私は独身時代に野口整体を知ったので、妊娠が判った時から野口式で
出産・育児に臨むべくスタートしたのですが、世間の常識と反対のところも
あって、まわりの人には不思議がられました。
しかし、野口整体の考え方は理解できたので、「わが道を行く」感じで、
ある意味孤独な子育てをしていました。
白米・白砂糖・牛乳・肉などを是とする現在の社会において、玄米のよさを
信じて黙々とマクロビオティックを実践している姿と似ています。
ただし、最近のマクロビオティックより前の、マイナーな時代を指しますが。
子供を育てるにあたって、親は子供に何を教えなければいけないか。
この答えを、独身時代に書き抜いて手帳にはさんでおきました。
毎年手帳が新しくなっても、その紙ははさまれ続け、今も目の前にあります。
そして、子育てで悩んだり、迷ったりした時には、その紙を開いて自分の
子育て方針を再確認して、仕切りなおしをしていました。
その紙には次のように書いてあります。
「小学生の時 : 世の中には楽しいこととそうでないことがある」
「中学生の時 : 大事なこととくだらないことがある」
「高校生の時 : 自分に出来ることと出来ないことがある」
◇ ◇ ◇
以前、何かの本で読んだのですが、「子供は笑ったときに成長する」
そうなので、子供が笑顔でいられるように心がけました。
「笑う」ことは大人にとっても大切なので、当たり前といえば当たり前
なのですが、実際に育児をしていると、これとは反対になりがちです。
眠っている時が一番カワイイ、なんてことになるのですから。
でも、「笑ったときに成長する」と意識していれば、いざという時、
心のブレーキになっていいですよ。
はじめまして、みみと申します。只今、4歳と1歳の子育て真っ最中です。
ついつい怒ってしまって後味が悪いときがあります。
「子供は笑ったときに成長する」ってすごく心に響きました。
みみさん、こんばんは。一番大変な時期ですね。
その大変さをお察しいたします。
子育て中の親は、み~んなみみさんと同じ気持ちですよね。
でも、子供が目を輝かせてニッコリすると、「ああ、こんなふうにすると子供は成長するんだなぁ」と、感覚がつかめますよ。
子供の笑顔は、親にとってなによりのビタミンです。
親の疲れが減って、気持ちにゆとりができたら、必然的に怒るのが減りますよ。
疲れたら、また遊びにきてくださいね。
美風さん、こんばんは。
対応の難しい息子を育てている中で、
なんとかヒントをいただけないかと、
ここ数日間ずっと過去記事を拝見させていただいています。
どの記事からも受けるものがあり、
どの記事も私に、広い視野ともう少し長い目を持つことが必要だ
ということを教えてくれています。
5年、6年前の記事であっても私に強く訴えかけてきます。
「情報」はどんどん古くなっていきますが、
「真実」は色褪せないんですね。
息子は朝、ちょっとしたことに機嫌を悪くし、
怒ったり泣いたりなので、
何とか機嫌良く登校できるように、
私は色々工夫してきました。
でも、集団生活の苦手な息子が、
お友達と先生に恵まれ、学校が好きというだけ、
毎朝登校してくれるだけでも有難いことなんです。
忘れていました。
そして、しんどさ、生き難さを一番かんじているのは、
私ではなく息子なんだということを
忘れてはいけないと思いました。
今はシンプルに、「世の中には楽しいこととそうでないことがある」を
教えればいいのですね。
要らないものが全てとり払われたような、
スッキリした氣持ちです。
子どもと一緒に笑います。
ヒロさん、おはようございます。
私の他の記事にも書いてあると思いますが、子供は育てるんじゃなくて、「育つお手伝いをさせていただく」というのが最も正確な表現になると思っています。
子供は育てるというより、自分で育って行くんです。
でも、まだ体が未完成な状態で産まれてきているから、少しだけ親のお手伝いが必要なだけなんですね。
ここをしっかり意識しておかないと、子供の気持ちを忘れて傲慢な親になってしまいます。
考えてもみてください。
ヒロさんだって毎日いつも誰かから監視されて、小言ばかり言われていたら気が狂いそうになりませんか?
でも、親は「子供を育てる」と言い、それを大義名分のようにして、つい子供に命令ばかりしがちです。
そんなことって絶対子供にとっては楽しくないですよね?
親は一緒に笑うために子供のそばにいるのだと思って子育てをしてはいかがでしょうか?
子供が笑えればそれでいいのです。
学校がとか、他のお子さんがとか、世間体がとか、そんなことは一切忘れましょう。
>毎朝登校してくれるだけでも有難いことなんです。
いえいえ、これでもまだダメです。
「ただ生きていてくれるだけでいい」
突き詰めるとそうなります。
生きていてくれるだけでいいと私も何度思ったことでしょうか。
息子が23歳になった今も私のその気持ちに変わりはありません。
息子の人生に親としての欲が出たときには、いつもこの原点に戻って心を調えます。
ご参考になりましたら幸いです。