夫が左手でお皿を持てるようになった!

今日、入院中の夫の面会に行って、嬉しいことが幾つもありました。
出かける前に書いた記事はこちらですが、暗い内容でした。

しかし、今日の夫は話し方のテンポも少し戻ってきており、口の歪みも少し改善されたように見えました。
なんといってもビックリしたのは、持参したスイカをお皿ごと左手で持ち上げられたことです。
前回の面会では、左手の自由が効かなかったのですから、それはそれは驚きました。

 
 

 
 

あまりにもビックリして、「両腕とも同じ高さまで上げられる?」と聞いたら、「上げられるよ」と伸ばして見せてくれました。
もう、驚きです!
先週はこれができなかったのです。

 
 

夫に「凄い変化だね、リハビリのおかげ?」と聞いたら、「うん、リハビリ頑張った」と言います。
それから、杖を使って歩く練習もしているようで、今日は病院のバルコニーにある「外での練習」をしたそうです。
外での練習というのは、段差や手すりがあって、木の床や芝生の上を歩く練習なのです。
病院のサイトからちょっと写真をお借りしましょう。

 
 

「暑かったけど気持ちよかった」と話していました。
1か月以上も病院内だけで生活していたので、外の空気を吸うだけでも、晴れ晴れとした気持ちになれたことでしょう。
よかったなぁと思いました。

そのせいか、夫の表情は前回までとは違って、ずいぶん明るくなって目に輝きが戻ってきました。
もしかしたら、今月いっぱいで退院しようと思っているから、気持ちが前向きになれたのかもしれません。

理由はともかく、夫の様子に少しでも活力が戻ってきたのが、とても嬉しかったです。
8月の上旬には悲観的になって、私に謝ってばかりだったのですが、今日は少し前向きになった夫を見て、とても安堵しました。
とはいっても、この病気はこれからが大変なので、気は抜けませんが、一番暗いところは脱出したのかなという気持ちになりました。

 
 

***

塾生さんが教えてくれた、「一般的には6か月でプラトーになります。でも、ご本人のやる気によってその後も伸びる人はいます。」という言葉や、「プラトーにならない人もいるんですよね〜」という言葉に希望をつないでいる私がいます。

ここに来て、リハビリの効果が出てきたのだなと思うと、リハビリを頑張ってくれた夫にも感謝の気持ちが湧いてきました。
夫はゴルフが好きなので、「またゴルフに行けるように頑張ろうね」と言ったら、「あ、ゴルフクラブも持つ練習をしたよ」というではありませんか。

退院したら、息子が車に乗せて、ゴルフ場の景色を見に行ったらいいかもしれません。
爽やかな風に吹かれるだけでも気持ちが軽くなることでしょう。
そのうちに、やっぱりプレーをしたいと言い出せるくらい復活できることを祈っています。

 
 

カテゴリー: うれしかったこと | 2件のコメント

陽性の日々に陰性が降りてきた

1か月以上も入院して、さらに左半身が不自由な身体になれば、誰しも気持ちや考え方に変化が起きるだろう。
ふさぎ込むことも、将来に不安なことも、怒涛のように押し寄せてくるだろう。
さらに、外に出られない日々が長引けば、それは穏やかな表情ではいられないだろう。

薬の影響もあるだろうし、精神的な影響もあるとは思うけれど、夫の態度に息子は怒りが増す日々になってきた。
私にガンガン文句を言ってくるようになって、夫の気持ちも息子の気持ちも分かるだけに、私もつらくなる。

脳梗塞の介護は長期戦になるから、今の段階でへこたれてはいけない。
でも、毎日病院に通っている息子は、私以上につらいと思って、ひたすら慰めるようにしている。

そんなとき、塾生さんが息子にDMをくださった。
ご自分の介護経験を教えてくれて、そのつらさに3回家出したことがあると。
家出したくなるお気持ちが、今の息子ならとても理解できると思う。
ありがたいことだ。
こうして息子を励ましてくださることに、私は涙が出るほど嬉しい。
(もちろん泣いている)

