がむしゃら~運命は変えられる~

きのう、お掃除に関する記事を書きました。
くだらない内容だと思われるかも知れませんが、これはとても大事な要素を含んでいます。
よく、立派な体をお持ちなのに、何となくアクシデント続きの方がいらっしゃいます。
反対に、病気がちなのに、結構思うことをこなしていらっしゃる方もいます。
運命と片付けてしまう人もいるでしょうが、私は必ずしも運命だけとは思いません。
私が教わった大森英櫻先生は、「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」が口癖でした。
そう心に抱きながらご自分の運命を切り開いて来られた大森先生の生き方に、一種の美学を感じたものです。
月日が経つとともに、その言葉のもつ意味が理解できるようになって来ました。
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さて、タイトルの「がむしゃら」ですが、これは健康体の見本のような人は、体力があるので、つい体力ですべてが決まるように思いこんでいる人が多いです。
それで、やみくもに頑張るんですね。
「根性」とか言って気合いを入れ、腕力で勝負がつくかのように錯覚をしていたりします。
しかし、病気がちや体力のない人は体で勝負は出来ないので、「いかに要領よくやるか」ということに神経を注ぎます。
私なんかはこちらのタイプです。
でもね、これだけでは片手落ちなんですね~。
「氣」の存在を忘れています。
体力だけでなく、精神面が整ってきたときに初めて物事はうまく流れるんですね。
その精神面を支えるのが「氣」の流れです。
「氣」の流れをスムーズにするためにお掃除があるのです。
元々お掃除は汚れを「掃いて取り除く」ものです。
今では掃除機で吸ってしまうことが多いですが、「掃き清める」ことに意味があります。
家の内外を掃き清めて、氣の流れをスムーズにするだけでも、運命はいい方向に動き出します。
滞っていた氣が動き出すので、自分にもまわりにも変化が起きてきます。
こうしたことの連続で次第に運命は変わって行きます。
がむしゃらに力任せの人生ではなく、省エネだけれど心地よい人生を歩んでみたいと思いませんか。
自分に備わった能力以上の人生を経験出来るかもしれません。
あるいは、最高のパートナーに出会えるかも知れません。
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マクロビオティックの食事で動物性を多く摂らないというのは、単に陰陽の問題だけでなく、この「氣」を意識しているからです。
動物性を摂ると、確かに氣の質が落ちるように感じます。
顕著なのは眠りの質の変化ですね。
お坊さんが動物性を摂らないのも納得です。
(最近は動物性が大好きなお坊さんも多いですが・・・。)
私はマクロビオティックを始めて13キロも痩せちゃったけれど、動物性を著しく摂らない生活をしたお蔭で、人生を何倍にも楽しめる幸運を手にできました。
今、とても面白い毎日を送っています。
最近になって、少しずつ体重が増えるという嬉しいプレゼントまであって、体も心も柔らかくなって来たように感じます。
運命はやはり変えられるような気がする今日この頃です。


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激落ちくん(メラミンフォーム)

先日シラルガンのお鍋をきれいに磨き上げたお写真が、中川さんのブログに載っていました。
まるで息を吹き返したかのように輝きを得たお鍋を見て、ほっとしました。
そのために活躍したのが「激落ちくん」です。
この商品は私も使っていて、とっても気に入っています。
実は確か10年くらい前に東京のデパートで、ドイツ製の不思議なスポンジ状のものを買ってみたのです。
そうすると、これが凄い威力で、茶渋がグングン落ちるのにはビックリ!
あらゆる所を磨くのには最適でした。
当然、何回もデパートに買いに行っていたのですが、そのうちに姿が見えなくなってしまいました。
あっちこっち他のデパートも探し回ったのですが、どこにもありません。
そのうちに1年くらい経ったでしょうか。
そうするとそれに似た商品がスーパーで出回って来ました。
しかし、この商品は前に使っていたドイツ製のものに比べると、弾力が弱いために早くボロボロになりました。
それを少し改善したものが「激落ちくん」というところでしょうか。
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お台所やお手洗い、洗面室、お風呂場といった、いわゆる水回りと呼ばれるところは、人間の体でいえば腎臓に関係する場所です。
この場所をきれいにお掃除することは、自分の腎臓を労わることにもなります。
それ以前においても、自分のまわりにある物をきちんとお手入れして使うことは、氣の流れを整えてくれることに繋がります。
お部屋や押し入れはもちろんのこと、玄関や庭、道路に至るまで、氣の流れは及びます。
ですから、主婦ならば、お料理に関する道具を大切にするのは当然ですね。
私は経理をしていた20代の頃から、ソロバンと包丁を高い位置に置いてお正月を迎えました。
別に決められていたわけではないのですが、1年間このソロバンでお給料をもらい、この包丁でご飯を食べられたと思うと、自然に高い位置に置きたくなったのでした。
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ところで、桜沢先生のお掃除好きは大変有名です。
お掃除にまつわる桜沢先生のエピソードは、本にも書かれていますし、色々な方からもお聞きします。
実に陽性な桜沢先生らしいお話が多いです。
なぜ、桜沢先生はそんなにお掃除をされたのか。
それは氣の流れを意識されていたからだと思います。
それともう一つは、やはり感謝のお気持ちだったのでしょう。
私達もマクロビオティックを知る者として、お掃除はぜひきちんとしたいものですね。


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「第2回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました

