「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」が終わりました

前日からの雷と豪雨。
そのためにこんな記事も。
さらに、当日は千葉県に「大雨・雷・洪水警報」が発令されていて、千葉に向かう電車の窓は叩きつける雨・雨・雨。
しかし、茂原駅からタクシーに乗っていると、あら?
あら?
道路も畑も乾いている所がちらほら。
な、なんと!
薄日まで射しているではありませんか!
民宿に着いても、遠くに雷の音はするけれど雨は降らず。
そんな調子で一日目は無事砂浴を決行。
さて、次の日。
朝からピカーっと晴れて眩しいー!
暑い!
一日中その調子で、しっかり砂に埋もれることが出来て、みんな満足。
大阪からの参加者も2名いらしたので、ホッ。
(あ、私はスタッフなので、砂には入りませんが。。。)
*    *    *    *
さてさて、砂浴については特別に書かなくてもご存知だと思うので、今回はその他のお話を。
お世話になった民宿の経営者は、80代の陽性なお母様。
お手伝いに近所のおばさまはいらっしゃるにしても、耳もしっかり、声も大きく、とにかく行動的。
朝早くから起きてどんどん動き回る、動き回る。
身長153センチ体重70キロ。
「足がむくんで?・・・」と白いおみ足を出す。
尾形先生がすかさず、「小豆と南瓜を煮て毎日食べて」と一言。
作り方も説明すると、ふんふんと聞いていらした。
「明日作ってみる」。
さて、二日目のお昼過ぎ。
みんなのお昼も済んで、ホッとしていたら、例のお母様が「南瓜煮た」と顔を出すので、どれどれと尾形先生と私が台所に。
お母様 : 「塩は入れなかったけど」
尾形  : 「えー! 塩は入れるのよ?」
お母様 : 「だって、刺身で醤油使って、塩分の摂り過ぎだから」
美風  : (ふむふむ、減塩を意識しているんだな)
尾形  : 「ダメ! 一つのお料理として完成させなくちゃダメなの!」
美風  : (ふむふむ、胃の中で一つになると考える人が多いんだよね)
お母様 : 「じゃ、上から塩ふりかけよう」
尾形   : 「ダメ! 塩っていうのはね・・・」
こんな感じで、腎臓の働きが低下してきたお母様への特訓が始まった。
お母様は真面目な顔で尾形先生のお話を聞いていらしたから、きっと実行されていると思う。
陽性な人は、とにかくすぐ実行するのだ。
尾形先生と二人で、帰りのタクシーを待っていたら、お母様がニコニコして「タダでいいからもっと泊まっていって」とおっしゃる。
どうも、お母様の陽性さと尾形先生の秘めたる陰性さが引き合ったようだ。
*    *    *    *
アイスクリームの大きな箱がゴロゴロ冷凍庫に入り、私の目の前で牛乳を美味しそうに飲み、3リットルのお湯が一日でお茶に消え、毎日お魚をたっぷり食べ、それでもこんなに動き回れるお母様。
人間の健康や食事に「絶対」はないな?って、改めて感じた砂浴の会だった。
さらに、80代になる人へのマクロビオティック料理の説明は無用であることも、尾形先生から学んだ。
意義ある二日間だった。
*    *    *    *
ご参加くださった皆様、お疲れ様でした。
明日(8月8日)は、砂浴のフォローを兼ねて「尾形妃樺怜先生の茶話会」があります。
どうぞ、お出かけくださいませ。
なお、一度も尾形先生のお話し会(無双原理を学ぶ会)にご参加されていない方は、対象にはなっておりませんので、悪しからずご了承くださいませ。


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大森英櫻先生へ

大森英櫻先生、また8月4日がやって来ました。
きょうもあの日と同じく暑い一日でした。
先生が宇宙に還ってしまわれてから丸3年。
私の日常も、マクロビオティック界も大きく変化しました。
ある日先生は、私と二人っきりの時、マクロビオティックの将来のことを案じて、一言漏らされましたよね。
今は、残念ながらその一言のとおりになっています。
でも、無双原理の力は見事です。
あらゆる動きが散発的に起きて、それが繋がってバランスをとろうとしています。
真理は強し。
*    *    *    *
先生に教わったことは、月日と共に私の中で熟成を続けています。
先生の一言を、今になって理解することが沢山あります。
いや、その方が圧倒的に多い毎日です。
私は先生から「人生の美学」を学びました。
日本人の素晴らしさを学びました。
私の大切な宝物です。
この宝物は、一人占めしないでみんなにおすそ分けします。
これから、そのおすそ分けの場を育てて行きます。
来年のこの日、どんなご報告ができるでしょうか。
充実した1年にしたいと思います。
大森先生。
先生に教えていただいて、私は幸せ者です。
ありがとうございました。
関連記事

