幸せコースの課題図書を読んで、Naさんから感想文が届きました。
２０代とは思えないほどしっかりと内容を把握して、それを元に実生活に照らし合わせているところが素晴らしいです。
特に次の部分が見事です。
＞そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
そして、さらに彼女の凄いところは、中川さんの無駄のない動きについて、自分でさらに解釈を深めて展開させているところです。
彼女が芸術家を志し、そのような仕事を続けてきた延長線上の思考であることが良く理解できます。
それから、お婆ちゃんに育てられたことが彼女にとって大いにプラスに働いています。
一時代前の感覚が彼女の中にしっかりと根づいているからでしょう。
これから彼女は京都で、その才能を存分に開花させてほしいと思います。
次にNaさんの絵を続ける上での疑問にお答えします。
子育てをする中で沸々と湧いてくるあらゆる想いが大きなエネルギーとなった時、その時の作風で絵が描けるでしょう。
大きな陰性とは大きな想いというふうに捉えましょう。
大きく拡げられる感性を指します。
陰陽の判断と実生活の落し込みについては、これから幸せコースや単発講座などで手ほどきをしますから、徐々に自分のものにして行ってください。
お若いだけに将来が楽しみです。
＜Naさんの感想文＞（全文）
魔法のメガネに出てくる、「まことの国」という言葉。祖母に小さい頃から、まことの心を持ちなさいと言われてきていたため、馴染みのある言葉で入りこみやすさを感じました。神道への信仰の厚い祖母のもとで育ち、普段聞かされていたこととつながる内容があったことが嬉しかったです。
世の中で生きることは総て宇宙の秩序のもとに起きていて、私たちの肉体は神が必要なものを創造してくれており、私たちは生かされている存在であり、調和するためには自分はどうすべきか、そのための心身は何を食べて養うのがより良いのか、を実行するのがマクロビオティックなのだと、理解しました。
目を通したことはありましたが、意味のわからなかった宇宙の七つの法則と、十二の定理が、具体的に医学的、精神的な実例を出して説明されていたことで、見方、考え方が少しわかるようになりました。また、食物の陰陽は科学的で面白くてわかりやすかったです。
陰陽を交えて考えることで、科学的、医学的なこと、あらゆる社会現象が単純明快になり、考えやすくなるのだということがわかりました。
目に見える物質ばかりをつい追い求めてしまいがちですが、もっと大切なことは目に見えないものなのだということを「色即是空 空即是空」の章を読んですごく納得することができました。
思いや考えをエネルギーに実行、行動することで相手に自分というものを認識してもらうことができ、あらゆる因縁が組合わさることで全ての物質現象が起きているのであり、因縁がなければ実態はない。思いがあって動いている。
また別の章で、神はどんなに小さな善悪でも見逃すことはなく、細胞ひとつひとつに神は宿っているというお話がありました。
日々の心の在り方、態度はすごく大切で、何気なく過ごしている中でしている普段の小さな行動、過程も全て今後、未来につながっているということなのですね。
未来というのは自分の生涯だけでなく、肉体がなくなった後も魂となって存在し続け、その時肉体を持って生きている自分の子孫にも影響してくるものなのだと。（運良く生きられているのはその恩恵を大きく受けているのだと感じています。）
そう考えると、「終わりよければ全てよし」とは言いますが、完成型を美しく見せるために帳尻を合わせる、というのは当てはまらないのではないかと思いました。
よく、「中川さんの動きには無駄がない」ということを美風さんがおっしゃっていることをふと思い出し、無駄が無いことは素早く動くことができる、くらいにしか私は今まで認識できていなかったのですが、無駄があるということはそれを補うための体力や時間が発生し、またそれを補うために、、と調和しようとする度に物や状況の本来の陰陽バランスが少しづつ崩れていく。
宇宙の秩序のもと「調和して生きる」とは、よりシンプルな形や過程であることが理想なのだと思いました。
万が一失敗しても道を踏み外すことがあっても、神様は何度もチャンスを与えてくれている、という内容を読んで、また宇宙の秩序を感じて調和をとるために努力して愉しめば良いのだと、心強くなりました。
結婚や出産、育児に関しての宇宙の秩序にそった考え方や在り方は、うまく表現できませんが驚きと感心と興味で、こんなことまで説いてくれることにすごくありがたさを感じ、こだわりの心を捨てるという章とつなげて、とても教訓になりました。