せめて息子に兄弟がいたら、お互いに交替することもできるのに、一人ぽっちだから逃げ場がない。
私がその分を労ってあげなくてはならない。
病気をすると、本人が一番つらいけれど、周りの者も巻き込んでしまうから、本当に病気はしたくないと思っている。

誰でも同じ気持ちだろうが、こればかりは誰にもわからない。
せめて、身体に悪いことは避けるようにして、精神面を穏やかにして、ストレスが少ない生活を心がけるしかない。

 
 

こんなときにも陰陽の考え方は私の気持ちを楽にしてくれる。
行き詰まりそうになると、スッと違う道を降ろしてくれる。
まさに陽の中に陰の道が現れてくる。
従来の私なら絶対に選ばない選択肢だけれど、今日は面白そうだから選んでみようかなと思えた。

今までは陽性を選んできたけれど、もしかしたら初めての陰性を選択する場面になりそうだ。
私は自分で自分をコントロールするために、この選択が必要なのだろうと思えた。

あ、そうそう。
私の師匠大森英櫻先生も、陰陽のバランスをこうして取っていたなと急に想い出した。
そうか、それでいいのか。
じゃあ、楽しんで挑戦しよう。

 
 

   

 
 

カテゴリー: 体験談 | コメントする

脳梗塞は早く気づくことが大事 こんな症状があったら救急車を!

夫は今年の7月17日から脳梗塞のために入院していますが、実際には7月15日に最初の異変が起きていたと想像されます。
しかし、私は京都にいて夫の異変に気づけませんでした。
ようやく7月17日になって入院したのですが、この丸2日間以上のロスが今となっては後遺症として、重くのしかかって来ています。

脳梗塞の①発症から4.5時間以内なら、血栓を溶かす薬(t-PA療法)が使えます。
また②発症後6〜8時間以内なら、カテーテルを使って血栓回収療法も可能です。(できない場合もあるが24時間までできる場合もある)
しかし、③発症から24時間を経過してしまうと、血液をサラサラにする薬を点滴する抗凝固療法をするだけになります。

夫は48時間以上経ってから病院に行ったので、③の点滴のみの治療となりました。
せめて私が一緒にいるときなら、「あれ? 表情がおかしいよ」とか、「その歩き方は変だよ」と気づけたのですが、私は京都にいたので間に合いませんでした。
そのため、左半身の麻痺が残ってしまったのです。

夫は現在リハビリ専門の病院でリハビリに励んでいますが、特に改善されているようには思えません。
効果が出るまでには5か月以上かかるのでしょうが、長期間の入院は夫の仕事上、もう無理な段階です。
それで、明日お医者さんと相談して、今月末で退院して通院のリハビリに切り替えようと話しているところです。

 
 

***

脳に関する異変はすぐ対処する必要があるため、常識として知っておいた方がよいことばかりです。
腸閉塞も時間との戦いですが、脳梗塞も同じく救急車を呼ぶほど早い対応が必須です。
今回のことで分かりましたが、本人は案外ことの重大さに気づいていないので、周りの人がおかしいと思ったら遠慮なく教えてあげる必要があると確信します。
では、要注意な症状を列挙しますので、ご参考になさってくださいね。

<話し方の異変>
1 呂律が回らない
2 思った言葉が出てこない
3 話が支離滅裂になる
4 会話のテンポが極端に遅くなる
5 声がかすれたり、小さくなる
6 言い間違いが多くなる
7 同じ言葉を何度も繰り返す

<顔の異変>
1 口元が歪む
2 まぶたが垂れる
3 片方の顔だけがしびれる
4 呂律が回らない
5 よだれが出やすくなる
6 目が見えづらくなる
7 表情が乏しくなる

<手の異変>
1 片手だけの痺れ
2 物をよく落とすようになる
3 文字がうまく書けなくなる
4 ボタンやファスナーがうまくかけられなくなる
5 手が冷たく感じたり暑く感じる
6 触っても何も感じない
7 手が勝手に震える