大森英櫻先生に捧ぐ  (2005年8月15日)

ハンドルネームの決定  (2005年8月16日)
大森英櫻先生を偲んで(1年目) (2006年8月4日)
「無双原理」 (2007年8月4日)


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雨が降った場合の砂浴について

どうもお天気が不安定になって来ました。

 

明日は「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」 の開催日ですが、どうやら曇りから雨になる可能性がありそうです。
もし、雨になって砂浴が出来ない場合は、「尾形先生のお話と土鍋の会」になります。
このことは、告知記事の中でも触れてありますが、お問い合わせがありましたので、改めて記事にさせていただきました。
尾形先生のお話は、とっても素晴らしいので、あの「土鍋の会」をもう一度千葉で出来るなんて嬉しいなぁ♪

 

あ、いけない。
砂浴を楽しみにしていらっしゃる方には不謹慎な言葉でした(汗)
どんなお天気になっても、泊まりがけでマクロビオティックのお話を語り合うのは楽しいものです。
ぜひ、楽しみにお出かけくださいませ。
民宿でお待ちしております♪


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金沢での余談~言葉の身土不二~

前回の金沢訪問は昨年の9月30日
2回目の今回は大忙しのスケジュールだったため、会場・ホテルの移動のみで帰って来ました。
移動中、タクシーの運転手さんと交わす会話が楽しいので、私は情報収集のためタクシーに乗りました。
(話に夢中になって、つい運転手さんも道を間違えてしまうのが困りものですが・・・)
金沢は京都と似ていて、風情のある街並みが心を落ち着かせてくれます。
お料理や遊びも、どことなく京都的です。
そんな話を運転手さんとしていたら、藤本義一の話になりました。
お若い方は藤本義一といってもご存知のない方もいらっしゃるでしょうね。
(あ、テレビを通じてご存知の方が多いかな?)
でも、私の世代の人間にとっては、かなり存在感のある方です。
「なかにし礼」・「藤本義一」。
こんないぶし銀のような男性が、若い頃から好きな私でした。
(そう、中年の男性が好きだったのです
さてさて、その藤本義一ですが、彼は相当の女性通です。
その彼が「京都の芸妓より金沢の芸妓の方が情がある」と本に書いてあるのを昔読んだことがあります。
その理由は意外に単純なんですよね。
彼が久しぶりに金沢に行くと、芸妓さんはこう言います。
「あら?、ふーさん、長いこって」。
ところが、京都の芸妓さんは、次のように言うのだそうです。
「あら?、ふーさん、生きとりやっしゃ?」
(この表現は自信ありません。京都の方、訂正をお願いします。)
この違いのみで、藤本義一は金沢の芸妓さんが好きなのだそうな。
男って意外と単純なのです。
いや、優しい女が好きということなのでしょうか?
(いや、藤本義一が前述の文章を書いた頃、金沢の芸妓さんに惚れていただけなのでしょうか?)
*    *    *    *
ところで、懇親会に行くために交差点で人待ちをしていたら、こんな文字が目に入りました。
「おいでまっし」
京都で言うなら、「おいでやす」でしょうか?
東京なら「いらっしゃいませ」かな?
食べ物と同じように、その土地その土地に育まれた言葉があります。
それは、とても人の心を癒してくれますね?。
素晴らしい文化だと思います。
先日訪れた青森・秋田。
そして今回の金沢。
それぞれに郷土料理と同じく、郷土の言葉があります。
言葉の身土不二
大切にしたいですね。


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「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」について

8月5日(水)?6日(木)は、「尾形妃樺怜先生に学ぶ砂浴&土鍋の会」の開催日です。
すでに申し込まれていて、お忘れになっている方はいらっしゃいませんか?
ご予定をもう一度ご確認くださいね?。
なお、集合時間は特別に決めていません。
経験者は勝手に朝から砂浴を開始していても良いし、未経験者は直接民宿に来てくだされば、13時から砂浴の方法をお教えすることになっています。
尾形先生は、きっちりプログラムを作るより、自然の流れをとても大切にされています。
ですから、みんなが一斉に行動するのではなく、個人のご都合で自由に始めてもOKなんです。
なお、砂浴終了後にお風呂に入りますので、その時間を考えて砂浴を切り上げてください。
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この砂浴は告知記事にも書きましたように、「自分のことは自分でする」セルフ方式になっています。
主催者にすべてを誘導してもらうのではなく、何事もご自分の判断で進めてみましょう。
では、明後日、民宿でお待ちしております。


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