私と夫は性格が真反対といってもいいほど異なります。
日常的な行動でもずいぶん違いがあります。
夫は穏やかな性格なので、結婚してから喧嘩は一度もしたことがありません。
私はすぐ行動に移したくなるのですが、夫は慎重な判断をします。
でも、顔を合わせばよく話をする夫婦で、その内容はあれこれ多岐にわたります。
私は今に不満があるなら、現状を変えて行こうとするのですが、夫は最初から諦めている部分があります。
それは結婚した頃からそうでした。
行政に関しても、不満があるならそれを変えたいと思う私と、「そんなに簡単には変えられないよ」という夫は、まさに真逆の立ち位置になります。
夫は公務員的で、私は左翼的です。
政治や経済に対する不満も、夫と話すと最後に夫が行き着くところはいつも同じです。
「仕方ないんだよ、日本は戦争に負けたんだから」と。
そうなんですよね。
つまるところ私の不満の多くは、日本が敗戦後にアメリカと結んだ協定でがんじがらめになった結果によるものなのです。
でも、そこをなんとか、と思っているうちに私は高齢者になってしまいました。
しかし、良くも悪くも日本は外圧によって変わる国なので、来年からは変わるのではないでしょうか?
それは、アメリカがトランプ政権になるからです。
日米地位協定も安全保障問題も見直されることが期待できます。
それは日本のための見直しではなく、アメリカ・ファーストの結果そうなるだけですが。
まあ、「自分のことは自分でやれ」と言われるようなものですね。
今度、夫と話すとき、夫はなんと言うのだろう?と、ちょっと楽しみにしている私です。
(ウキツリボク 京都市左京区にて)