マクロビオティックの集まりで、時々悲しい想いをすることがあります。
ビュッフェ形式のお食事会やパーティで見かける、あのおぞましい姿です。
いわゆる餓鬼道ですね。
マクロビオティックを知っている人には、絶対とってほしくない行動です。
美味しいお料理は多くの人が求めるものです。
グルメなんて言葉もあります。
しかし、そのお料理をいただいてどんな生き方がしたいのか?
あるいは、何のために美味しいお料理を食べようとしているのか?
または、何のためにそのような料理を作ろうとしているのか?
そんなことを考えてから美味しいものを口にする人と、まったく考えないでパクつく人とでは、雲泥の差があります。
食べる行為の意味を考えなくては、マクロビオティックをしているとは言えません。
桜沢如一先生が説いた「判断力の七段階」というものがあります。
色々なところで登場しているので、見かけた人も多いことでしょう。
念のために次にまとめてみます。
・第7段階
<最高判断力>:大いなる喜びをもって何でも食べる
・第6段階
<思想的判断力>:弁証法または宗教の原理を守る
・第5段階
<社会的判断力>:「他の方と同じもので」という遵奉者
・第4段階
<知性的判断力>:栄養学の理論に従う
・第3段階
<感情的判断力>:食通(食の鑑定家)
・第2段階
<感覚的判断力>:美食家(大食漢)
・第1段階
<機械的判断力・盲目的判断力>:飢えと渇きだけに導かれる
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何のためにマクロビオティックをするのか?
それは最高判断力に近づくためです。
となると、第2段階あたりでウロウロしていてはいけないことを知るでしょう。
少なくてもむそう塾生には、「美味しい」だけを求めるのではなく、第5段階には到達してほしいです。
そのためにもグルメ三昧、食べ過ぎの日々は戒めましょう。