
◇ ◇ ◇
母は私のアトピーを治すために、西洋医学に頼りました。
私は子供のアトピーを治すために西洋医学を拒否して、
民間療法に頼りました。
しかし、どちらも完治にはいたらず、奇しくも最後に頼ったのは
二人とも温泉でした。
自然は助けてくれました。
私達親子を二代にわたって救ってくれたのです。
自然には恐るべきエネルギーがあると実感していたのですが、
マクロビオティックを知って、「やっぱり!」と思います。
詳しくは後日。
参考:アトピーと温泉療法
カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪, 子育て・野口整体・アトピー
2件のコメント










