新型コロナウイルス」カテゴリーアーカイブ

「自然治癒力を高めるマクロビオティック(実践編)」磯貝昌寛著

群馬県で「マクロビオティック和道」を主宰されております、磯貝昌寛先生の新しい本が発売されます。
発行は9月中旬になります。

昨年の8月に出版された「自然治癒力を高めるマクロビオティック 基礎編 正食医学の理論と実際」の実践編になります。
昨年の記事はこちらから。)

 
 

世界のあちこちが新型コロナウイルスに未だに翻弄されているため、感染症についてもページを割かれていますので、今にピッタリの内容になっています。

あなたの不安を少しでも解消するヒントが、この本にはいっぱい詰まっていますよ。
そして、マクロビオティックに不信感のあった方でも、健康になるための考え方を知って、むしろ好奇心を持たれるかもしれません。

 
 

「自然治癒力を高めるマクロビオティック(実践編)」 磯貝昌寛著

 

 
 
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埼玉の開業30周年のお店で新型コロナの自粛要請を思う

昨夜は、埼玉の自宅近くにある鉄板焼のお店に行きました。
このお店は今年が開業してから30年になるので、そのお祝いにというわけです。
夫や息子はランチでお世話になっているのですが、たまには夜でお返ししなくちゃ申し訳ないですから。

開業30周年ということは、1991年にオープンですから、バブル崩壊の頃です。
でも、このお店が入っているビルは、バブル当時に建築されたので豪華な造りなのです。
お店をオープンしたら景気が後退して行くなんて、大変だったと思います。

それでも、バブル崩壊を乗り越え、狂牛病騒動も乗り越えて頑張って来ました。
そうしたら昨年からコロナです。
飲食店は政府の意向で翻弄されて、存続の危機です。
ですから、私たち家族だけでも、気持ちをお届けしたいと思いました。

 
 

 
 

本当はフォアグラを使うメニューなのですが、家族がフォアグラは嫌というので変更してもらいました。
真ん中にあるのは玉ねぎのスライスです。

ところで、このお店は遠慮しながらアルコールを出してくれました。
表立ってはご案内しないそうなのですが、この企画からは決心したそうです。
わかります。
もう限界なんですよね。どこだって。

でも、「なんだこの店は」と感じるお客様もいるだろうからと、ネットにもアピールしていません。
そうすると、お客さんが増えないそうです。
「お酒出します!」と張り紙したり、SNSで知らせたお店は賑わっているというのに。

こういう場合は、肚をくくって堂々と宣伝した方が良いのかもしれません。

 
 

 
 

同じビルに入っていたスポーツクラブは、6月一杯で閉鎖しました。
これで、このビルがオープンしたときから入っていたテナントは、このお店だけになりました。

コロナの影響が、どんどん飲食店の首を締めています。
緊急事態宣言を出しても出しても繰り返し発出するということは、その政策が間違っていることを暗に示していると思うのです。
早く政策を変えないと、お正月までに潰れるお店がどんどん増えることでしょう。

もしかしたら東京はピークアウトに向かったかなと思うのですが、どうなりますことやら。

 
 
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新型コロナウイルスに発酵の力はすごいかもしれません

【腸内環境】

免疫力。
昨年から急にこの言葉を使う人が多くなって、私はなんだか嬉しい感じです。
こんな言い方をすると不謹慎ですが、これも新型コロナのおかげです。

マクロビオティックを知った時、健康のかなめは腸内環境なのだと知り、これで息子のアトピーも治ったのでした。
ですから、それからずっと腸内環境を崩さない食生活や暮らし方を続けています。

そしてそれは、言い換えれば免疫力を高める方法でもあったのです。

昨年の1月末。
新しいウイルスが登場しても、今まで以上に腸内環境をしっかり守れば大丈夫という、すぐ対応できる見込みがあったので、不安はありませんでした。
そして、これは今もまったく同じです。

