妊娠前に玄米ご飯で体の大掃除をしましょう 

先日お鍋の会社の人とお話をする機会がありました。
お鍋を売る側なのにお鍋のことがあまり分かっていなくてビックリしました。
車を売るのに車のことが分からないでセールスは出来ないだろうと私は思うのですが、世の中そうでもないのかもしれません(笑)
じゃ、消費者は何を基準に買い物をするのでしょうかね?
本当に良い物ではなく、そこそこカッコ良ければそれでお金を出してしまう人も結構多いのでしょう。

そんなことを考えながら街の景色を見ると、とんでもない物やら、そこそこの物で溢れかえっています。
産業もしかり、道具もしかり、食べ物もしかり、政治もしかり、あげればきりがありません。
それがビジネスとして成り立っているということは、とんでもなくてもそこそこであっても、それを支える人がいるということです。
つまり、購買するということは支持するということですからね。

反面、本来なら大ヒットしてほしい良品でも、お店から姿を消したり、残ってほしい企業やお店が経営難にあえいだりしています。
それはどんなに小さな力でほんまもんを目指して頑張っても、大きな力のニセモノやそこそこ支持者には負けてしまう現実があります。
イヤな世の中になったものです。
地球規模で崩壊に向かっているからでしょうか?

そんな影響からか、今や健康すらも自前で維持するのが難しい時代になってしまいました。
空気も水も土壌も汚染された地域が増え続け、人工的かつ不自然な物に囲まれながらも、その中で日々働き続け、生活していかなければならない現代人は、どうやって自分の健康を守ったら良いのか?
それには、まず身近なことから見直すことです。

*   *   *

一番見直したいのは、口から入るものです。
つまり人体の構成にかかわるすべてを見直すことです。
昨日、歯科衛生士さんと話をしていたら、今は昔より歯磨きの普及率が高いのに、歯の病気になっている人が増えているのは、食べ物の影響が大きいということでした。
同じことは体全体についても言えます。
それらの症状の入り口になっているのが食べ物なので、むそう塾では一番身近なこととして毎日食べるものを理想的なものに近づけるように提案しています。

その第一歩が主食を玄米ご飯に置き換えることです。
しかし、何がなんでも玄米ご飯一辺倒というわけではありません。
白米でも麺類でも時々は良いのですが、ベースは玄米ご飯にした方が体内のお掃除が出来て便利です。
現代人は体内にいっぱいの不要物を溜めていますが、そのままでは本人だけでなく次世代のためにもよくありません。
お母さんのお腹の中ですでに歯も骨も用意されて、授乳期には母乳をとおして赤ちゃんのすべてに影響します。

これから妊娠を望む方は、男性側も女性側も大掃除して妊娠に備えてほしいです。
特に歯は二度と生えて来ませんから、良い歯を作ってあげることは、親が子供にしてあげられる最高のプレゼントになります。
ちなみに、歯を作るのは血液です。
その血液を作るのは食べ物です。
まずは玄米ご飯で食べ物の中心を築きましょう。

むそう塾では毎月玄米ご飯の炊き方を伝授しています。
今月も下記の要領で開催します。

*   *   *

【講座名】
「玄米の炊き方秘伝(第96回愛クラス)」

【開催日】
2016年4月24日(

【会場】
「なかがわ」京都市左京区孫橋町18

【内容】
・中川善博による玄米炊飯デモ1回&試食
・各自が教室のお鍋で実際に炊く練習&試食(見学だけも可)
・圧力鍋の高圧洗浄の練習(1名ずつ)
・玄米ご飯の写真の撮り方指導(1名ずつ)
・玄米とお塩の診断(1名ずつ)
・再受講者の圧力鍋のフタ、部品のチェック(1名ずつ)
・使用する鍋:「シコマチックeコントロールVision(ビジョン)2.5L」
・昼食(福ZEN:玄米ご飯・おばんざい・お味噌汁・糠漬け・三年番茶)

【玄米投稿の内容】
「むそう塾 パスポート」取得可(一定レベルに達することが必要)
「玄米投稿」の写真指導  期間:1か月間
・パスポート取得者の投稿期間と回数:受講後10日間のうち3回まで

