少し言葉を呑む

先日「喋る 話を聴けない」 「間合い」の記事を書きましたが、その締めくくりの記事を書きます。
やはり先日、中川さんが「不変であるための変化」という記事を書いてくださいました。
この文章を拝見して、つくづく人間関係と同じだなぁと思いました。
お料理の美味しさの受け止め方が人それぞれ違うように、人間関係もまた人それぞれです。
誰でも不愉快な人間関係や、喧嘩別れの人間関係は望んでいないはずです。
それでも気まずい人間関係になってしまうことはたまにあるかも知れません。
もしかしたら、たまにではなく、しょっちゅうあるという人は少し問題ですね。
人間関係に不器用なのでしょう。
俗に空気が読めないという人ですね。
私は20代の時から肝に銘じていることがあります。
それはどんなに相手が間違っていると思えても、100%言ってしまわないことです。
必ず少しは相手の逃げ込める隙間を作って、徹底的に叩きのめさないことです。
相手が気づくまで話したら、後は相手の判断で間違いを認めて反省してほしいから。
その方が相手が救われるから。
つまりとどめを刺さないことですね。
それは相手のプライドを傷つけないためでもあります。
たとえ責められる失敗をしたとしても、失敗したことがいけないのであって、相手の人格攻撃になってはいけないと思うからです。
しかし、人格に難があるからこそ失敗をすることが多いので、これはかなり難しく慎重になるものです。
それでも悪人にも一分の理だと思って、100%の追求は止めます。
これが「良い人間関係=美味しいお料理」だとしたら、そのために自分を自在にコントロールして、臨機応変に調整することが必要ですね。
望ましい人間関係のために、いつも弾力のある精神状態と氣、そして体力をキープしておくことが、美味しいお料理を作り続けるための努力と少し似ているなぁと思った次第です。

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コメント

  1. てんこ より:

    美風さん、こんにちは。

    >その方が相手が救われるから。
    >つまりとどめを刺さないことですね。

    ああ、この余裕、相手への配慮が身についていたら。。。
    回避できた失敗がありました。

    同じ失敗を繰り返さないよう、肝に銘じます。

  2. マクロ美風 より:

    てんこさん、こんばんは。

    (笑)やはりそうでしたか^^
    ま、それを教訓として今後に活かしましょう。

    私は20代の時、歴史小説から学びました。
    歴史小説にはそんな学びがあっていいものです。

  3. 夏目 より:

    美風さん おはようございます。

    この文章を読んでいて、
    美風さんといる心地よさの1つの理由がわかりました。
    そして、己を振り返ってみると・・・

    てんこさんと同感でした。(あ、私の方がレベルは低いと思いますが・・・)

    >「良い人間関係=美味しいお料理」だとしたら、そのために自分を自在にコントロールして、臨機応変に調整することが必要ですね。望ましい人間関係のために、いつも弾力のある精神状態と氣、そして体力をキープしておくことが、美味しいお料理を作り続けるための努力と少し似ているなぁと思った次第です。

    この言葉にとてもドキッとしました。
    自分を自在にコントロールすることがまだまだ出来ていないと
    改めて痛感いたしました。そのための基本も出来ていないです。
    とともに、とある映画が頭の中で再現されました。

    美風さんはいつも、沢山の核心をつく記事を書いてくださいます。
    沢山の事に氣がつかせてくださいます。
    でもそれを、どうやって自分に落とし込んで実行するか。自分の
    ものにするのか。これが大きな課題のように感じました。
    いつもありがとうございます。

  4. Ya(3-4) より:

    美風さん、こんにちは。

    つい何年か前まで一言多く言ってしまうことが多かったように思います。(うちの母は「とどめを刺しなさい」という考え方でした)その頃は人間関係も今よりギクシャクしたものでした。
    最近はとどめなんて刺さなくても状況は変わっていくよなあというのが実感です。

    >自分を自在にコントロールして、臨機応変に調整すること

    これを目標にしたいなあと思います。

  5. マクロ美風 より:

    夏目さん、こんにちは。

    >でもそれを、どうやって自分に落とし込んで実行するか。自分の
    >ものにするのか。これが大きな課題のように感じました。

    あはは。
    それは簡単よ。
    夏目さんは感情が優先されているからコントロールが難しいんですよ。
    一歩下がって、自分を見つめるもう一人の自分の存在を意識してごらんなさい。
    いつもいつもそれを意識するのです。
    あの時の私は言い過ぎだな、あの時の私は遠慮しすぎたな、あの時の私は自分勝手だったな、おっと、今はそれをしない方がいいんじゃないかな、というふうに。
    それを繰り返しているうちに、自然と「ちょっと待つ」自分が生まれて来ます。
    そうするとしめたもの。
    発言や行動に慎重さが出て来ます。
    こうなったらグンと変化して来ますよ。

    ちなみに、昨日の夏目さんはずいぶん「もう一人の自分」を持っていましたよ。
    発言も冴えていました。
    いい氣の存在も感じました。
    春から試行錯誤して来たことが、徐々に変化として表れて来ています。
    もっともっと変化を楽しみましょう。

  6. マクロ美風 より:

    Yaさん、こんにちは。

    おやおや、お母様はトドメを刺すタイプですか~。
    その人その人によって違う人生ですから、それも生き方の一つですね。
    ただし、長い目で見て、それが果たしてまわりの人たちの喜びにつながるのかどうかという視点はあっても良いと思います。

    私の性格の場合は、トドメを刺さない方が精神的に落ち着いていられるので、この方が良いと思っています。

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