ある栄養士さんの成果

「お料理以前(1)?(4)という記事を書いたところ、mixiに次のようなメッセージを頂きました。
同じご職業の方の参考になればと思い、記事にさせていただきます。
*    *    *    *
マクロ美風さん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
Tです。

 

今日は私の職場での出来事をお伝えしたくてメッセしております。

 

中川さんや美風さんのブログを読んで、「あー、このことなんだ」と実感する出来事があったのです。

 

私は病院で栄養士をしております。
マクロビを学んではいますが、病院では取り入れようとは考えていません。
ですが、体は食べ物からできる、すこしでも食べることを大事にしていきたい・・・という気持ちで日々取り組んでいます。

 

私の勤務する病院は子供の長期入院、難病などかなり特殊な病気の方、ほかには膠原病などで入退院を繰り返している方などが多いところです。
そのため料理のレパートリーを広げるため、予算人員時間の制約などからほとんど全ての料理が「冷凍の加工品」でした。
極端なことを言えばファミレスの食事です。
メニューだけ見れば、オムライスもカツ丼もてんぷらもビビンバもありとあらゆる物を提供していましたが「温めるだけ」でした。

 

もちろんアレルギー食や形態調整食などは手作りしていますが・・・

 

去年の春、転勤してきたときはかなり驚きました。
お正月は駅弁でしたし・・・
そして食事に対する苦情の多いこと多いこと。
結果患者満足度調査での食事についてのポイントが何よりも低く、平均以下という悲しい結果に。

 

そこで私はレパートリーを増やすことよりも「おいしく」食べていただくにはどうしたらいいか、後輩たちと考え、結局「手作り」することになりました。
もちろん全てというのは難しく、食材は冷凍でもちゃんとお鍋で作る・・・とか、冷凍野菜を生のカット野菜にする・・・とか。
マクロビオティックを実践している人たちから見たら驚きかもしれませんが、とにかく「人の手」をかけてもらうことにしました。

 

始めは調理師さんたちは時間がない、とか面倒だ、とかあったのですが、やはりプロです。だんだん色々工夫して「こうすればよりおいしい」などと言ってくれるようになりました。

 

そんなこんなで1年が過ぎました。
今年、満足度調査の食事のポイントが何よりもアップし、平均点を超えたのです。
確かに患者さんからの苦情は減り(無いわけではありませんが)おいしいというお手紙も頂くことがありました。
おいしい、という声が聞こえてくると皆の気持ちも高まり、よりいっそう料理もおいしくなるんだ・・・と実感したのです。

 

そう考えていたところで中川さんや美風さんの記事です。
うれしくてうれしくてなりません。
病院では加工品や冷凍品を使わなくてはやっていけません。
でも気持ちのこめ方、気持ちの変え方でも全く違うものになるんです。

 

ひょっとしたら私が言ってることと美風さんの考えは違うかもしれません。
もしそうだったらこんなメッセをしてしまったこと、お許しください。

 

これからも楽しい記事を書いてくださいね。
お忙しいところお邪魔して失礼いたしました。
T

 

P.S.
ですが・・・
小児科の子供たちや難病の子供たちには評判悪いです。
クリスマスはケンタッキーのチキンにケンタッキーのスープ、といわれてしまいました。
               *    *    *    *
Tさん、メッセージをありがとうございます。
私の想いも中川さんの想いも、Tさんと同じですよ。
「心を込める」ということがお料理の美味しさに影響することを、こんなふうに受け止めてくださって嬉しいです。
Tさんの心の存在が、多くの人に伝わったことに、とても感動しました。
病院の中でマクロビオティック食を導入することは難しくても、Tさんのように改善点を見つけるだけでも患者さんにとってプラスになると思います。
なぜなら、「美味しい」と思って食べるお食事は、体にとってプラスに作用するからです。
これからもTさんのお力を発揮して、少しでも「美味しい」お料理を目指してくださいね。
私達に勇気をいただきまして、ありがとうございました。