当時から塾生さんには、コロナ対策としていくつかの情報を発信してきましたが、今なおその情報は訂正するところがありません。
新型コロナウイルスのカテゴリーで書いています。)

 
 

【長崎大学の研究】

昨年、今年と、いろいろな方向から長崎大学の研究情報が入って来ていました。
しかし、まだ研究開始の段階だったので、記事に取り上げることはしませんでした。

長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究開始のお知らせ 2020.10.29

5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの感染抑制が判明 〜今後の治療薬候補として期待〜 2021.2.9

まだこの段階でも、私は記事を書くことに慎重になっていました。

 
 

ところが先日、大学で教えていらっしゃる塾生さんから、同じ情報が寄せられました。
「信頼できるjournalだと思います。」と添えて。
5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro 2021.3.19

それは、私が前に目にしていた情報と同じ内容だったので、こちらで記事にしようと思いました。

記事を書くに当たって検索していたら、動画もありました。
「新型コロナ増殖100%阻害」 長崎大が研究結果発表【Nスタ】 2021.2.9

 
 

 
 

【むそう塾の糠漬け】

むそう塾では、13年前に塾をスタートしたときから、発酵食品と腸内細菌の大切さを伝えるため、糠漬けを欠かさないように指導してきました。
塾生さんの糠床が理想的な状態でキープ出来るように、教材用として糠漬けのDirect発送もしています。

そのおかげで、アトピーが綺麗に治った人や、体調が良くなった人は数知れずです。
その結果を見ていて、やはり発酵食品には力があるなと思っていたので、長崎大学の情報は、むそう塾での現状を追認してくれたような感じがしていました。

最近になって、むそう塾生のご家族(A)でコロナの陽性反応が出た人がいました。
しかし、その他のご家族は陰性ということでした。

もう1件(B)、やはり陽性反応だったそうですが、こちらも他のご家族は陰性ということです。

どちらも糠漬けを食べているので、ここで踏みとどまったのかなと思っています。
薬を使わずに回復してきているそうです。
2件ともコースに通われていないご家庭でのことでしたので、食生活の乱れはなかったかが気になるところです。
もちろん、むそう塾から強烈に発酵している本家の糠漬けをそれぞれに送りました。

 
 

【免疫力】

じゃあ、腸内環境をよくしておくにはどうしたらいいの?と思われることでしょう。
これに関する情報は、怪しげなものも含めて本も出されているし、健康食品もいっぱい出されています。

でも私はシンプルに、毎日出来ることをお伝えしたいと思います。
それは、
洋食より和食を。
パンよりお米を。
できれば白米より玄米を。(かたい玄米は絶対たべないこと。)
お野菜やきのこをたっぷり。
お味噌汁を欠かさず。
甘い物は最小限に。
食べすぎない。(内臓に負担がかかって免疫力が落ちる。)

 
 

ここで大事なことは、繊維質を摂るということです。
繊維質は腸内細菌の「エサ」になるからです。
腸内細菌は私たちと同じように、毎日「食べるものが必要」なのです。
それがエサであり繊維質なのです。
(他にもこまかなエサがありますが、わかりやすくするため省略します。)

 
 

【お酒の力】

お酒は種類にもよりますが、発酵しているものが多いです。
日本酒なんてその最たるものですね。
こんな記事もあります。

【寄稿】日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!? 2021.2.10

もしかしたら、飲食業界を締め付け、お酒を出すなと言っているのは、コロナをなくしたくない勢力の陰謀?と思えてしまいます(笑)
もっと気楽にお酒でも飲んで、明るい気持ちで腸内環境をよくしましょう。

ストレスは腸内環境に大きなダメージを与えますから、くれぐれもご注意を。

 
 

 
 


(中川式糠漬け 料理;京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)

 
 
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「買い支える」ことも「土」のエネルギーを取り入れることになる