【タイムテーブル】
11:00       開場
11:30~12:00 お食事
12:00~13:30 自己紹介&マクロ美風のワンポイントアドバイス
13:30~17:00 玄米炊飯/米と塩の診断/圧力鍋蓋の診断/高圧洗浄
17:00       記念撮影
17:00~18:30 フォローアップタイム(各自の疑問解消・質問・相談など)

【定員】
6名

【受講資格】
・一般の方(デリバリーを含む飲食店関係者や料理教室関係者を除く)
・パスポート取得者の再受講もOK
・ご予約の前にこちらの注意点を必ずお読みください

【持ち物】
<初受講の人>
・デジカメまたは比較的新しい携帯電話
・玄米600ccと塩小さじ1杯程度
<再受講の人>
・デジカメまたは比較的新しい携帯電話
・お鍋
・お米(1回炊飯分)
・お塩(1回炊飯分)
・鍋敷き
・ふうわりさん
・教室とカセットコンロが異なる場合はカセットコンロ

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
27,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
仮受付メールが届いてから7日以内

【申し込み方法】
こちらの予約システムから
 初めての方は事前に会員登録をお済ませください。

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・入金前:0%
・開催日の15日前~8日前:受講費の50%
・開催日の7日前~当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

玄米ご飯 マクロビオティック料理教室 むそう塾

 
 

(中川式玄米ご飯 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室  むそう塾

 
 

【これから開催予定の講座案内 最新版】

 
 

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マクロ美風の体験的マクロビオティック ダメ元精神と陰陽

「ダメもと」という言葉がありますね。
もしかしたら奇跡が起きるかもしれないし、運が味方してくれるかもしれないし、どんな展開が待っているか分からないだけに、私はとてもワクワクするのですが、その未知なる方向に踏み出すのが怖いって人が結構いるんですよね。
私の息子もそんなタイプの人間です。

私は好奇心が旺盛なので、ダメといっても誰が決めたの?、どうしてダメなの?と思ってしまうタイプです。
ですから、自分でやってみないと分からないじゃないかと思って、すぐ実行に移します。
その結果、やっぱりダメなこともあるし、意外な結果につながって道がひらけることもあります。
それがまた何とも楽しくて、ダメといわれてからがスタートだと思っています。

自分の大事な人生を、どこの誰がいったか知らない常識的なものに縛られてたまるか、というのが本音です。
ですから、私の人生っていつもダメ元精神で走って来たようなものです。
無から有を生み出すような喜び。
不可能への挑戦みたいなところに生き甲斐を感じてしまいます。

そんな私にマクロビオティックの考え方は大いにヒントになりましたし、勇気にすらなりました。
なぜなら、今までは気合いとか気迫とか、そんな精神面で立ち向かって来たようなことでさえ、陰陽という2つの視点で解き明かせるからです。
この考え方を知ると、それまでの自分の行動が陰陽ですごく納得できたのです。
陰陽を知るということは、納得できることを増やすことだと今は言えます。

そして、がむしゃらに突き進むのではないため、成功確率も上がりますし、予見性もアップします。
一口でいうなら「無駄が減る」ということになります。
でもね、無駄というのは実は無駄ではなく、楽しみでもあったり、勉強にもなったりするので、効率が上がることばかりに気を奪われないように気をつけなければ本末転倒になってしまいますが。

息子はよく分からないものには手を出さないタイプですが、よく分からないからこそ手を出してみて、火傷をするのか、切り傷を負うのか、熱いのか冷たいのか確認したらいいと思うのです。
そのたった1つの経験から学ぶことはたくさんあります。
そして、その経験が多いほど不安は減りますし、自信が増えます。
今の若者の多くは自信が持てないと嘆きますが、だったら経験を増やそうよと言いたいです。
特に失敗する経験をね。

 
 

あらめビーフン マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(あらめビーフン 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

このあらめビーフンの盛り方は、陰陽を踏まえて盛らないと写真のようには盛れません。
陰性と陽性の特徴をしっかり確認できる好例です。
こんなふうに日々の生活のそこかしこに陰陽は存在しています。
私たちはその陰陽に気づくかどうかです。
気づけた方が物事が(お料理までも!)スムーズに進み、気づかないと思うようにいかなかったり、ロスが増えるだけです。
同じ一生をあなたはどんなふうに生きたいですか?
もっとダメ元精神で生きてみませんか?
楽しいですよ♪

 
 

これから開催予定の講座案内 最新版

 
 

