誰に接するか 誰と話すか どんな場所に身を置くか

最近つくづく思います。
「歳を重ねると、それまでいかに生きてきたかが問われる」と。
まさに人生の晩年は「総決算」です。

「若いときにはいつでも何でも出来るような錯覚」をしていますが、だんだん現実に押しやられて、「出来ることがそんなに多くない」ことを知ります。
そうこうしているうちに人生も半分を過ぎ、一念発起して何かに挑戦しても、年齢は容赦なく迫ってきます。

そして晩年。
晩年になると明らかに個人差が出ます。
それまでどんなふうに生きてきたか?
何を考えていたか?
どんな人に接したか?

 
 

***

先日、97歳で動画を配信している人を知りました。
お顔も話し方も97歳には見えないお元気な男性で、元教師をされていたようです。
そこには知識だけでなく、人間性がたっぷりと画面越しに伝わってきて、昔の教師の素晴らしさを感じました。
こういう人が近くにいらしたら、しょっちゅう遊びに行って色々お話をさせてもらいたいなあと思ったほどです。

なぜなら、そこには「愛」があるからです。
口に出して言う言葉ではなく、行動に愛があるのです。
動画の男性が学生の頃、教師から感じた一瞬の愛を語っていて涙が流れました。
これが本当の人間だよねという出来事です。
今の時代には通用しない行動かもしれませんが。

 
 

誰に接するか、誰と話すか、どんな場所に身を置くかは、波動的にとても影響があります。
先日「ゆるゆる會」のご案内をしましたが、実はこの私が一番楽しみにしているかもしれません(^o^)
誰かのひと言が悩みを吹き飛ばすかもしれませんし、気づきをもらえるかもしれません。
「自分以外はみな師」という姿勢はとても謙虚ですよね。
私も謙虚に塾生さんの言葉に耳を傾けたいと思います。

 
 

(中川式糠漬け 料理:京料理人  中川善博)

この糠漬けがあまりにも美味しくて、ついつい食べすぎます。
季節の変わり目は、発酵食品を特に多めに摂っておきましょう。

 
 

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「ゆるゆる會」について 「自分以外はみんな師」

昨日、突然「ゆるゆる會」なる集まりのご案内と受付を開始しました。
これは、いつも前向きに人生を生きていらっしゃる、塾生の“あみ”さんが提案してくださった集まりです。

子育ても済んで、いつも趣味や好奇心を全開で生きておられるあみさんは、常に輝いていて本当に素敵な塾生さんです。
そのあみさんと先日話しをしていた時、「自分以外はみんな師」という素敵な言葉を教えてくれました。
あみさん自身が他の人から言われた言葉だそうですが、私もまったく同感です。
そして、それを仰った人は本当に人生をご存知だなと思います。

自分ではよいと思って生きていても、他人から見たら疑問符がつくかもしれませんし、良くない点こそ他人は言ってくれません。
あるいは、そんなに頑張らなくてもいいんだよと見えているかもしれません。
それほど自分のことを自分は知らないのです。

そんな「もう一つの目」とともに、明日からの自分をより素敵にするために、心置きなく自由に話し合う空間。
それが「ゆるゆる會」です。
身も心もゆるりと解き放って、美味しいお食事をいただきながら、笑顔がこぼれるひとときにしたいと思っています。

満腹はお腹だけではありません。
あなたの心も満たされること間違いありません。

なお、現在のお申込者は次の方々です。(お申込み順)
1 ペロリさん(12-10)
2 あみさん(91-2)
3 おはるさん(3-3)
4 まきさん(94-4)
5 こたろうさん(107-5)
6 てんこさん(27-9)
7 Namikaさん(141-1)
8 にっちさん(32-9)
9 PICOさん(130-1)
10 のりこさん(125-2)

 
 

(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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「ゆるゆる會」開催のご案内 同時受付中

先日、ある塾生さんと話をしていたら、「話すことで気づくことがいっぱいあるから、そんな会をしたい」というご希望がありました。
いいですねぇ。

そういえば、2020年からコロナ禍を経て、お仕事もリモートワークになってしまい、話すことが激減した人も多いかと思います。
企業でもあれこれ対策を考えていたようですが、「社長のおごり自販機」という商品が一役買っている会社がありました。
話すきっかけづくりに役立っているようです。

そうなんですよね。
人は話せる生き物なのですから、話すことによって得られるものがいっぱいあるのです。
自分自身が発言しなくても、他の人の意見を聴いているだけでも得られるものがたくさんあります。
ですから、人は誰かの存在とともに成長していく生き物だと私は思っています。

そもそも私もむそう塾を始める前、始めてから、ともに話すための集まりをいっぱい開催してきました。
全国のあちこちにお邪魔して、話し倒していた頃が懐かしいです。
むそう塾での開催は、「ふんわり会」という名前でした。

しばらく開催していなかったので、名前も新たにして、新鮮な気持ちでこの集まりを企画してみました。
身も心もゆるゆるとしてほしくて、「ゆるゆる會」と命名しました。
中川さんが昼食を用意してくれますので、ほっこりした時間をすごしましょ(^o^)

 
 

***

【イベント名】
「ゆるゆる會」

【開催日】
2025年5月31日(

【会場】
むそう塾 京都市左京区孫橋町18

【内容】
・昼食:中川善博の季節のお料理
・自由談義

【タイムテーブル】
11:00 開場
11:30~16:00 お食事&自由談義
16:30 解散

【定員】
8名→10名 3/26増席

【受講資格】
むそう塾生(会員登録を済ませた人)

【お子様】
会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません

【受講費】
15,000円(消費税を含む)

