マクロオタク

むそう塾の幸せコースでは、11回目の講座で「お魚のことも知っておこう」ということで、お魚を1尾丸ごとおろしてお刺身を作ります。
それから別のお魚で煮魚も作ります。
えー!?
マクロビオティックのお料理教室でお魚を教えるんですか?
という声が聞こえてきそうですね。
はい、教えるんです。
理由はマクロビオティックオタクになってほしくないから。
いわゆる動物性は一切ダメ、白砂糖もダメなんてマクロビオティック料理を続けているうちに、体調を崩してしまう人がいっぱいいます。
私はそんな人をイヤというほど見て来ました。
女性なら生理が止まってしまい、ガリガリに痩せてしまう人もゴロゴロいます。
奥様がマクロビオティックを始めて、ご主人もお野菜ばかり食べさせられる草男(くさおとこ)なる人もいっぱい見て来ました。
これらは完全にバランスを崩していますよね。
マクロビオティックとはバランスをとることです。
人生におけるバランス、人間関係におけるバランス、暮らしにおけるバランス、食べ物におけるバランスなどなど。
あらゆる場面においてバランスをとることなのです。
ですから、特定の何かを排他することではなく、必要性がある時には取り入れ、不必要なら取り込まないのです。
これをあらゆる面で自在にコントロールできることが、マクロビオティック的な生き方ですね。
*    *    *    *
動物性や砂糖類は身体に負担をかけます。
ですから、なるべく摂取量を減らしたり、一時期体調によっては全く摂らないことも選択肢にあります。
すべては自分の身体と相談しての話です。
やみくもにダメダメの食生活をすることではありません。
そんなダメダメ途上にある人を、私は「マクロオタク」と呼びます。
マクロビオティックオタクだと長すぎるから。
オタクというのは素晴らしい一面もあるのですが、長い目で見るとやはりバランスが悪いですよね?。
人間ならもう少し多角的な生き方もいいんじゃないかと思います。
だってその方が楽しいことが多いから。
少なくてもマクロビオティックにおいて、オタクは危険です。
単純に「著しい偏食」だけになっている人が多いですから。
今一つバランスというものを意識なさって、本来のマクロビオティックの素晴らしさを享受してほしいなと思います。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 13件のコメント

むそう塾のパスポートつれづれ

むそう塾のパスポート発表に際して、いつも思うことがあります。
それは、その人の人生模様がパスポートの中にぎっしり詰まっていると実感することです。
先日はたった2回の投稿でパスポートを取得された34期のMuさんがいらっしゃいました。
この方のお嬢さんがすでにパスポートを取得され、お嬢さんのご主人様もパスポート取得者です。
このお嬢さんご夫妻は、むそう塾の玄米教室(当時愛クラスと呼んでいなかった)を受講されるために、新婚旅行を京都にしてくださったそうなんですよ。
そのご夫妻のお勧めで玄米ご飯を食べようと、お母様が九州から京都までいらしてくださいました。
事前にお嬢さんからの特訓があったようですが、玄米ご飯を食べて元気になりたい一心と、純粋なお気持ちで玄米に向かったことが、短期間でのパスポート取得につながりました。
真剣なお気持ちが難関を突破した好例です。
次に同じく34期のKaさんは、初めて拝見した時から、硬い玄米ご飯を炊きそうな印象でした。
でも、送って来られた写真は意外(失礼)にもどんどん軟らかくなって来るではありませんか。
不思議だな?と思っていたら、このコメントで納得しました。
『私の場合、去年の11月くらいから「しゅーしゅ言わない最大の弱火」を探して炊飯を重ねてきました。
愛クラスでは、ブラックボックスの内容を学ぶことと、自分が炊いてきた蒸気や湯気の状態の確認に重点を置きました。
愛クラスで効果的に学ぶためには、やっぱり予習と炊飯経験を重ねておくのが一番かなあ・・・と。』

ね?、納得でしょ。
Kaさんは去年からコツコツと中川さんの玄米投稿記事を参考にして、何ヵ月も玄米ご飯を炊き込んでいらっしゃったのです。
ですから、愛クラスは確認のための受講だったわけです。
これは「炊こう会」に参加されたのと同じ効果があるので、一気に美味しくなるはずです。
*    *    *    *
常々私が書いているように、愛クラスの申し込みをしてから愛クラス当日まで漫然と過ごさないで、予習にあててほしいです。
そうすると、愛クラス当日の中川さんの説明が、ストンと腑に落ちて間違いようがありません。
そしていたずらに日数を費やすことなく、短期間でパスポート取得に漕ぎ着けられるのです。
パスポートは自分で奪い取るおつもりで炊飯に臨むといいですね。
何となく投稿していてもパスポートレベルの玄米ご飯は炊けません。
中川式玄米ご飯は氣で炊く。
このことをいつもいつも頭においてくださると、日々の生活にも変化が出てきます。
長い間玄米ご飯を炊いている私でも、玄米ご飯が最高の炊き上がりだと何となく嬉しいものです。
そして、「あ?、幸せだな?」なんて感謝の気持ちと共に、「きっとすべて上手く行く」と自信まで湧いて来ます。
この気持ちって、凄く大きな意味をもつんですよね?。
つまり、人生を成功に導く最高条件です。
日々の台所仕事にこんな素晴らしいことが隠れているんですよ。
素敵ですよね。
さあ、あなたも玄米炊飯をとおして人生を変えてみましょう。
そのためには、まずパスポート品質の玄米ご飯を目指しましょう。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 10件のコメント