あらゆる職業のなかで最大のものは家庭、という言葉がすごく響きました。
幸せの場でもあり、試練の場でもある。謙虚に相手（家族）を思いやる心を育てる場所。多くの愛を与え、共に喜びを分かち合うことで自分の精神も磨かれていくこと。
この家庭での調和が大きく自分や家族の心身に影響してくるということ。
この先どんなことがあるかわかりませんが、家族が整った暮らしができるよう自分自身を整え、主婦・母をしっかり努めること。その中でも思いがけない悲しいことや辛いことに直面した時は、その状況での学びを精一杯受けて、ありがたさを感じて生きることが信仰心であるということ。
本当に辛いことが起こったとき、ここまで思うことができるのかはまだ全く想像もつきませんが、マクロビオティックの精神をいつも心にして、日々その根を強くしていけば大丈夫なのだと思います。
また、今後育っていく子供に何を軸に教えていくかの方向性を見つけることができて、大きな安心になりました。
『みっつめの目』の中で、昔の芸術家は病身の人が多く、画家は陰の中の陰性タイプである、という分析が絵画の制作を続けていきたいと思っている私としては、とても気になるものでした。
しかし、陰の中の陰性というすごく陰性な部類であっても、作品をつくる体力や作品に対する思いというすごく強い陽性を持っているということ。
強い陽の力を出そうとするとき同等の陰の力が必要になるということ。その発散されたものは見る人にまた強い陽を与えるということ。
芸術には大きな陰が必要なのだろうかという疑念が渦巻いています。
調和することをまず一番に考え、少し陰性であれば絵を続けたい私にとっては生きやすい生き方になるのでしょうか。
陰陽に関しては、判断の仕方がほんの少しわかった段階で、実生活へ落とし込んで考えるという方法が全くわかっていないという現状です。。
マクロビオティックの精神についても、この本の内容を全て理解しきれていないことは感じているのですが、本文で他に紹介されている本も読んで新しい気付きを増やし、マクロビオティックへの理解を深めていきます。しっかりと自分自身の基盤にできるよう学びます。
以上です。
Na
（紫陽花 マクロ美風の自宅前で）
美風さん こんばんは。
記事にしていただきましてありがとうございます。
感想文を読んでいただいて、その感想をtwitter上で中川さんが、福ZENの時に会う娘にはいつもおばあちゃんが一緒でしたもんね、というお言葉がありました。
肉体を持って生きている状態でも魂はどこにでも行くことが可能で、そのくらい「思い」というのは大きいものなのだとまた改めて知りました。
また、美風さんの、おばあちゃんが書かせてくれた感想文でもありますね、というお言葉。まさにそういうことなのですね。
わりといつも、どうにかなると楽天的なのは、心のどこかでおばあちゃんが見守ってくれているという安心感があったからなのかもしれません。
今回知ることのできたこの大きな気付きをいつも意識し、日々の生活の仕方を高めていきます。
また、絵を続ける上での疑問についての回答もありがとうございます。
大きな陰性とは大きな想い！大きな陰性となると、良くないものばかりを想像してしまっていました。
嬉しいことも悲しいことも全て含めて、想いという陰をエネルギーに。
マクロビオティックの世界にとてもわくわくしています。
もう目的を見失うことなくむそう塾についていきます。
御指導よろしくお願いいたします。
にっちちゃん、こんにちは。
大きい陰性は大きい陽性も裏に持っているので、その陽性を開花させればいいのです。
にっちちゃんには沢山の人を惹きつけるやわらかさ（良い陰性）があります。
惹きつけるというのは陽性だけではありません。
芯には陽性がありながら、表は良い陰性というのが女性としては生きやすいです。
亡くなったお母さんや、育ててくれたお婆ちゃんの想いは、こうして時空を越えて未来へとつながります。
連綿と命を紡いでいるからですね。
そのことをマクロビオティックは陰陽という視点で解説してくれているのです。
にっちちゃんに注がれた想い（愛情）を、お嬢さんとご主人にも注ぎましょう。
そうすることでにっちちゃんの周りの人が幸せになり、その幸せな想い（波動）をまたにっちちゃんがもらうのです。
こうして人間は一人で幸せを実現するのではなく、周りと一緒に幸せになって行くのです。
正確には幸せにしてもらうという方が合っているかな。
そんなことを意識しながら生きていれば間違いありません。
絵にもそんな世界（想い）を投入すると、多くの人の魂を揺さぶることが可能になるでしょう。
夢をもって、「今」を頑張りましょう！
