食事日記から見えること

幸せコースの10月講座が、昨日全クラス終了しました。
私の座学は3ヵ月連続、体質に合わせた食事の摂り方を実践的にお伝えして来ました。
そのために食事日記なるものをつけていただきました。
日記の提出は任意なのですが、日記をつけてお食事内容を拝見させていただいた人は、多くの気づきがあったはずです。
後は実践するかしないかにかかっています。
私のアドバイスをきちんと実行してくださった方は、3ヶ月間どころか1ヵ月で答えを出してくれて、肉体的にも精神的にも大いなる変化をされていました。
たった1ヵ月でも人間は変われるし、自信もつくのです。
彼女の自信に満ち溢れた笑顔が眩しいくらいでした。
こんな人もいました。
陰性克服のために短期勝負でごま塩を摂っていただきました。
そうするとちゃんと朝が起きられるようになりました。
お料理によっては、あるいは食材によっては、効果が出るまで時間のかかるものもありますが、時と場合によっては結果を先に求めることが良い場合もあります。
その辺の見極めや使い分けをアドバイスさせていただきましたので、それぞれの皆さんがこれからご自分で判断して体験してほしいと思います。
食事日記の拝見は今月でお終いになります。
これからは自立して、ご自分の体とご家族の体をコントロールできるようになってくださいね。
                *    *    *    *
ところで、食事日記を拝見することによって見えてくるものがあります。
それはこれからその人の歩むであろう道が、おぼろげに見えてしまうのです。
まさに「今の暮らし方が明日を作る」ということですね。
でも、ご本人はその重要性に気づいておられないのです。
某大学教授(男性)が、学生に食事日記をつけさせて性との関係を調べたそうです。
そうすると誠に貧弱な結果が出たそうで、私はその記事を読んでひどく同感したものです。
ブログなので事細かに書けませんが、若者の性に対する問題点が浮き彫りになった形でした。
むそう塾に来られる方たちにも、この性の悩みを抱える人が多くいます。
夢のある若者たちが、食事を正すことによって人生が変わることを発信し続けたいと強く思ったことでした。
さあ、今日は愛クラスです。
新しい愛クラスを今日から始めます。
どのような展開になりますでしょうか。
今後の玄米投稿もお楽しみに♪


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 6件のコメント

愛クラスのレベルはなぜ高いのか?

最近中川さんのブログでは、玄米投稿記事の最後に重要なことを書いて下さることが増えました。
それにつれて、玄米投稿中の方だけでなく、パスポート取得者のコメントも増えて賑やかになっています。
これはとてもいい傾向ですね。
いつも中川さんのそばで玄米炊きを眺めている私は、その度に玄米炊飯の奥深さを感じます。
1年間を通じて中川さんの炊き方をそばで見られるのは、本当に勉強になります。
役得ですね。
さて、幸せコースの10月は炊き込みご飯でした。
改めて玄米ご飯の炊き方を学んでもらう絶好のチャンスです。
昨日まで7クラスが終了しましたが、どのクラスでも皆さんが絶賛してくれました。
と同時に、ご自分の炊き方が基本からずれて来たことを自覚された方もいらっしゃいました。
どうしてもそうなってしまうものです。
人間ってそんなものなんですね。
個人個人の癖が出てくるのです。
中川さんが今月幸せコースの人たちに口を酸っぱくして話していた言葉を、昨日の玄米投稿記事の最後に綴られていました。
幸せコース在籍者だけでなく、一度でもむそう塾にご縁があった人たちすべてにお伝えしたい文章なので、ここに転載させていただきます。
パスポート取得者からのコメントもぜひお読みください。
多くの塾生さんに届きますように。
                                 *    *    *    *
10月15日の玄米投稿記事より> 文:中川善博
愛クラスで一番最初に玄米炊きをお教えします。
これはむそう塾のカリキュラムの中での一番初心者用の教えではありません。 
一番最終の大根本とも言うべき大事な事を、一番最初にお教えしているのです。
ですからこの炊き方や、炊き方の奥にそびえる陰陽理論を大事に確実に理解できれば、もう一番最初にゴールに到達したようなものなのです。
これさえ会得すればというゴールを一番最初にお教えする。 
これがむそう塾の考え方です。
決して愛クラスは初心者コースでは無いという事をご理解下さい。
なぜそんなに大事な到達点ともいえるレッスンを一番最初に受けてもらうのか?
それは一番大事な主食の作り方だからです。 
おかずやおもてなし料理は後で良いのです。
日々戴く主食が不味くて消化吸収できなければ命の根幹に関わるのです。
真剣に学び取って下さい。 
諦めてはいけません。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 4件のコメント

