温泉の効用あれこれ

アトピーと温泉療法では、温泉で我が子のアトピーが治ったことを
書きました。
では、その温泉に関してのお話を。
日本ではどこに行っても温泉があって、身近な存在ですが、泉質を
選ぼうとするとちょっと大変です。
しかし、湯治には泉質が大きく影響するので、慎重に選ばなければ
なりません。
温泉博士の書いた本なども調べましたが、全国にはそういった本にも
載っていない、本当の「秘湯」があって、案外そちらの方が効いたり
するものです。
私が行った温泉もそんな「秘湯中の秘湯」で、どこにも載っていません。
地元の人しか知らないのです。
ところが、その温泉に行ってみると、九州や四国からアトピーを治す
ために先客がいたので、ビックリ。
でも、よく話を聞いてみると、口コミの口コミでした。
その温泉の泉質は、「アルカリ性単純硫黄泉:PH10.0」で、PHの値が
とても高いのが特徴です。
さてその温泉は、前述したとおり古く・汚く・ひどい所なのですが、女将
さんの話がそのマイナス面をカバーして、3週間耐えられたと言うのが
真実です。
その女将さんはかつて、都会で働いていたのですが、病気で足の切断
を宣告され、手術日も決まっていたけれど、どうしても諦めきれず、
親戚を頼って北海道の温泉にきたそうです。
車椅子が必要だったので、3人がかりで病院から連れ出してもらい、
3人に支えられながら温泉に入ったそうです。
そうすること3ヵ月、体に変化が現われはじめ、1年後には自力で
少し歩けるようになったと言うのです。
ちょうどその頃、その温泉の経営者が高齢を理由に閉館しようとして
いたのですが、女将さんはその温泉から離れたくなくて、夫とともに
その温泉の経営を引き継いだそうです。
それが、この温泉なのです。
そんな話を聞かなければ、病人だったなんて想像できないほど、ピン
ピンしている女将さんですが・・・。
3週間も滞在していると、病気が治った多くの実例を、宿泊者本人の
口から教えてもらえます。
こんなお婆ちゃんもいました。
4人姉妹で毎月1週間湯治に来るそうですが、84歳の長女は白内障
だったけれど、温泉のお湯で一日に何回も眼を洗ったら、白内障が
治ったそうです。
◇     ◇     ◇
湯治を終えて温泉を出発するとき、女将さんとご主人に涙のご挨拶を
しました。
そして、埼玉の家に到着すると時を同じくして、温泉のお湯がポリタンク
で届きました。
「家でも体に温泉のお湯をつけると、体が温泉のお湯を覚えているから、
治りが早くなるよ」
と女将さんが送ってくれたのでした。
また涙。

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コメント

  1. なかなか より:

    なんというドラマチックなお話しなんでしょう。

    またそんな場面に出会うマクロ美風さんの人生もドラマチックですね。

    温泉に力があり、アトピーを治した話しもよく聞きますが、ここまで強力だとは思いませんでした。

  2. マクロ美風 より:

    この温泉のお話には、実は後日談があるんですよ。

    もっと先に書こうと思っていたけれど、早めに書いた

    ほうがいいかも・・・。

    ブログだと長く書けないので、何回にも分けるため、

    全体のつながりが難しいですね。

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