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やけどのお手当の続き 柿渋 紫雲膏
先日、「火傷(やけど)は冷やすより温めた方が治りが早いそうです」という記事を書いたところ、Facebookでマクロビオティックの大先輩からコメントをいただいた。
桜沢如一先生の書かれたお手当の本の写真とともに。
<花井良平氏のコメントより>
桜沢先生の「自然医学」の「火傷」の「手當」の(一)が「柿澁を塗る」ですよ(笑)。
大火傷を柿渋で治した体験談を何人かから聞いたことがありますよ。
臭そうですが、塗ってみると、すぐにパリパリになって臭わなくなります。
7、8年前、代々木公園のイベントに出店している時、これから同窓会に行くという80代の爺さんが、柿渋を見るなり「懐かしいなぁ。子供の頃は、頭が痛い、お腹が痛い、熱がある、何でも柿渋だったよ。皆んなに飲ませてやろう。」と言って嬉しそうに1本買われたのが印象的でした。
戦前までは柿渋は民間薬の代表だったようですね。

* * *
柿渋については、私のブログでも以前記事にしてあります。
・ノロウイルス、インフルエンザに柿渋が効果的? 2016.12.13
・「よろず“医者いらず”」柿渋の効能と歯医者さん 2014.7.4
購入時の注意。
・本物であること
・賞味期限のないこと

* * *
また、Facebookで川北行雄氏からもコメントをいただきました。
漢方の外用薬ですね。
<川北行雄氏のコメントより>
経験談ですが、紫雲膏という薬があり患部に塗って油紙を貼り包帯で巻く事を毎日行うと全く跡も残らず治療ができました。
コメントをいただいた皆様に感謝いたします。
「自然治癒力を高めるマクロビオティック(実践編)」磯貝昌寛著
群馬県で「マクロビオティック和道」を主宰されております、磯貝昌寛先生の新しい本が発売されます。
発行は9月中旬になります。
昨年の8月に出版された「自然治癒力を高めるマクロビオティック 基礎編 正食医学の理論と実際」の実践編になります。
(昨年の記事はこちらから。)
世界のあちこちが新型コロナウイルスに未だに翻弄されているため、感染症についてもページを割かれていますので、今にピッタリの内容になっています。
あなたの不安を少しでも解消するヒントが、この本にはいっぱい詰まっていますよ。
そして、マクロビオティックに不信感のあった方でも、健康になるための考え方を知って、むしろ好奇心を持たれるかもしれません。
「自然治癒力を高めるマクロビオティック(実践編)」 磯貝昌寛著

埼玉の開業30周年のお店で新型コロナの自粛要請を思う
昨夜は、埼玉の自宅近くにある鉄板焼のお店に行きました。
このお店は今年が開業してから30年になるので、そのお祝いにというわけです。
夫や息子はランチでお世話になっているのですが、たまには夜でお返ししなくちゃ申し訳ないですから。
開業30周年ということは、1991年にオープンですから、バブル崩壊の頃です。
でも、このお店が入っているビルは、バブル当時に建築されたので豪華な造りなのです。
お店をオープンしたら景気が後退して行くなんて、大変だったと思います。
それでも、バブル崩壊を乗り越え、狂牛病騒動も乗り越えて頑張って来ました。
そうしたら昨年からコロナです。
飲食店は政府の意向で翻弄されて、存続の危機です。
ですから、私たち家族だけでも、気持ちをお届けしたいと思いました。

本当はフォアグラを使うメニューなのですが、家族がフォアグラは嫌というので変更してもらいました。
真ん中にあるのは玉ねぎのスライスです。
ところで、このお店は遠慮しながらアルコールを出してくれました。
表立ってはご案内しないそうなのですが、この企画からは決心したそうです。
わかります。
もう限界なんですよね。どこだって。
でも、「なんだこの店は」と感じるお客様もいるだろうからと、ネットにもアピールしていません。
そうすると、お客さんが増えないそうです。
「お酒出します!」と張り紙したり、SNSで知らせたお店は賑わっているというのに。
こういう場合は、肚をくくって堂々と宣伝した方が良いのかもしれません。

