鱧の棒寿司やお弁当や利尿作用のこと

昨日は税理士さんとの打ち合わせがあり、中川さんも3階の片付けに大忙しなので、お昼ごはんはデパ地下でお弁当を買うことになりました。
向かいの銀行で税金を払ってから、京都高島屋の地下食料品売場を歩いていたら、鱧の棒寿司が目にとまりました。
いつもはお弁当のコーナーであれこれ買ったりするのですが、昨日はよそ様の鱧の仕上がりを勉強したいので、違うお店のお弁当を選びました。

いつもはこちらのお弁当。
いづうの鯖寿司は小さい方は切ってあるのですが、大きい方は切っていないので、購入する際は気をつけましょう。
京都高島屋

 
 

さて、鱧の棒寿司ですが、ショーケースを見ただけで、鱧の流線が出ていないのが一目瞭然ですが、それでも「活け鱧の棒寿司」と書かれていました。
一般的にはそんなものですね。
むそう塾の鱧はたくやさんのおかげで特別鮮度の良いものをお届けくださっているのですから。
では、鱧の骨切りを習った人のために、包装を含めてご紹介してみましょう。

 
 

美濃吉 鱧の棒寿司1

 
 

美濃吉 鱧の棒寿司2

 
 

美濃吉 鱧の棒寿司3

 
 

美濃吉 鱧の棒寿司5

 
 

う〜ん。。。
美濃吉 鱧の棒寿司6

 
 

骨が何本も出てきました。
でも、これが普通です。
京都の有名料亭ですら、鱧の骨が出てくることが何度もありましたから。
写真は中川さんの指なので、骨の長さが短く見えます(笑)
美濃吉 鱧の棒寿司7

 
 

むそう塾では今年も鱧の骨切りに挑んでいる主婦が何人もおられます。
そんな物好きなと思われるでしょうが、完全に骨切りされた鱧は本当に美味しいので、その美味しさに惹かれて骨切りに挑戦しているというのが本音でしょうか。
幸せコースから地道に続けてきた包丁砥ぎや刻みの練習があったからこそ、素人でもプロ顔負けの骨切りが可能になるのです。
考えてみれば本当に凄いことですね。
日々の努力ってこういうところで実るんですね。
なお、この棒寿司は税込みで4,104円でした。
1貫820円ほど。この値段を考えたら、自分で骨切りしたくなるのではないでしょうか。

 
 

鱧の棒寿司 マクロビオティック京料理教室 むそう塾

 
 

鱧の棒寿司 料理:京料理人  中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 

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ついでに他のお弁当も献立参考のために載せておきましょう。
美濃吉のお弁当1

 
 

美濃吉のお弁当2

 
 

これらのお弁当の良いところは、煮物がたっぷり入っているところです。
煮物は体に優しく、汗をかく季節には上手にいただきたいものばかりです。
梅雨の季節には湿気に負けている人が結構います。
だるい、重い、むくむなどの症状は、体の中に水分が滞っていますので、積極的に汗をかいたり、ミネラル分の補給を上手にしましょう。

マクロビオティックではよくこの季節には乾物を摂ることを推奨します。
高野豆腐や切り干し大根ですね。
それからとうもろこしのひげもお奨めです。
今はとうもろこしが出まわっていますが、それはちゃんと意味のあることなので、とうもろこしのひげを捨ててしまわないで、天日乾燥してからそれを煮だして飲みます。
利尿効果があるのでむくみ解消に役立ちます。

ただし、漢方では生薬にもなっていますので、体調をみながら飲み過ぎには注意してください。
そういえば、上のお弁当にも冬瓜の煮物が入っていますね。
この冬瓜も利尿作用があります。
こうして体内の水分と相談しながら食べ物を考えるときに役立つのがマクロビオティックの陰陽でもあります。

こんなふうに、季節に出回る食材に敏感に反応したお料理をいただくことは、地道に健康を築いて行くことになります。
マクロビオティックの食べ方は決して難しいものではなく、旬を大事にしていれば大きな間違いはありません。
動物性も含めて、陰陽バランスの取れたお食事にするために、この鱧は京都の人たちに大きく貢献しているのでしょう。

 
 
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