【大地のエネルギー】

昨日は2本の記事を書きました。
季節の移り変わりと土用 土は春夏秋冬の主(あるじ)
人は土から離れたら肚がすわらなくなる危険性がある

どちらも季節の移り変わりと大地のエネルギーを意識して、身体では「丹田」に氣を集注させようという内容でした。
大地は季節の主であるとともに、私たち生き物の主でもあります。
ですから、常にそのことを意識して暮らすことが、肉体的にも精神的にも理想的だと思います。

現代人は大量の情報に埋もれて、頭でっかちになった生活をしています。
これでは氣が上にあがって不安感が増すばかりです。
肩が凝ったり、首が痛いと訴える人も多いですね。
これは単に肩や首の症状というより、頭でっかちのせいだったりします。

もっと情報の断捨離をして、氣の流れをよくしてあげましょう。

 
 

【買い支える】

新型コロナウイルスの影響は、あらゆる国や分野に及びます。
日本では特に飲食店が自粛の標的にされているため、海産物や農産物を取り扱う小売店にも影響が出ています。
むそう塾でお世話になっているお魚屋さんや八百屋さんでも、従来どおりの品揃えができなくなっています。

そういったところが営業を続けていけるように、「買い支える」ことも自分や他者の命を守ることにつながるんですよね。
大型店で購入するより、個人商店で購入するほうが人間関係が築けます。

ちょっと話の流れは違いますが、1993年に「米騒動」というのがありました。
日本が冷害のため米が不足してタイ米を緊急輸入したのですが、タイ米は日本人の味覚に合わなかったため、日本産の米の争奪戦になったのです。

当時私は埼玉県に住んでいたのですが、いつも購入していたお米屋さんが「必ず用意するから」と言って、日本米を届け続けてくれました。
長い間購入していたので、信頼関係ができていたのだと思います。

昨日引用した岡本よりたかさんの記事に、「大事なのは信頼関係だと思うから。」という言葉があります。
色々な食料生産者やお店と信頼関係を築いておくことも、「土」のエネルギーを意識することになるんですよね。

買い支えることでも、エネルギーは巡ります。
こんな日常からも、氣の安定がはかられるんですよ。

 
 

【上賀茂の農家さんに感謝】

先日、「今年最後です」と、お世話になっている上賀茂の農家さんがトマトを届けてくれました。
ここのトマトは本当に美味しくて、夏の間中塾生さんもお世話になりました。
蛸は大阪のたくやさんから仕入れました。

 
 

【蛸トマト】

 
 

【たくやさんに感謝】

中川さんが定期的に「たくやさん応援日」を設けてくれて、お刺身パーティーを開いてくれます。
需要がないと漁師さんが海に出ないので、お魚が店頭に並ばなくなります。
漁師さんのため、お魚屋さんのため、「食べて応援」です。

 
 

【鯛・鮪・鯵・烏賊】

 
 

【鯛茶漬け】

 
 
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人は土から離れたら肚がすわらなくなる危険性がある

私は、今は土に触れた生活をしていません。
しかし、生まれ育った北海道では、畑作も、稲作も、酪農も経験しています。
当時はそんな暮らしに夢を描けませんでしたし、私の関心は東京にありました。

ところが、それから年月が経って、私は北海道で土と暮らした感覚や経験が、大きく私の精神面を強くしてくれたのです。
それは、マクロビオティックを知って、陰陽五行を知って、その前に知っていた野口整体とが、すべて線でつながりはじめたのです。

それからというもの、私に不安はなくなりました。
人生への足場が出来たからだと思います。

 
 

その足場、それは「」(はら)です。
今はこの文字が常用漢字にはありませんが、「腹」ではなく、あえて「肚」を使います。
「肚がすわる」というのは、すなわち人が「土」を意識して初めて可能だからです。

この「肚」というのは、手で触れるお腹ではありません。
もっと身体の中にあります。
下の図を人間の輪切りだと思ってください。
冬のところが背中で、夏のところがお腹です。

そもそも部首が「にくづき」の場合は、身体に関することなので、土のところが肚になりますよね?
これが本当の肚の意味になります。
つまり、人は土から離れたら肚がすわらなくなる危険性があると、私はとらえています。