同じビルに入っていたスポーツクラブは、6月一杯で閉鎖しました。
これで、このビルがオープンしたときから入っていたテナントは、このお店だけになりました。
コロナの影響が、どんどん飲食店の首を締めています。
緊急事態宣言を出しても出しても繰り返し発出するということは、その政策が間違っていることを暗に示していると思うのです。
早く政策を変えないと、お正月までに潰れるお店がどんどん増えることでしょう。
もしかしたら東京はピークアウトに向かったかなと思うのですが、どうなりますことやら。
新型コロナウイルスに発酵の力はすごいかもしれません
【腸内環境】
免疫力。
昨年から急にこの言葉を使う人が多くなって、私はなんだか嬉しい感じです。
こんな言い方をすると不謹慎ですが、これも新型コロナのおかげです。
マクロビオティックを知った時、健康のかなめは腸内環境なのだと知り、これで息子のアトピーも治ったのでした。
ですから、それからずっと腸内環境を崩さない食生活や暮らし方を続けています。
そしてそれは、言い換えれば免疫力を高める方法でもあったのです。
昨年の1月末。
新しいウイルスが登場しても、今まで以上に腸内環境をしっかり守れば大丈夫という、すぐ対応できる見込みがあったので、不安はありませんでした。
そして、これは今もまったく同じです。
当時から塾生さんには、コロナ対策としていくつかの情報を発信してきましたが、今なおその情報は訂正するところがありません。
(新型コロナウイルスのカテゴリーで書いています。)
【長崎大学の研究】
昨年、今年と、いろいろな方向から長崎大学の研究情報が入って来ていました。
しかし、まだ研究開始の段階だったので、記事に取り上げることはしませんでした。
長崎大学による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究開始のお知らせ 2020.10.29
5-アミノレブリン酸(5-ALA)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)原因ウイルスの感染抑制が判明 〜今後の治療薬候補として期待〜 2021.2.9
まだこの段階でも、私は記事を書くことに慎重になっていました。
ところが先日、大学で教えていらっしゃる塾生さんから、同じ情報が寄せられました。
「信頼できるjournalだと思います。」と添えて。
5-amino levulinic acid inhibits SARS-CoV-2 infection in vitro 2021.3.19
それは、私が前に目にしていた情報と同じ内容だったので、こちらで記事にしようと思いました。
記事を書くに当たって検索していたら、動画もありました。
「新型コロナ増殖100%阻害」 長崎大が研究結果発表【Nスタ】 2021.2.9
【むそう塾の糠漬け】
むそう塾では、13年前に塾をスタートしたときから、発酵食品と腸内細菌の大切さを伝えるため、糠漬けを欠かさないように指導してきました。
塾生さんの糠床が理想的な状態でキープ出来るように、教材用として糠漬けのDirect発送もしています。
そのおかげで、アトピーが綺麗に治った人や、体調が良くなった人は数知れずです。
その結果を見ていて、やはり発酵食品には力があるなと思っていたので、長崎大学の情報は、むそう塾での現状を追認してくれたような感じがしていました。
最近になって、むそう塾生のご家族(A)でコロナの陽性反応が出た人がいました。
しかし、その他のご家族は陰性ということでした。
もう1件(B)、やはり陽性反応だったそうですが、こちらも他のご家族は陰性ということです。
どちらも糠漬けを食べているので、ここで踏みとどまったのかなと思っています。
薬を使わずに回復してきているそうです。
2件ともコースに通われていないご家庭でのことでしたので、食生活の乱れはなかったかが気になるところです。
もちろん、むそう塾から強烈に発酵している本家の糠漬けをそれぞれに送りました。
【免疫力】
じゃあ、腸内環境をよくしておくにはどうしたらいいの?と思われることでしょう。
これに関する情報は、怪しげなものも含めて本も出されているし、健康食品もいっぱい出されています。
でも私はシンプルに、毎日出来ることをお伝えしたいと思います。
それは、
洋食より和食を。
パンよりお米を。
できれば白米より玄米を。(かたい玄米は絶対たべないこと。)
お野菜やきのこをたっぷり。
お味噌汁を欠かさず。
甘い物は最小限に。
食べすぎない。(内臓に負担がかかって免疫力が落ちる。)
ここで大事なことは、繊維質を摂るということです。
繊維質は腸内細菌の「エサ」になるからです。
腸内細菌は私たちと同じように、毎日「食べるものが必要」なのです。
それがエサであり繊維質なのです。
(他にもこまかなエサがありますが、わかりやすくするため省略します。)
【お酒の力】
お酒は種類にもよりますが、発酵しているものが多いです。
日本酒なんてその最たるものですね。
こんな記事もあります。
【寄稿】日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!? 2021.2.10
もしかしたら、飲食業界を締め付け、お酒を出すなと言っているのは、コロナをなくしたくない勢力の陰謀?と思えてしまいます(笑)
もっと気楽にお酒でも飲んで、明るい気持ちで腸内環境をよくしましょう。
ストレスは腸内環境に大きなダメージを与えますから、くれぐれもご注意を。


