「腸から陽性になる講座」は2回開催し、まだ4回残っています。
2回開催してみて思うことは、お料理のエネルギーです。
鉄火味噌は中川さんの速さでも刻みに30分、炒めに1時間の料理です。
こちらの塾生さんは正味2時間45分で作り上げました。
でも3時間半かかった人もいました。
この差は刻みのスピードと火加減の強弱です。
工程としては刻むことと炒める(火練りに近い)だけの単純な料理ですが、刻みでは庖丁の正しい使い方が問われ、火練りでは火加減が問われます。
特に火練りでは弱火の加減がポイントで、これによって刻みがどんなに上手に出来ても、弱火のコントロールがきちんと出来なければ失敗に終わります。
刻みではスピードが要求されます。
理由は牛蒡のアクを最小限に抑えるためです。
さらに刻まれた粒が揃っていることも必須条件です。
これは美味しさにつながります。
幸せコースや上級幸せコースでは口を酸っぱくして言われていることなのですが、これがなかなか及第点にならない人が多いです。
それはお金をもらうことを意識してお料理していないからですね。
プロとの差がここにあります。
次に炒めですが、これは通常の炒めるという感覚ではなく、焦がさないことが絶対条件になります。
そのためにフライパン底部の温度と材料の表情に常に神経を注入しなければなりません。
つまり気の抜けない作業なのです。
しかし、刻むことも炒めることも単純作業なので、途中で気の散ってしまう人が出てきます。
そうすると女性特有のおしゃべりが始まるのですが、これはご法度です。
初めてのお料理をおしゃべりしながら手を動かすだけで出来るほど鉄火味噌は甘くありません。
ひたすら作り続けるのみです。
これは凄く根気を要することなので、根性のない人や陰性な人は途中で投げやりになって来ます。
刻む時点でも火練りの時点でも、氣が入っていないなと感じる人の鉄火味噌にはエネルギーを感じません。
こんなに大変な鉄火味噌なので、すでに市販されていますが総じて美味しくありません。
理由は簡単ですね。
お料理にエネルギーが入っていないからです。
自分のため、あるいは家族のため、食べてほしい人のことを想いながら作るお料理には最高のエネルギーが入っています。
単に材料の効能だけではなく、そこには良い陽性が加わります。
ですから、鉄火味噌を食べると時間単位で陽性とはこういうものかという感覚を身体で感じることができます。
それは作り上げるまでに費やした時間や想いのエネルギーが詰まっているから当然といえば当然なのですが、そう考えてみると、お料理を自分で作ることの意味が真に理解できると思います。
単に栄養成分を身体に取り込むのではなく、作る工程や作る人のエネルギーをも丸ごといただくというのがマクロビオティックの考え方です。
鉄火味噌の一粒一粒には、そんなエネルギーが凝縮しています。
お料理を作りながら自分を知り、お料理をいただきながらエネルギーを感じることが出来る鉄火味噌。
すでに受講されたかたも、これから受講されるかたも、この辺のところを落としこんでいただけたら嬉しいです。
彼女は秋田から上級幸せコースに通っています。
ごらんのとおり庖丁を綺麗に正しく持って、まな板に対する姿勢も正しいです。
ご自宅でよく練習されており、さすが桂剥き美人の貫禄充分です。
細かく上手に刻んでいました。
刻みの早さもトップで終わりました。
こうなればしめたもの。
あとは火加減のコントロールだけで絶品の鉄火味噌が出来るはずです。
実は彼女は前日に上級幸せコースも受講していますから、二日間連続の長時間受講です。
でも、二日目の帰り際に笑顔で「すこぶる体調が良いです!」と報告してくれました。
嬉しかったです。
そうです。
鉄火味噌はあなたにピッタリのお料理です。
しばらくは美味しく召し上がれることでしょう。
でも、重く感じたらサッと乗り換えてね。
乗り換えるときは、調味料としてお使いください。
そうすると腎臓を傷めません。
連続受講をお疲れさまでした。
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macro88のtweet
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美風さん こんにちは。
先日は大変お世話になりました。
大切なポイントを、こうして記事にして伝えてくださいましてありがとうございます。
パスポートをいただいたばかりの頃、中川さんから
「料理は『誰が作るか』が大事。
あなたはまず人がうらやむくらいの健康人になる必要があります」と言われたことがあります。
むそう塾と出会って、中川式の玄米ご飯をいただくようになり
通院と投薬から解放された時に、やっとスタートラインに立ったと思いました。
子育てをしていてしばしば感じるのは、
親が子どもにしてあげられることなんてほとんどなくて
わたしとしては心を込めて、想いを込めて、お料理することが大事なのだなぁということです。
そして、そのために、力強いエネルギーにあふれ、安定した自分であることの必要性もまた痛感しています。
今回の講座では、自分の弱気な部分が火加減にはっきりと表れました。
もっと腹を据えてどーんと構えていられる自分でいたいと思います。
そんな自分にとって心強い味方となりそうな、今回教えていただいたお料理。
少しでも美味しく作れるように、復習を重ねてまいります。
とてもよいタイミングで この講座を受講できたことに感謝しています。
ありがとうございました。
つむぎさん、こんにちは。
先日はお疲れさまでした。
>むそう塾と出会って、中川式の玄米ご飯をいただくようになり
>通院と投薬から解放された時に、やっとスタートラインに立ったと思いました。
嬉しかったですよ。
このお知らせを受けた時には、本当にホッとしたのを覚えています。
そして私もつむぎさんと同じように「これからだ」と思いました。
そして、先日の「すこぶる調子が良いです!」とのお言葉をいただいて、グッとこみ上げるものがありました。
ここまでの何年もの道のりは簡単ではなかったでしょうが、体は必ず応えてくれることを体験してくださったと思います。
その貴重な体験をもとに、これからもベストな状態をキープしましょう。
>子育てをしていてしばしば感じるのは、
>親が子どもにしてあげられることなんてほとんどなくて
>わたしとしては心を込めて、想いを込めて、お料理することが大事なのだなぁということです。
まったく同感です。
私もそのように感じて子育てをして来ました。
一食一食を大切に食卓を囲むことくらいしか親には出来ません。
でも、それは子供に送る最高の財産だと思っています。
なぜなら、それは子供の体を育み、精神を調え、心を安定させるからです。
そこにはいつも愛があって、笑顔もあります。
私はそんな空間が好きです。
だからきょうもお料理をします。
お互いに食を通じた人間関係と生き方を大切にしたいですね。
これからも良いタイミングに守られて、楽しい人生を送りましょう。
[…] これが中川さんの実力の凄いところです。 今回の記事の鉄火味噌はこちらの写真の彼女が作りました。 […]