<足の異変>
1 片足だけの痺れ
2 足を引きずる
3 ふらつく
4 つまづきやすくなる
5 踏ん張れない
6 足が震える
7 触っても何も感じない

 
 

(画像はこちらのサイトからお借りしました)

 
 

カテゴリー: 健康情報 | コメントする

「夏休み キッズクラス 第2回」が終わりました

2025年8月18日、「夏休み キッズクラス 第2回」が開催されました。
前回は男子クラスだったのですが、今回は女子クラスです。
面白いもので、男子クラスと女子クラスではやはり雰囲気が違いますね(^^)
静かというか、控えめというか、エネルギー量の違いを感じました。
これが男女の特徴の差なんだなぁと思ったものです。

講座の内容は前回とまったく同じでしたが、女子ならではの優しい仕草に心が和みました。
特筆すべきは、皆さんおむすびの握り方が上手なこと!
全員がきれいな形のおむすびが握れて感動しました。
これからはご自宅で、お父さんやお母さんにおむすびを握ってくれるのではないでしょうか?

おむすびの中身が美味しいといって、帰宅してから早速握ってくれたお子さんもいらしたそうです。
そうなんです。中川式ですから、おむすびの中身もちゃんとした作り方なんですよ(^^)
次回に受講される皆さんもお楽しみに♪

 
 

***

ところで、今回のキッズクラスは、直前まで参加する予定ではないお子さんがいました。
前々日にお母さんに、「あれ? 小学生のお嬢さんがいましたよね? キッズクラスに参加されませんか?」と私がお声がけをすると、「いや〜、包丁も持ったことがないので…」とのこと。
「いやいや、包丁なんか持てなくても大丈夫なんです。見るだけでもいいんです。」ということで、翌日お子さんに確認をしたら、お子さんが「やってみたい!」ということで、講座日の前日に参加を決めた方がおられました。

当日のお子さんの様子をご覧ください。
ハッとした表情をされて、感動している様子が伝わってきます。

 
 

 
 

これですね。
こういう時に子どもは成長するのです。
成長は感動と表裏一体です。
だから、成長期にはいっぱい体験させてあげるといいのです。

帰宅されて、親子でどんな会話が交わされているでしょうか?
お子さんがお料理に興味を持ってくれたり、作りたいと思ってくれたら大成功です。
そこまで行かなくても、「美味しかった!」体験でもいいのです。
これこそが生きて行くうえで、一番大事なことだからです。

キッズクラスは8月22日に、もう一クラスあります。
次回は今回よりも年齢の低いお子さんたちが集まりますが、感動の体験をしてもらって、成長のお手伝いをさせていただこうと思っています。

 
 

カテゴリー: マクロビオティック京料理教室 むそう塾 | コメントする

「満足コース」と「幸せコース」の皆さまへ 桂剥きの練習

「満足コース」では3か月の基礎練習期間が終わりました。
そして、「幸せコース」では桂剥き月間が終わりに近づいています。
締切日:2025年8月25日(月)21:00

幸せコースの桂剥き投稿については、その要領を記事でアップしてありますし、メールでもお送りしてありますが、横ケンの指示が出た人がいますので、改めて記事をご紹介しておきます。

なお、横ケンの段階になると、「引く」という概念が入ってきます。
ここが難しく感じる人が多いので、これも過去に記事にしてあります。
満足コースの人は教室での練習期間が終わりましたが、ご自宅で練習されるときに参考になさってください。

第17期幸せコースの皆様へ 桂むき投稿の要領 動画のお知らせ 2025.7.26
かつらむき投稿 横ケン指令が出た場合の投稿 2021.6.29
プロが教えるかつらむき上級者向けのアドバイスと動画  2021.6.28 ← 引く解説
桂剥きの高度の技術「大根を引く」状態を理解するために 2014.7.1

 
 

(桂剥き お手本:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

カテゴリー: 講座のご案内・連絡事項 | コメントする