美風さん、にっちちゃん、こんにちは。
記事を読ませて頂いて、成る程！と納得できる部分があり、にっちちゃんの理解力に感動しておりました。
美風さんからのコメントも、気づいていなかった視点を示してくださっており、大変勉強になりました。
そして、自分はまだまだ理解が浅いと実感しました。
もっと、もっと、面白い陰陽の理解が進められることを知らされました。
ありがとうございます。
直ちゃん、おはようございます。
何らかの気づきがあって良かったです。
こうしてオープンにしておくと、他の人から学べるので良いですよね。
お弁当Tweetも同じですが。
にっちちゃんへのお返事については、まだもう一歩お伝えしておきたい内容があるので、のちほど記事にしますから読んでみてね。
陰陽の学びってこれで終了！っていうものがなく、日々発見や学びが転がっています。
終着点がないかのように。
でも、だからこそ楽しいんだと思います。
そこに私は限りなく魅力を感じます。
美風さん、にっちちゃん、こんばんは。
ご紹介ありがとうございます。
何度も読み返し、言葉にできない思いです。
理を深く理解し実感しての、
穏やかな彼女の笑顔のもとに、大きく暖かい和が巡ってるのだと思いました。
一人では辿り着けなかった世界をありがとうございます。
共に学ぶ日々、嬉しいです。
おはるちゃん、おはようございます。
こうして会話をしているかのように学び合うのって楽しいよね。
どんなに優秀な人でも完全な理解というのはなかなかありません。
マクロビオティックの陰陽だっていつも多少のゆらぎがあるのだから、完全に「ココ！」という目印はありません。
それを理解しようとするのですから、なかなか難しく感じるかも知れませんが、おおよその理解を積み重ねているうちに、何となく座りの良い答えが見つかるものです。
その辺りが正解だと思っておけば間違いありません。
今日も明日も日々陰陽を楽しんでみてください。
美風さん
こんにちは。
大切なお話をありがとうございました。
そして私自身がこのことを自信を持って教えられる人間に、親に成長して、この教えをしっかり子供に伝えていきます。
夢と感謝の心を持って日々を生きます。
失礼します、コメント欄お借りいたします。
直ちゃん
こんにちは。拙い文章力の感想文を読んでくださってありがとうございます。
この本を読んで陰陽の世界ってすごいんだと感激し、おばあちゃんが今まで教えてくれていたことと本の内容とが点と点でつながって線になって、自分なりに理解することができた部分がありました。
私もこれからたくさん学んで面白い陰陽を楽しみたいです。
一緒に学ぶお仲間としてこれからもよろしくお願いします。
おはるさん
こんにちは。拙い文章力の感想文を読んでくださってありがとうございます。
マクロビオティックの奥深い世界のほんの一部を、本をご紹介いただき感想文を書くという機会をいただけたことで知ることができました。
私もこうして皆さんで学べる場があること、楽しくて幸せです。
ありがとうございます。
にっちちゃん、おはようございます。
まだお伝えしておきたいことがあるので、後ほど別記事を書きますね。
きょう書ければ良いのだけど、授業前に間に合うかどうかです。
読んでみてね。
美風さん
こんにちは。
感想文を公開してくださいましてありがとうございます。
とてもわかりやすく陰陽のお話は何度聞いても興味深くて仕方ありません。
感想文の中からも気付かされたことがありました。
「中川さんの無駄の無い動き」の部分では、
ハッといたしましたし、
美風さんのコメントされておりましたのみんなと幸せになって行くという部分が
気持ちにぐっときました。
むそう塾にご縁があったからこそ
感じることの数々が貴重でとってもありがたいです。
ありがとうございます。
好ちゃん、おはようございます。
同じものに出会っても、あるいは同じ場所にいても、人それぞれ感じ方が違いますよね。
こうして公開しておきますと、その人なりの気づきがあって、それを記すことによってさらに他の人も参考になります。
それがブログの良さの一つだと思います。
そんなわけでにっちちゃんの感想文を公開させていただきました。
すべてのご縁を良い方向に紡いでいってください。
美風さん、
おはようございます。
美風さんの濃い記事から沢山の気づきがあり、自分では思いつかない場所の意見を皆さんがされて読ませて頂いて自分も広がり、落としこんでいけるように。
ブログのお返事をいつもお忙しい中、ありがとうございます！
好ちゃん、おはようございます。
ご参考になることがあって嬉しいです。
コメントもありがとうね。
これからも更新を頑張ります！