「第5回 炊こう会」を終えて

昨日「第5回 炊こう会」が終わりました。
最近気温の低い日が続いていたのですが、昨日の関東地方は雪やみぞれが降って、その寒いこと・・・。
雪国の人からみたら、笑えるような寒さなのですが、この時期としてはやはり寒すぎです。
そのみぞれ降る東京を、始発の新幹線で京都入りすると、あら、良いお天気ではありませんか!
風には冷たさを感じるものの、関東の寒さとは比べ物になりません。
お日様がまぶしかったです。
そんな中、重い荷物を引いて塾生さんたちが集まってくれました。
前日からのおかず作りで、おそらく皆さんが寝不足だったことでしょう。
炊こう会にご参加くださる皆さんには、いつもこの熱心さに頭が下がります。
ふと、リマ・クッキングスクールの試作会で徹夜したことを思い出しました。
誰かに判断してもらうお料理を作るのは緊張するものです。
それでも、その壁を乗り越えて美味しい玄米ご飯を炊きたい一心で集まってくださった皆さん。
本当にお疲れ様でした。
今回も感じたことですが、皆さんがちょっとした勘違いをされています。
火加減の調節が最も多かったですね。
それからブラックボックスに関するところでの個人差です。
火加減もブラックボックスも、あまりに性格が反映されるので、見ていても可笑しいし、炊き上がりが予測できるのです。
炊こう会に参加して一番良かったと思ってもらえるのは、この部分と、中川さんによるお米の診断だと思います。
炊き方に間違いはないけれど、どうしてもお米の影響を受けている人が複数いらっしゃいました。
このレベルになると、つくづく中川さんの診断の凄さを感じます。
そうそう、鳥肌ものの凄いことがありました。
最後に片づけが終わって、キッチンの片隅にジップロックに入っていた一掴みのお米を見て、中川さんは持参した人を言い当てたのです。
どうして判るのですかと私がお聞きすると、「だってこの粒感の炊き上がりだったから」とのこと。
ひょえー!
一同ビックリです。
こんなところまで見抜けるなんて、やっぱり中川さんは玄米おやじです(笑)
*    *    *    *
最後に、参加者のご主人と息子さんが中川さんにご挨拶をと、お店の中に入ってくださいました。
玄米ご飯が大好きなご一家だそうで、お嬢さんも美味しい玄米ご飯を心待ちにしてくれているのだとか。
小学生の息子さんが、自宅で待っている妹さんのお土産を中川さんに手渡してくれました。
皆さんが帰られてからお土産の包みを開けると、そこにはお嬢さんが作ってくれたミニチュアのお寿司などが入っていました。
カワイイ文字のお手紙を添えて。
お手紙は、私も大きくなったら中川先生から玄米ご飯の炊き方を習いたいです、といった内容でした。
それを読んで中川さんがひと言。
「この子が大きくなるまで、むそう塾を続けなくちゃ」。
大事にこのお土産を保存しておいて、お嬢さんがむそう塾の調理台の前に立った時、タイムカプセルのようにこのお土産を手渡したいと思いました。
その光景を想像すると、何だかウルッとしてしまうマクロ美風でした。
素敵なプレゼントをありがとうございます。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 7件のコメント

繋がりの陰陽

今の時代に霧のようにたちこめるもの。
それは得体の知れない不安感なのだろう。
そこはかとなく押し寄せる不安。
出口の見出せない不安。
自力で解決したくても堂々巡りになってしまいがち。
こんな私でもそのような人達から相談を受けることが多い。
最終的にはご自分で決断されるのだけれど、考え方には色々あることを知ってもらうだけでも選択肢が拡がると思う。
先日も塾生さんから相談があった。
確かに相談事をメールでやり取りするのは時間を費やす。
でも、それで問題が解決すれば嬉しいではないか。
むそう塾の塾生さんとは一生のおつき合いだと思っている。
だから、修了した塾生さんからの相談にも応じる。
これは私にとって嬉しい繋がりだ。
*    *    *    *
ツイッターなるものを始めてから、丸二日半が経った。
その世界を垣間見て感じたことは、繋がることを求めている人がこんなにいるのだなということ。
繋がりの内容は様々だけれど、そこには共有という事実がある。
そうだね。
人は共有を求めているんだよね。
時間の共有、暮らしの共有が進んで結婚に至る。
共有がイヤになって離婚する。
サークルでも同じこと。
共有から生まれる安心感は求めたい。
しかし、共有から生まれる面倒臭さは回避したい。
だから希薄な繋がりが欲しいのだろう。
それを叶えてくれるのがネットの世界だ。
携帯電話のメール機能はよく使うけれど、電話機能はあまり使わない人はこの傾向ありだ。
電話よりメールの方が相手の時間を拘束しないから、その点は便利だけれど、話せば一発で解決することもある。
だけどだけど、メールは本当に便利だ。
*    *    *    *
私は体温を感じるつき合いが好きだ。
涙も、笑顔も、この目で見たい。
胸の高鳴りを肌で感じたい。
やっぱりこれが人間の原点だと思う。
電話もメールもすべては手段。
これでお終いにしたくない。
直接会うのは陽性な繋がり。
対するツイッターは超陰性な繋がり。
超陰性は次第にうねりとなって、岩をも突き崩す力を内包する場合がある。
ツイッターにはタイムリーという「時間」の陽がある。
大勢と言う「数」の陽もある。
だから侮れない。
そんな陰陽的な視点でツイッターを見ると面白い。
さあ、明日は「第5回 炊こう会」
北から南から重い荷物と共に、塾生さんが京都に集まる。
むそう塾の繋がりは陽を大切にする。
しかし、その手段は陰性だ。
陰陽織り交ぜて安心を分かち合いたい。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 4件のコメント

第45次「むそう塾 パスポート取得者」を発表します!