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「マクロビオティックを生きる」ということ

先の記事に対して、mixiの方にメッセージを頂きました。
皆さんとご一緒に考えたいので、記事にさせていただきます。
*    *    *    *
マクロ美風さん、こんにちは。

 

ブログを拝見していろいろ勉強させていただいています!
今日のブログで気になったことがあるので質問させてください。
マクロ美風さんはどうしてお魚が必要なのですか?
これはマクロビの範囲外のものを頂いていることを責めているのとは違うんです。
私はお魚は小魚でさえ食べると発熱したり発疹ができたりして必要ないと身体から締め出されます。
同じくメイプルシュガーも駄目で、今食べられる甘味料は米飴くらいですが、それもあまり欲しくはなりません。
マクロ美風さんは長い間マクロビを実践されてらっしゃるはずなので、反応もすごく早く出るのではないかと思うのですが大丈夫なのですか?
質問というよりは心配になってしまいました。
未熟者の私がこんなことを書いて申し訳ありません!
大丈夫なら全然構わないんです。身体はみんな違うのですし。

 

それでは、新しい記事を楽しみにしてます♪

 

Y・A
*    *    *    *
Y・Aさん、ご心配くださってありがとうございます。
結論からお答えすると、私は大丈夫ですよ。
私もマクロビオティックを厳格に実践した時がありました。
そのような先生に教わったので、当初はそれがマクロビオティックだと思っていました。
でもね、そのうちに段々疑問が湧いてきたのです。
一口の動物性を口にすることによって、全身に反応が出るようだったら、もし地震や災害があった時に、真っ先に死ぬのはマクロビアンじゃないかな?ってね。
何も食べるものがない時に、動物性の含まれたおかずや菓子パンが援助物資で支給された場合、それを食べないで死んでいくのが果たしてマクロビオティックの求めているものだろうか?
そんなことを考えたら、簡単に答えが出ました。
マクロビオティックの創始者である桜沢如一先生の本にも、動物性を絶対食べてはいけないなんて書いてはいません。
もしかしたらY・Aさんは、マクロビオティックを誤解されていらっしゃるかも知れませんね。
季節に採れる山菜と同じように、自分一人で獲れる動物性は、古い時代から私達の命を繋いでくれたものです。
たとえば潮干狩りをしたり、鮎釣りをしたり、ドジョウをとったり、そんなことは出来るんじゃありませんか?
川魚は養殖されたお魚と違って、サッパリしています。
これが天然物のお味ですね。
板前さんが心を込めて作って下さったお料理を、ありがたく頂ける健康な体の私は、制約するべき食べ物が一切ありません。
でも、だからと言って、しょっちゅうそのような物を口にしているわけではありませんよ。
一月に1回か2回のことです。
*    *    *    *
>私はお魚は小魚でさえ食べると発熱したり発疹ができたりして必要ないと身体から締め出されます。
>同じくメイプルシュガーも駄目で、今食べられる甘味料は米飴くらいですが、それもあまり欲しくはなりません。

Y・Aさんが今排毒(排出)中だったり、病気の改善に取り組まれていらっしゃるのなら別ですが、頭で食べ物を選別してはいないでしょうか?
そのような方に時々似たような症状を示す人がいらっしゃいます。
長くマクロビオティックを実践していても、食べ方次第でそのような症状は回避できるものです。
念のために申し添えますが、マクロビオティックは動物性や白砂糖を一切とらないことではなく、どんなものを食べても平気な体になることです。
体に必要な物は吸収して、悪い物は直ちに体外に出してしまう体になれること。
そんな真の健康体になって、自分のやりたいことを大いにやり抜くことが、「マクロビオティックを生きる」ということです。
Y・Aさんが真の意味で「マクロビオティックを生きる」ことが出来るお身体になれます事を、心から願っております。
メッセージをいただきまして、ありがとうございました。


