マクロビオティックにおけるお酒

先日ご主人の飲酒をご心配されている意見がありました。
マクロビオティックではお酒が陰性だと位置づけられていることによるご心配でしょうが、これこそが陰陽表のマイナス面だと思います。
先にも記事で書きましたが、陰陽表というのは一つの表示方法でしかありません。
ですからそれにとらわれて絶対的に考えることが間違いの元になるのです。
視覚的に表示したことが仇となってしまっているのですね。
たとえば陰性な飲み物は他にもコーヒーや緑茶やジュースや豆乳なんていうのもあります。
でもお酒を飲むと酔う状態が顕著になるため、その影響力を考えてしまうのだと思います。
しかし忘れてならないのは、アルコールには発酵して出来たものが多いということです。
この発酵を考えた時、体にそんなに悪いものなのかと思いを巡らしてほしいですね。
(望ましい製造方法であることが条件ですが。)
糠漬けで発酵の仕組みを観察出来たなら、その発酵の力を借りたくなる方が自然かも知れません。
長寿の人には案外晩酌を楽しんでおられる方も多いです。
締めつけられた昼間のストレスや肉体を開放したくて、お仕事が終わってから少しのお酒を楽しむのは、心配というより翌日へのエネルギーととらえてあげましょう。
仕事・緊張=陽性
飲酒=陰性
マクロビオティックで陰陽を知っている人なら、この辺の陰陽のコントロールをしっかりしてあげましょう。
そしてなぜお酒を欲するかの理由も考えられるとなお良いです。
精神面・肉体面の両方から考えられると良いですね。
食べ物だけで陰陽を考えるのではなく生活全般で考えること。
これがマクロビオティックの重要なポイントです。
 

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コメント

  1. erinko より:

    美風さん、こんばんは。
    文中の「仕事・緊張=陽性」というお言葉に、とてもハッとさせられました。
    私は「さぁ、仕事を頑張らなくちゃ!」というときに、普段飲まないコーヒーを
    飲みたくなったり、甘いものが食べたくなったりするのです。
    でも陰性なものを摂ると考えがまとまらなくなるような気がして、
    なんだかいやだなぁと思うのだけれど、でも陰性なものを摂っても作業は
    それなりにはかどるので、いつも不思議に思っていました。
    今この記事を拝読して、体(とココロ)は、バランスを取ろうとしていたのだなぁと
    分かり、目からウロコです。とはいえ、摂りすぎないように注意したいと思います。
    (お酒の話の記事なのに、あまり関係のない内容ですみません!)

  2. マクロ美風 より:

    erinkoさん、こんばんは。

    よく試験の前になると、試験とは関係のないことをしたくなる人がいます。
    部屋の掃除をしてみたり、お菓子を作ってみたり、急いでもいないことをしてみたりといった具合です。
    これは試験という緊張からちょっと逃避したいんですね。

    それと同じくお仕事の緊張からちょっとだけ逃避したくて、ゆるめる作用のあるものに無意識に手が伸びることも考えられます。
    また、キュッとしている時には珈琲や甘い物の力で神経をリラックスさせて、そのお陰で仕事がはかどることもあります。
    それは一時的に血流が良くなるからですね。
    陰陽って面白いでしょう?

  3. erinko より:

    私はまさに、試験の前に部屋の整理をしだす子供でした(笑)
    友達も「昨日の夜、雑誌の整頓したくなっちゃって~」なんて言っていたのを思い出します。

    なるほど、珈琲や甘いものが一時的に緩ませてくれることもあるのですね!本当に陰陽は面白いです。
    これからも、色々なお話を聞かせていただけるのを楽しみにしております!

  4. マクロ美風 より:

    erinkoさん、こんにちは。

    ああ、やっぱり(笑)
    陰陽って面白いでしょう?
    そんな面白さをこれからも感じてください。

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