季節は春だというのに、寒い一日になりました。
早くも農作物に異変が生じているようです。
どうか、これ以上不順な天候が続きませんように。
さて、マイペースで玄米投稿を続けられて、パス品質の玄米ご飯に辿り着かれたお二人がおられます。
コツコツと頑張りましたね。
おめでとうございます。
では、パスポート取得者を発表させていただきます。 
<むそう塾 パスポート取得者> (受講者番号順)

 1 Yaさん(33-10)
 2 Okさん(34?6)
 

 
<寸評> 中川善博より

Ya(33-10)さん
ほとんどデジタルデバイドと言われるような状態で愛クラスに参加されて、ここまで上達されました。
デジカメの腕も上がり、一石二鳥でしたね。 
本当に美味そうに炊かれます。
これはあなたの氣がそうさせるのです。 
素晴らしいですね。
Ok(34-6)さん
前回の発表時に、パス品質の飯を炊いてられましたが、もっと修業したいとのご希望で今回の発表となりました。
心を込めていつも炊いてくださいね。 
過信にならないように自信を持って。

 

               *    *    *    * 
(1)絶対美味しい玄米ご飯の炊き方をマスターしていただきたい。
(2)その玄米ご飯を炊く行為を通じて、自分を見つめ気づきを得て、幸せに繋げてほしい。
(3)まわりの人と一緒に幸せになろうとする意識を持ってほしい。
これが「むそう塾」の願いなので、この(1)?(3)をおおむね理解され、なおかつ実践出来ていると思われる方に、パスポートを発行させていただきました。
これからは、ご自身と向き合いながら、日々の心の持ち方を大切にして、中川さんに言われたことを思い出しながら、人間性をより高めて幸せな日々をお過ごし下さることを願っております。
そのために、時々「抜き打ちチェック」と称して、その後もしっかり美味しい玄米ご飯が炊けているかどうかの「抜き打ちテスト」が入ります。
パスポートを手にされたからといって、気を緩めないように、引き続き真剣に玄米と向き合ってください。
あなたの人生は「どれだけ玄米と真剣に向き合ったか」で、大きく左右されますから。

そして、あなたのお席を後輩の方に譲っていただいて、これから育つであろう後輩の幸せを共に見守ってください。
よろしくお願いいたします。

なお、ご自身のご経験や気づかれたことなどを、中川さんの玄米投稿欄にどんどんコメントをしてあげてください。
経験者のご意見は、今模索中の方にとって、大変励みになりますし嬉しいものです。
そして、みんなが一緒にステップアップして、幸せになりましょう。
               *    *    *    *
パスポートは出発点であり、到達点ではありません。
従ってこれは、第三者に教える力を認めたものではありません。
「中川式玄米ご飯の炊き方」は、中川善博本人のみが口伝の形でお伝えしております。
なぜなら、「中川式玄米ご飯の炊き方」はオーダーメイドの炊き方だからです。
パスポートを取得されました皆さんは、これで玄米投稿の目的は達成されましたので、お写真を中川さんに送らなくても結構です。
パスポートの発行は、この記事をもって公表するとともに、個人宛へのメールでお知らせいたします。
このメールにはパスポートナンバーが記載されていますので、もし、届かなかった場合はご連絡ください。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 11件のコメント

中川善博の味

3月に「透明感」という記事を書きました。
本当はここで一緒に書きたかったのですが、内容が拡がり過ぎるので別記事にしようと思っていたものがあります。
それがきょうの記事で、タイトルどおり「中川善博の味」です。
先月、吉兆さんでお料理をいただいた時、「ん? 懐かしい」と感じました。
私の細胞に残っている記憶は正直です。
「ああ、中川さんのお味」。
吉兆さんのお料理の透明感は、中川さんのお料理にも感じたものです。
私達は中川さんのおばんざい料理で透明感を味わい、吉兆さんは会席料理として透明感を感じさせています。
一流の会席料理を作れる腕で家庭料理を作ったらこんな味になる。
それを簡単にスピーディにアレンジしたら、こんな方法になる。
これが「むそう塾 幸せコース」でお伝えしている料理法です。
幸せコースの最後は、中川さんの「福ZEN」をいただきます。
「ああ、やっぱり中川さんのお料理は美味しい」と満足な表情がこぼれます。
これからは、「福ZEN」をいただきながら、中川善博の味を学べる単発講座も開催したいと思います。
ご期待ください。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

ありがとう

「第1期 むそう塾 幸せコース」は4クラスが修了しました。
あと3クラスの修了をもって1期生すべてが終わります。
昨日、すでに修了されたクラスからお野菜をいただきました。
「無農薬無化学肥料栽培 採れたて旬の詰め合わせセット」です。
お昼前に到着したので、早速お昼ご飯のおかずに使わせていただくことに。
包丁を入れながら、涙がこぼれました。
この品物にするまで、みんなで連絡を取り合っただろう。
何にしようと悩んだだろう。
その結果このお野菜が届いたのです。
ベストな選択だったと思います。
食べてしまえばなくなって、気持ちだけが伝わる。
何事もなかったかのように、月日はただ過ぎて行く。
潔さがあって爽やかです。
今朝も冷蔵庫を開けながら、クラスのみんなの顔を思い浮かべました。
レタスが、キャベツが、ラディシュが、みんなの顔に見えます。
また涙が出ちゃいました。
ありがとう。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント