なぜ桂剥き投稿だったのか

12月の上級幸せコースで中川さんの授業を見ていて思ったのですが、本当に幸せコースのカリキュラムはよく出来ているなぁということです。
最初は糠漬けから始まって、皆さんが包丁を持つのは第2限目です。
なぜ2限目に包丁の研ぎ方と切る授業があるかは、お料理教室だからそんなものだろうでは済まされない意味があったのです。
すでに幸せコースを修了されたかたはご存知のように、その後の里芋の皮むき、そして上級幸せコースでは飾り切り、キャベツの千切り、ちらし寿司などでも切ること特に「面圧」のことを嫌でも意識しなければなりません。
切るということはどういうことなのか?
これを徹底的に身につけてこそ、あの美味しく美しいお料理が出来上がるのです。
上級幸せコースでは、切ることをマスター出来ていないと、これほどにもお料理に反映されるのかという恐ろしさも学ばれたことと思います。
なぜ桂剥きをカリキュラムに入れて、桂剥き投稿までしてもらったのか?
それはお料理におけるすべての基本だったからです。
お料理は何度も練習して初めて自分のものになるのですが、ただ闇雲に回数を繰り返せば良いのではありません。
的確な指導とアドバイスがあって、なおかつ孤独でない環境を作り出すことが必要です。
それが桂剥き投稿の凄いところでした。
(桂剥き投稿の記事はこちらにもあります)
上級幸せコースの皆さんを見ていると、桂剥きが出来る人と出来ない人の差は、お料理の至るところに出てきて、中川さんがなぜ幸せコースのスタート時に桂剥きで徹底的に包丁と向き合わせたのかを、私自身が深い感動と共に知ることが出来ました。
中川さんの指導力に改めて惚れ惚れしたものです。


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マクロビオティックのお手当てについて

マクロビオティックでは「お手当て」と称して、色々な方法が伝えられています。
しかし私はあまりお手当てに頼るのはいかがなものかと思っています。
それは、西洋医学で使う薬の代わりにマクロビオティックのお手当てを置き換えただけの発想の人がいるからです。
人間の持つ自然治癒力を最大限に発揮させる生き方を目指す私は、マクロビオティックのお手当てであっても安易には手を出しません。
もちろん、食べ物をお手当て的に組み合わせてお料理することはしますが、薬代わりに食材たちを乱用することはしません。
一番気になるのは熱が出た時の対処法です。
マクロビオティックでは陽性の熱か陰性の熱かでお手当ての方法も変えたりしますが、これからの季節では風邪ひきさんが比較的使う方法に、キャベツを使ったものがあります。
しかし私はこれもあまりお勧めしたくありません。
なぜなら、身体は熱を出す必要があるから発熱しているのであって、それを下げるのは自然治癒力を発揮させない方向だからです。
特に風邪の原因がウイルスである場合は、熱を出すことによってウイルスの活動を抑えようとしているのですから、熱を下げる意味がありません。
反対に熱は出るだけ出してやれば、あとは自然に下がるのですが、熱は下げるものと思い込んでいる人が多いですね。
でも、熱の果たす役割を考えた時、私はたとえマクロビオティックのお手当てであっても、それは採用せずに、むしろ熱を上げるお手伝いをするようにします。
つまり、早く熱を出しきってしまうお手伝いですね。
身体は冷やして良いことなんて滅多にありません。
ですから、せっかく上がっている体温を薬やお手当てで下げるのは、その人の身体を不完全燃焼させただけで、根本的に病気を治したことにはなりません。
その分身体に借りを作ってしまい、そのツケは後で大きくなってやって来ます。
マクロビオティックだから安心と盲信するのではなく、一つひとつの意味を考えて本当に必要なことなのかどうかを、もう一度あなたの頭で考える習慣を身につけてみてください。
そうすると結構人間ってうまく出来ているんだなぁと感心するはずです。
それらを総動員してもお手上げなら、専門家の判断を仰ぐのが良いでしょう。
マクロビオティックを始めるとよく陥るのが、西洋医学の否定です。
しかし、西洋医学が得意とする分野もあり、東洋医学が得意とする分野もあるので、盲目的に西洋医学を否定する姿勢はいかがなものでしょう。
自分の身体のことは自分が一番よく知って管理をし、お手上げの時には外部の力を借りるというのが基本だと思います。
そのためにも、熱のことは絶対知っておいてほしいと思います。


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<必読!>第3期幸せコース・第1期上級幸せコース受講生の皆様へ

むそう塾の修了式は2012年4月28日(土)に予定しておりましたが、予定どおり会場を確保できましたので、改めて修了式の日程をお知らせします。
「2011年度 むそう塾 修了式」:2012年4月28日(土)
修了式は幸せコースと上級幸せコースの受講生が一同に集まる一年に一度の楽しい日です。
来年も例年と同じ会場で、「ホテル  グランヴィア京都」5Fの「古今の間」です。
お料理は「京都  吉兆」グランヴィア店がご用意します。
修了式の内容は昨年とほぼ同様ですので、こちらをご参考になさってください。
なお、来年の修了式は写真撮影に時間がかかると思いますので、記念撮影の開始時間が若干早まるかも知れません。
修了式が近くなりましたら、また詳しくご案内しますので、今はスケジュール調整をお願いします。


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むそう塾のFacebook公式ファンページ

むそう塾でもFacebookに公式ファンページがあるのをご存知でしたか?
私と中川さんでこのページを運営していて、管理人は中川さんです。
このファンページ(HPのようなもの)のウォール(Twitterでいうとタイムラインのようなもの)には、私と中川さんのブログ記事が自動的にリンクされて時系列で並びます。
ブログと同じようにコメントもすることができます。
むそう塾では次のようなサイトを持っていますので、あなたと相性の良いサイトでお楽しみください。
中川善博のブログ
マクロ美風のブログ
むそう塾の説明ブログ
中川善博のTwitter
マクロ美風のTwitter
むそう塾のFacebook


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言い訳

こちらの記事にいただいたコメントで「言い訳をしてしまう」という内容がありました。
言い訳って誰でも一度や二度(いや常習的に 笑)しているのではないでしょうか?
私も自分で意識していないところで言い訳しているかも知れません。
言い訳って自分を正当化したいときにするんですね。
でも、言い訳は相手から見るとぜ?んぶ透けて見えてしまいます。
だから、言い訳はすればするほど見苦しくなります。
それより、素直に「出来なかった自分を認める」方がよっぽど美しいです。
人間って出来ないことがいっぱいあるんです。
というより、出来ることのほうが少ないです。
だから、出来ないことを出来るかのように繕うのではなく、「今はできない」けれど「これから出来るように」なりたいと思えば良いのではないかしら?
そうすれば言い訳しないで、出来ない自分を認めることが出来ると思うのです。
厚塗りのお化粧は見苦しいのと同じで、心の厚塗りも見苦しいです。
言い訳は心の厚塗りに過ぎないからですね。
たった今から、一つでも言い訳を減らした生き方をしてみると、グッと気持ちよく、清々しさを実感できるはずです。
黙って実行。
これは美しさの原点です。
余談ですが、言い訳って心理的に陰性ですね。
黙って実行は陽性の力です。


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