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マクロビオティック料理対応の旅館

マクロビオティックをしていると、ホテル選びに苦労しますよね。
特別眺めがいいわけでもなく、豪華なわけでもなく、イチオシというわけでもないのですが、女将さんの真心を感じたので、ちょっとご紹介します。
先日のワークショップでお世話になった「ホテル守田」さんです。
山梨県「下部温泉」の駅から歩いて行ける距離で、車なら下部温泉駅から4分です。
女将さんが女将として機能していない旅館もある昨今ですが、この「ホテル守田」さんの女将さんは、笑顔を絶やさず心のこもった応対をしてくださいました。
特筆すべきは、女将さんが健康料理にこだわっていることです。
その理由は、食べ物を改善することで病気を治したご家族がいらっしゃるからだとか。
梅干しやお味噌などは、女将さんが自ら作ったものを使用しているそうで、とても美味しかったです。
調味料もオーサワジャパンの商品が結構使われていて、マクロビオティックをしている私達には嬉しい限りです。
イワナの塩焼きが抜群の美味しさで、天然物のお魚の美味しさを久々に味わいました。
お塩もお料理によって使い分けているとのことでした。
帰りには「よろしければ、無農薬のお大根をお持ち下さいませ、1本100円でございます。それから白菜もございます。」と言って新聞紙を抱えて歩く女将さんに、心がホワッとするのを感じました。
いい氣をありがとうございました。
なお、予約をすると希望に応じてマクロビオティック対応にしてくれるそうです。


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12月7日の「むそう塾」に空席が出ました

ただ今満席になりました。
ありがとうございました。(12/1 11:04追記)


12月7日(日)開催予定の「むそう塾」にキャンセルが出ました。
下記の要領で2名のお申し込みを受け付けます。

               *    *    *    *
◆イベント名   第8回「むそう塾」
◆内  容       ?美味しい玄米ご飯の炊き方指導(デモ付)
?玄米ご飯の保存と保存後の温め方(デモ付)
?「葱味噌」の作り方(デモ付)
?お料理写真を携帯カメラで上手に撮るコツ伝授
(???の担当:中川善博)
?個人の体質・体調に合わせたアドバイス&相談(担当:マクロ美風)
?「なかがわ」のひるめし+自家製ケーキ+三年番茶付
プログラム    ・11:30?12:30 お食事&撮影指導
・12:30?13:00 自己紹介
・13:00?14:00 体質・体調の個人アドバイス・相談
            ・14:00?14:30 ティータイム
・14:30?16:30 玄米ご飯の炊き方指導&お料理(実演)
・16:30?17:00 意見交換
          
◆会  場        「なかがわ」 京都市左京区孫橋町18
◆開催日        2008年12月日(
          
参加費          10,000円(昼食・お菓子・お飲物すべて込み)
参加費の振込期限   12月3日(水)
◆定  員
          15名のうち2名のみ

お子様     会場が狭いため、申し訳ありませんがご同伴出来ません。
◆申込方法    こちらのフォームから(満席になりましたのでリンクをはずしました。 12/1 11:04追記

◆締  切     定員になり次第

◆お問合わせ  マクロ美風の下記アドレスまで
            form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)
◆企画・責任
     中川善博およびマクロ美風
*    *    *    *
なお、上記?の「なかがわ」のひるめしとは、通常営業の「なかがわ」さんで人気のランチのことです。
遠くからお出でいただいても、「なかがわ」さんの通常メニューと同じお食事が食べられます。
このお料理は、中川善博さんが毎朝5時に起きてすべてを手づくりされているものです。
一枚のお皿に一つ盛りになっていますが、一品一品を一つの器に盛り付けると、立派なコース料理になります。
ですから、お腹いっぱい。
内容は、おばんざいが6?7種類、お味噌汁、小鉢、香の物、それに玄米ご飯となります。
じっくりと味わってください。
<受付までの流れ>
?
申込みフォームから申し込む。
(携帯電話からでも申し込めます)
?申込フォームから送信して頂くと、直ちに自動返信メールが届きます。
(自動返信メールが届いて初めて仮受付になります)
?参加費を振り込む。
(自動返信メールに振込先が記載されています)
?入金を確認してマクロ美風からメールをお送りします。
(受付完了)
※もし、?の自動返信メールが届かない場合は、下記の点が考えられます。
 1 メールアドレスの入力間違い。
(再度、申込みフォームから申込みし直してください。)
2 携帯電話からのお申込みで、受信拒否設定をしている。
(この場合は、拒否設定を解除しておいてください。)
3 セキュリティソフトの関係で、迷惑メール扱いになってしまうことがあります。
「削除済みアイテム」のご確認をお願いいたします。
*    *    *    *
●関連記事
「むそう塾」の写真指導について(1)
「むそう塾」の写真指導について(2)
「むそう塾」の写真指導について(3)
「むそう塾」の写真指導について(最終回)