2009年6月22日開催予定の「第2回 むそう塾 愛クラス」は満席になりました。
お申し込みくださった皆様、ありがとうございます。
開催予定日の6月22日は、梅雨の真っただ中。
日本特有のこの季節は、お米にとっても身体にとっても、大切な時期です。
日本人が日本人であるためにも、この梅雨の時期を上手に乗り切りましょう。
また、いよいよ本格的な夏が始まって、ガクンと玄米ご飯が嫌になる人が続出する時期でもあります。
新しいお鍋による「新中川式」と呼べる炊き方で、今年の夏は玄米と仲良くなりましょう。
お会い出来るのを、今から楽しみにしております。


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「むそう塾 愛クラス」と中川式玄米ご飯

昨年の7月30日に「夏向け玄米ご飯の美味しい炊き方教室」として始まったイベントが、現在では名前を変えて「むそう塾 愛クラス」として続いています。
6月22日に開催予定のこのクラスは、通算で21回目になります。
「愛クラス」「幸せコース」と違って、一日だけ開催するいわゆる単発の講座です。
「愛クラス」でしっかり玄米ご飯の炊き方をマスターされると、「むそう塾 パスポート」を発行します。
このパスポートを取得されると、「むそう塾 幸せコース」はもちろんのこと、パスポート取得者対象の特別講座を受講できます。
たとえば、これから開催される「中川式糠漬け講習会」のように。
「むそう塾」のすべての基本は、この「愛クラス」に集約されていて、今までも、これからも大切にしたいクラスです。
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「むそう塾」では、玄米ご飯に始まって玄米ご飯に終わるほど、玄米ご飯を大切にしています。
中川善博さんは、マクロビオティックの考え方を基本に据えながらも、絶対美味しいことを貪欲に追及してきました。
その結果、そのお料理や玄米ご飯を食べ続けた人に、巷のマクロビオティックでは改善できなかったことが改善されつつある成果が出て来ました。
一部分ですが、次のような成果です。
「中川式玄米ご飯の威力(1)」?消化吸収?
 ・「中川式玄米ご飯の威力(2)」?噛む?
「中川式玄米ご飯の威力(3)」?薬のような玄米ご飯? 
安心して食べられて、心から美味しい!って思える玄米ご飯。
その上、健康にも幸せにもつながる玄米ご飯。
そんな玄米ご飯を炊く技術と心のあり方を知って、あなたの人生を幸せに導いてください。
あなた自身の力で幸せになってください。
「むそう塾」はあなたを応援しています。
「第2回 愛クラス」についてはこちら
「第2回 愛クラス」のお申込みはこちら
満席になりましたので、リンクをはずしました(5/14 13:01追記)


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お料理における「何のために?」

まだ5月だというのに、夏のように暑い日が続いています。
確実に季節は移り変わっているのに、頭の中が移り変わっていない人が多く見受けられるようになって来ました。
「むそう塾のパスポート取得者」でも、最近玄米ご飯が美味しく感じなくなっている人はいませんか?
「中川式玄米ご飯の炊き方」では、その人に、その季節に合ったピッタリの玄米ご飯を炊くことが出来ます。
しかし、炊く人の心が季節の変化や体調の変化に鈍感であれば、絶対にその人が美味しいと感じる玄米ご飯は炊けません。
先日も30度近い気温の日が続いているのに、真冬に教わったとおり毛布や半纏をお鍋にかぶせて保温をしている人がいました。
それなのに本人はさっぱりした玄米ご飯が食べたいとおっしゃる。
これは無理です。
お鍋の身にもなってください。
汗ばむ季節なのに、そんなにくるまれては息苦しいと思いませんか?
お鍋だって薄着をしたり、裸になりたいはず。
炊いているあなたは、Tシャツだったり、タンクトップだったりしませんか?
馬鹿の一つ覚えのように、一年中同じ炊き方をするのは「中川式」ではありません。
もし、あなたが真冬に習ったのなら、その炊き方を見直してくださいね。
今は体中の細胞が開いて活躍している時です。
自然界の木々や草花がそうであるように、私達の心も細胞も開いてくるときなのです。
ですから、それに合わせた玄米ご飯を炊いてくださいね。
水に浸ける時間、保温のあり方、お鍋の種類などをもう一度見直してください。
そして、一番大事なことがあります。
今自分のしている行為は、何のためなのか。
このことをいつも理解してお料理をしてほしいのです。
これが「むそう塾」の最大の願いです。
玄米ご飯なら、何のために玄米を洗うのか?
何のために水に浸すのか?
何のために攻撃的加圧をするのか?
何のために火を弱めるのか?
何のために蒸気を出さないのか?
何のために保温カバーをするのか?
何のためにお塩を入れるのか?

等々たくさんのポイントがあります。
これらのポイントをピシっと押さえてほしいのです。
この「何のために」が理解できていれば、自然に季節の移り変わりに沿った炊き方ができるようになって、一年中美味しい玄米ご飯が炊けます。
その結果、体調も絶好調になります。
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先日中川さんが炊かれた水浸時間ゼロで、保温カバーなしの玄米ご飯をいただきました。
このお写真のご飯です。
炊いた時間帯は朝。
見事に美味しかったです。
お味噌汁と糠漬けと玄米ご飯のみで、幸せな朝食をご馳走になりました。
中川さんの炊かれる玄米ご飯は、日々進歩している感じです。
一度「むそう塾」にご参加された方でも、パスポート取得者でも、最近玄米ご飯が美味しく感じない方は、もう一度「愛クラス」に参加してみてください。
必ず新しい発見があります。
私自身もそうでした。
何回も発見があって、感動したのを覚えています。
デモに使うお鍋はフィスラーとニューシラルガンです。
このニューシラルガンは優れものです。
どうぞ、あなたの目でお確めください。
玄米ご飯の炊き方がとってもラクチンになりましたよ。
「第2回 愛クラス」についてはこちら


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