アトピーの究極的改善法の文中、私のアトピーを治すために両親が
費やしたお金として、
「あなたには家を一軒建てられるほど、お金がかかったわ」
という私の母の言葉があります。
正確を期するために補足します。
現在は、「家を一軒建てる」といっても、いろいろな受け止め方が
あるでしょうが、ポイントは土地です。
私の実家は北海道で酪農をしているため、家を建てる土地に関して、
出費はゼロです。建物だけの金額です。
首都圏で「家一軒」といえば、何千万?1億円以上をイメージする
でしょうが、北海道の片田舎では事情が違いますので、誤解なきよう
お願いいたします。
それにしても、家を建てるには相当なお金が必要です。
なぜ、そんなにお金がかかったかというと、主に薬代だそうです。
当時は、アトピーという病名がなくて、「湿疹」と診断されたのですが、
どんな薬をつけても、飲んでも治らなかったそうです。
(それはそうでしょうね、今だってそうなんだもの。)
いつも新しい薬の実験台になっていたんでしょうね。
その極めつけが「ペニシリン」の注射です。
日本に入ってきたばかりで、高かったらしいですよ。
相当打ったらしいです。
注射がイヤで泣く私のご機嫌をとろうと思ったのでしょうか、いつも
薬の空き箱をもらって帰りました。
もの心ついた時の記憶では、薬の空き箱をいっぱい部屋に並べて、
積み木のようにして遊んでいました。
薬をつけるために、髪の毛を切られて坊主頭だったので、写真は
いつも帽子をかぶった姿です。
それでも薬では治らず、最後は温泉に何ヵ月も入って治った
のですが、その費用も相当なものだったろうと思います。
◇ ◇ ◇
母は私のアトピーを治すために、西洋医学に頼りました。
私は子供のアトピーを治すために西洋医学を拒否して、
民間療法に頼りました。
しかし、どちらも完治にはいたらず、奇しくも最後に頼ったのは
二人とも温泉でした。
自然は助けてくれました。
私達親子を二代にわたって救ってくれたのです。
自然には恐るべきエネルギーがあると実感していたのですが、
マクロビオティックを知って、「やっぱり!」と思います。
詳しくは後日。
参考:アトピーと温泉療法
ペニシリンですか。
極陰性ですね。
いろんな副作用でご苦労されたのだと思います。
大変でしたね。
抗生物質なんてそんなに使うものじゃないのに、当時の田舎のお医者さんは、何も知らなかったんでしょうね。
おそろしい、オソロシイ。