先日、ある塾生さんから「職場でのバリウム検査は受けなければだめですか?」と聞かれました。
私はバリウム検査のマイナス面をかねてから知っていたので、即座に「義務ではないから受けなくてもよい」と答えました。
それは職場で実施する健康診断の項目に、バリウム検査がないからです。
しかし、多くの人は「協会けんぽ」から補助金がでる「生活習慣病予防健診」の必須項目に、バリウム検査が含まれいるため、勘違いをされているのだと思います。
塾生さんは、拒否したら会社をクビになってしまうかもしれない、と心配されていました。
そこで「法定外項目なので受けません」と言っても大丈夫ですよと伝えました。
まだまだバリウム検査も義務だと思っている人は多いことでしょう。
実はこのバリウム検査を実施しているのは、世界でも日本ぐらいなのです。
バリウム検査が日本生まれであることも影響しているのでしょうかね。
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こんな記事がありました。
バリウムが原因で腸が破れた…胃がん検診の翌日に「緊急手術で人工肛門」となった61歳男性の怒りと後悔 リスクの多いバリウム検査が廃止されない裏事情 2024.6.5
なぜバリウム検診がなくならないのか、深く納得できる記事です。
一部引用開始
がん検診グループでは、バリウムX線の撮影装置を積んだ高額な検診車を保有し、放射線技師などの専門スタッフを多数抱えている。さらに各検診団体は、莫大ながん検診の費用を支出する各県の幹部職員の天下り先となっているのだ。
胃がん検診に投入される税金は、全国で年間600億円とも言われ、「利権」となっている。人々の命よりも業界の事情や役人の天下りを優先して、バリウム検査が今も脈々と続いているのである。
引用終わり
(教室の掛け花 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
美風さん、記事にしてくださり、ありがとうございます。
私の職場では、バリウム検査について話があったとき、
希望調査ではなく、はじめから日程調整でした。
検査の受診が前提に感じる職場で、心がけていることは、
感謝で終わる関係性作りです。
検査は希望しませんでしたが、
「バリウム検査のご案内、ありがとうございました。」
と、伝えました。
関係性を良好にしておく方が、
自分の意思で生きやすいなあ。と感じる今日この頃です。
はるちゃん、こんばんは。
なるほど。最初からバリウム検診ありでの日程調整だったのですね。
そういうところがとても多いと思います。
でも、「感謝で終わる関係性作り」を心がけていらっしゃるとのことで、結果的にはご自分の考えを通すことができてよかったですね。
このような生き方は、かなり大人の方法であり、かつ古典的だなぁと面白く感じました。
私ぐらいの年齢なら当然ですが、お若いはるちゃんがそれを選択されているところが興味深かったです。
しかし、私も「感謝」に支えられて今の自分がありますので、感謝は万能の力を持っているかもしれません。