 
 

【岡本よりたかさん】

私が尊敬する人に、岡本よりたかさんがいます。
以前から彼の本を読み、生き方からも影響を受けました。
その岡本さんの記事で、「コロナうつ」の人にはぜひこの視点にシフトしてほしいなと思ったので、下記に引用させていただきます。

 
 

「食料生産に関わる」 2021.8.10

僕の著書に「野菜は小さい方を選びなさい」という本がある。

その本を読んだFM軽井沢のパーソナリティの方が、30分番組としてインタビューしたいと「たねのがっこう」を訪れた。

まさかの「たねのがっこう」スタジオ化だったが、この本に興味を持ってくれたのはありがたい。

地味に売れている本ではあるが、内容が本のタイトルを離れて、農業の問題点の根幹に触れているので、初見の人にはある意味衝撃だったのかもしれない。

今のグローバル化した大規模農業は大きな問題を抱えている。本来食料を自給できる国にグローバルな農業が入り込み、農地を搾取し、食料を搾取していく。

種子に特許を与えて採種を禁止し、農薬や化成肥料を売りつける。土壌は使い捨てとなり、食料の安全性も失われ、効率性と換金性だけか注視される。

グローバルな大規模農業に乗っ取られた国は、自給能力が高いはずなのに、貧困になり飢餓が発生していく。※詳細は本を読んで欲しい

食料支配は、エネルギー支配や水源支配と同じく、その国を植民地化していくとことになるのだ。

日本もグローバル化が必要だと叫ぶ人たちによって、国地が売り渡され、食料生産の権利が知らないうちに他国に奪われていっているのが事実である。

今の世の中を見て貰えば分かる。日本のどこに独立性がある?最近のことで言えば、五輪はIOCの言いなり。ワクチンも海外から大量購入。苦しむ中小企業は他国資本に牛耳られている。

この後、間違いなく穀物が高騰する。米以外の穀物のほとんどが他国に支配されている以上、いくら高騰しようが購入せざるを得ない。

穀物が高騰すれば、おそらく全ての食料やエネルギーが高騰するだろう。今の日本の食料生産は、他国の穀物やエネルギーに頼り切っているからだ。

自給と言うキーワードを何度かラジオで話したが、今、我々に求められているのは自給力である。

その定義はもう過去の定義とは違う。豊かになるための自給ではなく、生きていくための自給であり、それは深刻な状況なのだ。

いつも言うのだけど、近くの農家さんと知り合って、今のうちに食料生産に少しでも足を突っ込んでおいた方がいい。

別に栽培方法など学ばなくてもいいと思う。栽培方法など、農に関わっていればそのうち身につく。

それよりも、実際に食料生産に携わる人たちと繋がることだ。そして彼らを支えること。買い支えるのはもちろん、作業の手助けも必要だろう。

そして、農法などはこだわりすぎないこと。大事なのは信頼関係だと思うから。

そんな話をした30分だった。おはよう。

 
 

【肚で決める】

いかがでしたか?
コロナが不安だとか、迷っているだとか、そんなことに時間を費やすべきではなく、「生きていくための自給」を考えた方が、遥かに建設的だと思います。

人は土から離れると、限りなく陰性な方向に行きます。
それが不安や迷いを連れて来るのです。

でもね、終戦直後の日本を想像してください。
人々はまず「食べる」ことに必死でした。
「生きる」ことに必死でした。

必死だと不安はかき消されます。
人は命を優先するからですね。

これからの時代に私たちがまずするべきこと。
それは「肚」で決めることではないかと思うのです。

 
 

都会生活であったり、コンクリートに囲まれていたりする人は、命をつなぐための見極めだけはしておきましょう。
土から離れないために。
それは、頭で考えるのではなく、肚が決めてくれます。

肚で考えたら、新型コロナウイルスはどんな存在になりましたか?

丹田に氣を集注させた生き方。
それを私はおすすめします。

 
 
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