きょうの京都は雨です。
咲きかけた桜には恵みの雨で、花散らしの雨ではないのが嬉しいです。
最近何人かの方から「幸せ再受講コース」についてのご質問を受けるようになりました。
それもそのはず。
カリキュラムの細かい内容が公表されていませんから、不安に思ったり準備の都合をお考えなのでしょう。
実は中川さんと「幸せ再受講コース」と「満足コース」の基本方針と授業方法については打ち合わせ済みです。
しかし内容は皆さんの腕次第なので、細かな設定を出来ないのが正直なところです。
それは、「その人のレベルに応じた指導」をするために、一斉内容が設定出来ないからです。
たとえば包丁砥ぎが出来ない人は包丁を砥ぐし、桂剥きが出来ない人は桂剥きをするし、刻みが出来ない人は刻みをするという具合です。
そして、「その人」の弱点を克服するためのアドバイスをどんどん発信して、もし授業内で消化出来ない場合は宿題となって持ち帰ります。
そして自宅から進度を報告していただきます。
誰がどんなレベルで、どんな内容が宿題になっているかは、すべて中川さんと私が把握することになっています。
したがって、1か月、2か月と時間が経つにつれて、差が生じることになりますが、それがその人のレベルなので、ご本人と話し合って納得の行く段階で丁寧に進めて行きます。
横一斉の授業の方が、こちらとしては進めやすいのですが、力のある人はどんどん伸ばし、基本をもっと正確に会得した方が良い人はもう少し復習に時間を費やすという方法で、個々人にピッタリの授業にしたいと考えています。
誰にも遠慮せずに、誰にも足を引っ張られることなく、自分のレベルで学べるコース。
それが「幸せ再受講コース」と「満足コース」です。
「満足コース」の前半修了試験に合格した人は「秘伝コース」に進めますが、「幸せ再受講コース」でも優秀な結果を出せた人は「秘伝コース」に進めます。
すべては実力次第でどのような方向にも進めるのが、この両コースの特長です。
<幸せ再受講コース>
こちらの記事ですでにご案内済みの内容をもう一度載せておきます。
【実習内容】
毎月確認テストを繰り返して理解度を確認しながら授業を進め、受講生の苦手なところを克服するべく、幸せコースのメニューを厳選して実技に重点をおく。
確認テストは口頭の場合もある。
包丁砥ぎ・桂むき・刻みについては毎月実技テストを行ない、1か月間の課題を明らかにする。
<座学>
中川善博とマクロ美風の共同で当日の料理のポイントを陰陽で確認する。
失敗の理由も明らかにして伝授したメニューの完全習得を目指す。
<満足コース>
こちらの記事ですでにご案内済みの内容をもう一度載せておきます。
【授業内容】
<5月〜10月>
秘伝コースの試験項目を徹底練習する。
特に包丁砥ぎ・桂むき・刻み・出汁巻き玉子については毎月実技テストを行ない、1か月間の課題を明らかにする。
最終的にOKが出るまで個人指導をする。
幸せコース・上級幸せコースで伝えた料理のすべてについて、座学形式でポイントの完全確認をする。
<11月>
前半の修了試験実施。
<12月〜4月>
新しい料理を実習。
例えば動物性の食材も使った一般的な天ぷらの揚げ方。
その天ぷらを使った天丼。
胡麻豆腐など葛仕事を極めるメニューもあり。
本わらび餅のような甘いお楽しみも♪
詳細メニューは11月の修了試験結果で決定。
<座学>
中川善博とマクロ美風の共同でポイントを確認する。
失敗の理由も明らかにして伝授したメニューの完全習得を目指す。
* * *
このように書くととても厳しくて怖気づいてしまう人もおられるでしょうが、そこはむそう塾ですから、いつも笑いの絶えない授業になることは確かです。
時には私の丸秘喩え話も顔を出すことでしょう(笑)
技術が身につくためなら、どんなことでもします。
中川さんのアイデアや革新的な考え方を存分に発揮した方法が登場するかも知れません。
一方私は座学担当のみではなく、中川さんのレベルの高いお料理を、いかに皆さんに心の奥深くから納得していただくかの一点に集中して、中川さんのお料理を通訳します。
主婦やお嬢さんや素人の皆さんに、女性の感覚で理解しやすいように手助けするのが私の役目だと思っています。
次に、すでに伝授したお料理の確認についてですが、口頭でポイントの確認を出来るものは口頭のみ、実際に作らなければダメなものは中川さんがデモをします。
効率よく多くの内容を確実に落とし込んでもらうために、この方法を取りますが、満足コースの新メニュー(後半のカリキュラム)については、各自でお料理を作ります。
以上が現時点でお伝え出来る両コースの詳細です。
どちらのコースも、むそう塾が大事にするお料理の基本技術をしっかり身につけて、もう単発講座で補いをしなくても済むようにするのが最終の目標です。
指導する立場がとてつもなく大変な授業内容ですが、皆さんの笑顔につながるなら頑張ろうと思えます。
それでご自身が、ご家族が健康で幸せになってくれたら本望なのです。
なお、両コースとも来年もあるかどうかは分かりません。
いつもむそう塾はニーズに迅速に対応することがモットーなので、需要のないことに時間は費やさないからです。
今年ご縁があった方々と、最高の時間を求めて建設的な日々にしたいと思っています。
一緒に頑張りましょう!
(水玉 料理:中川善博)