「こんな時代だからこそ、まずは生活力を高めよう!」の記事では、長くなるので引用しなかった画像があります。
それで今回は、先日Facebookに載っていた画像をお借りして、前記事の補足をしたいと思います。
アメリカは戦争終結を前にして、こんな地図を作っていたのですね。
今の食料供給状況を考えると、その差に身震いしてしまいます。
これは、第二次世界大戦が終結しようとしていた1945年8月に作成された、米国諜報機関または占領期の地図で、「Japan: Food Sufficiency」というタイトルです。
この地図は、日本の各県が自国民のための食糧生産においてどの程度自給自足できていたかを分析しています。
日本が降伏した後の占領準備をするためのアメリカの計画立案者向けに作成された可能性が高いです。
色は県ごとの食糧供給状況を示しています。
紛らわしいことに、期待されるのとは逆に表示されています。
緑 = 食糧不足地域
黄 = 十分な供給
ピンク/赤 = 食糧生産の余剰
この地図は、東京、大阪、京都などの都市化と工業化が進んだ地域に食糧不足があり、農村部の農業地域では余剰が生じていたことを明らかにしています。
これは戦時中の大きな問題を反映しています。
日本都市部は輸入食糧と農村地域からの輸送に大きく依存していましたが、同盟国側の海軍封鎖と爆撃により輸送と貿易が混乱していました。
各県内の文字は主要な農産物を示しています。
R = 米
W = 小麦
SB = 大豆
SP = さつまいも
FR = 果物
および大麦、魚、野菜、乳製品などのその他。
このような地図は、占領計画立案者にとって極めて重要でした。
なぜなら、アメリカ当局は日本降伏後に飢饉と社会的混乱を予想していたからです。
どの地域が自給自足可能で、どの地域が緊急輸入を必要とするかを理解することで、戦後最初の数ヶ月間の救援輸送、輸送計画、占領政策を導くのに役立ちました。
***
【1940年代のCIA機密解除地図の詳細】

右下の日本語訳
日本:食糧自給率 都道府県別、消費可能な主要食料品の平均値(1935年、1937年、1939年の合計)に基づく 供給充足🟨供給過剰🟥供給不足🟩
注:供給の充足度は、利用可能な主要食料の年間平均熱量値と、1人当たり1日2270カロリーを基準として算出された年間総カロリー消費量との関係から判断される。
利用可能な食料の年間平均総熱量値が、25,000メートルトンの米に相当する熱量範囲内で、総カロリー消費量を上回らず、また下回らない場合、供給は充足しているとみなされる。
供給量が25,000 メートルトンの米相当量を超える都道府県は「供給過剰」、下回る都道府県は「供給不足」とみなされる。
都道府県別主要農産物の生産過剰量
<マクロ美風より>
Brilliant Mapsさんの記事はとても興味深いものばかりで、時間を忘れて読んでしまいます。
詳しくは本を購入されるとよいのですが、日本語ではないのでご注意。
日本語版ではこちらの本もおすすめです。