(中川式糠漬け 料理;京料理人 中川善博 マクロビオティック京料理教室 むそう塾)
「買い支える」ことも「土」のエネルギーを取り入れることになる
【大地のエネルギー】
昨日は2本の記事を書きました。
・季節の移り変わりと土用 土は春夏秋冬の主(あるじ)
・人は土から離れたら肚がすわらなくなる危険性がある
どちらも季節の移り変わりと大地のエネルギーを意識して、身体では「丹田」に氣を集注させようという内容でした。
大地は季節の主であるとともに、私たち生き物の主でもあります。
ですから、常にそのことを意識して暮らすことが、肉体的にも精神的にも理想的だと思います。
現代人は大量の情報に埋もれて、頭でっかちになった生活をしています。
これでは氣が上にあがって不安感が増すばかりです。
肩が凝ったり、首が痛いと訴える人も多いですね。
これは単に肩や首の症状というより、頭でっかちのせいだったりします。
もっと情報の断捨離をして、氣の流れをよくしてあげましょう。
【買い支える】
新型コロナウイルスの影響は、あらゆる国や分野に及びます。
日本では特に飲食店が自粛の標的にされているため、海産物や農産物を取り扱う小売店にも影響が出ています。
むそう塾でお世話になっているお魚屋さんや八百屋さんでも、従来どおりの品揃えができなくなっています。
そういったところが営業を続けていけるように、「買い支える」ことも自分や他者の命を守ることにつながるんですよね。
大型店で購入するより、個人商店で購入するほうが人間関係が築けます。
ちょっと話の流れは違いますが、1993年に「米騒動」というのがありました。
日本が冷害のため米が不足してタイ米を緊急輸入したのですが、タイ米は日本人の味覚に合わなかったため、日本産の米の争奪戦になったのです。
当時私は埼玉県に住んでいたのですが、いつも購入していたお米屋さんが「必ず用意するから」と言って、日本米を届け続けてくれました。
長い間購入していたので、信頼関係ができていたのだと思います。
昨日引用した岡本よりたかさんの記事に、「大事なのは信頼関係だと思うから。」という言葉があります。
色々な食料生産者やお店と信頼関係を築いておくことも、「土」のエネルギーを意識することになるんですよね。
買い支えることでも、エネルギーは巡ります。
こんな日常からも、氣の安定がはかられるんですよ。
【上賀茂の農家さんに感謝】
先日、「今年最後です」と、お世話になっている上賀茂の農家さんがトマトを届けてくれました。
ここのトマトは本当に美味しくて、夏の間中塾生さんもお世話になりました。
蛸は大阪のたくやさんから仕入れました。
【蛸トマト】

【たくやさんに感謝】
中川さんが定期的に「たくやさん応援日」を設けてくれて、お刺身パーティーを開いてくれます。
需要がないと漁師さんが海に出ないので、お魚が店頭に並ばなくなります。
漁師さんのため、お魚屋さんのため、「食べて応援」です。
【鯛・鮪・鯵・烏賊】

【鯛茶漬け】