【受講費の支払期限】
講座開催日の1か月前まで

【申し込み方法】
こちらの予約システムから 随時受付

【締切】
定員になり次第

【キャンセル料】
・開催日の15日前〜8日前:受講費の50%
・開催日の7日前〜当日:受講費の100%
(ご返金に伴う振込手数料はいただきません)

 
 

(京都タワー)

京都タワーは灯台をイメージしているそうです。
「ゆるゆる會」が皆様の心の灯台になりますように。

 
 

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54年ぶりに指を切りました バンドエイドの進化に驚く

今朝、塾生さんから手の傷のことでご連絡がありました。
お仕事に影響するので、傷口パッドをされているそうですが、先日私が使ってみたバンドエイドがなかなかよかったので、それをお勧めしてみました。
しかし、それには新モデルがあるようなので、記事にしておきます。

 
 

私は先日、左手の人差し指を2センチほど切りました。
朝、まな板を洗おうとしたら、滑ってきた長い包丁の刃元(刃先の反対)が指先に当たってしまったのです。
左人差し指の先にコン!と。
息子が砥いでくれた包丁は、切れ味がよくてスパッと切れました。

真っ赤な血がドクドクと流れ、その綺麗な色にしばし魅入ってしまいました。
ハッと気がついてバンドエイド(カットバン)を巻いたのですが、血を吸い取ったティッシュペーパーの色の綺麗なこと。
惚れ惚れとするような美しい色でした。

私は滅多に指を切らないので、思い返すと54年ぶりかもしれません。
記憶を辿っていくと、当時会社に勤めていて、給湯室の床を掃除していたら、食器棚の下の空間にビンが転がっていたので、それを取ろうと手を伸ばしたら、ザクッ!
ビール瓶が割れていたのです。(ザワザワ)

そんな私なので、いつもはバンドエイドの買い置きがないのですが、息子は手荒れがひどくてしょっちゅう出血するため、バンドエイドの買い置きがあったはずと探しました。
色々な種類がたくさんあったのですが、その中からピンと来たものを選びました。

傷口は荒れていないので、すぐくっつくと思い、2枚使いで出血を止めることを優先しました。
しばらくして血が止まったようなので、最後はこのバンドエイドにしました。
その日は授業があって、1日中洗い物があるため、指を動かしやすいようにしたかった
からです。

 
 

 
 

最近は湿潤療法というのがあるので、それを念頭に2日間バンドエイドをしていました。
(湿潤療法についてはこちらのサイトを参照)
包丁による切り傷は早くくっつくからと、2日目の夜にバンドエイドを外すと、綺麗にくっついていました。
実は、私は高齢なので、傷の治りも遅いのかなと思っていたのですが、2日間で治るなんてすごいと驚きました。

自己治癒力って本当に素晴らしい!
惚れ惚れとする血液にも感謝!
(だって血液のことばかり考えて生きているんだもん!)

このバンドエイドを使っての感想。
・ストレッチがあるので、自然に曲がるのがよかった。
・はがすときにベタベタせず、さら〜っとはがれて傷口を引っ張ることがなかった。
・表面の模様が皮膚に近い感じなので、パッと見てもバンドエイドをしているのが判らないくらいだった。(実際は写真より小さいので模様は目立たない)

なお、今はこちらの新しいモデルがあるようです。
(画像はこちらからお借りしました。)

 
 

大きさも形も色々。
(画像はこちらからお借りしました。)

 
 

余談ですが、バンドエイドとカットバンの違いは、AIによると次のようでした。
・バンドエイドは主に関東・関西の都市部で呼ばれる
・カットバンは東北・四国地方、佐賀・長崎・鹿児島などで呼ばれる

 
 

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春は排毒の季節 でも、毒消しマニアにはならないように

3月も中旬。
この頃になると暖かい日も多くなって、自然界はどんどん動き始めます。
と同時に、自然界の一部である私たち人間も心身ともに変化が始まっています。
それを強く感じる人、少し感じる人、まったく感じない人、それぞれだと思います。

と同時に、私のところに体調のことで気になるという相談メールが増えてきました。
ある人は強く出たり、ある人は気になる程度だったり、ある人は日常生活に支障をきたすほどだったりします。
皆さんが毒消しの知識をお持ちなので、アドバイスしやすいのですが、中には知識を持っているがゆえにそれに振り回されている人もいたりします。

私はマクロビオティックで毒消しなるものを知って、その重要性に感動したのですが、それはいつもお食事のときに「組み合わせ」として意識しています。
ですから、季節のたびに毒消しを意識して何かをすることはありません。

 
 

塾生さんからのご相談では、体調に気になることがあるので、それを解消したいという内容が多いです。
そういう場合は早くその症状を改善したいお気持ちなので、いわゆるお手当を含めたアドバイスをすることになります。

しかし、お手当というのは短期間するものであって、ダラダラと続けるものではありません。
お手当には外用的にするものと、食べ物として摂るものがありますが、お手当向きのものを日常的にせっせと摂ってしまうのはダメですね。
身体がそれに慣れてしまうからです。

身体には少し負荷をかけるくらいがちょうどよく、護りすぎても軟弱になってしまうので、お手当でかばいすぎない方がよいのです。

 
 

***

中には毒消しメニューをしょっちゅう食べて、体内に毒をためないようにしようとする人がいます。
こういう人を私は「毒消しマニア」と読んでいます(笑)
つまり、潔癖症なんですね。

そんなに毒消しを意識しなくても、肝臓や腎臓ががちゃんと働いて、排尿も排便も普通にあるなら大丈夫です。
もっと自分の身体の力を信じてあげて、頭(知識)だけでコントロールしようと思わないこと。

毒消しのために何かを摂ろうと思うなら、「食べない選択」も効果があります。
いつも何かをする(作為)ことより、何もしない(不作為)ことが陰陽的にも納得できると思いませんか?

 
 

(春の京都タワー

 
 

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