桂剥き投稿の総括 3 「片刃と両刃の違い」

桂剥き投稿の総括も4回目になりました。
一番お伝えしたかったこと。
それは、いかに皆さんが難しい練習をしたかということです。
包丁には刃のつき方が片方だけの物と、両方についている物があります。
通常家庭で使っている包丁は、両方についているので「両刃」と呼ばれます。
三徳包丁とも呼ばれて、西洋の牛刀と日本の菜切り包丁を合わせた使い方が出来ます。
ですから、この包丁でも桂剥きが出来るのです。
しかし、通常料理人さんは片刃の包丁で桂剥きをします。
それは片刃の方が桂剥きに向いた作りになっているからです。
片刃の方が薄いし、材料に触れる面積の大きさが包丁の安定感を増して、面圧をかけやすくなります。
どこが違うかは、こちらの記事をごらんください。
さらに実際に剥いている画面はこちらの記事をごらんください。
それらを承知の上で、幸せコースでは両刃の包丁で桂剥きをしていただきました。
それは、プロの味をご家庭で簡単に再現出来ることをお伝えするのが幸せコースの目的だからです。
片刃の包丁がなくても、ササッと桂剥きが出来る人になってほしいからです。
そして、桂剥きの剥き方はお刺身の時に使うだけではなく、日常のお料理にも随所で登場する包丁の使い方であることをご理解いただきたいです。
たとえばリンゴの皮をむいたり、ジャガイモの皮をむいたりする時にも。
幸せコースの最初に包丁の研ぎ方や、切り方を学んでいただいたのは、すべてのお料理に繋がる基本中の基本を身につけていただきたいからです。
桂剥きをどのように捉えることも個人の自由です。
しかし、そこから学ぼうとすれば、人生の基本まで学べるだけの内容を含むものです。
中川さんのお話によると、料理人になることを目指して修行に来た者でも、桂剥きがきちんと剥けるようになるには1年間くらいかかるそうです。
人間性も含めて変わる必要があるからでしょうか。
それを、ずぶの素人が両刃の包丁で、ここまで上達するのは奇跡としか言いようがないそうです。
驚き以外の何ものでもない!
だからまな板をプレゼントしたくなったのでした。
ユーチューブが手伝ってくれたとは言え、中川さんの伝え方が的を得ていたことと、何よりも皆さんのヤル気のお蔭でした。
たくさんのお弟子さんに教えた経験上、どうして出来ないのか、どこを直したら出来るのかを熟知されている中川さんだからこそ到達出来た成果です。
まさに二人三脚で勝ち取った成果は、今後のあなたに大きな自信となってくれることでしょう。
たかが桂剥き、されど桂剥きです。
総括の記事はあと1本あります。
もう少しおつき合い下さいませ。

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コメント

  1. So(31-2) より:

    美風さん、こんにちは。

    昨日ちょうど、無農薬でないニンジンをぬか漬けにするために、初めて、ニンジンの皮を包丁で剥きました。いつもはピーラーで剥いていたのですが、全然違いますね。剥いたニンジンがピカピカに光っていました。感激です。見た目だけでなく、ぬか漬けにして、食べた時の舌触りの気持ちのいいこと。。。
    こんなにも違うのですね。

    桂剥きは、今のところ1日1さく剥いています。
    頑張ります!

  2. マクロ美風 より:

    Soさん、こんにちは。
    ねっ? 違うでしょう?
    Soさんの目の輝きが想像出来ます^^

    次の桂剥き美人に一番乗りしてください。
    期待しています♪

  3. ぴょん より:

    美風さん、お早うございます。
    桂剥き総括、ありがとうございます。

    投稿し始めた頃、うまく剥けなくて菜切り包丁を使った事がありました。
    確かに剥きやすかったです。
    包丁ひとつをとっても随分違うものなのですね。

    私は現在桂剥き修行中ですが、いつかは
    「桂剥きが出来ます。」
    と胸を張って言ってみたいです。
    これからも努力し続けます。
    だって「練習は嘘をつかない」を経験していますから。

  4. マクロ美風 より:

    ぴょんさん、こんにちは。
    「桂剥き修行中です」って、カッコいいですね~。
    菜切り包丁の方が薄いので、それも手伝って剥きやすかったのでしょう。
    用途に合わせて中川さんがあれだけの数の包丁を使い分けていたのが、分かる気がしますね。
    プロは最高の出来栄えを要求されますから、ピッタリ合う包丁が必要ですものね。

    >私は現在桂剥き修行中ですが、いつかは
    >「桂剥きが出来ます。」
    >と胸を張って言ってみたいです。

    待ってますよ~♪

    >だって「練習は嘘をつかない」を経験していますから。

    うんうん。
    そうですね。
    中川さんの言葉も嘘をつかないです。
    料理屋品質の桂剥きメールが送られて来るのを、中川さんとお待ちしています。

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