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中川式鉄火味噌が出来上がりました

前回こちらの記事で鉄火味噌の備蓄についてお知らせしましたが、子象さんが蓮根を探した結果、もう一度作ることが出来ました。
あと何回作れるか分かりませんので、ご希望のかたは個数を明記してマクロ美風までメールをください。
ただし、パスポートを取得されているむそう塾生に限ります。

中川式鉄火味噌 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式鉄火味噌 料理:子象さん マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

中川式鉄火味噌の体験談はこちらからご覧になれます。

 
 

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「夏のお弁当講座」試作会の裏側

昨日は「夏のお弁当講座」の試作会でした。
試作会と言っても、中川さんがお料理を作って私とスタッフの麗可ちゃんが食べる側です。
私はパソコンを持ち込んで、試食をしたり写真を撮ったりTwitterに漏洩をしたり、ブログ記事を更新したりしながら、出来上がりを待つのですが、麗可ちゃんは大変です。
何をするのかまったく分からないのに、あれこれと推測しながら材料を用意したり計量をしたり、洗い物をしたり、作り方のポイントを記録したり大忙しです。

その上、食材の用意をかなり前から中川さんと打ち合わせをして、希望の食材をお店に手配しておき、当日はそれを引き取ってから教室に来るのです。
食材によってはお店に無理なお願いをして特別に用意していただくこともあります。
産地はもちろんのこと、大きさ、切り方まで図解入りでお願いすることもしばしばです。
それらを事前に何度も繰り返してから、いよいよ食材の手配が完全にできた状態で試作会になります。

ですから、試作会当日が大変なのではなくて、試作会に至るまでも大変なのです。
場合によっては新しくお店を開拓する必要性も出てきます。
前からのつき合いだからとか、近いからだとか、そんな基準で選ぶのではなく、すべては最高に美味しいお弁当のために照準を合わせて選ぶのです。
お店にある物の中から選ぶのではなく、「こんな物がほしい」という希望をお店に伝えて、その希望を最大限に叶えてくれるお店が選ばれます。

中川さんも麗可ちゃんも、ネットや自転車を駆使してあちこち駆け回ります。
その結果「ここ!」というお店だけが材料入手先として、講座の時に紹介されるわけです。
「お料理は店選びから始まっている」と中川さんはいつも言っていますが、その店選びも厳しい基準で選ぶからこそ、あの美味しさが生まれるわけです。

*   *   *

さてさて、やっと材料の手配が済みました。
いよいよ試作会当日となるわけですが、麗可ちゃんは大阪から食材をあれこれ抱えて、夏なら大汗をかいて京都までたどり着きます。(冬でも超薄着)
いつも戦後の闇市のようにいっぱいの荷物とともに転げるように教室に到着します。
例によって朝早くからご主人様のお弁当を作ったあとで、長時間労働のスタートです。

試作は1回で済むものもありますが、何回も配合を変えて作り直すものもあります。
そしてお弁当のおかずの試作ですから、経時変化を確認するために、時間が経ってからも試食をします。
その状態を見てから、さらに材料の良し悪しや調味料の増減も見直します。
ですから、試作とは時間のかかるものなのです。

ところで、試作会ではもっぱらお料理を作ることになる中川さんを思って、麗可ちゃんがいつもお昼ごはんを作って持参してくれます。
炊き込みご飯だったり、昨日のようにサンドイッチだったり。
昨日は焼きたてのパンを大阪で買ってきて、教室で作ってくれました。

 
 

サンドイッチ

 
 

(麗可ちゃん作のサンドイッチ)

さて、いよいよ試作会です。
食べ進むうちに美味しくてたまらなくなると、つい私がTwitterに漏洩してしまいます。
本当は当日まで内緒にしておいた方がお楽しみがあっていいのですが、美味しいものを食べると共有してしまいたくなるのが私の困ったところなんです・・・。
というわけで、昨日の漏洩第一号はエビチリでした。

 
 

エビチリ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(エビチリ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

こんなのも漏洩しました。

寄せ枝豆揚げ マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(寄せ枝豆揚げ 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

その合間にこんなのも漏洩しました(笑)
あんこが尻尾まで入っているのがいいという私と麗可ちゃん。
いや、あんこが入っているところと、入っていないところがあってこそ味の変化があっていいのだという中川さん。
これはちょっとしたおやつとして余興で作ったものなので、お弁当講座とは無縁のものですから、念のため。

 
 

たい焼き 中川善博

 
 

(中川善博作たい焼きと小判焼き 良質のあんこが特別美味しい!)

 
 

こうして10種類のお料理すべての試作が終わって、後片付けをしたら23時10分前でした。
麗可ちゃんはこの時間から大阪まで帰ります。
そんな麗可ちゃんの後ろ姿を見送りながら、スタッフとは実に頭と体力のいる仕事だなぁということと、気持ちよく笑顔を失わずに働ける健康と根性も必要だなぁと実感したのでした。
そして何より、平日にこんなに遅い帰宅になっても、文句も言わずに協力姿勢を貫いてくださるご主人様にも改めて感謝したのは言うまでもありません。

損得勘定抜きで身を粉にして働く。
そんな人が稀有な時代だからこそ、そういう人に恵まれたことを心からありがたく思うと同時に、そんな人間関係を構築していける場があって良かったなと思いました。
元々は私が中川さんのお料理の腕とお人柄に惹かれて、無理なお願いをしたのがむそう塾の始まりにつながったのですが、その私の想いに大きく応えてくださった中川さんのおかげで、次なる人間関係が構築できました。
こうして、信頼や感謝を土台にしてつながる人間関係って、本当に心地よいですね。

いつもむそう塾生の皆さんに、そして、まだ見ぬ将来のむそう塾生の皆さんに、この心地良い氣を発信できる場として、むそう塾をしっかり熟成させ続けたいと思った試作会でした。

 
 

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プロが包丁を砥いでいるところ(動画付き)

中川式金平牛蒡 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

(中川式金平牛蒡 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

昨日は包丁砥ぎと金平牛蒡の講座を開催しました。
塾生さんから金平牛蒡を習いたいという声が寄せられたからです。
むそう塾では金平牛蒡は上級幸せコースのカリキュラムに入っています。
理由は難しいからです。
包丁がきちんと砥げること、刻みの基本ができること、刻み方にスピードがあること、お料理の過程を感覚で感じられる感性がしっかりしていること。
これからの要素が中川式の金平牛蒡を作るには必要だからです。

さらに、上級幸せコースに入っているお料理を単発講座で教えることの是非もあります。
しかし、金平牛蒡は毎日召し上がってほしいお料理であること、それにご希望された人の体調を考慮して、例外として特別に金平牛蒡を教えることにしたのでした。
そのためにはまず包丁が砥げることが必須なので、その包丁砥ぎから教え直そうということになりました。
平日であるにもかかわらず、6名の熱心な塾生さんが集まって、みんなで包丁砥ぎを頑張りました。

今まで包丁砥ぎで泥が出ないと悩んでいた人がいたのですが、教室で確認すると砥ぎ方がゆっくりすぎるので、スピードを早めてもらいました。
すると、ちゃんと泥が出ましたよ。
もしあなたも同じ悩みをお持ちなら、中川さんのスピードを真似て砥いでみてください。
完全コピーがむそう塾のセオリーですが、その中にはスピードも入っているのですから。

多くの人がお料理を作る時に、レシピ内容だけ真似ようとされますが、そこには大切なスピードのことは抜け落ちているのではないでしょうか?
お料理はスピードも味付けの一つであることをむそう塾では口を酸っぱくして教えています。
包丁砥ぎではスピードがないと、砥ぐために必要不可欠な泥が出てこないのです。
包丁は刃物ですから怖い気持ちは分かるのですが、スローモーションのようにゆっくり包丁を動かしていたのでは、いつまで砥いでも泥は出ません。
下に中川さんが包丁を砥いでいる動画を掲載しておきますので、このスピードに限りなく近くなるように頑張ってみてください。

[youtube width=”880″ height=”440″]

次は真正面からの動画です。
中川さんの体と音が微妙に変化しているのが判りますか?
これは包丁の角度と手の角度を一致させたまま、砥石に当たる包丁の部分を変えているからです。
中川さんは「包丁は耳で砥ぐ」ということをかつて教えていましたが、この私でも目をつむって音だけ聴いていても、今はどこを砥いでいるんだなって判ります。

[youtube width=”880″ height=”440″]

この記事が包丁砥ぎで泥が出なくて悩んでいる人のためになりますように。

 
 

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