 第1回「むそう塾」が終わりました
中川善博さんと「むそう塾」
 ・玄米ご飯に寄せて(1)?美味しい玄米ご飯には理論がある?
 ・玄米ご飯に寄せて(2)?玄米ご飯と「むそう塾」?
玄米ご飯に寄せて(3)?「むそう塾」の開催予定?
 ・「なかがわマクロビオティック教室」から「むそう塾」へ
「むそう塾」への想い
 ・中川善博(旧 中川屋 善右衛門)&マクロ美風が提案するマクロビオティック教室

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「むそう塾」から重要なお知らせ

すでに満席で締め切っておりました「第7回・8回・第9回・第10回むそう塾」に関して、ご連絡をさせていただきます。
「第7回むそう塾」は、11月19日に無事終了いたしました。
遠方からのご参加者も多く、心からありがたく思っております。
さて、「むそう塾」の告知記事には必ず下記の注意事項を載せております。
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<受付までの流れ>
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(受付完了)
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 1 メールアドレスの入力間違い。
(再度、申込みフォームから申込みし直してください。)
2 携帯電話からのお申込みで、受信拒否設定をしている。
(この場合は、拒否設定を解除しておいてください。)
3 セキュリティソフトの関係で、迷惑メール扱いになってしまうことがあります。
「削除済みアイテム」のご確認をお願いいたします。
◆お問合わせ  マクロ美風の下記アドレスまで
            form★bifu.co.jp (★を@に置き換えて送信してください)

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これらのどれかに該当してしまったのでしょうか?
未だにお振り込みをいただいていない方がいらっしゃいます。
ご入金がございませんと、仮受付のままですから、お心あたりの方は至急お振り込みをお願いいたします。
期限は12月3日(水)までとさせていただきます。
この期限までにお振り込みをいただけない場合は、仮受付を失効させて頂きますのでご了承くださいませ。
「むそう塾」を始めた時から、中川さんとの打ち合わせで、ご入金に期限を設けず各人の良識にお任せしましょうという方針で来ました。
しかしながら、お申し込みから1ヵ月近く経過してもお振り込みをいただいていない方に、こちらからご連絡を差し上げると、次のようなお返事が返って来ました。
?都合が悪くなったのでキャンセルをお願いします。
?人気なので受付に溢れたのだと思って別の予定を入れてしまいました。
キャンセルをお願いします。
私も中川さんも、「むそう塾」の開催に関しては真剣に取り組んでおります。
ですから、お一人お一人に最高の気持ちと誠意を込めてお迎えをするべく準備をしております。
その証拠に中川さんはお母様が亡くなられた当日も翌日も、気持ちを最高に高めたうえで、予定通り「むそう塾」を開催いたしました。
「お申し込みをしてくれた方とのお約束だから、休むわけにはいかない」とおっしゃって。
誰でも急に体調を崩したり、ご親戚にご不幸があったり予定通りに行かないこともありますが、それでも結構回避できるものです。
特にマクロビオティックをしておりますと、不思議と障害が減って、想っていることが想うように進むことを体験できるようになります。
それでもやむを得ない事情によるキャンセルを拒むものではありませんが、安易なキャンセルは悲しいなと思います。
なぜなら、お申し込みの段階で定員に達してしまって涙を呑んだ方もいらっしゃるわけで、安易なお申し込みと安易なキャンセルは、その方達に失礼な行為になるからです。
どうか、お申し込みに際しましては、スケジュールのご確認をなさって、キャンセルにならないようにご協力をいただけましたら有難く存じます。
一方的なお願いで大変恐縮でございますが、どうかご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。


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