孤独から生き甲斐へ

警視庁が万引きした高齢者に聞き取り調査をしたところ、24%が「孤独」を理由にあげているそうです。
そのうちの9割は友人が「いない」か「少ない」と答えているとか。
この記事を読んでこんなことを思い出しました。
ネットで次から次へと買い物をしてしまう人。
その人たちに多いのがこの孤独感です。
ネットで買い物をすると、最後に「ありがとうございました。」の文字が現れることがほとんどです。
この「ありがとうございました。」の文字で社会と繋がっていると思えて安心するというのです。
これは引きこもったり、ほとんど出かけることが出来ない人に見られる現象の一つだそうです。
何だかやるせないですね。
たった一人でも理解者がいれば、事情は変わったでしょうに。
しかし見方を変えれば、みんなから嫌われた結果、孤独な環境になった人もいると思います。
自分はなぜ嫌われるのか?
そのことが分からないまま、あるいは意識しないまま歳を重ねてしまった人がいるかもしれません。
私は人に嫌われるには嫌われるなりの理由があると思っています。
若いうちから孤立しない生き方が出来るようにしておきたいものだとつくづく思います。
ところで、先ほどのネット買い物依存の話ですが、「ありがとうございました。」の言葉の裏には、誰かの役に立っていると感じることも含まれるのだそうです。
小さい子供のうちから、誰かの役に立っていることを知るのは喜びに繋がります。
これは人間の喜びの一つだからですね。
何歳であっても、誰かのお役に立てているんだと確信できる生き方は、その人に限りない生き甲斐と希望をもたらします。
こんな生き方が出来たら、間違いなくその人は輝いていることでしょう。
さあ、きょうも輝ける生き方をしましょう♪


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント

主食に求められるもの

先日こちらの記事で書きました。
主食たり得るものは、玄米であっても限りなく白米に近いものであると。
・一生食べても飽きない
・どんなおかずでも合う
・老若男女が食べられる
・美味しさがある
これらを兼ね備えたものが主食になれるのだと、つくづく思うのです。
よく「美人の妻は3日経ったら飽きる」と言います。
ま、これには異論もあるでしょうが、主張の強いものは飽きることがあるということですね。
これを主食に置き換えると、「美味しすぎてはいけない」のです。
つまり、際立ってはいけないんですね。
これと同じく、主食はうんと陽性であってもいけないし、うんと陰性であってもいけないのです。
簡単にいうと、陰陽の偏りがないことです。
このように書くと、それが中庸というものだよという声が聞こえそうですね。
口で言うのは簡単です。
そして頭で理解するのも簡単です。
しかし、それを実現するのは大変です。
マクロビオティックの大先輩たちもそうでした。
中庸であるということは、ある意味で脇役です。
主演ではないのです。
玄米ご飯でいうなら、玄米ご飯は脇役でおかずが主役です。
しかし、一番量を多く食べるのは玄米ご飯なのです。
だから、玄米ご飯を中庸に炊き上げるのです。
これは理解しにくいでしょうが、とっても大事なんです。
ぜひ理解してね。
人間関係にも置き換えられますね。
自己主張の強い人って飽きるでしょ?
うるさいとも感じます。
毎日見たくなる顔、毎日会いたくなる性格って、あまり主張が強くないですよね。
いわゆる癒し系のイメージです。
これが主食に求められるものだと思っています。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 12件のコメント

風のようなマクロビオティック

最近色々な意味で、つくづくバランスが大事だなぁと思います。
これは京都で中川さんと一緒にむそう塾をするようになって、日々実感していることでもあります。
マクロビオティックを始めたばかりの頃、マクロビオティックを第三者と語り始めた頃、マクロビオティックを外側から見られるようになった今、どんどんと精神的にバランスが取れていくのがよく判ります。
マクロビオティックの理論にしても、食材にしても、購入方法にしても、声高にマクロビオティックと言わなくてもいいような気持ちになれる今日この頃です。
普通に、当たり前に、風のようにマクロビオティックが存在したらいいなと昔思ったことが、今まさに自分の中で普通になっています。
月日がくれたプレゼントですね。
             *    *    *    *
中川さんと一緒にむそう塾をするようになって、そこから見えてくるマクロビオティックの欠点というか、弱い部分というか、そんなところが良く見えて一層バランス感覚が磨かれたと感じています。
私一人では見えなかった部分を、異質(笑)な二人が組むことによって見えたことが多々ありました。
そして何より一番大きい影響力は、塾生さんの変化です。
私が全国を廻り始めてから丸5年が経ちましたが、その間に接した皆さんや塾生さんの変化を観察していると、バランスの大切さを教えられます。
過度に陽性でもなく、過度に陰性でもないマクロビオティック。
言い換えると普通の暮らしかな?
でもね、今はなかなかこの普通の暮らしが出来ない時代なんですよね。
理由はいくつもありますが、とにかく普通の暮らしが出来るようになろうよ。
そんな想いでむそう塾から「ふつう」を発信しています。
普通を知った人、普通が出来るようになった人は、みんな笑顔に満ち溢れています。
きょうも明日も笑顔が絶えない生き方が出来ますように。


カテゴリー: マクロビオティックが楽しい♪ | 2件のコメント