桂剥き投稿の目指すところ

今はむそう塾の桂剥き月間です。
これから各クラスの提出期限にむけてラストスパートが続き、桂剥き投稿の最も熱い時期になります。
毎年ここからドラマが始まるのですが、今年はどうでしょうか?
ドラマどころかなかなか上達しなくて、もう諦めモードになっている方もおられるでしょうね。 
でも、諦めないでください。
諦めなければ必ず道は拓けます。
上達しないから投稿は休もうなんて思わないで必ず投稿しましょう。
あの中川さんだって修行中には上達しない自分に情けなくて、庖丁をコンクリートの床に叩きつけようと思ったことがあったけれど、それをしたら料理人の恥になると思って、かろうじて思いとどまったことがあるとアドバイスに書かれておりました。
もちろん中川さんは誰に教えてもらえるわけではない(修業の現場は教えてくれない)ので、孤独な試行錯誤を繰り返していたからです。
今もし、中川さんの時間を巻き戻して18歳の中川さんにむそう塾での桂剥き指導をしたなら、中川さんは睡眠時間を入れても二日間で料亭レベルになるだろうとおっしゃっていました。
ちなみに桂剥きのレベルには、「スーパーの特売パック → 街の魚屋さん → 居酒屋 →  小料理屋 → 料理屋 → 料亭 → 高級料亭 → 国賓が来店しそうな高級料亭」というような段階があるそうです。
むそう塾生の桂剥きトップは料亭レベルだそうです。
まだまだ伸び代はあるので、トップの座に甘んじることなく上達を目指してほしいなと思います。
よくこんな言葉を耳にします。
「出汁巻き玉子も桂剥きも上手になってどうしたいの?」
「お店をしたいの?」
いいえ。
ただ上手になりたいのです。
上手になるということは、単にテクニックの向上だけではありません。
そこには必ず精神面がついてきます。
そこそこまで行っても精神面が弱い人はそれ以上伸びません。
逆に精神面が強い人は、最初はひどい結果でもグングン伸びて行きます。
結論として、出汁巻き玉子も桂剥きも誰にでも出来るものなのですが、練習と精神力の差が結果になっているのです。
最初は精神的に弱くても、出汁巻き玉子の練習や桂剥き投稿を通じてずいぶん精神的に強くなった人がいます。
反対に良い腕を持ちながら精神的な弱さで伸び悩んでしまう人もいます。
ですから、国賓にお出しするお料理を作るには、プレッシャーに弱い人では務まらないということですね。
むそう塾では出汁巻き玉子や桂剥きの練習を通じて、精神的にも向上することを大切にしています。
限られた期間の中でみんなで上達を目指すのは、孤独になりがちな作業の励みになります。
残り少ない投稿期間を有意義に使って、精神的にも強くなってくださることを期待しています。
 

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コメント

  1. いしはら より:

    おはようございます。

    私も、桂剥き・だし巻を練習しているというと友達から「何をしたいの?」とよく聞かれます。
    ただ上手になりたい、という思いはなかなか伝わりませんね。

    気持ちが負けて出来ない、やりたくないと何度も思い、そして思い直して今でも続けています。
    上手くなりたいです。

  2. 麗可 より:

    美風さん、こんにちわ

    出し巻き玉子を試食して頂いた友人やご近所の方に『お店するの?』とよく聞かれました
    『先生のようなふわふわでしっとりした美しい出し巻き玉子を作れるようになりたいんです』と答えると『料亭の味がして美味しいのに』と不思議な顔をされました
    中川さんのような出し巻き玉子を作りたい(食べたい)と言う気持ちだけで、2ヶ月強ほぼ毎日練習をし続けられたのだと思います

    桂剥きは2度習って全く出来ず、自分には無理だと思い込んでましたが、無理だと思った出し巻き玉子が作れるようになった事で、練習すれば出来るようになるかもと思うようになりました

    中川さんに『出し巻きより桂剥きの方が簡単』と言われて、衝撃を受けました。私の中で桂剥きは苦手意識があり、とてもハードルの高い物だったからです
    練習は嘘をつかないを合い言葉に、中川さんに指導して頂いた事を意識して練習を続けていたら少しずつ結果が出てきました

    出し巻き玉子や桂剥きの練習をする事で、徐々に脱力出来て精神的にも強くなったと思います
    日常生活にも良い影響があり、夫も喜んでいます

    中川さんやKaさんのように羽衣のような美しい大根シートを目指して、練習を続けます

  3. おはる より:

    美風さん、こんにちは。
    桂むき、日々、自分と向き合うことだと感じてます。
    日頃気づいてなかった行動パターン、自分の波動。
    意識すらしてなかったことを、治すのは大変です。
    今、桂むきが鏡となって映しだしてくれ、認めざるをえない自分、
    受け入れなければ次へ進めない、現実に直面してます。

    アタマでわかってるつもりと、実際にするのは違う。
    それを、痛感してます。

    くじけそうになるたびに、
    中川さんのご指導、共に学ぶ同期生の取り組み、
    これまで取り組んでこられた皆さんの記事に、励まされてます。

    桂むきがしなやかに、美しく、剥けるようになるとき、
    きっと、何かが変わる。変わっている。
    そう、信じて、向きあいます。

  4. マクロ美風 より:

    いしはらさん、こんにちは。

    本当に第三者にとってはむそう塾での取り組みは奇異に感じられることでしょうが、これが実は凄い力を秘めているんですよね。
    経験した人でなければ味わえない高揚感だと思います。
    物事を真剣に追求した結果見えてくる世界が出汁巻き玉子にも桂剥きにもあります。
    間違っていないことは追求しましょう。
    必ず生き方に反映されますから。

  5. マクロ美風 より:

    麗可さん、こんにちは。

    >桂剥きは2度習って全く出来ず、自分には無理だと思い込んでましたが、無理だと思った出し巻き玉子が作れるようになった事で、練習すれば出来るようになるかもと思うようになりました

    そうそう、これなんです!
    一つが達成できるとその他のことも達成出来るような氣がするものなのです。
    そして案外達成できることが多いのです。
    それは物事は根っこの部分が同じだからですね。
    同じ人だから当然のことですが。

    >中川さんに『出し巻きより桂剥きの方が簡単』と言われて、衝撃を受けました。

    そうですね~。
    桂剥きは火を使いませんからね。
    そのレベルの体験を積み重ねると、本当に精神的に鍛えられます。
    桂剥き投稿期間はあともう少しですが、全力を出しきって最後を美しく終わってください。
    その後は個人的に上達していくことになるのですが、いつまでも諦めることのないよう地道な努力を続けましょう。
    必ず報われますからね。

  6. マクロ美風 より:

    おはるさん、こんにちは。

    もう立派におはるさんは進歩していますよ。
    おはるさんの進歩には私も中川さんもビックリしています。
    私たちにたくさんのことを教えてくれたおはるさんに、私は心から感謝しています。
    裸になることの大切さ、素直の偉大さ。
    いっぱい結果を見せてくださいました。
    ありがとうございます。

  7. ちる♪ より:

    美風さん、こんばんは。
    出来ないこと、苦手なこと、逃げたら楽なのになぁーと思います。
    でも諦められなくて。
    出来ない自分に対する情けなさと諦められない思いの間でウロウロ・・
    真っ直ぐに向き合えない私はつくづく弱いなぁと思います。
    でも逃げたらその時は楽だけど、必ず後悔するんですよね。
    桂剥きを上達したいのはもちろんですが、強くなりたいです。
    残りの投稿期間を大切に頑張ります。

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