「包丁キャンセル」と「外食の日常化」の記事より

2026年10月19日の朝日新聞に、【包丁も「キャンセル界隈」、外食も日常になる今どきの前向きな食卓】というのがあった。

食品メーカーのキューピーが1989年に始め、40年近い歴史がある調査だという。
その結果、無理せず「がんばらない食卓」のあり方がみえてきたのだとか。
キーワードは「包丁キャンセル」と「外食の日常化」だそうだ。

2025年は20歳から74歳の既婚女性1500人にインターネット調査をし、さらに約140人にインタビュー、価値観の変化と食卓の潮流を分析したそうだ。

その結果、若い世代では、使う調理器具の種類が少なく、特に包丁やまな板をあえて使わない「包丁キャンセル」の傾向がみられたというのだ。
包丁を使わない分、「ちぎる 手で裂く はさみ ピーラー」を使うことが増えるそうだが、そういえばそういう動画を見たことがあってビックリしたものだ。

 
 

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【そこそこ割り切り型】と【賢い選択】

さらに、外食も日常化していて、後片付けも献立も考えなくていい、「息抜き」として家族も楽しんでいるという。
外食の位置づけはいまや、ハレから、日常のインフラへと変わってきているそうなのだ。
忙しい女性が増えているので、これは肌感覚としても頷けるところ。

また、食に対する価値観などから同社がタイプ分類をすると、過半数が「そこそこ割り切り型」だった。
家族との時間やともに囲む食卓を大切にしながらも、手間暇をかけることが愛情という意識は薄く、日々の調理をほどほどにこなし、総菜や加工食品をうまく使ってやりくりすることにもうれしさを感じるタイプという。

調理に手をかけることを重要視せず、外部化や簡便な調理法を「賢い選択」として受け入れ、心理的なハードルを下げて調理を続けることが、食生活の満足度アップの一因につながっているのではないかと同社は分析する。

 
 

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こういう記事を読むと、世の中の食の変化がよく理解できる。
むそう塾でも塾生さんは何を求めているのか、いつも気にしているけれど、世の中の平均も常に意識しておいた方がよいと思う。

世の中の仕事のあり方や、男女の家事や介護への関わり方を見ても、「賢い選択」をする人は、これから益々増えるだろうし、人手不足は現実問題となるからだ。

そんな中でふと思う。
むそう塾の講座内容は、宝のような内容がいっぱいで、それを学びたいという人たちに支持されている。
しかし、このような社会情勢では、その人数はこれからどんどん減ってくることだろう。
「賢い選択」にどのように沿って行けばよいのか、難しい問題でもある。
そもそもお料理を習おうとする人は減ってくるだろうから。

 
 

(人参のかつらむき 京料理人中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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