心地いい人 心地いい会話

先の記事で、映画「降りてゆく生き方」公開1周年記念特別企画のご案内をさせていただきました。
この中で主演の武田鉄矢さんが語っています。
「自分が心地いい人と出会えて、心地いい会話が出来るかどうか」
これ、これなんです!
私が求めているのはこの姿なんです!
あなたの毎日はこのようになっていますか?
まず、あなたが心地いい時間を過ごしていますか?
人生を左右するのは日々の暮らし。
日々を左右するのは刻一刻の心地よさ。
今、この時を大事に気持ちよく過ごしたいね。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント

映画「降りてゆく生き方」公開1周年記念特別企画のご案内

自然酒蔵元「寺田本家」の寺田啓佐社長の著書『発酵道』(河出書房新社刊)があります。
この本に書かれた寺田社長の考えを素材に使っている、映画「降りてゆく生き方」が、間もなく上映1周年を迎えます。
4月18日(日)に開催される公開1周年記念イベントは、映画の上映はもちろんのこと、主演の武田鉄矢さんや寺田社長、「奇跡のりんご」の木村秋則さんなどのトークも見逃せません。
今、この時代に生きる私たちは、どう生きるべきなのか、考えてみたくなる映画です。
関係者から原稿をいただきましたのでご案内します。
                               *    *    *    *


映画「降りてゆく生き方」公開1周年記念特別企画
『生き方の祭典』?きっと見つかる、「新しい生き方」


日時:4月18日(日)
【午前の部】11:00(開演)/10:30(開場) ⇒終了予定15:00
【午後の部】15:30(開演)/15:00(開場) ⇒終了予定19:30


スペシャルトークゲスト
武田鉄矢(主演)
木村秋則(奇跡のりんご)
河名秀郎(無肥料自然栽培の伝道師)
寺田啓佐(寺田本家23代目当主)
向谷地生良(浦河べてるの家)
清水義晴(『変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから』著者)
篠田昭(新潟市長)
山口乃子(アネッサクラブ)
山之内義一郎(森をつくった校長)
苅谷俊介(考古学者)
熊木杏里(主題歌)


出演俳優舞台挨拶
武田鉄矢
苅谷俊介
沢田雅美
渡辺裕之
大谷允保
権藤栄作


「生き方の祭典」 企画内容
・映画「降りてゆく生き方」本編上映
・特別映像上映
・スペシャルトーク
・俳優舞台挨拶


会場:日本青年館 大ホール(神宮外苑)
(東京都新宿区霞ヶ丘町7番1号/TEL.03-3475-2455)


料金
前売り:3,000円 (当日:4,000円)



詳細とお申込み方法


1周年記念『生き方の祭典』特設WEBサイト
http://www.nippon-p.org/mov-418.html



●「降りてゆく生き方」総合情報公式WEBサイト
http://www.nippon-p.org


●「降りてゆく生き方」公式モバイルサイト
http://www.nippon-p.org/cgi-bin/mt/mt4i.cgi


●「降りてゆく生き方」と仲間たち(ブログ)
http://oriteyukuikikata.blog107.fc2.com/


●総合お問合せ窓口
info@nippon-p.org


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | コメントする

透明感

先日「吉兆」さんでお料理をいただいた時のこと。
感想をひと言でいうなら、「透明感」だったように思います。
つまり、どれもが自己主張し過ぎないのです。
それは食材であったり、お味であったり、器であったり、お部屋であったり。
スーッと入って行く心地よさ。
目から口へ、口から胃へ、胃から腸へ。
すべてが滞らないのです。
流れている氣を感じるのです。
時間が経ってもその透明感は変わりません。
ふと思いました。
ああ、人間も心地よい人には透明感があるなぁと。
心根もそうだし、お化粧もそうだし、ファッションもその人の存在そのものも。
そうそう、存在感を感じる人は時として重さに繋がることがあります。
しかし、いないようでいて肝心な時にはしっかり存在感を示せるというのがスマートですね。
この透明感って、マクロビオティックで言うところの中庸そのもののような気がします。
4月29日に幸せコースの交流会で吉兆さんのお食事をいただくのですが、皆さんはどんなふうに感じられることでしょうか。
楽しみです。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 5件のコメント